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法人カードおすすめランキング16選【2026年最新】個人事業主も作れる1枚を比較

法人カードのおすすめ16選を年会費・還元率・必要書類で比較する記事のアイキャッチ

会社を設立して経費の立て替えが増えてきた、あるいは個人事業主として初めて事業用のカードを持とうとしている。そんな段階で法人カードのおすすめを調べると候補が多すぎて絞れず、決算書や登記簿がなくても審査に通るのかという不安が先に立ちます。迷ったら、年会費永年無料で登記簿謄本・決算書の提出が不要な「三井住友カード ビジネスオーナーズ」か「JCB Biz ONE」から始めれば大きな失敗はありません。

出張や接待が多く取引先への見え方も重視するなら、ステータス型の「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」が候補に加わります。本文では16枚を年会費・還元率・必要書類・追加カード枚数・発行スピード・会計ソフト連携の同一条件で並べ、必要書類マトリクスと年間利用額別シミュレーションで、年会費無料とゴールドのどちらが得かを数値で示しました。

自社の事業規模と年間の利用額を当てはめれば、申し込む1枚とサブの1枚まで決められます。

目次

【結論】法人カードおすすめ16選の早見表|30秒で分かる自社向きの1枚

まず結論です。法人カードは「自社が申し込めるか」「年間いくら使うか」「何を重視するか」の3点で候補が決まります。要点を先に整理します。

  • 年会費無料で定番の1枚: 三井住友カード ビジネスオーナーズ(永年無料・追加カード18枚無料・登記簿謄本と決算書が不要)
  • 年会費無料で還元率を取る1枚: JCB Biz ONE(永年無料・基本還元率1.0%相当・顔写真付き本人確認書類だけで即時入会可)
  • ステータスで選ぶ1枚: セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(初年度無料・2年目以降33,000円・プライオリティ・パス無料登録)
  • 個人事業主でも申し込めるカードが多数: 16枚中、法人限定はUPSIDERカードとfreeeカード Unlimitedの2枚だけ
  • 年間利用額が100万円を超えるならゴールドが逆転: 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは年100万円利用で翌年以降永年無料、JCB Biz ONE ゴールドは年100万円利用で翌年度の年会費が無料

この記事の使い方は次のとおりです。自分の状況に近いところから読み進めてください。

  • 初めて法人カードを作る人: 選び方5つの基準で「自社が申し込めるか」を確認してから、ランキング16選を読む
  • 候補がすでに2〜3枚ある人: この後の総合比較表で、必要書類・追加カード・発行スピードだけを見比べる
  • 年会費無料とゴールドで迷っている人: 年間利用額別シミュレーションで、自社の年間利用額に近い列を見る
  • 本記事が向いていない人: プラチナ限定・マイル特化・法人ETCカード単体・入会キャンペーンの比較が目的の人。本記事は総合ハブとして概要に留めているため、目的別セクションで案内する専門記事の方が早く決まります

迷ったらこの3枚(年会費無料の定番/高還元/ステータス)

初めての1枚は「年会費がかからず、書類が少なく、追加カードやETCカードを無料で持てる」カードが安全です。その条件を最も満たすのが三井住友カード ビジネスオーナーズです。年会費は本会員・パートナー会員とも永年無料で、パートナーカードは18枚まで発行できます。申込対象は満18歳以上(高校生除く)の法人代表者と個人事業主(副業・フリーランス含む)で、登記簿謄本と決算書の提出は不要です。

三井住友カード ビジネスオーナーズの公式サイトで最新条件を確認する

経費の還元率を重視するなら、JCB Biz ONEが有力です。年会費永年無料で、200円(税込)につきJ-POINT 2ポイント(1.0%相当)が貯まります。モバイル即時入会(個人名義口座限定)なら、顔写真付き本人確認書類だけで最短5分でカード番号が発行されます。ただし追加カードは発行できず、ETCカードも1枚のみです。ひとりで事業をしている個人事業主や、代表者だけが使う小規模法人に向いています。

JCB Biz ONEの公式サイトで最新条件を確認する

出張や接待が多く、空港ラウンジやコンシェルジュを使いたい経営者には、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが候補です。年会費は初年度無料、2年目以降33,000円です。通常469米ドルのプライオリティ・パス(プレステージプラン相当)に無料で登録でき、海外旅行傷害保険は最高1億円、国内は最高5,000万円が付帯します。個人契約カード(名義・審査は個人)のため、決算書・登記簿は不要です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの公式サイトで最新条件を確認する

16枚の総合比較表(年会費・還元率・必要書類・追加カード・発行スピード)

16枚を同一条件で横並びにしました。スマートフォンでも読めるよう、「費用と還元」「申込条件と機能」の2つの表に分けています。順位は本記事の5基準(年会費・還元率・申込しやすさ・追加カード・機能)による編集部評価です。

順位・カード名年会費(本会員)追加カードETCカード基本還元率国際ブランド
1位 三井住友カード ビジネスオーナーズ永年無料無料・18枚まで無料(前年度未利用で550円)・1枚0.5%(特約店で条件達成時最大1.5%)Visa/Mastercard
2位 JCB Biz ONE永年無料発行不可初年度無料・2年目以降は利用で無料・1枚1.0%相当(200円=2ポイント)JCB
3位 セゾンコバルト・ビジネス・アメックス無料無料・最大9枚無料・最大5枚0.5%相当(特定加盟店2%相当)American Express
4位 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド5,500円(年100万円利用で翌年以降永年無料)無料・18枚まで無料(前年度未利用で550円)・1枚0.5%(特約店で条件達成時最大2.0%)Visa/Mastercard
5位 JCB Biz ONE ゴールド5,500円(初年度無料・年100万円利用で翌年度無料)発行不可初年度無料・2年目以降は利用で無料・1枚1.0%相当JCB
6位 UPSIDERカード無料無料・無制限別途発行550円/枚・年会費無料・無制限1.0%〜(一部利用先除く)Visa
7位 freeeカード Unlimited無料無料・無制限0.5%(月間50万円未満は0.3%)Visa
8位 マネーフォワード ビジネスカード無料(直前1年間に支払実績がない場合1,000円+税)無料・枚数制限なし(リアル2枚目以降900円+税)発行900円+税/枚1〜3%
9位 ライフカードビジネスライトプラス無料(ゴールドは2,200円・初年度無料)無料・最大3枚無料・代表者名義のみ公式に数値記載なしMastercard/Visa/JCB
10位 JCB一般法人カード1,375円(オンライン入会で初年度無料)使用者1名につき1,375円無料・複数枚0.5%(優待店最大20倍)JCB
11位 楽天ビジネスカード2,200円+楽天プレミアムカード11,000円=13,200円発行なし(1人1枚)1枚目無料・2枚目以降550円/枚・最大30枚1.0%(楽天市場3倍)Visa
12位 Airカード5,500円使用者3,300円/枚追加可(枚数は公式記載なし)1.5%(200円=3ポイント)JCB
13位 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード13,200円特典あり6,600円/特典なし無料・最大99枚無料・本会員20枚、追加会員1枚100円=1ポイントAmerican Express
14位 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード49,500円特典あり13,200円/特典なし無料・最大99枚発行可(年会費・枚数は公式サイトで確認)100円=1ポイント(対象加盟店3ポイント)American Express
15位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス初年度無料・2年目以降33,000円3,300円/枚・最大9枚無料・最大5枚0.5%相当(JALマイル最大1.125%)American Express
16位 ダイナースクラブ ビジネスカード33,000円無料・4枚まで(3・4枚目は維持手数料5,500円/年)無料・車載器台数に応じ5枚まで1.0%(税金・公共料金は0.5%)Diners Club

※2026年9月2日 編集部調べ。金額は税込。「—」は公式ページで記載を確認できなかった項目。最新の条件は公式サイトで確認してください。

順位・カード名申込対象登記簿謄本・決算書利用可能枠発行スピード(公式表記)会計ソフト連携(公式記載)
1位 三井住友カード ビジネスオーナーズ法人代表者・個人事業主(18歳以上)不要〜500万円最短3営業日
2位 JCB Biz ONE法人代表者・個人事業主(18歳以上)不要(即時入会は顔写真付き本人確認書類のみ)10万〜500万円最短5分でカード番号発行(モバイル即時入会)
3位 セゾンコバルト・ビジネス・アメックス個人事業主・フリーランス・経営者不要公式に明記なし審査結果メール翌日から最短3営業日後に発送
4位 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド法人代表者・個人事業主(18歳以上)不要〜500万円
5位 JCB Biz ONE ゴールド法人代表者・個人事業主(20歳以上)不要〜500万円最短5分でカード番号発行(モバイル即時入会)
6位 UPSIDERカード法人のみ(個人事業主不可)決算書不要(独自与信)月間最大10億円バーチャル即時・リアル最短3営業日freee会計・マネーフォワード クラウド・勘定奉行クラウド・弥生会計クラウド・PCAクラウド(API)
7位 freeeカード Unlimited法人のみfreee会計データ等で審査最大5億円最短3時間でバーチャル利用可freee会計
8位 マネーフォワード ビジネスカード個人事業主・法人決算書不要(独自与信)プリペイド上限なし・与信最大10億円マネーフォワード クラウド
9位 ライフカードビジネスライトプラス法人代表者・個人事業主不要(決算資料等不要)最大500万円最短3営業日
10位 JCB一般法人カード法人・個人事業主公式比較表に明記なし10万〜500万円必要書類到着後最短2週間
11位 楽天ビジネスカード法人代表者(登記上代表権を有する方)・個人事業主(20歳以上)法人口座の場合は登記事項証明書が必要最高300万円(プレミアムカードと合算)
12位 Airカード法人・個人事業主公式記載なし(審査後に必要書類を郵送)10万〜最大500万円(入会時100万円上限)
13位 アメックス・ビジネス・グリーン経営者・個人事業主公式記載なし一律の限度額なし
14位 アメックス・ビジネス・ゴールド経営者・個人事業主公式記載なし一律の限度額なし
15位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス個人事業主・経営者・会社員(個人契約)不要最大9,990万円最短3営業日
16位 ダイナースクラブ ビジネスカード法人代表者・役員・個人事業主不要一律の制限なしfreee会計有料プランの優待あり

※2026年9月2日 編集部調べ。発行スピードは公式サイトの表記で、審査状況により異なります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

本記事の比較基準とPR表記

本記事の順位は、次の5基準をSEIMEIメディア編集部が公式サイトの記載にもとづいて評価したものです。①年会費(本会員・追加・ETC)、②基本還元率(特約店や条件付きの上限値は加点しない)、③申込しやすさ(個人事業主の可否・必要書類の少なさ)、④追加カードの枚数と費用、⑤機能(利用可能枠・発行スピード・保険・会計ソフト連携)です。広告の有無は順位に影響しません。

