「クレジット審査なしで作れる法人ETCカードはあるのか」。答えは「ある」で、事業協同組合が発行するクレジット機能なしの法人ETCカードなら、設立直後の法人や開業したばかりの個人事業主でも申し込めます。ただし出資金10,000円と走行料金の8%の走行手数料がかかるため、費用面で最安ではありません。
法人ETCカードは組合発行のクレジット機能なしタイプ、ETCコーポレートカード、法人カード付帯タイプの3つに分かれ、どれが安いかは月の高速代と台数で決まります。法人カードの審査に通るなら走行手数料がなく還元も付く付帯型が最も安く、1台あたり月3万円を超える高速国道の利用があるなら大口・多頻度割引が効くETCコーポレートカードが有力です。
本文では組合4種と法人カード付帯10枚を出資金・年会費・走行手数料・発行枚数・還元率の同一条件で比べ、月1万円〜10万円、1台〜5台の損益分岐試算と3タイプ別の作り方・必要書類まで一覧にしました。自社の月額と台数を当てはめれば申し込む先まで決められます。
最終確認日: 2026年9月2日(各組合・各カード会社・NEXCO東/中/西日本・ETCマイレージサービスの公式ページを確認)
【結論】法人ETCカードは3タイプ、月の高速代と台数で選ぶ
先に結論をまとめます。法人ETCカードの選択肢は「組合発行のクレジット機能なしETCカード」「NEXCOが発行するETCコーポレートカード」「法人カードに付帯するETCカード」の3つで、それぞれ発行元・審査・費用の構造がまったく違います。最初に3タイプの早見表を確認し、次に自社の状況に当てはめてください。
30秒で分かる:3タイプ早見表(組合ETC/ETCコーポレート/法人カード付帯)
| 項目 | 組合発行の法人ETCカード | ETCコーポレートカード | 法人カード付帯のETCカード |
|---|---|---|---|
| 発行元 | 事業協同組合(ETC協同組合・高速情報協同組合・全商連など) | NEXCO東/中/西日本(申込は組合経由が中心) | カード会社(JCB・三井住友カード・クレディセゾンなど) |
| 審査 | クレジット審査なし(組合の独自審査・書類確認あり) | 組合の審査・車両登録(条件は組合により異なる) | 法人カード本体の審査(個人与信型と法人与信型がある) |
| 申込対象 | 法人・個人事業主(新設法人・開業直後も可) | 大口・多頻度利用の事業者(登録車両単位) | 法人代表者・個人事業主(カードにより異なる) |
| 初期費用 | 出資金10,000円(脱退時返金)+発行手数料550〜880円/枚 | 発行手数料629円/枚(組合により出資金・保守料あり) | 原則無料 |
| 年会費 | 550〜880円/枚(全商連ETCカードは無料) | 629円/枚+保守サービス料500円/枚(全商連の例) | 無料〜550円/枚(無料条件つきが多い) |
| 走行手数料 | 走行料金の8%(ETC協同組合・高速情報協同組合) | 公式に記載なし(組合に確認) | なし |
| 割引・ポイント | ETC時間帯割引は利用可。ポイントなし | 大口・多頻度割引(車両単位10〜30%、ETC2.0は20〜40%) | カードのポイント0.5〜1.0%相当+ETC時間帯割引 |
| 発行枚数 | 登録車両1台につき最大4枚(ETC協同組合・全商連) | 登録車両ごと(車載器1台につき4枚まで) | 1枚〜複数枚(カードにより上限あり) |
| 発行までの目安 | 1〜4週間(全商連の例) | 組合により異なる | 本体は最短5分(カード番号発行)〜最短2週間(ETCカードの到着時期は各社で確認) |
| 向いている事業者 | クレジット審査を避けたい、設立直後で法人カードが作れない | 1台あたり月3万円超の高速国道利用がある運送・建設業 | 法人カードを持てる、走行手数料をかけたくない |
※2026年9月2日 編集部調べ。各組合・各カード会社・NEXCO西日本の公式ページの記載にもとづく。最新の条件は公式サイトで確認してください。
用途別の即答:審査が不安→組合、年会費ゼロで複数枚→付帯、1台月3万円超→コーポレート
- クレジット審査を避けたい・設立直後で法人カードが作れない:高速情報協同組合(出資金10,000円・発行手数料550円/枚・年会費550円/枚・走行手数料8%)かETC協同組合(出資金10,000円・発行手数料880円/枚・年会費880円/枚・走行手数料8%)。どちらも公式に「クレジット審査なし」または「組合独自審査」と記載され、新設法人や開業直後でも申し込めます。
- 年会費ゼロでETCカード1枚あればよい個人事業主:JCB Biz ONE 一般。本体年会費が永年無料、ETCカードは初年度無料で2年目以降も利用があれば無料、還元率は1.0%相当です。ただしETCカードは1枚のみです。
- 年会費ゼロで複数枚のETCカードを出したい:セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(本体無料・ETC最大5枚無料)。5枚を超える台数ならJCB一般法人カード(年会費1,375円・ETCカードは複数枚とも年会費無料)です。
- 1台あたり月3万円を超える高速国道の利用がある:組合経由のETCコーポレートカード。車両単位割引が月1万円超〜3万円の部分で20%、3万円超の部分で30%効くため、走行手数料を差し引いても割引額が大きくなります。全商連はNEXCO利用が毎月3万円超の事業者をコーポレートカードの対象としています。
逆に、次のケースでは別のタイプを検討してください。
- 組合型が向いていない:法人カードの審査に通る見込みがあり、費用を最優先する事業者。走行手数料8%と出資金の分だけ付帯型より高くなります。
