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【2026年9月】マイルが貯まる法人カードおすすめ12選|最強の1枚を実質還元率で比較

マイルが貯まる法人カードを実質還元率で比較するイメージ

出張の航空券やホテル代、広告費を法人カードに集約し、貯まったマイルで次の出張費を浮かせたい。そう考えて法人カードのマイル還元率を調べると、各社の「最大◯%」が並び、どれが本当に貯まるのか判断がつきません。表示還元率とマイル還元率は別物で、移行レート・移行プログラム年会費・年間移行上限を差し引くと順位は入れ替わります。

公式条件から算出した実質マイル還元率で12枚を比べると、JAL派はセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(SAISON MILE CLUB登録で最大1.125%)、ANA派はアメックスかダイナースクラブ(1.0%・年間40,000マイル上限)、年会費無料ならJCB Biz ONEが有力です。利用額別の獲得マイル試算と、マイルは誰のものかという実務の疑問まで本文で整理しています。

最終更新日: 2026年9月2日(年会費・移行条件は2026年9月2日時点の公式サイト確認値。改定が多い分野のため、申込前に必ず公式サイトで最新条件を確認してください)

目次

【結論】法人カードでマイルを貯めるならこの3枚(30秒で分かる要約)

先に要点をまとめます。比較の物差しは「通常決済で実際に手に入るマイルの割合」と「そのために毎年払うコスト」の2つです。

  • マイル還元率は「ポイント付与率×マイル移行レート」で決まる。表示の「最大◯%」は優待店やボーナス込みの数値なので、通常決済の値で比べる
  • JAL派の最有力はセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス。SAISON MILE CLUB(年会費5,500円)に登録すると1,000円=10マイル+永久不滅ポイント併給で最大1.125%。年間移行上限は150,000マイルと大きく、初年度は年会費無料
  • ANA派で公式レート1.0%が確認できるのはアメックス(メンバーシップ・リワード・プラス登録時)とダイナースクラブ。ただし両者ともANAは年間40,000マイルが上限。年間400万円超の決済は2枚に分けるか、上限のないカードを組み合わせる
  • 年会費無料で始めるならJCB Biz ONE。200円=2ポイント(1.0%相当)でANA・JALへ移行可。移行レートは商品ページに記載がないため、申込前に公式で確認する
  • 年間1,000万円規模の決済がある会社は、移行上限なし・手数料無料のラグジュアリーカード(100円=0.6〜0.9マイル相当)が候補に入る。年会費は高いが、上限に阻まれない

ANA派の最強候補/JAL派の最強候補/年会費無料で始めるなら

「最強」は本記事の比較基準(実質マイル還元率と維持コスト)にもとづく編集部の評価です。会社の年間利用額や出張路線によって最適解は変わるため、後述の試算表とあわせて判断してください。なお、ANA派の定番とされるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド(年会費49,500円)も、メンバーシップ・リワード・プラス(初年度無料、2年目以降3,300円)登録時のANA移行レートは1,000ポイント=1,000マイル(1.0%)でグリーンと同じです。マイル効率だけならグリーン、旅行傷害保険最高1億円や追加カード最大99枚などの特典まで含めるならゴールド、という選び分けになります。

区分カード年会費(税込)通常決済のマイル還元率(条件)年間移行上限選定理由
JAL派セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス初年度無料、次年度以降33,000円JAL最大1.125%(SAISON MILE CLUB年会費5,500円に登録時)150,000マイル公式レートで確認できる中で最高水準。上限が大きく、年間1,000万円超の決済でも頭打ちになりにくい
ANA派(年間100万〜400万円)アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン13,200円ANA1.0%(メンバーシップ・リワード・プラス3,300円+ANAコース5,500円に登録時)40,000マイル年間コスト22,000円で1.0%。損益分岐は年間約110万円と低い
ANA派(年間400万円超)ダイナースクラブ ビジネスカード+アメックスの2枚持ち33,000円+13,200円ANA各1.0%各40,000マイル(合計80,000マイル)上限を2枚で分散。ダイナースは上限超過分をJAL(2,500ポイント=1,000マイル、上限なし)へ逃がせる
年会費無料JCB Biz ONE(一般)永年無料J-POINT 200円=2ポイント(1.0%相当)。マイル移行レートは商品ページ未記載公式サイトで確認維持コストゼロで1.0%相当のポイント。ANA・JAL両方に移行できる

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。マイル還元率は優待店・キャンペーン・搭乗ボーナスを含まない通常決済時の値です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの公式サイトで最新条件を確認する

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードの公式サイトで最新条件を確認する

JCB Biz ONEの公式サイトで最新条件を確認する

『表示還元率』と『マイル還元率』は別物——本記事の比較基準

法人カードのマイル還元率とは、決済額に対して最終的に手に入るマイル数の割合のことで、「ポイント付与率×ポイントからマイルへの移行レート」で計算します。カード会社が表示する「最大◯%」は、特約店やボーナスポイント、キャンペーンを含めた上限値であることが多く、通常の経費決済で得られるマイル還元率とは一致しません。

たとえば三井住友カード ビジネスオーナーズは「最大1.5%還元」と案内されていますが、これは対象の三井住友カードとの2枚持ちなど条件を満たした特約店利用に限った値で、通常決済は200円につき1ポイント(0.5%)です。JCB Biz ONEの「優待店最大21倍」も同様で、常時の付与は200円=2ポイントです。アメックスのメンバーシップ・リワードは、メンバーシップ・リワード・プラスに登録しないと80,000ポイント=40,000マイル(0.5%)、登録すると40,000ポイント=40,000マイル(1.0%)と、同じカードでも登録の有無で2倍の差が出ます。

本記事では次の4点をそろえて比較しています。①ポイント付与は通常決済の値だけを使う、②マイル移行レートは各社のポイント移行ページに記載された公式値だけを使い、未記載なら「未記載」と書く、③移行プログラムの年会費と年間移行上限を必ず併記する、④損益分岐点は「年会費と移行プログラム費の合計÷(マイル還元率×1マイル2円)」で求める。1マイル=2円は特典航空券に使った場合の目安として編集部が置いた仮定です。

なお、マイルの価値は使い方で変わります。特典航空券に交換する場合、同じマイル数でも長距離路線や上位クラスに使うほど、航空券の販売価格で割り戻した1マイルあたりの価値は高くなる傾向があり、逆に電子マネーや提携ポイントへ交換すると1マイル=1円程度に下がることが一般的です。本記事の2円は出張の国内線・近距離路線を想定した控えめな目安で、海外出張でビジネスクラスの特典航空券に使う会社では、試算表の差引リターンはさらに大きくなります。

記事の使い方は次のとおりです。ANA派・JAL派が決まっている人は「ANAマイル最強/JALマイル最強」の章へ、まず数字で比べたい人は比較表と試算へ、マイルの帰属や会計処理を知りたい経理担当の方は「マイルは誰のもの?」の章へ進んでください。

法人カードでマイルは貯まる?仕組みと個人カードとの違い

法人クレジットカード(ビジネスカード)でもマイルは貯まります。マイルとは、ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクなど航空会社のマイレージプログラムで貯まるポイントのことで、特典航空券や座席のアップグレードに交換できます。貯まり方は「ショッピングで貯まるマイル」「搭乗で貯まるフライトマイル」「入会・継続・搭乗時のボーナスマイル」の3つに分かれ、法人カードでは1つ目の仕組みがカードによって大きく異なります。ここを理解しておくと、後の比較表が読みやすくなります。

ショッピングマイルの2方式(ポイント移行型/マイル直接加算型)

ポイント移行型は、決済でカード会社のポイントが貯まり、それを会員が手続きしてマイルに交換する方式です。本記事の12枚のうち大半がこの方式で、アメックス(メンバーシップ・リワード→ANA・JAL)、ダイナースクラブ(ポイント→ANA・JAL・デルタ・ユナイテッド)、ANA JCB法人カード(J-POINT→ANA)、JCB Biz ONE(J-POINT→ANA・JAL)、三井住友カード ビジネスオーナーズ(Vポイント→マイル)が該当します。移行に年会費や手数料がかかるカード、年間上限があるカードがあり、これが実質還元率を左右します。

マイル直接加算型は、決済額に応じてマイルが自動で積算される方式です。セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのSAISON MILE CLUBは、登録すると1,000円(税込)ごとに10マイルのJALマイルが自動で貯まり、あわせて2,000円ごとに永久不滅ポイント1ポイントも付与されます。交換手続きが不要なので、移行忘れやポイント失効のリスクがありません。

注意したいのがJALカードの法人カード(普通カード/CLUB-Aカード)です。個人向けJALカードと違い、法人カードの利用分は提携カード会社のポイントとして貯まり、JALカードショッピングマイルは積算されないと公式に明記されています。「JALの法人カードだから経費決済でJALマイルが貯まる」と思い込んでいると、まったく貯まらないという事態になります。同じく、三井住友カード発行のANAコーポレートカードは、ショッピングで貯まるワールドプレゼントポイントをANAマイレージへ移行できません。

フライトマイル・ボーナスマイルは搭乗者個人に付与される

航空券を使って搭乗したときのフライトマイルと、カード会員向けの搭乗ボーナスマイルは、搭乗した人のマイレージ口座に積算されます。JALカード法人カードの公式案内では、フライトマイルは「使用者ごとに積算」され、共有・合算・譲渡はできないとされています。ANA JCB法人カードも、マイル移行の手続きは使用者カードでのみ可能で、マイルは手続きをした使用者に付与されると案内されています。

つまり、法人カードで貯まるマイルは「会社の経費から生まれるが、口座は個人名義で管理される」という二重構造にあります。この構造が「マイルは誰のもの?」という疑問の出発点で、詳しくは後半の章で整理します。

搭乗ボーナスの率が公式ページで確認できるのはANA JCB法人カードで、一般・ワイドが区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の10%、ワイドゴールドが25%です。入会・継続ボーナスは一般・ワイドが各1,000マイル、ワイドゴールドが各2,000マイルです。出張で搭乗する機会が多い会社では、この搭乗ボーナスがショッピングマイルを上回ることもあります。

個人事業主でも法人カード(ビジネスカード)でマイルは貯められる

本記事の12枚のうち、個人事業主・フリーランスが申し込めるカードは、JCB Biz ONE(18歳以上、副業含む)、三井住友カード ビジネスオーナーズ(18歳以上、副業・フリーランス含む)、セゾンコバルト・ビジネス・アメックス、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス、アメックス・ビジネス各種、ダイナースクラブ ビジネスカード、ラグジュアリーカード、オリコ EX Gold for Biz S(個人事業主限定)、ANA JCB法人カード(法人口座が必要)です。登記簿謄本や決算書の提出が不要なカードも多く、ラグジュアリーカードの法人決済用カードも登記簿・決算書不要と公式に案内されています。