なお、入会キャンペーンの金額は変更が早く、時期によって内容が変わります。本記事では数値を載せず、法人カードの入会キャンペーン一覧で最新の条件を確認できるようにしています。

法人カードの選び方5つの基準|初めての1枚で失敗しないために

ランキングを見る前に、判断軸を5つに整理しておきます。法人カードは「還元率が高いから」「有名だから」で選ぶと、申込対象外だったり、追加カードが発行できなかったりして失敗します。順番は「申し込めるか→年間利用額→追加カード→利用枠と発行→機能」です。

申込者の種類・必要書類・重視点から法人カードのタイプを選ぶフローチャート

①自社が申し込めるか(法人代表者/個人事業主/設立年数・必要書類)

最初に確認すべきは申込対象です。法人カードには「法人代表者と個人事業主のどちらも申し込めるカード」と「法人限定のカード」があります。本記事の16枚では、UPSIDERカードとfreeeカード Unlimitedの2枚が法人限定で、個人事業主は申し込めません。UPSIDERは独自ドメインのメールアドレスも必須です。

次に必要書類です。登記簿謄本・決算書の提出が不要と公式に明記されているのは、三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般・ゴールド)、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード、ダイナースクラブ ビジネスカードです。ライフカードビジネスライトプラスは「決算資料等の提出不要」と明記しています。JCB Biz ONEは即時入会なら顔写真付き本人確認書類のみで、法人の本人確認書類は不要です。

設立年数については、公式サイトで年数要件を明記しているカードは16枚の中にありません。三菱UFJニコスの法人カードのように「原則黒字決算」「原則業歴3年以上・2期連続黒字決算」を申込資格に掲げるカードもあるため、決算書不要のカードを選ぶことが設立1年未満の現実的な対策になります。設立直後・赤字決算の場合の考え方は審査と必要書類の章で整理し、専門記事も案内しています。

16枚の必要書類と申込対象を1つの表にまとめました。「自分は本人確認書類だけで申し込めるか」をここで判断してください。

カード名個人事業主の申込設立直後・開業直後の公式表現登記簿謄本決算書本人確認書類・その他
三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般・ゴールド)可(副業・フリーランス含む)年数要件の記載なし不要不要本人確認書類・電話認証
JCB Biz ONE(一般・ゴールド)可(フリーランス・副業含む)顔写真付き本人確認書類のみで即時入会不要(法人本人確認書類不要)不要即時入会は顔写真付き本人確認書類1点、通常入会は本人確認書類2点を返送
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス可(フリーランス含む)副業・個人事業主・フリーランス可不要不要本人確認書類(個人契約カード)
UPSIDERカード不可(法人のみ)設立直後は前払い方式で利用可記載なし不要(独自与信)顔写真付き身分証1点・法人口座のネットバンキング・独自ドメインのメール
freeeカード Unlimited不可(法人のみ)freee会計未使用でも申込可記載なし記載なし(freee会計データ等で審査)公式サイトで確認
マネーフォワード ビジネスカード可(副業・創業直後含む)創業直後可記載なし不要(独自与信)公式サイトで確認
ライフカードビジネスライトプラス書類提出不要・最短3営業日記載なし不要(決算資料等不要)カード受取時に本人確認書類
JCB一般法人カード記載なし公式比較表に明記なし公式比較表に明記なし法人名義の支払口座情報・本人確認書類・申込書(郵送)
楽天ビジネスカード可(20歳以上)記載なし法人口座の場合は登記事項証明書(発行6か月以内)記載なし楽天プレミアムカードの同時申込が必須
Airカード可(屋号付き口座または個人名義口座)記載なし記載なし記載なし審査後に必要書類を郵送
アメックス・ビジネス・グリーン/ゴールド設立年数要件の明記なし記載なし記載なし公式サイトで確認
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス可(会社員も可)個人契約カード。事業年数の要件は記載なし不要不要本人確認書類(個人契約カード)
ダイナースクラブ ビジネスカード可(役員は代表者の承諾書)記載なし不要不要本人確認書類

※2026年9月2日 編集部調べ。各カード公式サイトの申込資格・必要書類ページを確認。「記載なし」は公式ページで明記を確認できなかった項目。最新の条件は公式サイトで確認してください。

②年会費と基本還元率のバランス(年間利用額で判断)

年会費と還元率は、単体ではなく「年間利用額」と組み合わせて判断します。たとえば年会費5,500円のカードでも、還元率が1.0%なら年間55万円の利用で年会費と還元額が釣り合います。逆に年会費無料でも還元率0.5%なら、年間300万円使って還元は15,000円相当です。

注意したいのは「最大◯%還元」の表記です。三井住友カード ビジネスオーナーズの「最大1.5%」は、対象の三井住友カード(個人カード)との2枚持ちかつ対象加盟店での利用が条件で、通常の還元率は200円につき1ポイント(0.5%)です。本記事の比較では、条件なしで適用される「基本還元率」を使い、上限値は加点していません。年間利用額別の具体的な損益は、後述の年間利用額別シミュレーションで確認できます。

③追加カード・ETCカードの枚数と年会費

従業員にカードを持たせる予定があるなら、追加カードの枚数上限と年会費を確認します。三井住友カード ビジネスオーナーズはパートナーカード18枚まで無料、freeeカード UnlimitedとUPSIDERカードは枚数無制限で無料です。一方、JCB Biz ONEは追加カードを発行できず、楽天ビジネスカードは1人1枚のみです。

ETCカードは「枚数」と「年会費」の両方を見ます。JCB一般法人カードは複数枚を年会費無料で発行でき、セゾンコバルトは最大5枚無料、ダイナースクラブ ビジネスカードは車載器台数に応じて5枚まで無料です。三井住友カード ビジネスオーナーズとJCB Biz ONEはカード1枚につきETCカード1枚で、三井住友カード ビジネスオーナーズは前年度に利用がない場合550円、JCB Biz ONEは2年目以降の利用状況に応じて無料(条件未達で550円)です。UPSIDERは本体カードにETC機能がなく、別途「UPSIDER法人ETCカード」(発行550円/枚・年会費無料・枚数無制限)を申し込む形です。車両台数が多い会社は法人ETCカードのおすすめで、クレジット機能なしの組合型も含めて比較してください。

④利用可能枠と発行スピード

利用可能枠は、広告費や仕入れをカードで払う会社ほど重要です。一般的な法人カードは上限500万円程度の設定が多く、三井住友カード ビジネスオーナーズは〜500万円、JCB Biz ONEは10万〜500万円です。これに対し、UPSIDERカードは月間最大10億円、freeeカード Unlimitedは最大5億円、マネーフォワード ビジネスカードは与信で最大10億円と、独自与信型のカードは桁が違います。アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードとダイナースクラブ ビジネスカードは「一律の限度額なし」で、個別に設定されます。

発行スピードは、すぐに使いたい人ほど差が出ます。JCB Biz ONEのモバイル即時入会は最短5分でカード番号が発行され、UPSIDERはバーチャルカードが審査完了後すぐに使えます。freeeカード Unlimitedは最短3時間でバーチャル利用が可能です。物理カードの発行は公式表記で、三井住友カード ビジネスオーナーズ・ライフカードビジネスライトプラス・セゾンプラチナが最短3営業日、JCB一般法人カードは必要書類到着後最短2週間です(手元に届くまでの日数は配送状況で変わります)。

⑤会計ソフト連携・付帯保険・空港ラウンジなどの機能

経理を自動化したい会社は、会計ソフトとの連携を公式に明記しているカードが安心です。UPSIDERカードはfreee会計・マネーフォワード クラウド会計/プラス・勘定奉行クラウド・弥生会計クラウド・PCAクラウドとAPIで連携します。freeeカード Unlimitedはfreee会計、マネーフォワード ビジネスカードはマネーフォワード クラウドとの連携が前提の設計です。その他のカードも会計ソフト側の「対応金融機関」で明細取込に対応している場合がありますが、公式カードページに記載がないため本記事では加点していません。

付帯保険とラウンジは、出張の頻度で必要性が決まります。三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは海外・国内旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)と国内主要空港ラウンジ、JCB Biz ONE ゴールドは国内主要空港とホノルルのラウンジが使えます。セゾンプラチナ・ビジネスはプライオリティ・パスの無料登録と海外旅行傷害保険最高1億円、ダイナースクラブ ビジネスカードは国内外1,700ヵ所以上のラウンジ(海外は年10回まで無料)が特徴です。一方、JCB Biz ONE(一般)とセゾンコバルトは旅行傷害保険・ラウンジがありません。年会費無料カードに保険を期待しないのが基本です。

国際ブランドも最後に確認しておきます。本記事の16枚では、三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般・ゴールド)がVisa/Mastercard、ライフカードビジネスライトプラスがMastercard/Visa/JCBから選べます。UPSIDER・freeeカード Unlimited・楽天ビジネスカードはVisa、JCB Biz ONE・JCB一般法人カード・AirカードはJCB、セゾンとアメリカン・エキスプレスの各カードはAmerican Express、ダイナースクラブ ビジネスカードはDiners Clubの1ブランドです。海外の加盟店や海外のオンラインサービスで支払う機会が多い会社は、Visa/Mastercardのカードを1枚は持っておくと支払い先を選びません。

法人カードおすすめランキング16選【2026年最新】年会費・還元率・特徴を比較

ここからは16枚を1枚ずつ解説します。各カードは「向いている事業者像→申込条件→数値スペック→注意点」の同じ順序で書いているので、気になるカード同士を並べて比較できます。順位は前述の5基準(年会費・還元率・申込しやすさ・追加カード・機能)による編集部評価で、2026年9月2日時点の公式情報にもとづきます。

1位 三井住友カード ビジネスオーナーズ|年会費永年無料・本人確認書類のみで申込可

初めての法人カードとして最も勧めやすい1枚です。年会費が本会員・パートナー会員ともに永年無料で、追加カード18枚まで無料、ETCカードも年会費無料と、コストがほぼかかりません。従業員が数人いる小規模法人から、ひとりで事業をする個人事業主まで幅広く向いています。

申込対象は満18歳以上(高校生除く)の法人代表者と個人事業主(副業・フリーランス含む)で、登記簿謄本・決算書の提出は不要です。契約者は代表者個人となり、口座引落を法人に委任する形式です。支払口座は法人名義口座のほか、個人名義口座(屋号付きも可)を選べます。個人事業主は法人名義口座を指定できません。