- ETCコーポレートカードが向いていない:1台あたりの高速国道利用が月3万円に届かない、社用車の入替や乗り回しが多く登録車両を固定しにくい、都市高速や一般有料道路の利用が中心の事業者。
- 付帯型が向いていない:設立直後や決算前で法人カードの審査に不安があり、まず社用車の台数分を確実にそろえたい事業者。組合型から始め、体制が整ってから付帯型に切り替える順序が現実的です。
▶ 高速情報協同組合の公式サイトで法人ETCカードの最新条件を確認する
損益分岐の結論:月の高速代いくらからどのタイプが安いか
編集部が各組合・各カード会社・NEXCOの公式条件から試算した結果は次のとおりです(前提と計算過程は後述の試算セクションで示します)。
- 組合ETC vs 付帯ETC:走行手数料8%がかかる組合型は、月額に関係なく付帯型より高くなります。月1万円の利用なら年間で約1.2万円、月5万円なら年間で約5.5万円の差です。組合型を選ぶ理由は「費用」ではなく「クレジット審査を経ずに作れること」です。
- 付帯ETC vs ETCコーポレート:高速国道の利用が1台あたり月3万円を超えると、コーポレートカードの車両単位割引が年間5万円超(ETC1.0)〜8万円超(ETC2.0事業用車両)になり、付帯型のポイント還元(年3,600円程度)を大きく上回ります。月1万円台でも計算上は割引額が手数料を上回りますが、登録車両限定の制約と組合の受付基準(全商連は月3万円超)を踏まえ、1台あたり月3万円超が実務上の分岐点です。
- 台数が増えるほど差は拡大:5台×月5万円なら、組合ETCは年間約24.6万円のコスト、付帯ETCは約1.5万円の還元、ETCコーポレートは約62万円の割引(ETC1.0、手数料控除後)です。
法人ETCカードの3タイプと個人用との違い
「法人ETCカード」と一口に言っても、発行しているのは事業協同組合・NEXCO・カード会社の3者で、それぞれ根拠となる仕組みが異なります。ここでは3タイプの発行元・審査・費用構造を整理し、個人用ETCカードを社用に使う場合との違いも確認します。

組合発行のクレジット機能なし法人ETCカード(クレジット審査なし・出資金制)
ETC協同組合・高速情報協同組合・全国商工事業協同組合連合会(全商連)などの事業協同組合が、組合員向けに発行するETC専用カードです。カードにクレジット機能はなく、高速道路の通行料金だけを組合がまとめて立て替え、毎月の請求書にもとづいて口座振替で精算します。ETC協同組合と高速情報協同組合はいずれも「月末締め、翌月20日頃に請求書、翌々月に口座振替」という流れです。
費用の構造は「出資金+発行手数料+年間手数料+走行手数料」の4段です。出資金は組合に加入するための資金で、ETC協同組合・高速情報協同組合とも1社あたり10,000円、複数枚発行しても1社1万円で、脱退時に返金されます。発行手数料と年間手数料はETC協同組合が880円/枚、高速情報協同組合が550円/枚です。走行手数料は両組合とも毎月の走行料金の8%で、これが組合型の実質的なコストになります。
審査については、ETC協同組合が公式に「クレジット審査なし」、高速情報協同組合が「組合独自審査」と記載しています。カード会社の与信審査を経ない代わりに、履歴事項全部証明書や確定申告書、車検証などの書類確認と出資金の払込が必要で、「誰でも無条件に発行される」わけではない点は押さえておいてください。出資金の返還条件は各組合の規約に従います。
ETCコーポレートカード(NEXCO発行・大口多頻度割引・登録車両限定)
ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本・中日本・西日本が「大口・多頻度割引」の適用を受けるために発行するカードです。高速国道の利用額が1台あたり月5,000円を超えた部分から車両単位割引が段階的に効き、5,000円超〜1万円までが10%、1万円超〜3万円までが20%、3万円超が30%です。ETC2.0を搭載した事業用車両はそれぞれ20%・30%・40%に割増され、この割増は2027年3月末までの措置とされています。
制約は「カードに表示された車両番号の車両で利用したときのみ割引の対象になる」ことです。車両ごとにカードを登録するため、社用車を入れ替えるたびに手続きが必要で、登録車両以外での利用は割引の対象になりません。また、車載器を搭載していない車両や支払保証のない事業者は契約できません。手数料は組合の公式ページに629円/枚(発行時・年1回)と記載されており、全商連の場合はこれに保守サービス料500円/枚/年が加わります。保証金の有無や登録車両以外で利用した場合の措置はNEXCOの利用案内書で確認してください。
個々の中小企業がNEXCOと直接契約するのは実務上ハードルが高いため、高速情報協同組合や全商連などの組合が申込窓口になっています。高速情報協同組合のETCコーポレートカードは出資金10,000円・発行手数料629円/枚・年会費629円/枚ですが、2026年9月2日時点で資料請求を停止しているため、申込先は全商連などの組合公式で確認してください。
法人カード付帯のETCカード(本体審査に通れば追加発行)
法人カード(ビジネスカード)を発行しているカード会社が、本体カードの付帯サービスとして発行するETCカードです。通行料金はカードの利用明細にまとまり、走行手数料はかからず、カードのポイント還元(0.5〜1.0%相当)が通行料金にも付きます。ETCカードの年会費は無料か、「前年度に利用がなければ550円」といった条件付き無料が主流です。