一方、UPSIDER、バクラクビジネスカード、freeeカード Unlimitedは法人限定で個人事業主は申し込めません。これらは新興の法人カードで、公式ページにポイントのマイル移行に関する案内がないため、マイル目的なら比較対象から外れます(詳細は「マイルが貯まらない法人カードに注意」)。

経費規模とマイルの関係を1つ例示します。年間300万円の経費をマイル還元率1.0%のカードに集約すると30,000マイル、1.125%のカードなら33,750マイルです。年間100万円なら10,000マイル前後で、年会費33,000円クラスのカードでは1マイル2円換算でも赤字になります。年会費に見合うかどうかは「年間利用額」で決まる、というのが本記事の一貫した結論です。

個人カードとの違いは3つあります。①追加カード(使用者カード・パートナーカード)を発行して従業員の経費も1つの口座に集められる、②利用枠が大きい(三井住友カード ビジネスオーナーズは最大500万円、ダイナースクラブ ビジネスカードは一律の制限なし、ラグジュアリーカードは事前入金で月間最大9,990万円)、③契約形態がカードで異なる。三井住友カード ビジネスオーナーズは「契約者は代表者個人で、口座引落を法人に委任する形式」、セゾンのビジネスカードは「個人契約カード(名義・審査は個人)」と公式に明記されており、法人与信のカード(三井住友ビジネスカード、UPSIDERなど)とは区別されます。

マイル重視で法人カードを選ぶ5つの基準

マイル目的で法人カードを選ぶとき、判断材料は5つに絞れます。航空会社、実質マイル還元率、年会費の損益分岐点、追加カードとポイント集約、そして出張特典です。順に見ていきます。

法人カードの実質マイル還元率を求める4ステップの図解

ANAかJALか——就航路線・アライアンス・出張先で決める

最初に決めるのは貯める航空会社です。ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに属しており、特典航空券は同じアライアンスの提携航空会社の便にも使えます(加盟航空会社の一覧は各アライアンスの公式サイトで最新を確認してください)。国内出張が中心なら、よく使う路線に便数が多い方を選ぶのが基本です。ダイナースクラブとラグジュアリーカードはユナイテッド航空へも移行でき、海外出張が多い会社では選択肢が広がります。

ANA・JALのどちらにも移行できるカード(アメックス、ダイナースクラブ、ラグジュアリーカード、JCB Biz ONE)なら、貯めながら使い道を後から決められます。ただし移行レートはANAとJALで差があることが多く、ダイナースクラブはANAが1,000ポイント=1,000マイル(1.0%)なのに対しJALは2,500ポイント=1,000マイル(0.4%)です。「両方対応」でも実質的にはどちらか一方が得意なカードがほとんどです。

実質マイル還元率=移行レート×移行手数料×年間移行上限で見る

実質マイル還元率は、①ポイント付与率、②マイル移行レート、③移行プログラムの年会費、④年間移行上限、の4段階で求めます。図解の順に確認してください。①×②が「額面のマイル還元率」、③を差し引いたものが「コスト込みの還元率」、④で頭打ちになる決済額が「そのカード1枚で意味のある年間利用額の上限」です。

③の移行プログラム年会費は、2026年9月2日時点の公式値で次のとおりです。

  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス: SAISON MILE CLUB 年会費5,500円(有効期間内に150,000マイルに到達すると翌年のサービス年会費無料)
  • アメックス・ビジネス各種: メンバーシップ・リワード・プラス 年間参加費3,300円(ビジネス・ゴールドは初年度無料)+メンバーシップ・リワードANAコース 年間参加費5,500円(ビジネス・プラチナはANAコース参加費無料)
  • ダイナースクラブ ビジネスカード: ダイナースグローバルマイレージ 年間参加料6,600円(移行手数料は無料)
  • ANA JCB法人カード: マイル移行手数料 年5,500円(ワイドゴールドは無料)
  • ラグジュアリーカード: 移行手数料無料・上限なし
  • JALカードショッピングマイル・プレミアム: 個人向けJALカードの制度で、法人カードはショッピングマイル自体が積算されないため対象外

④の年間移行上限は、アメックスがANA年間40,000マイル(1月1日〜12月31日、複数カードを持っていても合算)、ダイナースクラブがANA年間40,000マイル(12月21日〜翌12月20日、JALは上限なし)、セゾンプラチナ・ビジネスがJAL150,000マイル、ラグジュアリーカードが上限なしです。ANAの40,000マイル上限は1.0%換算で年間400万円の決済に相当し、それ以上使っても追加のANAマイルにはなりません。

年会費の損益分岐点を年間利用額から逆算する

損益分岐となる年間利用額は「(年会費+移行プログラム費)÷(マイル還元率×1マイルの価値)」で求められます。1マイル=2円と仮定すると、次のようになります。

  • アメックス・ビジネス・グリーン(ANA1.0%、年間コスト22,000円): 22,000円÷0.02=年間約110万円
  • セゾンプラチナ・ビジネス(JAL1.125%、2年目以降の年間コスト38,500円): 38,500円÷0.0225=年間約171万円
  • ダイナースクラブ ビジネスカード(ANA1.0%、年間コスト39,600円): 39,600円÷0.02=年間約198万円
  • アメックス・ビジネス・ゴールド(ANA1.0%、2年目以降の年間コスト58,300円): 58,300円÷0.02=年間約292万円
  • ラグジュアリーカード Titanium(0.6%、年会費55,000円): 55,000円÷0.012=年間約458万円

この計算にはラウンジや保険などの付帯特典の価値を含めていません。年会費の高いカードは特典で元を取る設計になっているため、マイルだけで赤字でも特典込みでは黒字というケースがあります。逆に、マイルだけを目的にするなら、年間利用額が損益分岐を下回るカードは選ばないのが合理的です。

追加カード・ETCカードの発行条件とポイント合算の可否

従業員の経費もマイルにしたいなら、追加カード(使用者カード・パートナーカード)の年会費と発行枚数、そしてポイントが本会員に集約されるかどうかを確認します。公式ページで確認できた条件は次のとおりです。

カード追加カード年会費(税込)発行上限ETCカードポイント・マイルの集約(公式記載)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス3,300円(本カードと同時申込で初年度無料)最大9枚最大5枚・年会費無料SAISON MILE CLUBは本会員のみ登録可。追加カード利用分もマイル対象
アメックス・ビジネス・グリーン付帯特典あり6,600円/付帯特典なし無料(判定期間内に利用がないと管理手数料3,300円)最大99枚年会費・発行手数料無料。基本カード会員20枚まで、追加カード会員1人1枚ANA年間上限は複数カード合算で40,000マイル
アメックス・ビジネス・ゴールド付帯特典あり13,200円/付帯特典なし無料(未利用時管理手数料3,300円)最大99枚公式サイトで確認同上
アメックス・ビジネス・プラチナ付帯特典あり4人まで無料、5人目以上13,200円/付帯特典なし無料最大99枚公式サイトで確認同上
ダイナースクラブ ビジネスカード無料(3・4枚目は年間5,500円のカード維持手数料)4枚まで基本会員は車載器台数に応じ5枚まで、追加会員各1枚。無料公式サイトで確認
ANA JCB法人カード使用者追加1名ごと825円(ワイドゴールドは4,400円)公式サイトで確認公式サイトで確認マイル移行は使用者カードでのみ可。マイルは手続きした使用者に付与
JALカード 法人カード使用者1名につき2,200円(CLUB-Aは11,000円)8人目まで追加可(9人目以降は法人入会申込書)ETC機能ありフライトマイルは使用者ごとに積算。共有・合算・譲渡不可
JCB Biz ONE追加カード不可本人1枚のみ1枚(初年度無料、2年目以降は利用状況に応じ無料、未達550円)本人のみ
ラグジュアリーカード(法人決済用)従業員用 最大4名4名公式サイトで確認ポイント合算可
三井住友カード ビジネスオーナーズパートナー会員 永年無料18枚までカード1枚につき1枚。無料(前年度未利用で550円)公式サイトで確認
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス無料最大9枚最大5枚・無料(入会月から翌年入会月前月末まで未利用の場合、ETCカードサービス手数料2,200円)公式サイトで確認
オリコ EX Gold for Biz Mメンバーカード1枚1,100円最大3名(Sはメンバーカードなし)年会費無料公式サイトで確認

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

従業員が多い会社ほど、追加カードが無料で枚数上限の大きい三井住友カード ビジネスオーナーズ(18枚無料)、アメックスの付帯特典なし追加カード(無料・最大99枚)、セゾンの追加カード(コバルトは無料・9枚)が使いやすい設計です。JCB Biz ONEは追加カードを発行できないため、代表者1人で使う前提のカードです。

空港ラウンジ・旅行保険など出張特典の要否

出張が多い会社では、空港ラウンジと旅行傷害保険の価値がマイルと同じくらい大きくなります。プライオリティ・パスが無料で付くのはセゾンプラチナ・ビジネス(通常年会費469米ドルのプレステージプラン相当、同伴者35米ドル)、アメックス・ビジネス・プラチナ、ラグジュアリーカード(回数制限なし、同伴者35米ドル)です。ダイナースクラブ ビジネスカードは国内外1,700か所以上のラウンジ(海外は年10回まで無料)、JCB Biz ONE ゴールドと三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは国内主要空港のラウンジが対象です。

旅行傷害保険はセゾンプラチナ・ビジネスが海外最高1億円・国内5,000万円、アメックス・ビジネス・ゴールドが最高1億円、ダイナースクラブ ビジネスカードが海外・国内最高1億円(利用条件付き)、ラグジュアリーカードが海外最高1.2億円(自動付帯)です。ラウンジの詳しい比較はプライオリティパス付き法人カードの比較記事にまとめています。本記事はマイル条件に絞って解説します。

【比較表】マイルが貯まる法人カード12枚の実質還元率早見表

12枚の年会費・ポイント付与・通常決済のマイル還元率・年間移行上限・移行プログラム費用を1枚の表にしました。マイル還元率は公式のポイント移行ページに記載のあるものだけを掲載し、商品ページに移行レートの記載がないカードは「未記載」としています。