項目内容
年会費本会員・パートナー会員とも永年無料
追加カードパートナーカード18枚まで(同時申込は1枚、2枚目以降はカード到着後)
ETCカード年会費無料(入会翌年度以降、前年度に利用がない場合550円)・カード1枚につき1枚
基本還元率200円(税込)につきVポイント1ポイント(0.5%)。対象の三井住友カードとの2枚持ちかつ特約店利用で最大1.5%
利用可能枠〜500万円(同一名義の個人カードと合算)
発行スピード最短3営業日(公式キャンペーンページ表記)
付帯保険海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)。選べる無料保険に切替可
国際ブランドVisa/Mastercard(ナンバーレス)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は基本還元率が0.5%と控えめなことです。「最大1.5%」は特約店限定の条件付きで、単体では適用されません。また年間100万円(税込)以上利用すると、ゴールドへ年会費永年無料でアップグレードする案内が届きます(審査あり)。三井住友カードの法人カードは複数の系統があり、「ビジネスカード for Owners」とは別シリーズです。違いは三井住友の法人カードの種類と違いで整理しています。

三井住友カード ビジネスオーナーズの公式サイトで最新条件を確認する

2位 JCB Biz ONE|個人事業主も対象・基本還元率1.0%相当・即時カード番号発行

年会費無料で還元率1.0%相当を求めるなら、この1枚です。ひとりで事業をする個人事業主・フリーランスや、代表者だけがカードを使う法人に向いています。2024年9月にリリースされた、個人事業主・フリーランス向けの新しいJCB法人系カードです。

申込対象は法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)で18歳以上です。モバイル即時入会(個人名義口座限定、受付9:00〜20:00)なら、顔写真付き本人確認書類のみで最短5分でカード番号が発行されます。法人口座で支払う通常入会では、本人確認書類2点を返送し、約1週間で発行されます。

項目内容
年会費永年無料
追加カード発行不可(本人のみ1枚)
ETCカード1枚。初年度無料、2年目以降は利用状況に応じて無料(条件未達で550円)
基本還元率200円(税込)につきJ-POINT 2ポイント(1.0%相当・常時2倍)。優待店で最大21倍
利用可能枠10万〜500万円
発行スピードモバイル即時入会で最短5分(カード番号発行)、通常入会は約1週間
付帯保険旅行傷害保険・ショッピングガードなし
国際ブランドJCB

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、追加カードが発行できずETCカードも1枚のみという点です。従業員にカードを持たせる予定がある会社には向きません。また旅行傷害保険が付帯しないため、出張が多い場合は空港ラウンジが使えるゴールド(5位)か、旅行傷害保険の金額が公式に明記されている他のカードを検討してください。2位にとどめたのは、追加カードの基準で1位に劣るためで、還元率だけなら本記事の年会費無料カードで最上位です。

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3位 セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード|登記簿不要・ビジネスサービス優待

年会費無料で追加カードを9枚まで無料発行でき、ETCカードも5枚まで無料という、少人数の会社に使いやすい1枚です。クラウドサービスや広告費の支払いが多いIT系・Web系の個人事業主やスタートアップに向いています。

申込対象は個人事業主またはフリーランス、経営者(高校生除く)です。個人契約カード(名義・審査は個人)のため、登記簿謄本・決算書は不要です。本記事では「法人カード」ではなく「ビジネスカード(個人与信)」として扱います。

項目内容
年会費無料。追加カード無料(最大9枚)
ETCカード年会費無料・最大5枚(入会月から翌年入会月前月末まで利用がない場合、ETCカードサービス手数料2,200円)
基本還元率永久不滅ポイント1,000円(税込)につき1ポイント(0.5%相当)。特定加盟店(ヤフービジネスサービス・クラウドワークス・AWSなど)で4倍(2%相当)、海外2倍
利用可能枠公式に明記なし(納税時の一時増額に対応)
発行スピード審査結果メール翌日から最短3営業日後に発送
付帯保険旅行傷害保険・ショッピング保険・空港ラウンジなし
国際ブランドAmerican Express

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、基本還元率が0.5%相当で、保険やラウンジが一切ないことです。特定加盟店の2%相当は対象サービスに限られるため、支払い先がAWSやクラウドワークスに集中している会社ほど得になります。ETCカードは1年間利用がないと手数料2,200円がかかる点も覚えておいてください。

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4位 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド|年間利用額で年会費優遇・継続特典

年間100万円以上をカードで払う会社なら、一般カードよりこちらが得です。年会費5,500円は年間100万円の利用で翌年以降永年無料になり、さらに毎年、年間100万円利用で10,000ポイントの継続特典が付きます。年間利用額が100万円を超える見込みの法人代表者・個人事業主に向いています。

申込対象は満18歳以上(高校生除く)の法人代表者と個人事業主で、登記簿謄本・決算書は不要です。パートナーカードは18枚まで永年無料、ETCカードの条件は一般と同じです。年会費無料の条件で、三井住友カードつみたて投資の利用分は集計対象外です。

項目内容
年会費本会員5,500円(年間100万円利用で翌年以降永年無料)。パートナー会員永年無料
継続特典毎年、年間100万円利用で10,000ポイント
追加カード・ETCパートナーカード18枚まで無料。ETC年会費無料(前年度未利用で550円)・1枚
基本還元率200円につき1ポイント(0.5%)。特約店で条件達成時最大2.0%
利用可能枠〜500万円(個人カードと合算)
付帯保険海外・国内旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)、お買物安心保険年間300万円
空港ラウンジ国内主要空港のラウンジ無料
国際ブランドVisa/Mastercard

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、年間利用額が100万円に届かない年は年会費5,500円がそのままかかることです。基本還元率は一般と同じ0.5%なので、年会費無料の条件を達成できるかどうかで損得が決まります。一般カードで年間100万円以上使った場合、年会費永年無料でのアップグレード案内が届く仕組みもあるため、利用額に自信がなければ一般から始める選び方もあります。

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドの公式サイトで最新条件を確認する

5位 JCB Biz ONE ゴールド|ゴールド特典と高還元

JCB Biz ONEの還元率1.0%相当はそのままに、空港ラウンジとショッピングガードを付けたい人向けです。年会費5,500円は初年度無料で、年間100万円(税込)以上の利用で翌年度も無料になります。出張がある個人事業主や、ひとり法人の代表者に向いています。

申込対象は法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)で20歳以上です。必要書類と発行の仕組みは一般と同じで、モバイル即時入会なら顔写真付き本人確認書類のみ、最短5分でカード番号が発行されます。

項目内容
年会費5,500円。初年度無料、年間100万円(税込)以上の利用で翌年度も無料
追加カード発行不可
ETCカード1枚。初年度無料、2年目以降は利用状況に応じて無料
基本還元率200円につきJ-POINT 2ポイント(1.0%相当)
利用可能枠〜500万円
付帯保険ショッピングガード海外・国内最高500万円(自己負担3,000円)、サイバーリスク保険75万円
空港ラウンジ国内主要空港+ホノルル
国際ブランドJCB

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、年会費無料の集計対象に年会費・リボ分割手数料・キャッシング・電子マネーチャージなどが含まれないことです。旅行傷害保険の金額は公式のカード基本情報で確認できなかったため、本記事では記載していません。追加カードが不要で年間100万円以上使うなら、年会費無料のまま1.0%相当とラウンジを得られる、実質的に最もコストパフォーマンスの高い1枚です。

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6位 UPSIDERカード|追加カード無制限・高い利用可能枠・決算書不要

広告費やSaaSの支払いが月数百万円規模になる成長企業向けのカードです。利用可能枠は月間最大10億円で、カードは物理・バーチャルとも枚数無制限・無料で発行できます。従業員ごと、用途ごとにカードを分けて管理したい会社に向いています。

申込対象は法人のみで、個人事業主は申し込めません。独自ドメインのメールアドレスが必須で、フリーメールは不可です。必要なのは顔写真付き身分証1点と法人口座のネットバンキングで、設立直後で与信が付かない場合は前払い方式で利用できます。

項目内容
年会費・発行手数料無料(リアル・バーチャルとも枚数無制限。当社都合で制限の場合あり)
ETCカード本体カードにETC機能なし。UPSIDER法人ETCカードを発行550円/枚・年会費無料・枚数無制限で別途発行
基本還元率1.0%〜(一部利用先除く)。毎月1日に前月決済分をポイント付与し、請求額から自動で差し引き
利用可能枠月間最大10億円。1取引あたり最大749,999米ドル
発行スピードバーチャルは審査完了後即時、リアルは最短3営業日
支払期日月末締め翌月20日払い(銀行振込は翌月15日)
会計ソフト連携freee会計・マネーフォワード クラウド会計/プラス・勘定奉行クラウド・弥生会計クラウド・PCAクラウド(API)
その他海外サービス手数料2.2%、不正利用補償2,000万円まで。国際ブランドはVisa

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、旅行傷害保険が付帯せず、ETCカードが別発行で1枚550円かかる点です。ポイントは他社ポイントへ交換する方式ではなく請求額から差し引かれる仕組みで、利用期限は付与日から半年です。法人限定という申込対象の狭さから6位としましたが、法人で追加カードと利用枠を最優先するなら上位3枚より適しています。審査や利用者の傾向はUPSIDERの審査・口コミで詳しく解説しています。

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7位 freeeカード Unlimited|freee連携・追加カード多数・独自与信

freee会計を使っている法人なら、明細取込と与信の両面で相性のよい1枚です。年会費無料、物理・バーチャルカードとも発行無料・枚数無制限で、利用可能枠は最大5億円です。外貨決済手数料が無料のため、海外SaaSや海外仕入れが多い会社にも向いています。

発行対象は法人事業者で、個人事業主は提携カード(freee Mastercard)の案内になります。審査はfreee会計のデータ等をもとに行われますが、freee会計を使っていなくても申込は可能です。代表者が申し込む場合、最短3時間でバーチャルカードが使えます。

項目内容
年会費・発行手数料無料。物理・バーチャルカードとも枚数無制限(審査が入る場合あり)
ETCカード公式ページに記載なし
基本還元率ポイント0.5%(月間利用50万円未満は0.3%)。freee製品の支払いに利用可
利用可能枠最大5億円
発行スピード最短3時間でバーチャル利用可(代表者申込時)
支払日月末締め翌月14日または20日
その他外貨決済手数料無料。国際ブランドはVisa

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、還元率が月間利用額で変わり、月50万円未満だと0.3%にとどまることです。ポイントの使い道もfreee製品の支払いが中心なので、freeeを使わない会社にはメリットが薄くなります。ETCカードの記載が公式ページになく、車両を使う会社は別途ETCカードの手当てが必要です。

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8位 マネーフォワード ビジネスカード|プリペイド併用・MF連携