注意点は、ETCカードを作る前に法人カード本体の審査に通る必要があることです。審査の対象はカードによって異なり、三井住友カード ビジネスオーナーズは「契約者は代表者個人で、口座引落を法人に委任する形式」、セゾンコバルトは「個人契約カード」と公式に記載されている個人与信型です。一方、JCB一般法人カードのように法人名義の支払口座を前提とするカードは、法人として契約する法人与信型に位置づけられます(各社の審査基準は非公開です)。設立直後や決算前でも申し込みやすいのは、登記簿謄本・決算書が不要な個人与信型です。
発行枚数もカードごとに差があります。JCB Biz ONEは1枚のみ、三井住友カード ビジネスオーナーズはカード1枚につきETC1枚、セゾンコバルトは最大5枚、楽天ビジネスカードは最大30枚、JCB一般法人カードとUC法人カードは複数枚を年会費無料で発行できます。社用車の台数と照らして選んでください。
個人用ETCカードとの違いと社用利用の注意(名義・経費処理)
個人のクレジットカードに付帯するETCカードを社用車で使うこと自体は可能ですが、名義が個人になるため、通行料金はいったん個人が立て替え、あとから経費精算する流れになります。台数が増えると立替と精算の手間が膨らみ、誰がどの車でいくら使ったかの把握も難しくなります。
法人ETCカードなら、組合型は組合からの請求書、付帯型はカードの利用明細で、車両別・カード別の通行料金がまとまります。支払いも法人口座(または個人事業主の事業用口座)からの引き落としで完結し、立替がなくなります。会計処理の面では、ETC利用分の適格請求書(インボイス)をどこから取得するかが発行元によって異なるため、組合の請求書やカード会社の明細で要件を満たせるか、税理士や発行元に確認しておくと安心です。
ETCパーソナルカードが事業用に向かない理由
クレジットカードを持たない個人向けに、高速道路会社が発行する「ETCパーソナルカード」もあります。ただし名義は個人のため、社用車の台数分を法人名義でまとめて管理する用途には向きません。事業用でクレジット審査を避けたいなら、組合発行の法人ETCカードが現実的な選択肢です。ETCパーソナルカードの条件は発行元の公式サイトで確認してください。
【編集部試算】月の高速代・台数別にどのタイプが安いか損益分岐シミュレーション
ここからは、3タイプの年間コストを「月の高速代×台数」の組み合わせで試算します。上位の比較記事の多くは3タイプの違いを説明するだけで、自社の利用額ならどれが安いかを数字で示していません。編集部が各組合・各カード会社・NEXCO西日本の公式ページに記載された条件だけを使って積み上げました。
試算の前提(出資金・発行手数料・年会費・走行手数料8%・ポイント還元・割引率)
- 組合ETC:高速情報協同組合の条件(発行手数料550円/枚・年会費550円/枚・走行手数料8%)で計算。出資金10,000円は脱退時に返金されるため年間コストには含めず、別建てで注記します。ETC協同組合(880円/枚・880円/枚・8%)の場合は1枚あたり年間660円高くなります。
- 付帯ETC:1台の場合はJCB Biz ONE 一般(本体・ETCとも年会費無料、還元率1.0%相当)、3台以上はセゾンコバルト・ビジネス・アメックス(本体無料・ETC最大5枚無料、永久不滅ポイント1,000円につき1ポイント=0.5%相当)で計算。ポイント還元を通行料金から差し引いた「実質コスト」で示し、マイナスは還元が費用を上回ることを意味します。
- ETCコーポレート:組合経由の例(発行手数料629円/枚・年会費629円/枚は高速情報協同組合の公式記載、保守サービス料500円/枚/年は全商連の公式記載)を費用とし、NEXCO西日本公式の車両単位割引(月5,000円超〜1万円の部分10%、1万円超〜3万円の部分20%、3万円超の部分30%。ETC2.0事業用車両は各20%・30%・40%)を利用額の帯ごとに段階適用して割引額を計算。出資金・保証金・組合の走行手数料は公式に記載がないため含めていません。契約単位割引(月間合計500万円超かつ1台平均3万円超で10%)は該当しない規模のため除外しています。
- すべての利用がNEXCOの高速国道で、深夜・休日・平日朝夕の時間帯割引は3タイプ共通のため考慮していません。首都高速・阪神高速の割引は別体系のため対象外です。
1台の場合:月1万円/3万円/5万円/10万円
まず社用車1台で、月の高速代が1万円・3万円・5万円・10万円の4パターンです。年間コストは初年度(発行手数料を含む)の金額で、付帯ETCとETCコーポレートのマイナスは「還元・割引が費用を上回る額」を表します。
| 月の高速代(1台) | 組合ETCの年間コスト | 付帯ETCの年間コスト | ETCコーポレート(ETC1.0) | ETCコーポレート(ETC2.0) | 最安タイプ |
|---|---|---|---|---|---|
| 月1万円 | 10,700円(走行手数料9,600円+手数料1,100円) | −1,200円(1.0%還元) | −4,242円(割引6,000円−手数料1,758円) | −10,242円 | 数字上はコーポレート、実務では付帯ETC |
| 月3万円 | 29,900円(28,800円+1,100円) | −3,600円 | −52,242円(割引54,000円) | −82,242円 | ETCコーポレート |
| 月5万円 | 49,100円(48,000円+1,100円) | −6,000円 | −124,242円(割引126,000円) | −178,242円 | ETCコーポレート |