カード年会費(税込)ポイント付与(通常決済)通常決済のマイル還元率年間移行上限移行プログラム費用(年)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス初年度無料、次年度以降33,000円永久不滅ポイント1,000円=1ポイント(SAISON MILE CLUB登録時は1,000円=10マイル+2,000円=1ポイント)JAL最大1.125%(SAISON MILE CLUB登録時)/ANAは未記載JAL150,000マイル5,500円(150,000マイル到達で翌年無料)
アメックス・ビジネス・グリーン13,200円100円=1ポイント(200円=1ポイントの加盟店あり)ANA1.0%(MR+登録時。未登録は0.5%)/JALは未記載ANA40,000マイルMR+3,300円+ANAコース5,500円
アメックス・ビジネス・ゴールド49,500円100円=1ポイント(対象加盟店100円=3ポイント、要登録)ANA1.0%(MR+登録時)/JALは未記載ANA40,000マイルMR+3,300円(初年度無料)+ANAコース5,500円
アメックス・ビジネス・プラチナ165,000円100円=1ポイント(対象加盟店100円=3ポイント、要登録)ANA1.0%(MR+登録時)/JALは未記載ANA40,000マイルANAコース無料(MR+の扱いは公式サイトで確認)
ダイナースクラブ ビジネスカード33,000円100円=1ポイント(電力・ガス・水道・税金は200円=1ポイント)ANA1.0%/JAL0.4%(2,500ポイント=1,000マイル)ANA40,000マイル/JAL上限なし6,600円(移行手数料無料)
ラグジュアリーカード Titanium/Black/Gold55,000円/110,000円/220,000円1.0%/1.25%/1.5%(1ポイント=1円)100円=0.6/0.75/0.9マイル相当(JAL・ANA・ユナイテッド)上限なし無料
ANA JCB法人カード 一般/ワイド/ワイドゴールド2,475円(初年度無料)/12,925円/20,900円J-POINT 200円=1ポイント未記載(J-POINT→ANAマイルのレートは商品ページに記載なし)公式サイトで確認移行手数料5,500円(ワイドゴールドは無料)
JCB Biz ONE 一般/ゴールド永年無料/5,500円(初年度無料、年間100万円以上利用で翌年度無料)J-POINT 200円=2ポイント(常時2倍)未記載(ANA・JALへ移行可、レートは商品ページに記載なし)公式サイトで確認公式サイトで確認
三井住友カード ビジネスオーナーズ 一般/ゴールド/プラチナプリファード永年無料/5,500円(年間100万円利用で翌年以降永年無料)/33,000円Vポイント200円=1ポイント(0.5%)。プラチナプリファードは通常1.0%未記載(Vポイント→マイル移行可、レートは商品ページに記載なし)公式サイトで確認公式サイトで確認
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス無料永久不滅ポイント1,000円=1ポイント(特定加盟店4倍)未記載(SAISON MILE CLUBは登録不可)公式サイトで確認公式サイトで確認
オリコ EX Gold for Biz S/M初年度無料、次年度3,300円暮らスマイル1,000円=1スマイル+会員20%加算未記載(マイル交換レートは商品ページに記載なし)公式サイトで確認公式サイトで確認
JALカード 法人カード 普通/CLUB-A使用者1名2,200円/11,000円提携カード会社のポイントショッピングマイルは積算されない(フライトマイル・搭乗ボーナスのみ)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。MR+=メンバーシップ・リワード・プラス。マイル還元率は優待店・ボーナス・キャンペーンを含まない通常決済時の値で、移行プログラム登録を前提としています。

表から読み取れるポイントは3つです。第一に、公式レートで1.0%以上のマイル還元率が確認できるのは、セゾンプラチナ・ビジネス(JAL)、アメックス3種(ANA)、ダイナースクラブ(ANA)の5枚だけです。第二に、その5枚のうちANAの4枚には年間40,000マイルの上限があります。第三に、年会費無料・低額のカード(JCB Biz ONE、三井住友カード ビジネスオーナーズ、セゾンコバルト、オリコ)はポイントの付与率は公開されているものの、マイル移行レートが商品ページに載っていないため、申込前に会員向けページや問い合わせで確認が必要です。

ANA・JAL移行条件マトリクス(移行可否・レート・上限・手数料)

ANA派・JAL派が自分に関係する列だけを読めるよう、航空会社別に移行条件を整理しました。ポイントの有効期限も、移行タイミングを管理するうえで重要なので併記しています。

カードANAマイルJALマイルその他の航空会社ポイント有効期限移行時の注意
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス永久不滅ポイントから移行可(レートは未記載)SAISON MILE CLUBで自動積算(1,000円=10マイル)+永久不滅ポイント200ポイント=500マイル公式サイトで確認永久不滅ポイントは無期限SAISON MILE CLUBは本会員のみ登録可。上限150,000マイル
アメックス・ビジネス・グリーン/ゴールド/プラチナMR+登録時1,000ポイント=1,000マイル、未登録時80,000ポイント=40,000マイル。ANAコース年5,500円(プラチナは無料)JALマイレージバンクへ移行可(レートは未記載)提携航空会社リストあり(公式サイトで確認)MR+登録で無期限ANAは年間40,000マイル上限(1月1日〜12月31日、複数カード合算)。移行は1日1回
ダイナースクラブ ビジネスカード1,000ポイント=1,000マイル。年間40,000マイル上限(12月21日〜翌12月20日)2,500ポイント=1,000マイル。上限なしデルタ・ユナイテッド 2,000ポイント=1,000マイル無期限ダイナースグローバルマイレージ年間参加料6,600円、移行手数料無料。JAL移行10%ボーナスキャンペーン(2026年9月1日〜9月30日)
ラグジュアリーカード100円=0.6/0.75/0.9マイル相当同左ユナイテッド公式サイトで確認上限なし・手数料無料
ANA JCB法人カードJ-POINTから移行可(レート未記載)。手数料年5,500円(ワイドゴールド無料)公式サイトで確認使用者カードでのみ移行可。マイルは手続きした使用者に付与
JCB Biz ONE移行可(レート未記載)移行可(レート未記載)公式サイトで確認公式サイトで確認追加カード不可のため本人分のみ
三井住友カード ビジネスオーナーズVポイントから移行可(レート未記載)同左公式サイトで確認公式サイトで確認ANAコーポレートカード(三井住友)はショッピング分の移行不可なので混同注意
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス永久不滅ポイントのマイル交換可否・レートは公式サイトで確認同左(SAISON MILE CLUBは登録不可)公式サイトで確認永久不滅ポイントは無期限
オリコ EX Gold for Bizレート未記載レート未記載公式サイトで確認公式サイトで確認
JALカード 法人カードフライトマイル・搭乗ボーナスのみ(ショッピングマイルなし)使用者ごとに積算、共有・合算・譲渡不可

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

年間利用額100万/300万/1,000万円での獲得マイルと維持コスト試算

公式レートが確認できた5枚(ラグジュアリーカードは3券種)について、年間利用額別の獲得マイルと、年会費+移行プログラム費を差し引いた実質リターンを試算しました。セルの表記は「獲得マイル/差引リターン」です。

カード(移行先)年間100万円年間300万円年間1,000万円年間コスト(年会費+移行費)損益分岐の年間利用額
セゾンプラチナ・ビジネス(JAL)11,250マイル/−16,000円33,750マイル/+29,000円112,500マイル/+186,500円38,500円(33,000円+5,500円。初年度は5,500円のみ)約171万円(初年度は約24万円)
アメックス・ビジネス・グリーン(ANA)10,000マイル/−2,000円30,000マイル/+38,000円40,000マイル(上限)/+58,000円22,000円(13,200円+3,300円+5,500円)約110万円
アメックス・ビジネス・ゴールド(ANA)10,000マイル/−38,300円30,000マイル/+1,700円40,000マイル(上限)/+21,700円58,300円(49,500円+3,300円+5,500円。初年度は55,000円)約292万円
アメックス・ビジネス・プラチナ(ANA)10,000マイル/−148,300円30,000マイル/−108,300円40,000マイル(上限)/−88,300円168,300円(165,000円+MR+3,300円。ANAコース参加費は無料。プラチナでのMR+参加費の扱いは公式サイトで確認)マイルだけでは到達不可(上限40,000マイル=80,000円相当)
ダイナースクラブ ビジネス(ANA)10,000マイル/−19,600円30,000マイル/+20,400円40,000マイル(上限)/+40,400円39,600円(33,000円+6,600円)約198万円
ダイナースクラブ ビジネス(JAL)4,000マイル/−31,600円12,000マイル/−15,600円40,000マイル/+40,400円39,600円約495万円
ラグジュアリーカード Titanium6,000マイル/−43,000円18,000マイル/−19,000円60,000マイル/+65,000円55,000円約458万円
ラグジュアリーカード Black7,500マイル/−95,000円22,500マイル/−65,000円75,000マイル/+40,000円110,000円約733万円
ラグジュアリーカード Gold9,000マイル/−202,000円27,000マイル/−166,000円90,000マイル/−40,000円220,000円約1,222万円

※2026年9月2日 編集部調べ(公式レートから編集部が計算)。試算の前提: 1マイル=2円換算は特典航空券利用時の目安として編集部が置いた仮定です。年会費は2年目以降の通常額(税込)、移行プログラム費は登録済みの前提。優待店ボーナス・入会特典・キャンペーン・搭乗ボーナス・ラウンジ等の特典価値は含めていません。年間移行上限を超えた分はゼロとして計算しています(ダイナースクラブは超過分をJALへ移行可)。最新の条件は公式サイトで確認してください。

試算から見える結論は明快です。年間300万円前後まではアメックス・ビジネス・グリーンがANA派の最も効率のよい1枚で、年間コスト22,000円に対し300万円で38,000円のプラスになります。年間1,000万円規模ではセゾンプラチナ・ビジネス(JAL)が186,500円のプラスで突出しており、JAL上限150,000マイルに達するのは年間約1,333万円の決済からです。ANAの40,000マイル上限は年間400万円で到達するため、それ以上の決済はダイナースクラブとアメックスの2枚持ち(合計80,000マイル)か、上限のないラグジュアリーカードで受けるのが定石です。

2枚持ちの例を挙げます。年間800万円をアメックス・ビジネス・グリーン(400万円)とダイナースクラブ ビジネスカード(400万円)に分けると、ANAマイルは合計80,000マイル、年間コストは22,000円+39,600円=61,600円、1マイル2円換算で160,000円相当のため差引98,400円のプラスです。同じ800万円を1枚に集中させた場合は40,000マイルで頭打ちになるので、上限の分散だけで獲得マイルが2倍になります。

マイルが貯まる法人カードおすすめ12選(実質マイル還元率順)

ここからは12枚を1枚ずつ解説します。並び順は編集部の比較基準にもとづき、公式の移行レートで実質マイル還元率が確認できたカードを高い順に(同率の場合は追加カードや特典を含めた編集部の総合評価順)、移行レートが商品ページに未記載のカードをその後に置いています。各カードは「年会費・追加カード・ポイント付与・マイル移行条件・申込対象」を同じ項目で整理し、表示還元率とマイル還元率に差がある場合は明示します。

1. セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(JAL最大1.125%・上限150,000マイル)

JALマイルを貯める法人カード(正確には個人契約のビジネスカード)として、公式レートで最も高い還元率を持つ1枚です。SAISON MILE CLUB(年会費5,500円)に登録すると、1,000円(税込)ごとにJALマイルが10マイル自動で積算され、さらに2,000円ごとに永久不滅ポイント1ポイントが併給されます。永久不滅ポイントは200ポイント=500マイルに交換できるため、合計で最大1.125%のJALマイル還元率になります。