マネーフォワード クラウドを使っている会社・個人事業主に向く1枚です。プリペイド(チャージ)と与信(後払い)を併用でき、チャージ方式なら上限なし、与信は最大10億円です。創業直後や副業の個人事業主も申し込めます。

申込対象は個人事業主(副業・創業直後含む)と法人の両方です。決算書は不要で、独自与信により限度額が決まります。追加カードは無料で枚数制限がなく、バーチャルカードは無料で発行できます。

項目内容
年会費無料。2年目以降、直前1年間に支払実績がない場合は1,000円+税
発行手数料リアルカード1枚目無料・2枚目以降900円+税。バーチャル無料(2026年8月1日以降、仕入れ目的の大量発行者は年100円/枚)
ETCカード900円+税/枚
基本還元率1〜3%(マネーフォワード クラウド/MEの支払いで3%。一部対象外)
利用可能枠プリペイドは上限なし。与信は最大10億円
追加カード無料・枚数制限なし(当社判断で制限の場合あり)
会計ソフト連携マネーフォワード クラウド

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、リアルカード2枚目以降とETCカードに発行手数料がかかることと、発行日数・国際ブランドが公式ページで確認できなかったことです。1年間まったく使わないと翌年1,000円+税がかかる点も覚えておいてください。8位としたのは、会計連携の強みがマネーフォワード利用者に限られるためです。

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9位 ライフカードビジネスライトプラス|決算書不要・短期発行

「書類をそろえる手間なく、とにかく早く法人カードを持ちたい」人向けの1枚です。年会費無料のスタンダードは従業員カード・ETCカードも無料で、最短3営業日で発行されます。開業直後の個人事業主や設立直後の法人に向いています。

申込対象は法人代表者または個人事業主で、決算資料等の提出は不要です。カード受取時に本人確認書類を提示します。「ビジネスプラス」とは別商品で、ライトプラスは従業員カード最大3枚・ETCカードは代表者名義のみ発行できます。

項目スタンダードゴールド
年会費無料(従業員カード・ETCも無料)2,200円/枚(初年度無料)。従業員カードも同額
従業員カード最大3枚最大3枚
ETCカード無料・代表者名義のみ無料・代表者名義のみ
ポイントLIFEサンクスプレゼント(還元率の数値は公式に記載なし)同左
限度額最大500万円最大500万円
発行最短3営業日最短3営業日
付帯保険・ラウンジなし空港ラウンジ、海外旅行傷害保険(金額は公式に記載なし)
国際ブランドMastercard/Visa/JCBMastercard/Visa/JCB

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注意点は、ポイント還元率の数値が公式ページに記載されておらず、還元を目的に選ぶカードではないことです。従業員カードは3枚まで、ETCは代表者名義1枚のため、人数や車両が多い会社には不足します。「還元より発行の速さと書類の少なさ」を優先する人向けの位置づけです。

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10位 JCB一般法人カード|ETCカード複数枚無料・法人向け基本形

社用車が複数台あり、ETCカードを何枚も無料で持ちたい会社向けの定番カードです。ETCスルーカードNを複数枚・年会費無料で発行でき、使用者カードを従業員に持たせる運用にも対応しています。営業車を使う中小企業に向いています。

申込対象は法人または個人事業主(使用者18歳以上)です。法人名義の支払口座情報と本人確認書類、申込書を郵送で提出し、必要書類到着後最短2週間で発行されます。登記簿謄本の要否は公式比較表に明記がありません。

項目内容
年会費使用者1名につき1,375円(オンライン入会で初年度無料)
使用者追加1名ごとに1,375円(1枚目が初年度無料なら追加分も無料)
ETCカードETCスルーカードN・複数枚・年会費無料
基本還元率200円につき1ポイント(0.5%)。優待店最大20倍
利用可能枠10万〜500万円(総枠)
発行スピード必要書類到着後最短2週間
付帯保険海外・国内旅行傷害保険最高3,000万円(MyJチェック登録・利用付帯)、ショッピングガード海外100万円
国際ブランドJCB

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注意点は、発行までに最短2週間かかる郵送型であることと、2年目以降は使用者1名につき1,375円の年会費がかかることです。還元率0.5%も上位カードに比べると控えめです。同じJCBでもBiz ONEはETC1枚・追加不可なので、「ETCを複数枚」が必要ならこちらを選んでください。

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11位 楽天ビジネスカード|楽天市場高還元(楽天プレミアムカードとのセット発行)

楽天市場で備品や仕入れを買う機会が多い事業者向けです。楽天市場では商品購入分1倍+カード通常分1倍+特典分1倍の3倍のポイントが付きます。ただし単体では申し込めず、楽天プレミアムカード(年会費11,000円)の付随カードとして発行される仕組みです。

申込対象は20歳以上で安定収入のある法人代表者(登記上代表権を有する方)と個人事業主です。登記上の代表者と申込者が異なる場合は受け付けられません。支払口座を法人名義にする場合は、発行6か月以内の登記事項証明書が必要です。

項目内容
年会費2,200円+楽天プレミアムカード11,000円=合計13,200円
追加カード発行なし(1人1枚)
ETCカード1枚目無料、2枚目以降550円/枚、最大30枚
基本還元率100円につき1ポイント(1.0%)。楽天市場で3倍
利用可能額最高300万円(楽天プレミアムカードと合算)
支払方法ショッピング1回払いのみ。キャッシング機能なし
付帯(プレミアムカード特典)国内空港ラウンジ、プライオリティ・パス年間5回まで無料(2025年1月1日以降)、海外・国内旅行傷害保険最高5,000万円
国際ブランドVisa

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注意点は、実質の年会費が13,200円になること、追加カードが発行できないこと、1回払いしか使えないことです。楽天プレミアムカードの特典を個人としても使うなら価値がありますが、法人カード単体の費用対効果では上位に劣るため11位としました。詳細は楽天ビジネスカードの評判と注意点で解説しています。

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12位 Airカード|還元率1.5%・年会費5,500円の高還元型

本記事の16枚で基本還元率が最も高い1.5%(200円につき3ポイント、1ポイント=1円)のカードです。リクルートとJCBが提供しており、年会費5,500円を払っても年間利用額が約37万円を超えれば還元額が年会費を上回ります。経費のほとんどをカードで払う、還元重視の個人事業主・法人に向いています。

申込対象は法人または個人事業主(使用者18歳以上)で、個人事業主は屋号付き口座または個人名義口座で申し込めます。審査後に必要書類を郵送で提出します。

項目内容
年会費本会員5,500円、使用者3,300円
基本還元率1.5%(200円につき3ポイント、1ポイント=1円)。光熱費等は異なる場合あり
利用可能枠10万〜最大500万円(入会時は100万円上限、一定期間後に増枠申込可)
ETC・QUICPay追加可(枚数は公式に記載なし)
付帯保険ショッピングガード海外最高100万円(自己負担1万円)
国際ブランドJCB

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注意点は、入会時の利用可能枠が100万円までに制限されることと、使用者カードにも3,300円の年会費がかかることです。旅行傷害保険の記載は公式ページにありません。年会費がかかるため12位としましたが、年間利用額300万円以上なら実質リターンは年会費無料カードを上回ります(後述のシミュレーション参照)。なお、NTTファイナンス Bizカードは、公式サイトでクレジットカードサービスの終了が告知されており新規申込ができないため、本記事では掲載していません。

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13位 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード|個人事業主可のステータスカード

年会費13,200円でアメリカン・エキスプレスのブランドと「一律の限度額なし」の与信を持てる1枚です。取引先との会食や海外出張でカードを出す場面が多い経営者・個人事業主に向いています。

申込対象は経営者・個人事業主です。設立年数の要件や必要書類は公式ページに明記がないため、申込時に公式サイトで確認してください。追加カードは「付帯特典あり」(6,600円/枚)と「付帯特典なし」(無料、判定期間内に利用がない場合は管理手数料3,300円)の2種類から選べ、合計最大99枚まで発行できます。

項目内容
年会費13,200円
追加カード付帯特典あり6,600円/枚、付帯特典なし無料(未利用時管理手数料3,300円)。最大99枚
ETCカード年会費・発行手数料無料。基本カード会員20枚まで、追加カード会員1人1枚
基本還元率メンバーシップ・リワード100円につき1ポイント(200円につき1ポイントの加盟店・対象外あり)
利用限度額一律の限度額なし(個別与信)
付帯海外旅行傷害保険(金額は公式ページ未確認)、ショッピング・プロテクション、提携空港ラウンジ
国際ブランドAmerican Express

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、年会費13,200円に対して基本の還元が100円につき1ポイントで、ポイントの価値は交換先によって変わることです。ポイント目的ならJCB Biz ONEやAirカードの方が計算しやすく、このカードは与信の柔軟さとブランドを買う位置づけです。ゴールドとの違いはアメックス法人カードの比較で整理しています。

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14位 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード|出張・接待向け特典

年会費49,500円のメタル製カードで、旅行傷害保険最高1億円や継続特典のビジネス・フリー・ステイ・ギフト(利用金額に応じて年1回、国内対象ホテル)が付きます。出張と接待が多く、保険と特典に年会費を払う価値を感じる経営者向けです。

申込対象は経営者・個人事業主です。追加カードは付帯特典あり13,200円/枚、付帯特典なし無料(未利用時管理手数料3,300円)で、合計最大99枚まで発行できます。

項目内容
年会費49,500円
追加カード付帯特典あり13,200円/枚、付帯特典なし無料。最大99枚
ETCカード発行可(年会費・枚数は公式ページ未確認)
基本還元率100円につき1ポイント。メンバーシップ・リワード・プラス(初年度無料、2年目以降3,300円)登録で対象加盟店100円につき3ポイント
利用限度額一律の限度額なし(個別与信)
付帯保険旅行傷害保険最高1億円、ショッピング・プロテクション90日
特典ビジネス・フリー・ステイ・ギフト、デル・テクノロジーズ年間最大14,000円キャッシュバック、メタル製カード
国際ブランドAmerican Express

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、年会費49,500円を還元だけで回収するには基本還元で年間495万円の利用が必要になることです(1ポイント=1円換算)。フリー・ステイ・ギフトの条件金額は公式ページで確認できていません。年会費の元を取る計算ではなく、保険・特典・ステータスをまとめて買うカードとして検討してください。

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15位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード|プライオリティ・パス・JALマイル

年会費33,000円クラスで最も特典が分かりやすいプラチナカードです。通常469米ドルのプライオリティ・パス(プレステージプラン相当)に無料登録でき、SAISON MILE CLUB(年会費5,500円)に登録するとJALマイルが最大1.125%で貯まります。海外出張が多く、JALマイルを貯めたい経営者・個人事業主に向いています。