| 月10万円 | 97,100円(96,000円+1,100円) | −12,000円 | −304,242円(割引306,000円) | −418,242円 | ETCコーポレート |
※2026年9月2日 編集部試算。組合ETCは高速情報協同組合の公開条件、付帯ETCはJCB Biz ONE 一般、ETCコーポレートは組合公式の手数料(発行手数料・年会費各629円/枚+保守サービス料500円/枚/年)とNEXCO西日本の車両単位割引率にもとづく。出資金・保証金は含まない。最新の条件は公式サイトで確認してください。
月1万円の段階で組合ETCと付帯ETCの差は年間約1.2万円、月5万円では約5.5万円です。組合型の8%は「通行料金の8%を上乗せして払う」ことなので、利用額が増えるほど差が広がります。一方、ETCコーポレートカードは月1万円でも割引6,000円が手数料1,758円を上回りますが、全商連はNEXCO利用が月3万円未満の事業者には走行手数料のかからない全商連ETCカードを案内しているため、月1万円台で無理にコーポレートカードを選ぶ必要はありません。
参考として、月3万円×1台の計算過程を示します。ETCコーポレートカードの車両単位割引は利用額全体に一律でかかるのではなく、帯ごとに段階適用されます。5,000円までの部分は割引なし、5,000円超〜1万円の5,000円分に10%で500円、1万円超〜3万円の2万円分に20%で4,000円、合計で月4,500円(年54,000円)です。ETC2.0の事業用車両なら同じ帯に20%・30%が適用されて月7,000円(年84,000円)になります。ここから手数料1,758円(発行手数料629円+年会費629円+保守サービス料500円)を引いた額が表の数値です。組合ETCは3万円×8%=月2,400円(年28,800円)の走行手数料に、1枚分の発行手数料550円と年会費550円を加えて年29,900円、付帯ETC(JCB Biz ONE)は年36万円×1.0%=3,600円分のポイントが付く計算です。自社の月額に置き換えるときは、この帯ごとの計算をそのまま当てはめてください。
3台・5台の場合:枚数分の発行手数料・年会費とコーポレート割引の効き方
台数が増えると、組合ETCは枚数分の発行手数料と年会費が上乗せされ、ETCコーポレートは車両ごとに割引が計算されます。付帯ETCはセゾンコバルト(ETC最大5枚無料・0.5%相当)で計算しました。
| 台数×月の高速代 | 組合ETCの年間コスト | 付帯ETCの年間コスト | ETCコーポレート(ETC1.0) | ETCコーポレート(ETC2.0) | 最安タイプ |
|---|---|---|---|---|---|
| 3台×月1万円(計3万円) | 32,100円(28,800円+3,300円) | −1,800円 | −12,726円(割引18,000円−手数料5,274円) | −30,726円 | 実務では付帯ETC |
| 3台×月3万円(計9万円) | 89,700円(86,400円+3,300円) | −5,400円 | −156,726円(割引162,000円) | −246,726円 | ETCコーポレート |
| 5台×月1万円(計5万円) | 53,500円(48,000円+5,500円) | −3,000円 | −21,210円(割引30,000円−手数料8,790円) | −51,210円 | 実務では付帯ETC |
| 5台×月5万円(計25万円) | 245,500円(240,000円+5,500円) | −15,000円 | −621,210円(割引630,000円) | −891,210円 | ETCコーポレート |
※2026年9月2日 編集部試算。付帯ETCはセゾンコバルト・ビジネス・アメックス(0.5%相当)で計算。ETCコーポレートの手数料は1枚あたり1,758円×枚数。出資金・保証金は含まない。最新の条件は公式サイトで確認してください。
5台×月5万円の規模になると、組合ETCは年間24万円超のコストになる一方、ETCコーポレートは手数料を引いても年間62万円超(ETC2.0なら89万円超)の割引です。運送業や建設業で台数が多く、1台あたりの高速国道利用が月3万円を超えるなら、組合経由でETCコーポレートカードを申し込む価値は大きいと言えます。
結論:分岐点の月額と、ETC2.0車載器なら分岐がどう動くか
- 組合ETCは費用面で付帯ETCに勝てる月額がありません。組合型を選ぶ判断基準は「クレジット審査を経ずに、設立直後でも社用車の台数分を法人名義でそろえたいか」です。
- 付帯ETCとETCコーポレートの分岐点は、実務上「1台あたり月3万円超」です。3万円超の部分に30%(ETC2.0は40%)の割引が効くため、この帯を超えると差が急に開きます。
- ETC2.0の事業用車両は各帯の割引率が10ポイント上乗せされ、月3万円×1台で年間3万円、月5万円×1台で年間5.4万円の追加割引です。ただし2027年3月末までの措置なので、車載器の入替を検討する際は期限を考慮してください。
- コーポレートカードは登録車両限定です。リースの入替が頻繁、社用車を複数の従業員が乗り回す、高速国道より一般有料道路や都市高速の利用が多い、といった場合は、割引額どおりの効果が出ないことがあります。
【クレジット機能なし】クレジット審査なしで作れる法人ETCカードおすすめ4選
「法人ETCカード クレジット機能なし」「審査なし」で探している方向けに、カード会社の与信審査を経ずに申し込める組合発行の法人ETCカード3種と、組合経由で申し込むETCコーポレートカード(クレジット機能なし。審査の内容は取扱組合の公式ページに記載がなく、組合により異なります)をまとめます。上位記事の多くは組合名を列挙するだけで費用が横並びになっていないため、出資金・発行手数料・年会費・走行手数料・枚数を同じ表で比較しました。