年会費(税込)初年度無料、次年度以降33,000円(初年度無料は予告なく変更・中止の場合あり)
追加カード・ETC追加カード3,300円・最大9枚(本カードと同時申込で初年度無料)。ETCは最大5枚・年会費無料
ポイント付与永久不滅ポイント1,000円=1ポイント(1ポイント最大5円相当)、海外利用は2倍
JALマイルSAISON MILE CLUB(年会費5,500円)登録で1,000円=10マイル+2,000円=1永久不滅ポイント(200ポイント=500マイル)=最大1.125%。移行上限150,000マイル/有効期間(到達で翌年のサービス年会費無料)。本会員のみ登録可、追加カード利用分も対象
ANAマイル永久不滅ポイントから移行可(レートは商品ページに記載なし)
申込対象個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり社会的信用を有する連絡可能な方(学生・未成年除く)。会社員も可。個人契約カード(名義・審査は個人)で、代表者名併記の法人口座を設定可。決算書・登記簿不要
主な特典プライオリティ・パス無料(通常年会費469米ドルのプレステージプラン相当、同伴者35米ドル)、国内空港ラウンジ無料、海外旅行傷害保険最高1億円・国内5,000万円、ショッピング安心保険年間最高300万円、コンシェルジュ
発行最短3営業日

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: JAL便の出張が多く、年間の経費決済が200万円を超える会社。初年度は年会費無料なので、実質コストはSAISON MILE CLUBの5,500円だけで済み、年間約24万円の決済から黒字化します。年間1,000万円の決済では112,500マイル、2円換算で225,000円相当が貯まり、上限150,000マイルに達するのは年間約1,333万円からです。追加カード分もSAISON MILE CLUBの対象になるため、従業員の経費を本会員のJALマイルに集約できます。

弱点: 2年目以降は年会費33,000円がかかり、ANAへの移行レートは商品ページに記載がないためANA派には向きません。個人契約のカードなので、審査は代表者個人に対して行われ、法人としての与信ではない点も理解しておく必要があります。新規入会後3か月間は永久不滅ポイントが通常の4倍(1,000円ごとに4ポイント=2%相当、対象利用額に上限あり)になる入会特典があり、2026年9月1日〜9月30日の申込では20万円以上の利用でAmazonギフトカード12,000円分のキャンペーンも公式に案内されています。初年度無料で持つ手順はセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを初年度無料で持つ方法で解説しています。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの公式サイトで最新条件を確認する

2. アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(ANA1.0%・上限40,000マイル)

アメックスの法人向けカードの中心となる1枚です。メンバーシップ・リワードのポイントは100円=1ポイントで貯まり、メンバーシップ・リワード・プラスに登録した状態で1,000ポイント=1,000マイルのレートでANAマイルに移行できます。ビジネス・ゴールドはメンバーシップ・リワード・プラスの初年度参加費が無料で、2年目から3,300円です。

年会費(税込)49,500円
追加カード付帯特典あり13,200円/付帯特典なし無料(判定期間内に利用がない場合は管理手数料3,300円)。合計最大99枚
ポイント付与100円=1ポイント。対象加盟店は100円=3ポイント(要登録、ボーナスは年間10万ポイント上限)
ANAマイルメンバーシップ・リワード・プラス(初年度無料、2年目以降3,300円)登録時40,000ポイント=40,000マイル、未登録時80,000ポイント=40,000マイル。ANAコース年間参加費5,500円。年間上限40,000マイル(1月1日〜12月31日、複数カード合算)。移行は1日1回
JALマイルJALマイレージバンクへ移行可(レートは公式サイトで確認)
ポイント有効期限メンバーシップ・リワード・プラス登録で無期限
申込対象経営者・個人事業主
主な特典旅行傷害保険最高1億円(付帯特典あり追加会員も補償)、提携空港ラウンジ、ビジネス・フリー・ステイ・ギフト(利用金額に応じ年1回国内対象ホテル)、デル・テクノロジーズ年間最大14,000円キャッシュバック、メタル製カード

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: ANA派で、年間300万〜400万円の決済があり、追加カードを多数発行して従業員の経費を集約したい会社。付帯特典なしの追加カードは無料で最大99枚まで発行できるため、人数の多い会社でも運用しやすい設計です。旅行傷害保険が最高1億円で、付帯特典ありの追加会員も補償対象になります。

弱点: マイルだけで見ると、年会費49,500円+移行プログラム費8,800円の合計58,300円に対し、上限40,000マイル(2円換算80,000円)では最大でも21,700円の差引プラスにとどまります。損益分岐は年間約292万円で、同じANA1.0%のビジネス・グリーン(約110万円)より高いため、マイル効率だけが目的ならグリーン、特典や追加カードの手厚さを重視するならゴールドという選び分けになります。入会特典は時期によって条件が変わるので、申込前に公式サイトで最新の条件を確認してください。アメックスの法人カード3種の年会費・特典の違いはアメックス法人カード3種の年会費・特典の違いで比較しています。

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3. アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード(ANA1.0%・ANAコース参加費無料)

アメックスの最上位ビジネスカードです。マイル移行の条件はゴールドと同じ1,000ポイント=1,000マイル(メンバーシップ・リワード・プラス登録時)で、年間上限40,000マイルも共通ですが、ANAコースの年間参加費5,500円が無料になります。

年会費(税込)165,000円
追加カード付帯特典あり4人まで無料、5人目以上1枚13,200円。付帯特典なし無料
ポイント付与100円=1ポイント。プログラム登録で一部対象加盟店100円=3ポイント
ANAマイルANAコース年間参加費無料。メンバーシップ・リワード・プラス登録時1,000ポイント=1,000マイル。年間上限40,000マイル(複数カード合算)
JALマイル移行可(レートは公式サイトで確認)
主な特典センチュリオン・ラウンジ羽田(同伴者1名まで無料)、アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション、プライオリティ・パス、提携空港ラウンジ、フリー・ステイ・ギフト、NIKKEI OFFICE PASS 10回無料クーポン、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインクレジット20,000円分、東京エムケイハイヤー10%キャッシュバック

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。ゴルフ保険は2026年3月1日に終了しています。

向いている会社: 役員4人までの追加カードが無料で、羽田のセンチュリオン・ラウンジやプライオリティ・パスなどの特典を使い切れる、出張頻度が高い会社(追加カード会員が使える特典の範囲は公式サイトで確認してください)。マイルはあくまで付随的なメリットと割り切る前提です。

弱点: 年会費165,000円に対し、ANAマイルの上限は40,000マイル(2円換算80,000円)なので、マイルだけでは年会費を回収できません。本記事の試算でも年間1,000万円の決済で差引88,300円のマイナスです。マイル効率で選ぶカードではなく、ラウンジ・ホテル・コンシェルジュ系の特典で判断するカードです。プラチナ特典の比較はプラチナ法人カードの特典比較にまとめています。

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4. ダイナースクラブ ビジネスカード(ANA1.0%・上限40,000マイル、JALは上限なし)

ANA・JAL・デルタ・ユナイテッドの4社に移行できる、両対応型の代表格です。ポイントは100円=1ポイントで有効期限がなく、ダイナースグローバルマイレージ(年間参加料6,600円)に登録するとANAへ1,000ポイント=1,000マイルで移行できます。ANAは年間40,000マイルの上限がありますが、JALは2,500ポイント=1,000マイルで上限がなく、上限超過分の受け皿になります。

年会費(税込)基本会員33,000円(改定済み。2026年3月1日以降の新規入会分から新年会費)。追加会員無料・4枚まで(3・4枚目は1枚あたり年間5,500円のカード維持手数料)
ポイント付与100円=1ポイント、有効期限なし。電力・ガス・水道・税金等は200円=1ポイント
マイル移行ダイナースグローバルマイレージ年間参加料6,600円、移行手数料無料。ANA1,000ポイント=1,000マイル(年間上限40,000マイル、12月21日〜翌12月20日)。JAL2,500ポイント=1,000マイル(上限なし)。デルタ・ユナイテッド2,000ポイント=1,000マイル
申込対象法人・団体等の代表者・役員(役員は代表者の承諾書)または個人事業主。決算書・登記簿の提出不要
利用可能枠一律の制限なし(個別設定)
ETC基本会員は車載器台数に応じ5枚まで、追加会員各1枚。発行手数料・年会費無料
主な特典海外・国内旅行傷害保険最高1億円(利用条件付き、追加会員5,000万円)、ショッピング・リカバリー年間500万円、国内外1,700か所以上の空港ラウンジ(海外は年10回まで無料)、エグゼクティブダイニング、ビジネス コンパニオンカード(Mastercard、年会費無料、200円=1ポイント)
キャンペーン2026年8月3日〜11月1日申込: 初年度年会費無料+入会1年で300万円以上利用と公式アプリサインオンで次年度も無料。JAL移行10%ボーナス(2026年9月1日〜9月30日)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: ANA派で年間200万〜400万円の決済がある会社、またはアメックスとの2枚持ちでANA上限を80,000マイルに広げたい会社。ポイントに有効期限がないため、移行のタイミングを急ぐ必要がなく、上限に達した分をJALやユナイテッドへ振り分ける柔軟さがあります。利用可能枠に一律の制限がないので、高額の仕入れや広告費にも対応しやすい設計です。

弱点: 税金や公共料金は200円=1ポイントとなり、納税をカードに集約してもマイル効率は半分になります。JAL移行は0.4%と低く、JAL派の主力にはなりません。年会費が33,000円に改定されており、旧年会費で計算しないよう注意が必要です。公式ページにプライオリティ・パスの記載はなく、ラウンジは自社ネットワークの1,700か所以上(海外年10回)が基本です。

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5. アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード(ANA1.0%・年間コスト22,000円)

本記事の試算で、年間100万〜400万円の決済帯におけるANAマイル効率が最も高かった1枚です。年会費13,200円にメンバーシップ・リワード・プラス3,300円とANAコース5,500円を足しても年間22,000円で、ゴールドと同じ1,000ポイント=1,000マイルのレート、同じ40,000マイル上限を使えます。

年会費(税込)13,200円
追加カード付帯特典あり6,600円/付帯特典なし無料(判定期間内に利用がない場合は管理手数料3,300円)
ポイント付与メンバーシップ・リワード100円=1ポイント(200円=1ポイントの加盟店あり、対象外あり)
ANAマイルメンバーシップ・リワード・プラス(年間参加費3,300円)登録時1,000ポイント=1,000マイル、未登録時80,000ポイント=40,000マイル。ANAコース年間参加費5,500円。年間上限40,000マイル(複数カード合算)
ETC年会費・発行手数料無料。基本カード会員20枚まで、追加カード会員1人1枚
申込対象経営者・個人事業主
主な特典提携空港ラウンジ、ショッピング・プロテクション等