入会資格は個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり社会的信用を有する連絡可能な方(学生・未成年除く)で、会社員も申し込めます。個人契約カード(名義・審査は個人)のため決算書・登記簿は不要で、代表者名併記の法人口座を設定できます。

項目内容
年会費初年度無料(予告なく変更・中止の場合あり)、2年目以降33,000円
追加カード3,300円/枚・最大9枚(本カードと同時申込なら初年度無料)
ETCカード年会費無料・最大5枚
基本還元率永久不滅ポイント1,000円につき1ポイント(0.5%相当)、海外2倍。SAISON MILE CLUB(年会費5,500円)でJALマイル最大1.125%、移行上限150,000マイル/年
利用可能枠最大9,990万円(個別審査)
発行スピード最短3営業日
付帯プライオリティ・パス無料登録(同伴者35米ドル)、国内空港ラウンジ、海外旅行傷害保険最高1億円・国内最高5,000万円、ショッピング安心保険年間300万円、コンシェルジュ
国際ブランドAmerican Express

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、2025年6月に年会費が改定され、現在は2年目以降33,000円であることです。旧情報の22,000円で計算しないでください。基本還元率は0.5%相当なので、マイルを貯めない場合は年会費の回収に年間660万円の利用が必要です。ラウンジ特典の詳細はプライオリティ・パス付き法人カード、マイルの貯め方はJALマイルが貯まる法人カード、初年度無料以外の特典はセゾンプラチナ・ビジネスのキャンペーンで解説しています。

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16位 ダイナースクラブ ビジネスカード|一律の利用限度額なし・グルメ優待

年会費33,000円で「一律の利用可能枠の制限なし」と、有効期限のないポイント、国内外1,700ヵ所以上の空港ラウンジを持てるカードです。接待でレストランを使う機会が多く、追加カードを役員に無料で配りたい経営者に向いています。

申込対象は法人・団体等の代表者・役員または個人事業主で、役員が申し込む場合は代表者の承諾書が必要です。決算書・登記簿の提出は不要です。追加会員は役職員・従業員で18歳以上が対象です。

項目内容
年会費基本会員33,000円。追加会員無料・4枚まで(3・4枚目は年間5,500円/枚のカード維持手数料)
ETCカード発行手数料・年会費無料。基本会員は車載器台数に応じ5枚まで、追加会員は各1枚
基本還元率100円につき1ポイント(1.0%)、有効期限なし。電力・ガス・水道・税金等は200円につき1ポイント
利用可能枠一律の制限なし(個別設定)
支払方法一回払い、ボーナス一括払い、リボルビング払い
付帯保険海外・国内旅行傷害保険最高1億円(利用条件付き、追加会員5,000万円)、ショッピング・リカバリー年間500万円、ゴルファー保険
特典国内外1,700ヵ所以上のラウンジ(海外は年10回まで無料)、エグゼクティブダイニング、freee会計有料プランの優待、ビジネス コンパニオンカード(Mastercard)無料
国際ブランドDiners Club

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

注意点は、年会費が2026年に33,000円へ改定されたことと、公式ページにプライオリティ・パスの記載がないことです。「ダイナースはプライオリティ・パス付き」という古い情報で選ばないでください。税金や公共料金の支払いは200円につき1ポイント(0.5%)に下がります。年会費の高さと個人事業主向けの機能の少なさから16位ですが、限度額と接待の優待を最優先する経営者には上位カードにない価値があります。

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目的別のおすすめ法人カード|年会費無料・個人事業主・高還元・ステータス・会計連携

ランキングは総合評価なので、目的がはっきりしている人は目的別に見た方が早く決まります。5つの目的ごとに、総合比較表から1位候補と2位候補を抜き出しました。深掘りが必要な目的は、専門記事へのリンクを併記しています。

目的1位候補2位候補選定理由(数値)深掘り記事
年会費無料で持ちたい三井住友カード ビジネスオーナーズセゾンコバルト・ビジネス・アメックス永年無料・追加18枚無料/無料・追加9枚・ETC5枚無料年会費無料の法人カードをさらに比較する
個人事業主・設立1年未満で作りやすいJCB Biz ONEライフカードビジネスライトプラス顔写真付き本人確認書類のみ・最短5分/書類提出不要・最短3営業日個人事業主向けクレジットカードの選び方
経費の還元率を重視AirカードJCB Biz ONE1.5%(年会費5,500円)/1.0%相当(永年無料)本記事のシミュレーション
出張・接待が多い(ステータス)セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスダイナースクラブ ビジネスカードPP無料・海外保険1億円・33,000円/ラウンジ1,700ヵ所以上・限度額一律なし・33,000円プラチナ法人カードのランキング
経費精算・会計連携を自動化UPSIDERカードfreeeカード Unlimited5種の会計ソフトとAPI連携・枚数無制限/freee会計連携・最大5億円本記事の活用術

※2026年9月2日 編集部調べ。総合比較表の確定値から編集部が抽出。最新の条件は公式サイトで確認してください。

年会費無料で持ちたい(永年無料と条件付き無料の違い)

「年会費無料」には3種類あります。①無料(三井住友カード ビジネスオーナーズとJCB Biz ONEは永年無料、セゾンコバルトとライフカードビジネスライトプラス スタンダードは年会費無料)、②初年度無料(JCB一般法人カード、セゾンプラチナ・ビジネス、JCB Biz ONE ゴールド)、③条件付き無料(三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドとJCB Biz ONE ゴールドの「年間100万円利用で翌年無料」、マネーフォワード ビジネスカードの「支払実績があれば無料」)です。

初年度無料は2年目から年会費がかかるため、継続利用を前提に選ぶなら①か③で判断します。年会費無料カードだけをETC・ポイント・追加カードの軸で絞り込みたい場合は、年会費無料の法人カードをさらに比較するを参照してください。

個人事業主・設立1年未満で作りやすいカード

個人事業主は「法人限定」の2枚(UPSIDER、freeeカード Unlimited)を除けば、本記事の14枚に申し込めます。中でも書類が少ないのは、顔写真付き本人確認書類のみで即時入会できるJCB Biz ONEと、決算資料等の提出が不要なライフカードビジネスライトプラス、登記簿謄本・決算書不要の三井住友カード ビジネスオーナーズです。

設立1年未満の法人も同じ考え方で、決算書不要のカードを選びます。ただし審査基準は各社非公開のため、「必ず通る」カードはありません。個人事業主向けには、個人カードも含めた選択肢を個人事業主向けクレジットカードの選び方で、設立直後の法人向けには設立1年未満でも作れる法人カードと審査対策で解説しています。

経費の還元率を重視するカード

基本還元率だけで比べると、Airカード(1.5%・年会費5,500円)、JCB Biz ONE(1.0%相当・永年無料)、UPSIDER(1.0%〜・法人のみ)、マネーフォワード ビジネスカード(1〜3%)、楽天ビジネスカード(1.0%・実質13,200円)、ダイナースクラブ ビジネスカード(1.0%・33,000円)が1.0%以上です。年会費を差し引いた実質リターンは年間利用額で順位が入れ替わるため、次章のシミュレーションで確認してください。

出張・接待が多い経営者向けのステータスカード

本記事ではセゾンプラチナ・ビジネス(15位)、ダイナースクラブ ビジネスカード(16位)、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド(14位)の3枚を掲載しました。プラチナクラスを網羅的に比較したい場合はプラチナ法人カードのランキング、マイル目的ならマイルが貯まる法人カードANAマイルが貯まる法人カードで、本記事に載せていないカードも含めて比較できます。

経費精算・会計ソフト連携を自動化したい会社向け

会計ソフトとの連携を公式に明記しているのは、UPSIDER(freee会計・マネーフォワード クラウド・勘定奉行クラウド・弥生会計クラウド・PCAクラウド)、freeeカード Unlimited(freee会計)、マネーフォワード ビジネスカード(マネーフォワード クラウド)の3枚です。いずれも追加カードを無料・枚数制限なしで発行できるため、従業員ごとにカードを分けて明細を部門別に取り込む運用に向いています。ただしUPSIDERとfreeeカード Unlimitedは法人限定です。

年間利用額別シミュレーション|年会費無料とゴールドはどちらが得か

「年会費無料が本当に得か」「ゴールドはいくら使えば元が取れるか」を数値で決着させます。各カードの公式サイトに記載された基本還元率と年会費から、SEIMEIメディア編集部が「還元額−年会費=実質リターン」を試算しました。特約店やキャンペーンの上乗せは含めていません。

年間120万円・300万円・600万円・1,200万円で実質リターンを比較

カード名(基本還元率)年会費(2年目以降)年間120万円年間300万円年間600万円年間1,200万円
三井住友カード ビジネスオーナーズ(0.5%)0円+6,000円+15,000円+30,000円+60,000円
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド(0.5%+継続特典10,000P)0円(年100万円利用時)+16,000円+25,000円+40,000円+70,000円
JCB Biz ONE(1.0%相当)0円+12,000円+30,000円+60,000円+120,000円
JCB Biz ONE ゴールド(1.0%相当)0円(年100万円利用時)+12,000円+30,000円+60,000円+120,000円
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス(0.5%相当)0円+6,000円+15,000円+30,000円+60,000円
UPSIDERカード(1.0%)0円+12,000円+30,000円+60,000円+120,000円
freeeカード Unlimited(月50万円未満0.3%/以上0.5%)0円+3,600円+9,000円+30,000円+60,000円
マネーフォワード ビジネスカード(1.0%)0円+12,000円+30,000円+60,000円+120,000円
JCB一般法人カード(0.5%)1,375円+4,625円+13,625円+28,625円+58,625円
楽天ビジネスカード(1.0%)13,200円−1,200円+16,800円+46,800円+106,800円
Airカード(1.5%)5,500円+12,500円+39,500円+84,500円+174,500円
アメックス・ビジネス・グリーン(100円=1P)13,200円−1,200円+16,800円+46,800円+106,800円
アメックス・ビジネス・ゴールド(100円=1P)49,500円−37,500円−19,500円+10,500円+70,500円
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(0.5%相当)33,000円−27,000円−18,000円−3,000円+27,000円
ダイナースクラブ ビジネスカード(1.0%)33,000円−21,000円−3,000円+27,000円+87,000円

※2026年9月2日 編集部試算。各カード公式サイトの基本還元率・年会費から「還元額−年会費」を計算。1ポイント=1円換算(セゾンは1ポイント=5円換算で0.5%相当)、特約店・キャンペーン・マイル移行は除外。ライフカードビジネスライトプラスは公式に還元率の数値記載がないため対象外。最新の条件は公式サイトで確認してください。