組合4種の費用・条件比較表(出資金・発行手数料・年会費・走行手数料・枚数・発行日数)
| 発行元・カード | 出資金(返金可否) | 発行手数料/枚 | 年会費/枚 | 走行手数料 | 発行枚数 |
|---|---|---|---|---|---|
| ETC協同組合 法人ETCカード | 10,000円/1社(脱退時返金・複数枚でも同額) | 880円(初回) | 880円(年1回) | 走行料金の8% | 登録車両1台につき最高4枚 |
| 高速情報協同組合 法人ETCカード | 10,000円/1社(脱退時返金) | 550円(発行時のみ) | 550円(年1回) | 走行料金の8% | 公式に上限の記載なし |
| 全商連 全商連ETCカード(法人用) | 公式に記載なし | 無料 | 無料(保守サービス料は加盟組合により異なる) | 公式に記載なし | 車載器1台につき4枚まで |
| ETCコーポレートカード(高速情報協同組合・全商連経由) | 高速情報協同組合は10,000円 | 629円 | 629円(全商連は保守サービス料500円/年が別途) | 公式に記載なし | 車載器1台につき4枚まで(全商連) |
※2026年9月2日 編集部調べ。各組合の公式ページの記載にもとづく。最新の条件は公式サイトで確認してください。
| 発行元・カード | 個人事業主の申込 | 審査(公式の表現) | 主な必要書類 | 発行までの目安 | 支払サイクル |
|---|---|---|---|---|---|
| ETC協同組合 法人ETCカード | 可(確定申告書。開業直後は開業届等) | クレジット審査なし | 履歴事項全部証明書または確定申告書、車検証、ETC車載器セットアップ証明書、代表者の免許証等 | 公式に日数の記載なし(「スピード発行」表記) | 月末締め・翌月20日頃請求書・翌々月口座振替 |
| 高速情報協同組合 法人ETCカード | 可(新設法人・開業直後も可) | 組合独自審査 | 履歴事項全部証明書(6か月以内)または確定申告書・開業届、車検証、セットアップ証明書、代表者の免許証 | 公式に日数の記載なし | 月末締め・翌月20日頃請求書・翌々月口座振替 |
| 全商連 全商連ETCカード | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に一覧の記載なし(申込時に案内) | 1〜4週間 | 月末締め・翌々月月初に口座引落(加盟組合により異なる) |
| ETCコーポレートカード | 組合により異なる | 組合の審査+車両登録(クレジット審査の有無は公式に記載なし) | 車検証(車両登録のため)ほか組合の案内による | 組合により異なる | 組合により異なる |
※2026年9月2日 編集部調べ。「公式に記載なし」の項目は各組合の公式サイトで確認できなかったため、申込前に問い合わせてください。
ETC協同組合:1社1万円の出資金で複数枚、個人事業主・フリーランスも対象
ETC協同組合の法人ETCカードは、出資金10,000円を1社あたり1回払い込めば、複数枚を発行しても出資金は増えません。発行手数料は初回880円/枚、年間手数料は880円/枚、走行手数料は毎月の走行料金の8%です。発行枚数は登録車両1台につき最高4枚で、車両ごとに複数のドライバーがカードを持つ運用にも対応できます。
審査は公式に「クレジット審査なし」と明記されています。必要書類は法人が履歴事項全部証明書、個人事業主が確定申告書(開業直後で確定申告前なら開業届等)で、これに車検証・ETC車載器セットアップ証明書・代表者の運転免許証等を添えます。支払いは月末締めで翌月20日頃に請求書が届き、翌々月に口座振替です。発行までの日数は公式に「スピード発行」の表記のみで具体的な日数は記載がないため、急ぐ場合は申込時に確認してください。
向いているのは、設立直後や決算前でクレジットカードの審査に通る見込みが立たず、それでも社用車の台数分を法人名義でそろえたい事業者です。高速情報協同組合と比べると1枚あたりの手数料は330円高いものの、費用構造は同じなので、必要書類の準備しやすさや対応で選んで問題ありません。
▶ ETC協同組合の公式サイトで法人ETCカードの最新条件を確認する
高速情報協同組合:法人ETCカードとETCコーポレートカードを1か所で申し込める
高速情報協同組合の法人ETCカードは、出資金10,000円(1社あたり・脱退時返金)、発行手数料550円/枚(発行時のみ)、年会費550円/枚(年1回)、走行手数料8%です。今回比較した組合型の中では1枚あたりの固定費が最も低く、複数枚を持つほどETC協同組合との差が広がります。申込対象は法人・個人事業主で、新設法人や開業直後でも申し込めると公式に記載されています。
審査は「組合独自審査」です。必要書類は履歴事項全部証明書(6か月以内)または確定申告書・開業届、車検証、ETC車載器セットアップ証明書、代表者の運転免許証で、ETC協同組合とほぼ同じです。支払サイクルも月末締め・翌月20日頃請求書・翌々月口座振替で共通です。
同組合はETCコーポレートカード(出資金10,000円・発行手数料629円/枚・年会費629円/枚)も取り扱っており、法人ETCカードから利用額が増えたときに同じ窓口で切り替えられるのが強みです。ただし2026年9月2日時点でコーポレートカードの資料請求は停止中と公式に記載されているため、コーポレートカードが目的なら全商連など他の窓口も確認してください。