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: ANA派で、年間の経費決済が100万〜400万円の小規模法人・個人事業主。損益分岐は年間約110万円で、300万円の決済なら38,000円のプラス、上限の400万円で58,000円のプラスになります。メンバーシップ・リワード・プラスに登録しない場合は0.5%(80,000ポイント=40,000マイル)に下がるため、年間33万円以上の決済があるなら3,300円を払って登録した方が得です。

弱点: 40,000マイル上限はゴールド・プラチナと合算なので、アメックスを2枚持っても上限は広がりません。上限を超える決済は別会社のカード(ダイナースクラブなど)に振り分ける必要があります。旅行傷害保険の金額や利用限度額は公式サイトで個別に確認してください。

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6. ラグジュアリーカード(Titanium/Black/Gold、法人決済用)(100円=0.6〜0.9マイル相当・上限なし)

ラグジュアリーカードは「法人チタン」「法人ブラック」という別商品があるわけではなく、個人カードと同じスペックのカードを申込時に「法人決済用カード」として選ぶ方式です。マイルはJAL・ANA・ユナイテッドへ移行でき、移行上限なし・手数料無料が最大の特徴です。マイル還元率は100円あたりTitaniumが0.6マイル、Blackが0.75マイル、Goldが0.9マイル相当です。

年会費(税込)Titanium 55,000円/Black 110,000円/Gold 220,000円
ポイント還元率Titanium 1.0%(200円につき2ポイント、1ポイント=1円キャッシュバック)/Black 1.25%/Gold 1.5%(200円につき3ポイント)
マイル100円=0.6/0.75/0.9マイル相当。JAL・ANA・ユナイテッド。移行上限なし、手数料無料
申込対象20歳以上(学生不可)。法人決済用カードは経営者・個人事業主向け、登記簿・決算書不要
追加カード従業員用 最大4名(ポイント合算可)
高額決済事前入金で月間最大9,990万円まで決済可(審査あり)
納税ポイント納税額の3倍以上のショッピング利用で全額還元、未達は半分
主な特典プライオリティ・パス(海外空港ラウンジ無料、回数制限なし、同伴者35米ドル)、国内ラウンジ同伴者1名無料、海外旅行傷害保険最高1.2億円(自動付帯)、ショッピング年間最大300万円、コンシェルジュ(Black・GoldはLINE対応)、請求書カード払い手数料2.9%(最小600円)
発行最短5営業日

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: 年間500万円を超える大口決済があり、ANAの40,000マイル上限やJALの移行レートの低さに縛られたくない会社。Titaniumの損益分岐は年間約458万円で、年間1,000万円なら60,000マイル・差引65,000円のプラスと、同じ1,000万円のアメックス・ビジネス・ゴールド(上限で21,700円)を上回ります。事前入金で月間最大9,990万円まで決済できるため、広告費や仕入れの大口決済にも対応します。

弱点: 表示還元率1.0〜1.5%はキャッシュバック時の値で、マイル換算では0.6〜0.9%に下がります。年会費が高く、Goldは年間1,000万円の決済でもマイルだけでは赤字(差引−40,000円)です。マイル効率で選ぶならTitanium、プライオリティ・パスの回数無制限やコンシェルジュを役員で使い倒すならBlack以上、という判断になります。

ラグジュアリーカード(法人決済用)の公式サイトで最新条件を確認する

7. ANA JCB法人カード(一般/ワイド/ワイドゴールド)(搭乗ボーナス10〜25%・入会継続マイル付き)

ANAと提携した法人カードで、ショッピングのJ-POINT(200円=1ポイント)をANAマイルに移行できるほか、入会・継続ボーナスマイルと搭乗ボーナスマイルが付く点が他の法人カードにない強みです。ただしJ-POINTからANAマイルへの移行レートは商品ページに記載がなく、本記事では実質還元率を算出していません。申込前に公式のポイント案内で確認してください。

年会費(税込・使用者1名)一般2,475円(初年度無料)/ワイド12,925円/ワイドゴールド20,900円
使用者追加1名ごと一般・ワイド825円/ワイドゴールド4,400円
申込対象法人または個人事業主。日本国内の金融機関に法人口座をお持ちの方
ポイント付与J-POINT 200円=1ポイント。マイル移行手数料5,500円(税込/年)、ワイドゴールドは無料。移行レートは商品ページに記載なし
入会・継続ボーナス一般・ワイド各1,000マイル/ワイドゴールド各2,000マイル
搭乗ボーナス区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%(一般・ワイド)/25%(ワイドゴールド)
マイルの付与先移行手続きは使用者カードでのみ可。マイルは手続きした使用者に付与
利用枠一般・ワイド10万〜500万円/ワイドゴールド50万〜500万円
保険・ラウンジ海外旅行傷害保険 一般1,000万円/ワイド5,000万円/ワイドゴールド最高1億円(法人代表会員がANA便利用時、それ以外・使用者は5,000万円)。ワイドゴールドは国内旅行傷害保険5,000万円と国内主要空港+ホノルルのラウンジも付帯
キャンペーンワイドゴールド: 新規入会と利用で最大65,000 J-POINT(2026年4月1日〜9月30日申込)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: ANA便の搭乗回数が多く、ショッピングマイルより搭乗ボーナス(ワイドゴールドなら25%)と継続ボーナス2,000マイルの積み上げが大きい会社。ワイドゴールドはマイル移行手数料が無料なので、一般・ワイドの5,500円が浮く分、年会費差が実質的に縮まります。

弱点: 移行レートが商品ページで公開されていないため、ショッピングマイルの効率は本記事の基準では評価できません。マイルは手続きした使用者個人に付与されるため、複数の使用者がいる会社では社内ルールが必須です。申込には法人口座が必要です。ANA派の最適な組み合わせは後述の「ANAマイル最強の法人カードは?」の章で整理しています。

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8. JCB Biz ONE(一般/ゴールド)(年会費無料・J-POINT常時2倍)

2024年9月にリリースされた個人事業主・法人代表者向けのカードで、一般は年会費永年無料、ポイントは200円=2ポイント(常時2倍、1.0%相当)です。J-POINTはANA・JALのマイルに移行できますが、移行レートは商品ページに記載がないため、本記事では「年会費無料で1.0%相当のポイントを貯め、ANA・JAL両方に移行できるカード」として位置づけています。

年会費(税込)一般 永年無料/ゴールド5,500円(初年度無料、年間100万円以上利用で翌年度も無料。年会費・リボ分割手数料・キャッシング・電子マネーチャージ等は集計対象外)
申込対象法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)。一般18歳以上/ゴールド20歳以上
ポイント付与J-POINT 200円(税込)で2ポイント(常時2倍)。優待店最大21倍。ANA・JALマイルへ移行可(レートは商品ページに記載なし)
追加カード・ETC追加カード不可。ETCは1枚(初年度無料、2年目以降は利用状況に応じて無料、条件未達550円)
利用枠一般10万〜500万円/ゴールド50万〜500万円
発行モバ即(個人名義口座限定、9:00〜20:00受付)で最短5分でカード番号発行。通常入会は約1週間
ゴールドの特典国内主要空港+ホノルルのラウンジ、ショッピングガード海外・国内最高500万円(自己負担3,000円)、サイバーリスク保険75万円
キャンペーン2026年4月1日〜9月30日申込: 最大77,000円相当(利用額達成で最大50,000円相当+Apple Pay/Google Pay/Samsung Wallet登録・利用で最大25,000円相当+Cashmap口座連携で2,000円分JCBギフトカード)。ゴールド限定でUSJ 1デイ・スタジオ・パス(ペア)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: 年会費をかけたくない個人事業主・ひとり社長。維持コストがゼロなので損益分岐という概念がなく、貯まったJ-POINTをANAとJALのどちらに移すかを後から選べます。ゴールドも年間100万円の利用で翌年度無料になるため、ラウンジが欲しい人はゴールドを選んで実質無料で運用できます。

弱点: 追加カードを発行できないため、従業員の経費集約には使えません。移行レートが商品ページに載っていないので、「1.0%相当のポイント」がそのまま「1.0%のマイル」になるとは限らない点を理解して申し込む必要があります。

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9. 三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般/ゴールド)(通常0.5%・パートナーカード18枚無料)

年会費無料(ゴールドは年間100万円の利用で翌年以降永年無料)で、パートナーカードを18枚まで無料で発行できる、従業員の多い会社向けの1枚です。ただしマイル軸では下位になります。理由は、通常決済のポイント付与が200円=1ポイント(0.5%)と、1.0%系のカードの半分だからです。Vポイントからマイルへの移行レートは商品ページに記載がありませんが、ポイント段階で0.5%なので、レートが1ポイント=1マイルを超えない限りマイル還元率は0.5%以下になります。

年会費(税込)一般 本会員・パートナー会員ともに永年無料/ゴールド 本会員5,500円(年間100万円の利用で翌年以降永年無料、つみたて投資利用分は集計対象外)、パートナー会員永年無料
申込対象満18歳以上(高校生除く)の法人代表者、個人事業主(副業・フリーランス含む)。登記簿謄本・決算書提出不要。契約者は代表者個人(口座引落を法人に委任する形式)
ポイント付与Vポイント通常200円(税込)につき1ポイント(0.5%)。特約店で条件達成時200円につき3ポイント、一般は最大1.5%、ゴールドは最大2.0%(対象の三井住友カードで条件達成し、対象の利用をすることが条件)
マイル移行Vポイントからマイルへ移行可(レートは商品ページに記載なし)
パートナーカード・ETCパートナーカード18枚まで無料(同時申込は1枚のみ)。ETCはカード1枚につき1枚、年会費無料(入会翌年度以降、前年度に一度も利用がない場合550円)
利用枠〜500万円(本会員の個人カードと合算)
継続特典(ゴールド)毎年、年間100万円利用で10,000ポイント
保険・ラウンジ一般: 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)/ゴールド: 海外・国内2,000万円、お買物安心保険年間300万円、国内主要空港ラウンジ無料
キャンペーン一般: 入会月+3か月後末までに30万円以上利用で16,000円相当Vポイント/ゴールド: 120万円以上で55,000円相当(申込期間2025年9月1日〜、終了日記載なし)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: マイルよりも「年会費ゼロで従業員カードを多数発行し、経費を一元管理する」ことを優先する会社。ゴールドなら年間100万円の利用で年会費が永年無料になり、毎年10,000ポイントの継続特典も付きます。

弱点: 「最大1.5%/2.0%」は特約店限定かつ対象の個人カードとの2枚持ち等が条件で、通常決済は0.5%です。マイル目的の主力にはなりません。同じ三井住友カード発行のANAコーポレートカードはショッピング分のマイル移行ができないため、「三井住友のANAカードなら経費でANAマイルが貯まる」と誤解しないよう注意してください。