表から分かることは3つです。第1に、年会費無料カードの中でも還元率1.0%相当のJCB Biz ONEは、0.5%の三井住友カード ビジネスオーナーズやセゾンコバルトに対して年間利用額が同じなら実質リターンが2倍になります。第2に、年会費5,500円のAirカードは年間120万円の時点で年会費無料カードを上回り、300万円以上では差が大きく開きます。第3に、年会費33,000円クラスのプラチナは還元だけでは年間330万円(ダイナースクラブ ビジネスカード)〜660万円(セゾンプラチナ・ビジネス)使わないと黒字にならず、保険・ラウンジ・限度額に価値を見いだせるかで判断するカードです。

ゴールド・プラチナの年会費が元を取れる利用額の目安

年会費のあるカードについて、「年会費=還元額」となる年間利用額(損益分岐点)と、年会費無料の優遇条件をまとめました。ゴールド2枚は「年間100万円利用」で年会費そのものが無料になるため、損益分岐の考え方が他と異なります。

カード名年会費基本還元率年会費が実質無料になる年間利用額備考
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド5,500円0.5%100万円(公式の年会費無料条件)。還元のみなら110万円年100万円利用で翌年以降永年無料+毎年10,000ポイント。初年度は5,500円がかかる
JCB Biz ONE ゴールド5,500円1.0%相当100万円(公式の年会費無料条件)。還元のみなら55万円初年度無料。年100万円(税込)以上で翌年度も無料
JCB一般法人カード1,375円0.5%27.5万円オンライン入会で初年度無料
Airカード5,500円1.5%約36.7万円使用者カードは別途3,300円/枚
楽天ビジネスカード13,200円(プレミアム含む)1.0%132万円楽天市場利用分は3倍で分岐点が下がる
アメックス・ビジネス・グリーン13,200円100円=1P132万円(1P=1円換算)ポイント価値は交換先で変動
アメックス・ビジネス・ゴールド49,500円100円=1P495万円(1P=1円換算)保険1億円・フリー・ステイ・ギフトが主目的
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス33,000円0.5%相当660万円初年度無料。JALマイル1.125%で貯める場合は別計算
ダイナースクラブ ビジネスカード33,000円1.0%330万円税金・公共料金は0.5%

※2026年9月2日 編集部試算。年会費÷基本還元率で算出。最新の条件は公式サイトで確認してください。

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、年間100万円以上使う人にとっては翌年以降、一般カードより得になります。年会費が無料になったうえで、毎年10,000ポイントの継続特典が加わるため、年間120万円利用時の実質リターンは一般の6,000円に対して16,000円になります。JCB Biz ONE ゴールドも同様に、年間100万円以上使うなら一般との差は「ゴールド特典が付くかどうか」だけで、コストは同じです。

試算の前提条件と注意点

  • 還元率は各カード公式サイトの「基本還元率」のみを使用。三井住友カード ビジネスオーナーズの「最大1.5%/2.0%」、セゾンコバルトの「特定加盟店2%」、JCBの「優待店最大20倍」などの条件付き上乗せは含めていません
  • ポイントは1ポイント=1円換算。セゾンの永久不滅ポイントは公式の「1ポイント最大5円相当」で0.5%相当としています。アメリカン・エキスプレスのメンバーシップ・リワードは交換先で価値が変わるため、1円換算は目安です
  • 年会費は2年目以降の通常額。初年度無料(JCB Biz ONE ゴールド、JCB一般法人カード、セゾンプラチナ・ビジネス)は初年度の実質リターンがその分増えます
  • 年会費無料の集計対象外項目(三井住友カードつみたて投資、年会費、ETC年会費、電子マネーチャージ、リボ分割手数料、キャッシングなど)は各社公式の条件に従います
  • 税金・公共料金の支払いでは還元率が下がるカード(ダイナースクラブ ビジネスカード、Airカードの光熱費等)があり、利用内訳によって結果が変わります

法人カードの審査と必要書類|決算書・登記簿がなくても作れる?

結論として、決算書・登記簿謄本がなくても申し込める法人カードは複数あります。三井住友カード ビジネスオーナーズ、セゾンコバルト、セゾンプラチナ・ビジネス、ダイナースクラブ ビジネスカードは公式に「不要」と明記し、ライフカードビジネスライトプラスは「決算資料等不要」、JCB Biz ONEは顔写真付き本人確認書類のみで即時入会できます。ただし、審査基準そのものは各社とも公表していません。

審査で見られる3点(代表者の信用情報・事業の継続性・財務状況)

法人カードの審査基準は各社非公開ですが、一般に次の3点が見られるとされています。第1に代表者個人の信用情報です。三井住友カード ビジネスオーナーズのように「契約者は代表者個人」となるカードや、セゾンのように「個人契約カード」であるカードでは、代表者個人の信用情報が審査の中心になります。第2に事業の継続性で、設立年数や事業内容が対象です。第3に財務状況で、決算書を求めるカードでは黒字・赤字や売上規模が参照されます。

信用情報は、CIC・JICC・KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3機関に登録されています。クレジットカードの契約内容や返済状況は、契約期間中および契約終了後5年以内の期間で保有され、申込情報は照会日から6か月間保有されます。過去に個人カードやローンの延滞があると、法人カードの審査でも不利になり得ます。自分の登録内容はCICならインターネット開示500円、JICCならスマホアプリ開示700円、KSCならインターネット開示800円で確認できます。

必要書類が少ない申込みタイプ(本人確認書類のみ/登記簿のみ/決算書あり)

必要書類の量で、法人カードは3つのタイプに分かれます。詳細は選び方①の必要書類マトリクスを参照してください。

  • 本人確認書類のみ: JCB Biz ONE(即時入会・個人名義口座)、三井住友カード ビジネスオーナーズ、セゾンコバルト、セゾンプラチナ・ビジネス、ライフカードビジネスライトプラス、ダイナースクラブ ビジネスカード。代表者個人の与信で審査されるタイプで、設立直後や個人事業主に向く
  • 登記事項証明書や法人口座が必要: 楽天ビジネスカード(法人口座で支払う場合は発行6か月以内の登記事項証明書)、JCB一般法人カード(法人名義の支払口座情報)、UPSIDER(法人口座のネットバンキング)。法人としての実在性を確認するタイプ
  • 決算書や会計データで与信: freeeカード Unlimited(freee会計データ等)、マネーフォワード ビジネスカード(独自与信)。決算書は不要だが、事業の取引データが与信の材料になるタイプ

審査で不利になる要因を減らす申込み時のポイント

「必ず通る方法」はありませんが、審査で不利になる要因を減らすことはできます。第1に、申込内容を正確に書くことです。犯罪収益移転防止法により、カード会社は取引時確認として本人特定事項(氏名・住居・生年月日)、取引を行う目的、職業(法人は事業内容)、法人の実質的支配者を確認する義務があり、虚偽の申告は審査以前の問題になります。第2に、個人カードやローンの支払い遅れを解消しておくことです。第3に、短期間に複数のカードへ同時申込しないことです。申込情報は信用情報機関に6か月間残ります。第4に、自社の状況に合ったカードを選ぶことで、法人限定カードに個人事業主が申し込む、決算書が必要なカードに設立直後の法人が申し込む、といったミスマッチを避けます。

設立1年未満・赤字決算の場合の考え方

設立1年未満の法人は決算書がないため、決算書不要のカードを選ぶのが基本です。代表者個人の与信で審査されるカード(三井住友カード ビジネスオーナーズ、JCB Biz ONE、セゾン各カード、ライフカードビジネスライトプラス)は、法人の業歴が短くても代表者の信用情報に問題がなければ申込対象になります。UPSIDERは設立直後でも前払い方式で利用を始められます。

赤字決算の場合も同様に、決算書の提出が不要なカードなら赤字が直接の判断材料になりません。一方、「原則黒字決算」「業歴3年以上・2期連続黒字決算」を申込資格に掲げるカード(三菱UFJニコスの法人カードなど)は避けます。設立直後の申込手順と対策は設立1年未満でも作れる法人カードと審査対策で詳しく解説しています。

法人カードの申し込みから発行までの流れと発行スピード

法人カードの申込は、現在ほとんどのカードでオンライン完結が基本です。ここでは共通の手順と、カードごとの最短発行日数、引き落とし口座の違いを整理します。

法人カードのオンライン申込みから受取までの5ステップ

オンライン申込みの手順(申込→本人確認→審査→発行→受取)

  1. オンライン申込: 公式サイトの申込フォームに代表者情報・事業内容・支払口座を入力します。UPSIDERは独自ドメインのメールアドレスが必須です
  2. 本人確認書類の提出: 犯罪収益移転防止法にもとづく本人確認です。スマートフォンで運転免許証やマイナンバーカードと顔を撮影して送信するオンライン方式か、書類の写しを郵送する方式があります。JCB一般法人カードは申込書と本人確認書類を郵送します
  3. 審査: 代表者の信用情報や事業内容をもとに審査されます。三井住友カード ビジネスオーナーズは電話認証があります
  4. カード発行: 審査通過後、バーチャルカードやカード番号が先に発行されるカード(JCB Biz ONE、UPSIDER、freeeカード Unlimited)は、この時点からオンライン決済に使えます
  5. 受取・利用開始: 物理カードが郵送で届きます。ライフカードビジネスライトプラスは受取時に本人確認書類を提示します

最短発行日数の比較(デジタルカード即時発行の有無)

カード名申込方法最短発行(公式表記)デジタルカード即時発行引き落とし口座
三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)オンライン最短3営業日記載なし(ナンバーレス、Vpassアプリで番号確認)法人名義口座・個人名義口座(屋号付き可)。個人事業主は法人名義口座不可
JCB Biz ONE(一般・ゴールド)オンライン(モバイル即時入会)最短5分でカード番号発行。通常入会は約1週間あり(個人名義口座限定、受付9:00〜20:00)個人名義口座(即時入会)/法人口座(通常入会)
セゾンコバルト・ビジネス・アメックスオンライン審査結果メール翌日から最短3営業日後に発送記載なし個人契約カード
UPSIDERカードオンラインバーチャル即時、リアル最短3営業日あり(審査完了後)法人口座(月末締め翌月20日払い)
freeeカード Unlimitedオンライン最短3時間でバーチャル利用可あり月末締め翌月14日または20日払い
マネーフォワード ビジネスカードオンライン記載なしバーチャルカード無料発行記載なし(プリペイドはチャージ式)
ライフカードビジネスライトプラスオンライン最短3営業日記載なし記載なし
JCB一般法人カードオンライン→申込書郵送必要書類到着後最短2週間なし法人名義口座
楽天ビジネスカードオンライン記載なし記載なし法人名義口座(プレミアムカードは個人名義口座)
Airカードオンライン→必要書類郵送記載なし記載なし個人事業主は屋号付き口座または個人名義口座
アメックス・ビジネス・グリーン/ゴールドオンライン記載なし記載なし記載なし
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスオンライン最短3営業日記載なし個人契約。代表者名併記の法人口座を設定可
ダイナースクラブ ビジネスカードオンライン記載なし記載なし記載なし