▶ 高速情報協同組合の公式サイトで法人ETCカードの最新条件を確認する
全国商工事業協同組合連合会(全商連):発行手数料無料の全商連ETCカードとコーポレートカード
全商連ETCカード(法人用)の条件
全商連の「全商連ETCカード」は、公式ページ上で発行手数料・取扱手数料が無料と記載されている法人用ETCカードです。保守サービス料については公式ページで無料と読める一方、FAQでは年500円/枚と読める記載があり、加盟組合によって扱いが異なると考えられるため、申込先の組合で確認してください。発行枚数は車載器1台につき4枚まで、発行までの目安は1〜4週間です。全商連はNEXCOの利用が毎月3万円未満の事業者にこのカードを案内しています。
出資金・走行手数料・審査の内容は公式ページに記載がありません。組合型で一般的な出資金や走行手数料の有無は加盟組合によって異なる可能性があるため、費用の総額は申込前に必ず確認してください。支払いは月末締めで翌々月の月初に口座引落(FAQでは翌月28日の記載もあり、加盟組合により異なる)です。
全商連経由のETCコーポレートカードの条件
全商連経由のETCコーポレートカードは、手数料629円/枚/年に保守サービス料500円/枚/年(年度途中の加入は月40円換算)が加わります。対象はNEXCOの利用が毎月3万円超、または首都高速・阪神高速の利用が毎月5,000円超の事業者で、枚数は車載器1台につき4枚までです。発行までの目安は1〜4週間です。
▶ 全商連の公式サイトで全商連ETCカード・ETCコーポレートカードの最新条件を確認する
ETCコーポレートカード(組合経由):大口・多頻度割引を受けるための専用カード
ETCコーポレートカードは、クレジット機能なしという点では組合型と同じですが、目的が「大口・多頻度割引を受けること」に特化しています。NEXCO西日本の公式ページによると、車両単位割引は高速国道の1台あたり月間利用額が5,000円超〜1万円で10%、1万円超〜3万円で20%、3万円超で30%、ETC2.0の事業用車両はそれぞれ20%・30%・40%(2027年3月末まで)です。さらに契約者全体の月間利用額が500万円を超え、かつ1台平均3万円超の場合は契約単位割引10%が上乗せされます。割引対象の一般有料道路は5%、伊勢湾岸道路は車両単位割引のみ(6.9%または13.8%)と、道路によって率が異なります。
申込は高速情報協同組合や全商連などの組合経由が一般的で、カードは登録した車両番号の車両でのみ割引対象になります。ETC車載器を搭載していない車両や、支払保証のない場合は契約できません。手数料は組合経由で629円/枚(発行時・年1回)で、保証金や登録車両以外での利用時の措置は、NEXCOの利用案内書と組合の規約で確認してください。
なお、協同組合ビジネスナビなど、ここで挙げた以外にも法人ETCカードやETCコーポレートカードを取り扱う事業協同組合があります。費用条件は組合ごとに異なるため、複数の組合を比較する場合も、出資金・発行手数料・年会費・走行手数料・返金条件の5点に加えて、支払保証金(保証金)の有無と金額、解約・脱退時の違約金や出資金の返還時期、出資金とは別の賦課金(組合費)の有無、請求書が車両別・カード別に明細化されているかを同じ基準で確認してください。走行手数料は本記事で比較した2組合とも8%ですが、組合によって率や名称が異なる場合があります。
▶ 全商連の公式サイトでETCコーポレートカードの申込条件を確認する
「審査なし」の正確な意味:クレジット審査なし=無審査ではない(組合の加入審査・書類確認)
検索では「法人 ETCカード 審査なし」と調べる方が多いのですが、組合発行の法人ETCカードで「なし」なのは、カード会社が行うクレジット審査(与信審査)です。ETC協同組合は公式に「クレジット審査なし」、高速情報協同組合は「組合独自審査」と表現しており、いずれも組合の加入審査と書類確認、出資金の払込は必要です。履歴事項全部証明書や確定申告書で事業の実在を確認し、車検証とセットアップ証明書で車両を特定したうえで発行されます。
したがって「誰でも必ず作れる」「無審査で確実に発行される」という表現は正確ではありません。組合が独自の基準で加入を断る場合もありますし、通行料金は組合が立て替える仕組みなので、支払遅延があれば利用停止等の措置を受ける可能性があります。一方で、カード会社のような与信審査を前提にしていない点は、クレジット審査に不安のある事業者にとって現実的な選択肢です。組合の審査基準は公式に公開されていないため、「通りやすい」「甘い」といった断定はせず、必要書類をそろえて申し込んでください。
【法人カード付帯】年会費無料・ポイントが貯まる法人ETCカードおすすめ10選
法人カードの審査に通るなら、法人カードのETCカード(付帯ETC)は走行手数料がかからず、通行料金にポイントが付く分だけ組合型より安くなります。ここでは10枚を「ETCカードの条件」に絞って比較します。本体の特典や保険は別記事に委ね、ETC年会費・無料条件・発行枚数・ETC利用分の還元率・審査対象(個人与信か法人与信か)・個人事業主の可否・発行スピードで並べました。先に目的別の候補を挙げると次のとおりです。
- 本体もETCも年会費無料で持ちたい:JCB Biz ONE 一般(ETC1枚)、三井住友カード ビジネスオーナーズ(前年度未利用時のみ550円)、セゾンコバルト・ビジネス・アメックス(最大5枚)、ライフカードビジネスライトプラス(代表者名義のみ)
- 台数分のETCカードを複数枚出したい:セゾンコバルト(5枚無料)、JCB一般法人カード・UC法人カード(複数枚無料)、アメックス ビジネス・グリーン(基本カード会員20枚)、楽天ビジネスカード(上限30枚・2枚目以降550円)