上位券種のプラチナプリファードについて: 2026年1月19日に募集が始まった「三井住友カード ビジネスオーナーズ プラチナプリファード」(年会費33,000円、満20歳以上の法人代表者・個人事業主)は、通常還元率が1.0%(特約店では最大10%)と、一般・ゴールドの2倍です。パートナー会員は18枚まで永年無料、継続特典として前年100万円ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント、初年度は付与なし)、利用枠は最大9,999万円と、ポイント段階では本記事の1.0%系カードと並びます。ただしVポイントからマイルへの移行レートは他の券種と同じく商品ページに記載がないため、マイル還元率は算出できません。「三井住友のポイントを貯めて後からマイルに」という使い方をする会社は、移行レートを公式サイトで確認したうえで年会費33,000円との損益を判断してください。

三井住友カード ビジネスオーナーズの公式サイトで最新条件を確認する

10. セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費無料・特定加盟店4倍)

年会費無料で追加カード9枚・ETC5枚まで無料という、コスト面ではセゾンプラチナ・ビジネスの入門版にあたるカードです。永久不滅ポイントは1,000円=1ポイントで、ヤフービジネスサービス、クラウドワークス、AWSなどの特定加盟店では4倍(最大2%相当)になります。ただし、JALマイルが自動で貯まるSAISON MILE CLUBには登録できません。

年会費(税込)無料。追加カード無料(最大9枚)。ETC最大5枚(入会月から翌年入会月前月末までETC利用がない場合、ETCカードサービス手数料2,200円)
申込対象個人事業主またはフリーランス、経営者(高校生除く)。個人契約カード。登記簿謄本・決算書不要
ポイント付与永久不滅ポイント1,000円=1ポイント。特定加盟店(ヤフービジネス、クラウドワークス、AWS等)で4倍=最大2%相当。海外2倍
マイルSAISON MILE CLUBは登録不可。永久不滅ポイントからのマイル交換レートは公式サイトで確認
保険・ラウンジ海外・国内旅行傷害保険なし、ショッピング安心保険なし、国内空港ラウンジなし
発行審査結果メール翌日から最短3営業日後に発送
入会特典Amazonギフトカード最大8,000円分(入会月から翌々月末までに5万円以上利用で5,000円、キャッシング1回で1,500円、追加カード発行で1,500円)※2025年5月28日時点の公式表記

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: AWSやクラウドソーシングなど特定加盟店の決済が経費の大半を占めるIT系の個人事業主・小規模法人。特定加盟店で4倍になる分をマイルに回せば、年会費無料のカードとしては効率がよくなります。

弱点: 通常決済は1,000円=1ポイント(1ポイント最大5円相当で0.5%相当)と低く、SAISON MILE CLUBに登録できないためJALマイルの自動積算は使えません。旅行傷害保険もラウンジも付かないので、出張向けのカードではありません。JALマイルを本格的に貯めるなら上位のセゾンプラチナ・ビジネスへの切り替えが前提です。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの公式サイトで最新条件を確認する

11. オリコ EX Gold for Biz(S/M)(年会費3,300円・ポイント20%加算)

個人事業主向けのS、法人代表者向けのMの2種類があるゴールドカードで、初年度無料・次年度3,300円という低コストで空港ラウンジが付きます。ポイントは暮らスマイルが1,000円につき1スマイル貯まり、EX Gold for Biz会員は20%加算されます。マイルへの交換レートは商品ページに記載がないため、本記事では実質還元率を算出していません。

年会費(税込)初年度無料、次年度3,300円。Mのメンバーカードは1枚1,100円・最大3名
申込対象S: 個人事業主(事業所得を申告している方)/M: 法人代表者
支払口座S: 個人口座、屋号付契約者口座/M: 法人名義口座、法人代表者個人名義口座
ポイント付与暮らスマイル1,000円につき1スマイル+EX Gold for Biz会員は20%加算。マイル交換レートは商品ページに記載なし
保険・ラウンジ海外・国内旅行傷害保険(金額は商品ページに記載なし)、ショッピングガード年間最高100万円(免責10,000円)、空港ラウンジサービス無料
ETC年会費無料
支払日月末締め翌月27日
キャッシングS: 1万〜100万円/M: なし

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: 年会費3,300円で空港ラウンジとゴールドの付帯を持ちたい個人事業主・小規模法人。ポイントの20%加算は常時なので、優待店に依存せず一定の効率を確保できます。

弱点: マイル交換レートが公開されていないため、マイル効率を事前に見積もれません。メンバーカードはMのみで最大3名、Sは発行できません。利用可能枠は「審査により決定」で、金額の目安は公開されていません。

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12. JALカード 法人カード(普通/CLUB-A)(フライトマイル・搭乗ボーナス専用)

JALカードの法人カードは、個人向けJALカードと決定的に異なる点があります。公式サイトに「法人カードのご利用分は、提携カード会社のポイントとして自動的にたまります。JALカードショッピングマイルは積算されません」と明記されており、経費決済でJALマイルは貯まりません。貯まるのはフライトマイルと搭乗ボーナスマイルで、いずれも使用者ごとに積算されます。したがって本記事のランキングでは最下位に置いていますが、「搭乗が多い会社の2枚目」としては合理的な選択肢です。

年会費(税込・使用者1名・カード1枚につき)普通カード2,200円/CLUB-Aカード11,000円
マイルフライトマイル○(使用者ごとに積算、共有・合算・譲渡不可)、搭乗ボーナスマイル○(率は法人ページに記載なし)、ショッピングマイル×(提携カード会社のポイントが貯まる)
使用者8人目まで追加可。9人目以降は法人入会申込書。全員同一種類のカード
決済貴社名義の指定口座から自動振替
ラインアップJAL・JCBカード(法人用)は新規申込受付を停止中。CLUB-Aゴールド・プラチナ・プラチナPro、JALダイナース、JALカードSuica、TOKYU POINT ClubQ、OPクレジット、JALアメックスの法人カードは存在しない
申込オンライン申込不可。JALカード ご入会専用ダイヤル03-5460-5474(月〜土9:00〜17:00)で申込書を請求
その他JALカード割引(当日予約変更可、マイル100%)、カード付帯保険、ETC機能。MyJALCARDは利用不可

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

向いている会社: JAL便の搭乗回数が多く、使用者ごとにフライトマイルと搭乗ボーナスを積み上げたい会社。経費決済用にはセゾンプラチナ・ビジネスなど別のカードを持ち、搭乗分だけJALカード法人カードで拾う2枚体制が現実的です。

弱点: ショッピングマイルが貯まらないため、「JALマイルが貯まる法人カード」という期待で作ると失敗します。オンライン申込ができず、電話で申込書を請求する必要があります。ショッピングマイル・プレミアム(個人カードで100円=1マイルになる有料サービス)も法人カードには適用されません。JAL派の組み合わせは後述の「JALマイルを最大化する組み合わせ」で整理しています。

JALカード 法人カードの公式サイトで最新条件を確認する

ANAマイル最強の法人カードは?JALマイル最強は?両方貯めたい場合は?

「最強」を編集部の比較基準(通常決済の実質マイル還元率×年間コスト×移行上限)で判定すると、答えは航空会社と年間利用額の組み合わせで決まります。ここでは結論だけを整理し、各航空会社の深掘りは特化記事に委ねます。

ANAマイルを最大化する組み合わせ(詳細はANA特化記事へ)

ANAマイルで公式レート1.0%が確認できる候補は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン/ゴールド/プラチナ(メンバーシップ・リワード・プラス登録時)とダイナースクラブ ビジネスカードです。ANA JCB法人カードはJ-POINTからの移行レートが商品ページに未記載のため、本記事の基準では順位を付けられません。

年間利用額ANA派の推奨年間コスト獲得ANAマイル(上限適用後)差引リターン(2円換算)
〜400万円アメックス・ビジネス・グリーン1枚22,000円最大40,000マイル400万円で+58,000円
400万〜800万円アメックス・ビジネス・グリーン+ダイナースクラブ ビジネスカード61,600円最大80,000マイル800万円で+98,400円
800万円超上記2枚+上限のないラグジュアリーカード Titanium、またはダイナースクラブの超過分をJAL・ユナイテッドへ116,600円(3枚合計)80,000マイル+超過分×0.6%1,000万円で約+67,400円(超過200万円をTitaniumで受けた場合。92,000マイル×2円−116,600円)

※2026年9月2日 編集部調べ(公式レートから編集部が計算)。1マイル=2円は編集部の仮定。特典価値・キャンペーンは含みません。最新の条件は公式サイトで確認してください。

アメックスの上限40,000マイルは複数カード合算なので、グリーンとゴールドを2枚持っても上限は広がりません。上限を広げるには「発行会社を分ける」のが原則です。ANA JCB法人カードのワイドゴールドは移行手数料無料で搭乗ボーナス25%が付くため、搭乗が多い会社では実質的な効率が上がります。ANA特化の12選と口座運用の詳細はANAマイルが貯まる法人カードの詳しい比較をご覧ください。

JALマイルを最大化する組み合わせ(詳細はJAL特化記事へ)

JALマイルは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(SAISON MILE CLUB登録で最大1.125%、上限150,000マイル)が公式レートで確認できる最高水準で、上限も大きいため、ほぼ一択です。ダイナースクラブのJAL移行は2,500ポイント=1,000マイル(0.4%)で、JAL派の主力にはなりません。JALカード法人カードはショッピングマイルが積算されないので、搭乗分の専用カードとして併用します。

  • 経費決済: セゾンプラチナ・ビジネス(初年度年会費無料+SAISON MILE CLUB 5,500円)。年間300万円で33,750マイル、1,000万円で112,500マイル
  • 搭乗分: JALカード法人カード(普通2,200円/CLUB-A 11,000円)でフライトマイルと搭乗ボーナスを使用者ごとに積算
  • 上限超過(年間約1,333万円超): ラグジュアリーカード(JAL移行可、上限なし)やダイナースクラブ(JAL上限なし)で受ける

JALカードの種類別比較やショッピングマイル・プレミアムの扱いはJALマイルが貯まる法人カードの詳しい比較で解説しています。

ANA・JAL両方に移行できるカードで柔軟に貯める

ANA・JALの両方に移行できるのは、アメックス各種、ダイナースクラブ ビジネスカード、ラグジュアリーカード、JCB Biz ONEです。ただし移行レートの差を理解して選ぶ必要があります。

  • ダイナースクラブ: ANA1.0%(上限40,000)に対しJAL0.4%(上限なし)。ANA主体で、超過分だけJALへ
  • ラグジュアリーカード: ANA・JAL・ユナイテッドとも100円=0.6〜0.9マイル相当。本記事の12枚の中では、ANA・JALのどちらに貯めるかを後決めできる上限なしのカード
  • アメックス: ANAは1.0%(メンバーシップ・リワード・プラス登録時)が公開値。JALは移行可能だがレートは公式サイトで確認が必要
  • JCB Biz ONE: ANA・JALとも移行可能で年会費無料。レートは商品ページに未記載