※2026年9月2日 編集部調べ。「記載なし」は公式ページで確認できなかった項目。発行日数は審査状況で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

すぐに使いたい場合は、JCB Biz ONEのモバイル即時入会が最短です。個人名義口座での申込に限られ、受付時間は9:00〜20:00ですが、顔写真付き本人確認書類だけで最短5分でカード番号が発行されます。法人口座で使いたい場合はUPSIDER(法人限定)のバーチャルカードが審査完了後すぐに発行されます。

引き落とし口座(法人口座・個人口座)の設定と注意

引き落とし口座は、カードによって「法人口座のみ」「個人口座のみ」「どちらも可」に分かれます。三井住友カード ビジネスオーナーズは法人名義口座と個人名義口座(屋号付き含む)のどちらも選べますが、個人事業主は法人名義口座を指定できません。JCB Biz ONEは即時入会なら個人名義口座、通常入会なら法人口座です。JCB一般法人カードと楽天ビジネスカードは法人名義口座が前提で、楽天は登記事項証明書の提出が必要です。

経理上は、法人の経費を法人口座から引き落とす方が仕訳が単純です。個人口座で引き落とす場合は、立替金や役員借入金として処理する必要があるため、税理士に確認したうえで口座を決めてください。支払日の例として、三井住友カードは15日締め翌月10日または月末締め翌月26日、UPSIDERは月末締め翌月20日、freeeカード Unlimitedは月末締め翌月14日または20日です。

法人カードのメリットと個人カードとの違い

「個人カードで経費を払ってはいけないのか」という疑問に先に答えると、経理の手間と信用面で法人カードを持つ方が合理的です(個人カードの事業利用の可否はカード会社の会員規約によります)。違いを表で整理します。

個人向けクレジットカードとの違い(名義・限度額・引き落とし口座・付帯サービス)

項目個人向けクレジットカード法人カード(ビジネスカード)
名義・契約者本人代表者個人が契約者となり、引落を法人に委任する形式が多い(三井住友カード ビジネスオーナーズなど)。法人与信型(UPSIDERなど)もある
審査対象本人の収入・信用情報代表者の信用情報に加え、カードにより事業内容・決算書・会計データ
利用可能枠個人の利用を前提にした枠〜500万円が一般的。UPSIDER月間最大10億円、freeeカード Unlimited最大5億円、アメックス・ダイナースは一律の上限なし
引き落とし口座個人口座法人口座または個人・屋号付き口座(カードにより異なる)
追加カード家族カード従業員向けの追加・使用者カード(枚数上限はカードごと。発行不可のカードもある)
分割・リボ払い多くのカードで可1回払いのみのカードが多い(楽天ビジネスカードなど)。三井住友カード ビジネスオーナーズはリボ・分割枠あり
総量規制キャッシング枠は年収の3分の1の対象法人名義の借入は総量規制の対象外

※2026年9月2日 編集部調べ。各カード公式サイトおよび金融庁の貸金業法Q&Aを確認。最新の条件は公式サイトで確認してください。

なお「法人カード」は、中小企業の代表者や個人事業主が自社用に申し込む「ビジネスカード」と、主に大企業が従業員向けに発行する「コーポレートカード」に分けて呼ばれることがあります。三井住友カードのラインアップでも、中小企業・個人事業主向けの「ビジネスオーナーズ」「ビジネスカード for Owners」と「三井住友コーポレートカード」は別系統です。本記事で比較している16枚は、いずれも代表者や個人事業主が自社用に申し込むビジネスカードのタイプで、大企業向けのコーポレートカードは扱っていません。

経理分離・立替精算の削減・支払いサイト・ポイント還元の4つのメリット

法人カードのメリットは4つに集約されます。①経理の分離: 事業の支出が1枚のカード明細にまとまり、私用の支出と混ざりません。②立替精算の削減: 従業員に追加カードを持たせれば、従業員が立て替えて後日精算する手間がなくなります。③支払いサイト: 締め日から引き落とし日までの猶予があり、たとえば三井住友カードは月末締め翌月26日、UPSIDERは月末締め翌月20日です。セゾンプラチナ・ビジネスは最大56日の支払猶予を公式に掲げています。④ポイント還元: 経費の支払いで0.5〜1.5%のポイントが貯まり、年間300万円の経費なら15,000〜45,000円相当になります。

デメリットと向かない会社

デメリットは3つです。第1に年会費です。年会費無料のカードもありますが、ゴールド・プラチナは5,500〜165,000円の幅があります。第2に私的利用の禁止です。法人カードで私用の買い物をすると、経費にならないだけでなく、役員賞与や貸付金の処理が必要になります。第3に、キャッシングや分割・リボ払いが使えないカードが多いことです。楽天ビジネスカードは1回払いのみでキャッシング機能がなく、三菱UFJニコスの法人カードも1回払いのみです。資金繰りを目的に分割を使いたい会社は、カードではなく事業融資を検討してください。

法人カードで経費を減らす活用術|税金・請求書払い・2枚持ち・会計連携

法人カードは「持つ」だけでなく「何を払うか」で効果が変わります。前提として、事業用の支払いは法人カードに集約し、現金や個人カードで払う経費を減らすほどポイントの取りこぼしがなくなります。そのうえで、税金のカード払い、請求書払いサービス、2枚持ち、会計ソフト連携の4つの活用法を、損益の考え方とともに整理します。

税金・社会保険料のカード払いは手数料と還元率で損益が決まる

法人税や消費税などの国税、住民税や事業税などの地方税は、国税クレジットカードお支払サイトや地方税お支払サイトを通じてカードで納付できます。ただし、納付額に応じた決済手数料が納付者負担でかかります。手数料は納付額に応じて段階的に設定されているため、正確な金額は国税クレジットカードお支払サイトで納付額を入力して確認してください。損益の考え方は単純で、「カードの実効還元率が決済手数料率を上回れば得、下回れば損」です。

注意すべきは、税金や公共料金の支払いで還元率が下がるカードがあることです。本記事の16枚で公式に明記されているものを表にまとめました。

カード名税金・公共料金支払い時の還元(公式記載)損益の考え方
ダイナースクラブ ビジネスカード電力・ガス・水道・税金等は200円につき1ポイント(通常の半分の0.5%)決済手数料率が0.5%を超える納付額では損になる
Airカード光熱費等はポイント付与率が異なる場合あり通常の1.5%で計算しない。公式で対象を確認
UPSIDERカード1.0%〜(一部利用先を除く)除外先に該当するかを公式で確認
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド/プラチナプリファード年会費無料・継続特典の集計対象から年会費・ETC年会費・電子マネーチャージ・国民年金保険料等を除外税金納付は年会費優遇条件の集計に含まれない項目がある。公式の対象を確認
三井住友カード ビジネスオーナーズ/JCB Biz ONE/セゾンコバルト/セゾンプラチナ・ビジネス税金支払い時の還元率変更について公式カードページに記載なし基本還元率で計算できる可能性があるが、納付前に公式で確認

※2026年9月2日 編集部調べ。各カード公式サイトのポイント付与条件を確認。決済手数料の金額は国税クレジットカードお支払サイト・地方税お支払サイトで確認してください。

納税額が大きい会社は、セゾンコバルトのように「納税時の一時増額」に対応しているカードや、利用可能枠の大きいUPSIDER・セゾンプラチナ・ビジネス(最大9,990万円)を使うと、枠不足で納付できない事態を避けられます。社会保険料については、対応の可否と手数料が制度ごとに異なるため、年金事務所や自治体の公式案内で確認してください。

請求書払いサービス(支払い先が対応していない経費のカード化)

家賃や外注費など、支払い先がカード決済に対応していない経費でも、「請求書カード払い」サービスを使えばカードで支払い、支払い先には銀行振込で送金できます。支払いサイトを延ばしつつポイントを貯められる一方、サービス側の手数料がかかります。例として、ラグジュアリーカードの法人決済用カードでは請求書カード払いの手数料が2.9%(最小600円)と公式に記載されています。手数料率がカードの還元率を上回るため、目的は「ポイント」ではなく「資金繰りの調整」と割り切るのが正しい使い方です。手数料はサービスごとに異なるため、利用前に必ず確認してください。

法人カード2枚持ちの組み合わせ例(メイン+高還元サブ/ステータス+無料)

法人カードは1枚で全部をまかなう必要はありません。事業用の支出は事業用カードで分ける前提で、法人カード同士の2枚持ちが有効です。

  • メイン(追加カード・ETC)+高還元サブ: 三井住友カード ビジネスオーナーズ(従業員用の追加カード18枚無料・ETC)をメインにし、代表者の高額決済はJCB Biz ONE(1.0%相当・永年無料)またはAirカード(1.5%・5,500円)に寄せる。両方とも個人事業主が申し込める
  • ステータス+年会費無料: 接待・出張はセゾンプラチナ・ビジネス(プライオリティ・パス・保険1億円)、日常経費はセゾンコバルト(無料・AWSなど特定加盟店2%相当)。どちらもクレディセゾン発行で永久不滅ポイントが貯まる
  • 法人与信+代表者与信: 広告費など大口はUPSIDER(月間最大10億円・法人のみ)、少額の日常経費は三井住友カード ビジネスオーナーズ。利用可能枠の不足と、一方の審査に落ちたときのリスクを分散できる

2枚持ちの注意点は、年会費の合計と、明細が2つに分かれることによる経理の手間です。会計ソフトに両方のカードを連携しておけば、明細の取り込みは自動化できます。

会計ソフト連携で仕訳を自動化する設定のポイント

会計ソフト連携は「カード側が公式に対応している」場合と「会計ソフト側の対応金融機関一覧にカード会社がある」場合の2通りがあります。UPSIDERはfreee会計・マネーフォワード クラウド・勘定奉行クラウド・弥生会計クラウド・PCAクラウドとAPI連携を公式に明記しており、freeeカード Unlimitedはfreee会計、マネーフォワード ビジネスカードはマネーフォワード クラウドが前提です。それ以外のカードは、使っている会計ソフトの対応金融機関一覧でカード会社名を確認してください。

設定のポイントは4つです。①追加カードは従業員ごと・部門ごとに分けて発行し、明細の取込時に部門タグを自動で付ける。②カードの締め日と引き落とし日を会計ソフトに登録し、未払金の計上タイミングを合わせる。③私的利用が混ざった場合の仕訳ルール(役員貸付金など)を事前に決めておく。④ポイントで経費を支払った場合の処理を決めておく(後述)。