- 通行料金の還元率を重視したい:JCB Biz ONE(1.0%相当)、楽天ビジネスカード(1.0%)、apollostation PLATINUM BUSINESS(0.8%)、三井住友カード ビジネスオーナーズ(対象個人カードとの2枚持ち・条件達成で対象ETC利用が最大1.5%)
10枚のETC条件比較表(ETC年会費・無料条件・発行枚数・還元率・審査対象)
| カード名 | 本体年会費 | ETC年会費・無料条件 | ETC発行枚数 | 基本還元率 | 審査対象 |
|---|---|---|---|---|---|
| JCB Biz ONE 一般 | 永年無料 | 初年度無料、2年目以降は利用があれば無料(未達550円) | 1枚 | 1.0%相当(200円=2P) | 代表者個人(法人本人確認書類不要) |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ | 永年無料 | 無料(入会翌年度以降、前年度未利用なら550円) | カード1枚につき1枚(パートナーカード分の発行可否は公式で確認) | 0.5%(対象個人カード2枚持ち・条件達成で対象ETC利用が最大1.5%) | 代表者個人(登記簿・決算書不要) |
| セゾンコバルト・ビジネス・アメックス | 無料 | 無料(入会月から翌年入会月前月末までETC利用がない場合、サービス手数料2,200円) | 最大5枚 | 0.5%相当(1,000円=1P、特定加盟店で最大2%) | 個人契約(登記簿・決算書不要) |
| ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード) | 無料 | 無料 | 代表者名義カードのみ発行可 | 公式に数値の記載なし | 申込者個人(決算資料等不要) |
| JCB一般法人カード | 1,375円(オンライン入会で初年度無料) | 無料 | 複数枚(ETCスルーカードN) | 0.5%(200円=1P) | 法人・個人事業主(法人名義の支払口座) |
| UC法人カード(一般) | 1,375円/枚 | 永久無料・発行手数料無料 | 1枚のカードに複数枚(審査により希望枚数に添えない場合あり) | 公式に記載なし | 法人向け(詳細は公式で確認) |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | 5,500円(年100万円利用で翌年以降永年無料) | 無料(前年度未利用なら550円) | カード1枚につき1枚 | 0.5%(条件達成で最大2.0%) | 代表者個人(登記簿・決算書不要) |
| アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード | 13,200円 | 年会費・発行手数料無料 | 基本カード会員20枚まで+追加カード会員1人1枚 | 100円=1ポイント | 経営者・個人事業主 |
| apollostation PLATINUM BUSINESS | 22,000円(年300万円利用で次年度無料) | 無料(追加会員も無料) | 公式に枚数の記載なし | 0.8%(1,000円=8P) | 個人事業主・経営者 |
| 楽天ビジネスカード | 2,200円+楽天プレミアムカード11,000円 | 1枚目無料、2枚目以降550円/枚 | 上限30枚 | 1.0%(100円=1P) | 法人代表者・個人事業主(法人口座なら登記事項証明書) |
※2026年9月2日 編集部調べ。各カード会社の公式ページの記載にもとづく(金額は税込)。最新の条件は公式サイトで確認してください。
| カード名 | 個人事業主の申込 | 主な必要書類 | 発行スピード(本体) | ETC以外の追加カード |
|---|---|---|---|---|
| JCB Biz ONE 一般 | 可(フリーランス・副業含む、18歳以上) | 即時入会は顔写真付き本人確認書類のみ | 最短5分でカード番号発行(モバイル即時入会・個人名義口座)。通常入会は約1週間 | 不可 |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ | 可(副業・フリーランス含む、18歳以上) | 登記簿謄本・決算書不要(電話認証あり) | 最短3営業日 | パートナーカード18枚まで無料 |
| セゾンコバルト・ビジネス・アメックス | 可(個人事業主・フリーランス・経営者) | 登記簿謄本・決算書不要 | 審査結果メール翌日から最短3営業日後に発送 | 追加カード最大9枚無料 |
| ライフカードビジネスライトプラス | 可 | 決算資料等不要、受取時に本人確認書類 | 最短3営業日 | 従業員カード最大3枚 |
| JCB一般法人カード | 可(法人または個人事業主) | 法人名義の支払口座情報、本人確認書類、申込書(郵送) | 必要書類到着後最短2週間 | 使用者カード1名1,375円 |
| UC法人カード(一般) | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 追加カード1,375円/枚 |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | 可(18歳以上) | 登記簿謄本・決算書不要 | 公式に記載なし | パートナーカード無料 |
| アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード | 可 | 公式で確認 | 公式で確認 | 特典あり6,600円/枚、特典なし無料(最大99枚) |