出張先が固定していない会社は、ポイントに有効期限がないダイナースクラブか、メンバーシップ・リワード・プラス登録で無期限になるアメックスで貯めておき、特典航空券を取るときに空席のある航空会社へ移行するのが柔軟です。

法人カードでマイルを効率よく貯める6つのコツ

カードを決めたあと、同じカードでも貯まり方に差が出るのが運用です。経費の集約、追加カード、ボーナスマイル、上限の分散、有効期限管理、キャンペーンの6点を押さえます。

固定費・広告費・仕入・税金まで経費決済をカードに集約する

マイルの総量は年間決済額で決まります。通信費・光熱費・サブスクリプション・広告費・仕入れなど、カード払いに切り替えられる固定費をすべて1枚に寄せるのが最初の一手です。国税はクレジットカード納付ができますが、納付額に応じた決済手数料がかかるため、手数料率とマイル還元率を比べてから使ってください。最新の手数料は国税クレジットカードお支払サイトで確認できます。あわせて、集約後の月間決済額がカードの利用枠に収まるかも確認してください。三井住友カード ビジネスオーナーズやJCB Biz ONE、ANA JCB法人カードは上限500万円、三菱UFJカード ビジネスは40〜80万円と枠が小さい一方、ダイナースクラブ ビジネスカードは一律の制限がなく、ラグジュアリーカードは事前入金で月間最大9,990万円まで決済できます。枠が足りないと決済が止まり、その月のマイルを取りこぼします。

カードによって税金の扱いが異なる点にも注意が必要です。ダイナースクラブ ビジネスカードは電力・ガス・水道・税金が200円=1ポイント(通常の半分)です。ラグジュアリーカードは納税額の3倍以上のショッピング利用があれば納税分も全額ポイント還元、未達なら半分という独自ルールがあります。三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドの年会費無料条件(年間100万円)は、三井住友カードつみたて投資の利用分が集計対象外と公式に明記されており、そのほかの除外項目は公式サイトで確認してください。

追加カードで従業員の経費もポイント合算する

従業員の立替精算をなくし、追加カードで直接決済させれば、その分のポイントも本会員に集まります。セゾンプラチナ・ビジネスはSAISON MILE CLUBが追加カード利用分も対象で、追加カードは最大9枚(3,300円、同時申込で初年度無料)です。アメックスは付帯特典なしの追加カードが無料で最大99枚、三井住友カード ビジネスオーナーズはパートナーカード18枚無料、ラグジュアリーカードは従業員用4名でポイント合算可と公式に記載されています。一方、JCB Biz ONEは追加カードを発行できず、JALカード法人カードのフライトマイルは使用者ごとに積算され合算できません。

入会・継続・搭乗ボーナスマイルを取りこぼさない

ANA JCB法人カードは入会・継続で一般・ワイド各1,000マイル、ワイドゴールド各2,000マイル、搭乗ごとに区間基本マイレージの10%(ワイドゴールドは25%)が上乗せされます。三井住友カード発行のANAコーポレートカードも入会・継続各1,000マイル(ワイド・ワイドゴールドは2,000マイル)と搭乗ボーナスがありますが、ショッピング分の移行はできません。搭乗ボーナスは使用者ごとに積算される仕組みのため、出張する本人が使用者カードを持っているかどうかで貯まり方が変わります。

年間移行上限に当たるなら2枚目のカードで分散する

ANA40,000マイルの上限(アメックス、ダイナースクラブ)は年間400万円の決済で到達します。それ以上は、①発行会社の異なる2枚目で上限を追加する、②ダイナースクラブの超過分をJAL(上限なし)やユナイテッドへ振る、③上限のないラグジュアリーカードやセゾンプラチナ・ビジネス(JAL150,000マイル)で受ける、の3択です。アメックス同士は上限が合算されるため、2枚目は必ず別会社にしてください。ダイナースクラブの上限期間は12月21日〜翌12月20日、アメックスは1月1日〜12月31日と区切りが異なるので、年末の移行はカレンダーを確認して行います。

ポイント有効期限と移行タイミングを管理する

ポイントの有効期限は、ダイナースクラブが無期限、アメックスがメンバーシップ・リワード・プラス登録で無期限、セゾンの永久不滅ポイントが無期限です。これらはカード側で貯めておけますが、マイルに移行した後は各航空会社のマイル有効期限が適用されます。ANA・JALのマイルには有効期限があるため、特典航空券の予定が立つまではポイントのまま保有し、必要な分だけ移行する運用が安全です。有効期限の月数や延長条件は各マイレージプログラムの規約で確認してください。UPSIDERのように付与ポイントの利用期限が付与日から半年のカードもあるので、有効期限の短いポイントは早めに使い切ります。

入会キャンペーンの条件達成で初年度に上乗せする

2026年9月2日時点で公式に案内されている主なキャンペーンは、セゾンプラチナ・ビジネスの初年度年会費無料+新規入会後3か月間ポイント4倍(2%相当)と2026年9月1日〜9月30日申込の20万円利用でAmazonギフトカード12,000円分、ダイナースクラブの初年度年会費無料+条件達成で次年度も無料(2026年8月3日〜11月1日申込)、JCB Biz ONEの最大77,000円相当(2026年9月30日まで)、ANA JCB法人カード ワイドゴールドの最大65,000 J-POINT(2026年9月30日まで)です。アメックス各ビジネス・カードの入会特典は申込期限2026年8月31日の条件が一区切りとなっており、最新条件は公式サイトで確認してください。法人カードのキャンペーン一覧は法人カードの入会キャンペーン一覧で随時更新しています。

法人カードで貯めたマイルは誰のもの?個人利用と会計処理の注意点

先に結論を述べると、法人カードの経費決済で貯まったマイルは、原則として会社(経費を負担した事業主体)のものとして扱い、マイルの口座は個人名義になるため、使い道を社内規定で決めておくのが実務上の答えです。カード会社の規約が「法人のもの」と定めているわけではなく、原資が会社の経費であることから、私的に使えば個人への経済的利益とみなされる可能性があるという理屈です。

法人カードのマイルは、原資が会社の経費である一方、マイル口座は個人名義で管理されるという構造にあります。この章では「誰のものか」「個人で使ってよいか」「会計・税務でどう扱うか」を、カード会社の公式案内で確認できる事実と、一般的な考え方に分けて整理します。税務上の処理は会社ごとに事情が異なるため、個別の判断は税理士または所轄税務署に確認してください。

法人カードで貯めたマイルの帰属と個人利用の注意点を示す図解

原則: ポイントは法人(契約者)に帰属し、マイル口座は個人名義で管理される

カードのポイントは、カード会員規約上「会員(契約者)」に付与されるのが一般的です。ここで注意したいのは、法人カードの契約者が必ずしも法人ではないことです。三井住友カード ビジネスオーナーズは「カード利用の契約者は代表者個人で、代表者個人が口座引落を法人に委任する形式」と公式に明記されており、セゾンのビジネスカードも「個人契約カード(名義・審査は個人)」です。一方、三井住友ビジネスカードやUPSIDERのように法人が契約者になるカードもあります。

マイルの側はさらに明確で、ANA JCB法人カードでは「マイルは手続きした使用者に付与」、JALカード法人カードでは「フライトマイルは使用者ごとに積算、共有・合算・譲渡不可」と案内されています。つまり、契約形態にかかわらず、マイルは最終的に個人名義のマイレージ口座に入ります。法人名義でマイルを保有する仕組みはなく、会社として「誰の口座に貯め、何に使うか」を決めておかないと、自然に個人の資産のように扱われてしまいます。

実務上の原則は「経費から生まれたマイルは会社のものとして扱い、使い道を社内規定で決める」ことです。これはカード会社の規約が定めるものではなく、会社が自ら決めるべきルールです。

個人利用は社内規定次第——役員・従業員が私的に使うと給与・賞与認定リスク

役員や従業員が、会社の経費で貯まったマイルを私的な旅行に使った場合、その経済的利益が給与・賞与とみなされ、所得税や社会保険の対象になる可能性があると一般に説明されています。会社側にも源泉徴収の問題が生じ得ます。逆に、貯まったマイルを次の出張の航空券に充てれば、会社の旅費が減るだけで、個人に利益は移りません。

「個人利用が絶対に不可」というわけではなく、福利厚生として社員旅行やインセンティブに使うと決めた場合は、その扱いに応じた処理が必要になります。いずれにしても、規定がないまま個人が使う状態が最もリスクが高く、税務調査で指摘されたときに説明できません。個人事業主の場合は事業と個人の区別が問われるため、事業用のマイルを私的に使ったときは家事消費として整理する考え方が一般的です。個別の課税関係は税理士に確認してください。

特典航空券で出張したときの仕訳例(旅費交通費を計上しない/雑収入計上の考え方)

マイルの会計処理について、法令で一律に定められた方法はなく、実務では次の2つの考え方が一般的とされています。

  1. 使用時に何も計上しない方法: 特典航空券で出張しても現金の支出がないため、旅費交通費を計上しない。マイル付与時にも仕訳をしない。最も簡便な方法
  2. 使用時に雑収入を計上する方法: 特典航空券の相当額を「旅費交通費/雑収入」として両建てで計上し、マイルによる経済的利益を収益として認識する。損益への影響は相殺されるが、取引の実態が帳簿に残る

どちらの方法でも、マイルの付与時点で課税所得が生じるという扱いは一般的ではなく、使用時にどう扱うかが論点です。役員・従業員が私的に使った場合は、前述のとおり給与課税の可能性が出てきます。年会費や移行プログラム費については、アメックスの公式サイトでも「年会費は経費として計上できる場合がある。詳しくは税理士等に確認」という趣旨の案内がされています。本記事も同じ立場で、仕訳の選択は顧問税理士と決めてください。