法人カードの注意点とよくある勘違い

法人カードには、個人カードの感覚で使うとトラブルになる点がいくつかあります。申込前に4つだけ確認してください。

名義は法人名ではなく代表者個人になる

「法人カード」でも、カードの契約者は代表者個人であることが一般的です。三井住友カード ビジネスオーナーズは公式に「契約者は代表者個人となり、口座引落を法人に委任する形式」と明記し、ライフカードも「申込者個人との契約」、セゾンは「個人契約カード」です。したがって、支払いが滞れば代表者個人の信用情報に記録され、個人のカードやローンにも影響します。法人与信型(UPSIDER、三井住友ビジネスカードなど)は法人が契約者ですが、この2枚は申込対象が法人に限られます。

分割払い・リボ払い・キャッシングは使えないことが多い

法人カードは1回払いのみのカードが多く、楽天ビジネスカードは「ショッピング1回払いのみ・キャッシング機能なし」、三菱UFJニコスの法人カードも1回払いのみです。一方、三井住友カード ビジネスオーナーズはリボ・分割枠0〜200万円、ダイナースクラブ ビジネスカードは一回払い・ボーナス一括払い・リボルビング払いに対応しています。分割やリボを使う予定があるなら、対応の有無をカード別に公式サイトで確認してください。なお、法人名義の借入は貸金業法の総量規制の対象外ですが、代表者個人名義のキャッシングは対象です。カードの支払いが難しくなったときは、カード会社への早めの連絡に加え、日本クレジットカウンセリング協会(多重債務ほっとライン 0570-031640)や法テラス(0570-078374)、日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター(0570-051-051)といった相談窓口も利用できます。

追加カードは本人以外の使用不可・私的利用は経費にならない

追加カード(パートナーカード・使用者カード)は、カードに名前が記載された本人しか使えません。カードを共有して複数の従業員が使い回すのは規約違反で、不正利用時の補償も受けられなくなります。また、法人カードで私用の買い物をしても経費にはならず、役員賞与や役員貸付金として処理する必要があります。私的利用は税務調査でも指摘されやすい項目なので、事業用と私用のカードは物理的に分けるのが安全です。

領収書の保管と経費計上・ポイント利用時の処理

カード明細は支払いの事実を示しますが、何を買ったかを証明する領収書・請求書は別に保管が必要です。電子取引のデータ保存については電子帳簿保存法の要件があるため、Web明細やPDF領収書の保存方法は国税庁の案内と税理士に確認してください。年会費については、アメリカン・エキスプレスが公式に「年会費は経費にできる場合があります。詳しくは税理士等にご確認ください」と案内しており(ラグジュアリーカードも「年会費は経費計上も可能」と記載)、本記事も同じ立場です。

ポイントで経費を支払った場合の会計処理は、国税庁が質疑応答事例で考え方を示しています。ポイント利用分を値引きとして処理するか、雑収入として計上するかで仕訳が変わるため、税務判断は税理士に確認してください。

法人カードのおすすめに関するよくある質問

最強のビジネスカード・法人カードはどれ?

「最強」は用途によって異なります。年会費をかけずに追加カードとETCまでそろえるなら三井住友カード ビジネスオーナーズ(永年無料・追加18枚無料)、還元率なら年会費無料で1.0%相当のJCB Biz ONE、年会費を払っても還元を最大化するなら1.5%のAirカード(5,500円)、出張・接待の特典ならセゾンプラチナ・ビジネス(初年度無料・2年目以降33,000円・プライオリティ・パス無料)が本記事の評価で各分野の1位です。1枚で全部を満たすカードはないため、目的を1つ決めてから選んでください。

作りやすい・審査に通りやすい法人カードは?

審査基準は各社非公開のため「通りやすい」と断定できるカードはありませんが、必要書類が少なく申込対象が広いカードは選べます。JCB Biz ONEは顔写真付き本人確認書類のみで即時入会でき、三井住友カード ビジネスオーナーズ・セゾンコバルトは登記簿謄本・決算書が不要、ライフカードビジネスライトプラスは決算資料等が不要です。いずれも個人事業主(副業・フリーランス含む)が申し込めます。逆に「原則黒字決算」「業歴3年以上」を申込資格に掲げるカードは、設立直後の会社には向きません。

個人事業主やフリーランスでも法人カードは作れる?

作れます。本記事の16枚のうち、法人限定はUPSIDERカードとfreeeカード Unlimitedの2枚だけで、残り14枚は個人事業主が申込対象に含まれています。三井住友カード ビジネスオーナーズとJCB Biz ONEは「副業・フリーランス含む」と公式に明記しています。屋号付き口座や個人名義口座で引き落とせるカードも多く、Airカードは個人事業主の場合に屋号付き口座または個人名義口座で申し込めます。個人事業主向けに個人カードも含めて比較した記事は個人事業主向けクレジットカードの選び方です。

一般カードとゴールドカードはどちらを選ぶべき?

年間利用額が100万円以上ならゴールドです。三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド(5,500円)は年間100万円の利用で翌年以降永年無料になり、さらに毎年10,000ポイントの継続特典が付くため、年間120万円利用時の実質リターンは一般の6,000円に対して16,000円になります。JCB Biz ONE ゴールド(5,500円・初年度無料)も年間100万円以上の利用で翌年度無料です。年間利用額が100万円に届かない場合は年会費がかかるため、一般カードから始めて、利用額が増えたらアップグレードするのが安全です。

人前で出しても恥ずかしくない法人カードは?

券面の印象を重視するなら、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド(49,500円・メタル製)、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(2年目以降33,000円)、ダイナースクラブ ビジネスカード(33,000円)が候補です。ただし、年会費無料の三井住友カード ビジネスオーナーズもナンバーレスのシンプルな券面で、ビジネスの場で見劣りするものではありません。カードの見た目より、支払いが滞りなく行われることの方が取引先の信用には重要です。

法人カードで税金や社会保険料は払える?

国税は国税クレジットカードお支払サイト、地方税は地方税お支払サイトを通じてカードで納付できます。ただし納付額に応じた決済手数料が納付者負担でかかるため、カードの実効還元率が手数料率を上回るかで損益が決まります。また、ダイナースクラブ ビジネスカードのように税金・公共料金は200円につき1ポイント(0.5%)に下がるカードもあります。社会保険料は制度ごとに対応が異なるため、年金事務所や自治体の公式案内で確認してください。

開業前・設立準備中や副業でも法人カードは申し込める?

申込資格は各社とも「法人代表者または個人事業主」が基本のため、法人として申し込むには設立登記が前提になります。設立準備中や副業の段階では、個人事業主・副業を申込対象に含めるカードを検討してください。三井住友カード ビジネスオーナーズとJCB Biz ONEは「副業・フリーランス含む」、セゾンコバルト・ビジネス・アメックスは「副業・個人事業主・フリーランス」、マネーフォワード ビジネスカードは「副業・創業直後」を申込対象に明記しています。設立直後の法人は、UPSIDERカードが与信が付く前でも前払い方式で利用できると案内しています。開業届や登記の完了前に申し込めるかどうかは各社の申込画面で確認してください。

法人カードの年会費は経費になる?

アメリカン・エキスプレスは公式サイトで「年会費は経費にできる場合がある。詳しくは税理士等に確認」と案内し、ラグジュアリーカードも「年会費は経費計上も可能」と記載しています。事業用に使うカードの年会費は経費として扱うのが一般的ですが、私的利用が混在する場合の按分など税務上の判断は税理士に確認してください。なお、年会費永年無料の三井住友カード ビジネスオーナーズやJCB Biz ONEを選べば、この論点自体が発生しません。

引き落とし口座は個人口座でもよい?法人口座が必要?

カードによって異なります。三井住友カード ビジネスオーナーズは法人名義口座と個人名義口座(屋号付き含む)のどちらも指定でき、個人事業主は個人名義口座を使います。JCB Biz ONEはモバイル即時入会なら個人名義口座、通常入会なら法人口座です。Airカードは個人事業主の場合、屋号付き口座または個人名義口座で申し込めます。一方、JCB一般法人カードは法人名義の支払口座情報が必要で、楽天ビジネスカードで法人口座を指定する場合は発行6か月以内の登記事項証明書の提出が求められます。法人の経費を個人口座から引き落とすと立替金や役員借入金の処理が必要になるため、税理士に確認したうえで口座を決めてください。

法人カードの審査は個人カードより厳しい?複数枚の同時申込は不利?

審査基準は各社非公開のため、厳しさを一概には言えません。三井住友カード ビジネスオーナーズやセゾンの各カードのように契約者が代表者個人となるカードは、代表者個人の信用情報(CIC・JICC・KSC)が審査の中心で、登記簿謄本・決算書の提出は不要と公式に記載しています。一方、三菱UFJニコスの法人カードのように「原則黒字決算」「原則業歴3年以上・2期連続黒字決算」を申込資格に掲げるカードは、法人の財務状況も見られます。同時申込については、申込情報が信用情報機関に照会日から6か月間保有されるため、短期間に多数のカードへ申し込むのは避け、メインの1枚を先に取得してから2枚目を検討するのが無難です。

まとめ|事業規模と年間利用額で法人カードを選ぼう

法人カードは「自社が申し込めるか」「年間いくら使うか」「何を重視するか」の3点で決まります。本記事の要点を再掲します。

  • 年会費無料の定番: 三井住友カード ビジネスオーナーズ(永年無料・追加18枚無料・登記簿謄本と決算書不要・個人事業主可)
  • 還元率重視: JCB Biz ONE(永年無料・1.0%相当・最短5分でカード番号発行。追加カード不可)
  • ステータス・出張: セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(初年度無料・2年目以降33,000円・プライオリティ・パス無料)
  • 年間100万円以上使うならゴールド: 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは年100万円利用で翌年以降永年無料、JCB Biz ONE ゴールドは年100万円利用で翌年度無料
  • 法人限定で利用枠と枚数を優先: UPSIDERカード(月間最大10億円・枚数無制限・5種の会計ソフトとAPI連携)

候補が2〜3枚に絞れたら、総合比較表で必要書類と発行スピードを確認し、公式サイトで最新条件を見てから申し込んでください。入会特典の最新条件は法人カードの入会キャンペーン一覧で確認できます。

三井住友カード ビジネスオーナーズの公式サイトで最新条件を確認する

JCB Biz ONEの公式サイトで最新条件を確認する

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの公式サイトで最新条件を確認する

この記事の情報源

本記事の年会費・還元率・申込条件・法令に関する記述は、以下の公式サイト・法令を2026年9月2日時点でSEIMEIメディア編集部が確認したものです。

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