論点原則・一般的な考え方根拠(公式案内・一般論)実務上の対応(社内規定例)放置した場合のリスク
ポイントの帰属カード会員(契約者)に付与。契約者が法人か代表者個人かはカードで異なる三井住友カード「契約者は代表者個人」、セゾン「個人契約カード」の公式記載「経費決済で貯まったポイント・マイルは会社に帰属する」と規定に明記代表者・従業員の私物化。退職時のトラブル
マイル口座の名義個人名義のマイレージ口座に積算。法人名義口座はないANA JCB法人カード「手続きした使用者に付与」、JALカード法人カード「使用者ごとに積算、譲渡不可」の公式記載移行先の口座(代表者または経理担当)を1つに決め、移行手続きの担当者と頻度を規定使用者ごとにマイルが分散し、特典航空券に届かない
個人利用私的利用は経済的利益として給与・賞与課税の可能性があると一般に説明される一般論(個別の課税関係は税理士・所轄税務署に確認)「出張の航空券・座席アップグレードに限る」「福利厚生として使う場合は総務が申請・承認」を規定税務調査での指摘、源泉徴収漏れ
使用時の会計処理①計上しない、②旅費交通費/雑収入で両建て、のいずれかが一般的一般論(法令で一律の定めなし)顧問税理士と方法を決め、特典航空券の利用記録(日付・区間・相当額)を残す処理方法が年度で変わり、帳簿の一貫性を欠く
年会費・移行プログラム費事業目的なら経費計上できる場合があるアメックス公式「年会費は経費にできる場合がある。税理士等に確認」個人契約型のカードは法人口座で引落し、事業利用の実態を残す個人契約型で個人口座引落だと事業経費の証明が弱くなる
有効期限ポイントはカードにより無期限(ダイナース、永久不滅、アメックスはMR+登録時)。マイルは各航空会社の期限が適用各社公式記載四半期ごとに残高を確認し、特典航空券の予定に合わせて移行する担当者を決める失効による損失。上限期間(アメックス1〜12月、ダイナース12/21〜翌12/20)の取りこぼし

※2026年9月2日 編集部調べ。税務上の扱いは一般的な考え方の整理であり、個別の処理は税理士または所轄税務署に確認してください。

マイルの有効期限と失効を防ぐ社内ルール

ANA・JALのマイルには有効期限があり、上級会員向けの延長制度もありますが、期限の月数や延長条件は各マイレージプログラムの規約で確認してください。失効を防ぐ社内ルールは3つです。①ポイントが無期限のカードでは、特典航空券の予定が立つまでポイントのまま保有する、②移行先の口座を1つに決め、担当者が四半期ごとに残高と期限を確認する、③年末の上限期間の区切り(アメックスは12月31日、ダイナースクラブは12月20日)までに、その年の上限枠を使い切るかどうかを判断する。搭乗で貯まる個人のフライトマイルは会社のルールの外にあるため、規定では「経費決済で貯まるショッピングマイル」と「搭乗者個人に付くフライトマイル」を分けて書いておくと、運用時の混乱を防げます。

マイルが貯まらない・貯めにくい法人カードに注意

「法人カードなら何でもマイルが貯まる」わけではありません。新興の法人カードはポイントの仕組み自体がマイル移行を前提としておらず、老舗のカードでもマイル換算率が低いものがあります。誤選択を避けるために、公式で確認できた範囲で整理します。

ポイントのマイル移行に対応していない法人カード

  • UPSIDER: ポイントは1.0%〜で、毎月1日に前月決済確定分を付与し、自動でポイント分を差し引いて請求する仕組み。他社ポイントやマイルへの交換ではなく、付与ポイントの利用期限は付与日から半年。法人限定で個人事業主は不可。メリット・デメリットはUPSIDER法人カードのメリット・デメリットで解説
  • バクラクビジネスカード: 1.0%のキャッシュバック(公式に「10月以降は0.8%」と表記)。ポイント制ではないためマイル移行なし。法人限定
  • freeeカード Unlimited: ポイント0.5%(月間利用50万円未満は0.3%)で、公式に案内されている使い道はfreee製品の支払い。マイル移行は案内されていない。法人限定
  • マネーフォワード ビジネスカード: 還元率1〜3%(マネーフォワード クラウド/MEの支払いで3%)。公式ページでマイル移行は案内されていない
  • ANAコーポレートカード(三井住友カード発行): ANAの名を冠しているが、ショッピングで貯まるワールドプレゼントポイントはANAマイレージへ移行できないと公式に明記。マイルはフライト+入会・継続ボーナスのみ
  • JALカード 法人カード: 前述のとおりショッピングマイルは積算されない

これらは経費管理や与信枠の大きさで優れたカードですが、マイル目的では選ばないでください。逆に、マイルは別のカードで貯め、経費精算の効率化はこれらのカードに任せる二刀流は合理的です。

表示還元率は高いがマイル移行レートが低いカード

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ: 「最大1.5%/2.0%」は特約店限定かつ対象の三井住友カードとの2枚持ち等が条件。通常決済は200円=1ポイント(0.5%)で、マイル移行レートは商品ページに未記載。通常1.0%のプラチナプリファード(33,000円)も移行レートは同じく未記載
  • 楽天ビジネスカード: 100円=1ポイント(楽天市場で3倍)と表示上は1.0%だが、楽天ポイントからANA・JALマイルへの交換レートはビジネスカードページに記載がない。さらに楽天プレミアムカード(年会費11,000円)の付随カードで単独申込不可、年会費2,200円が別途、1回払いのみ・1人1枚。評判と注意点は楽天ビジネスカードの評判と注意点で扱っている
  • 三菱UFJカード ビジネス各種: グローバルポイントは1,000円=1ポイントで、ポイント段階の付与率が低い。利用可能枠も一般で40〜80万円と小さく、マイル集約向きではない
  • ラグジュアリーカード: 表示還元率1.0〜1.5%はキャッシュバック時の値で、マイル換算では0.6〜0.9%。上限なし・手数料無料の価値を年間利用額で判断する
  • PRESIDENT CARD(UPSIDER発行): 公式LPの記載では年会費50,000円、還元率1%〜(一部1%未満・対象外あり)、JALマイルは2ポイント=1マイル(マイル換算0.5%相当)で移行上限なし。追加カードは無料・無制限(メタルカードは有料)、限度額は最大10億円で、申込は法人代表者本人(個人事業主の可否はLPに明記なし)。表示還元率1%に対しマイル換算は0.5%と半減し、年会費50,000円は同じJAL0.5%未満のダイナースクラブ(33,000円)より高いため、本記事の比較基準ではJAL派の主力になりません。大口決済の与信枠と追加カード無制限を優先する会社向けの1枚で、最新条件は公式サイトで確認してください

法人カードのマイルに関するよくある質問

法人カードで貯めたマイルは誰のもの?

経費決済で貯まったポイント・マイルは、原資が会社の経費であることから、原則として会社(経費を負担した事業主体)のものとして扱うのが実務上の考え方です。ただしマイルの口座は個人名義でしか持てず、ANA JCB法人カードでは「マイルは手続きした使用者に付与」、JALカード法人カードでは「使用者ごとに積算、共有・合算・譲渡不可」と公式に案内されています。カード会社の規約が帰属先を決めてくれるわけではないため、「経費で貯まったマイルは会社に帰属し、出張の航空券に充てる」と社内規定で定めておくのが答えです。個別の税務上の扱いは税理士に確認してください。

法人カードで貯めたマイルはどのように使えますか?

ANA・JALのマイルは、特典航空券への交換、座席のアップグレード、提携ポイントや電子マネー・商品への交換などに使えます。会社で使う場合は、次の出張の航空券に充てるのが最も分かりやすく、旅費の削減として効果が見えます。マイルは個人名義の口座に積算されるため、会社として使う場合は社内規定で用途を決めておく必要があります。

ANAマイル最強の法人カードは?

本記事の比較基準(通常決済の実質マイル還元率×年間コスト)では、年間400万円までの決済ならアメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード(ANA1.0%、年間コスト22,000円、上限40,000マイル)が最も効率的です。年間400万円を超える場合は、ダイナースクラブ ビジネスカード(ANA1.0%、上限40,000マイル)を2枚目に加えて合計80,000マイルまで広げるか、上限のないラグジュアリーカードを組み合わせます。搭乗回数が多い会社ではANA JCB法人カード ワイドゴールドの搭乗ボーナス25%と移行手数料無料も有力です。

法人カードで貯めたマイルは社員旅行や福利厚生に使える?

使うこと自体は可能ですが、マイルは個人名義のマイレージ口座に積算され、特典航空券は口座名義人と一定の範囲の利用者に限られる場合があるため、全社員分をまとめて発券するような使い方には向きません。福利厚生として使う場合は、社内規定に用途と承認手続きを定め、税務上の扱いを税理士に確認してください。役員や特定の従業員だけが私的に使う形になると、給与・賞与として課税される可能性があります。

個人事業主におすすめのマイルが貯まる法人カードは?

年会費をかけたくないならJCB Biz ONE(永年無料、200円=2ポイント、ANA・JAL移行可)、JAL派ならセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(初年度無料、SAISON MILE CLUBでJAL最大1.125%)、ANA派ならアメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン(13,200円、ANA1.0%)が候補です。三井住友カード ビジネスオーナーズ(永年無料)とセゾンコバルト・ビジネス(無料)も個人事業主が申し込めますが、通常決済のポイント付与が0.5%相当のため、マイル効率では上記3枚に劣ります。

法人カードのマイルを個人のマイレージ口座に貯めても問題ない?

仕組み上、マイルは個人名義のマイレージ口座にしか貯められないため、代表者や使用者の口座に貯めること自体は避けられません。問題になるのは「貯めること」ではなく「会社の経費で貯まったマイルを私的に使うこと」です。社内規定で「経費決済で貯まったマイルは会社に帰属し、出張の航空券に充てる」と定め、使用記録を残しておけば、個人口座に貯めていても説明がつきます。個別の税務判断は税理士に確認してください。

マイル移行に手数料がかからない法人カードはある?

公式に「移行手数料無料・上限なし」と明記されているのはラグジュアリーカード(JAL・ANA・ユナイテッド)です。ANA JCB法人カードはワイドゴールドに限りマイル移行手数料(年5,500円)が無料です。ダイナースクラブ ビジネスカードは移行手数料自体は無料ですが、ダイナースグローバルマイレージの年間参加料6,600円が必要です。アメックスはメンバーシップ・リワード・プラス(3,300円)とANAコース(5,500円、ビジネス・プラチナは無料)、セゾンプラチナ・ビジネスはSAISON MILE CLUB(5,500円、150,000マイル到達で翌年無料)がかかります。JCB Biz ONEや三井住友カード ビジネスオーナーズの移行手数料は商品ページに記載がないため、公式サイトで確認してください。

まとめ:法人カードのマイルは『実質還元率×自社の年間利用額』で選ぶ

法人カードのマイルは、表示還元率ではなく「ポイント付与率×移行レート」から年会費・移行プログラム費・年間上限を差し引いた実質値で比べる、というのが本記事の結論です。要点を再掲します。

次の行動は2つです。まず、直近1年の経費のうちカード決済に切り替えられる金額を集計し、本記事の試算表で損益分岐を超えるカードに絞ってください。次に、申込と同時に「経費で貯まったマイルは会社に帰属し、出張の航空券に充てる」という社内規定を1枚作ってから運用を始めてください。マイル以外の軸(年会費・審査・ポイント全般)で選びたい場合は法人カードの総合おすすめランキングをご覧ください。ANA・JALそれぞれの特化比較は、「ANAマイル最強/JALマイル最強」の章から各特化記事へ進めます。

この記事の情報源

本記事の数値・条件は、SEIMEIメディア編集部が2026年9月2日時点で以下の公式サイトを確認したものです。

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