| apollostation PLATINUM BUSINESS | 可 | 公式で確認 | 公式で確認 | 追加会員3,300円(初年度無料)最大9枚 |
| 楽天ビジネスカード | 可(20歳以上) | 法人名義口座の場合、登記事項証明書(6か月以内) | 公式に記載なし | 1人1枚のみ(従業員用追加カードの記載なし) |
※2026年9月2日 編集部調べ。「公式に記載なし」は各カード会社の公式ページで確認できなかった項目。最新の条件は公式サイトで確認してください。
年会費無料の法人カードを、ETC以外の条件(還元率・追加カード・保険・会計ソフト連携)でも比較したい方は、年会費無料の法人カードを永年無料・ETC・ポイントで比較した記事を参考にしてください。
JCB Biz ONE 一般:本体もETCも年会費無料、個人事業主・1台ならこれ
JCB Biz ONE 一般は本体年会費が永年無料で、ETCカードは初年度無料、2年目以降も利用状況に応じて無料(条件未達の場合550円)です。基本還元率は200円につきJ-POINT 2ポイントの1.0%相当で、今回比較した年会費無料カードの中で最も高く、通行料金にもポイントが付きます。申込対象は18歳以上の法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)で、即時入会なら顔写真付き本人確認書類だけで申し込め、法人の本人確認書類は不要です。
発行スピードは、個人名義口座を指定するモバイル即時入会で最短5分でカード番号が発行されます。法人口座を指定する通常入会は本人確認書類2点の返送が必要で、公式には約1週間とされています。ETCカードの到着時期も公式で確認してください。制約はETCカードが1枚のみで、使用者カードやパートナーカードを発行できないことです。社用車1台で高速代を経費化したい個人事業主や一人法人には最適ですが、複数台なら後述のセゾンコバルトやJCB一般法人カードを検討してください。2026年9月30日申込分まで、新規入会後の利用額達成・スマホ決済の登録利用・口座連携などの条件達成で最大77,000円相当の入会キャンペーンが公式に掲載されています。
三井住友カード ビジネスオーナーズ:前年1回利用でETC年会費無料、2枚持ちでETC利用が高還元
三井住友カード ビジネスオーナーズは本会員・パートナー会員とも年会費永年無料で、ETCカードは無料、入会翌年度以降に前年度の利用が一度もない場合だけ550円がかかります。ETCカードはカード1枚につき1枚の個別型で、パートナーカードは18枚まで無料で発行できます。パートナーカードごとにETCカードを発行できるかは公式ページに明記がないため、複数枚が必要な場合は申込前に三井住友カードに確認してください。申込対象は満18歳以上の法人代表者と個人事業主(副業・フリーランス含む)で、登記簿謄本・決算書は不要です。
基本還元率は200円につき1ポイント(0.5%)ですが、対象の三井住友カード(個人カード)と2枚持ちして条件を達成すると、対象道路事業者のETC利用などが200円につき3ポイント(最大1.5%)になります。ETC利用分が特約店の対象に含まれる点は、高速代の多い事業者にとって大きなメリットです。公式には契約者は代表者個人で口座引落を法人に委任する形式と記載されており、個人与信型の代表格です。発行は最短3営業日で、2025年9月1日からの新規入会キャンペーン(入会月の3か月後末までに30万円以上利用で16,000円相当のVポイント、終了日は公式に記載なし)も掲載されています。ラインアップ全体の違いは三井住友の法人カードの種類と審査を整理した記事で確認できます。
▶ 三井住友カード ビジネスオーナーズの公式サイトで最新条件を確認する
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス:本体・ETCとも年会費無料で複数枚
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、本体年会費無料、追加カード最大9枚無料、ETCカードは最大5枚まで年会費無料です。年会費をかけずに複数枚のETCカードを出せる数少ない選択肢で、社用車2〜5台の小規模事業者に向いています。申込対象は個人事業主・フリーランス・経営者で、登記簿謄本・決算書は不要、公式に「個人契約カード」と記載された個人与信型です。
ポイントは永久不滅ポイントで1,000円につき1ポイント(0.5%相当)、ヤフービジネスサービス・クラウドワークス・AWSなどの特定加盟店では4倍(2%相当)です。注意点として、入会月から翌年の入会月前月末までにETCカードの利用が一度もない場合、ETCカードサービス手数料2,200円がかかると公式の年会費ページに記載されています。「作ったが使わない」ETCカードを増やさないよう、必要な枚数だけ発行してください。発行は審査結果メールの翌日から最短3営業日後に発送です。
▶ セゾンコバルト・ビジネス・アメックスの公式サイトで最新条件を確認する
ライフカードビジネスライトプラス:決算書不要で開業直後でも申し込みやすい
ETC条件と申込のしやすさ
ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード)は本体年会費無料で、従業員カード(最大3枚)とETCカードも無料です。申込資格は法人代表者または個人事業主で、決算資料等は不要、カード受取時に本人確認書類を提示する流れのため、開業直後でも申し込みやすいのが特徴です。発行は最短3営業日で、国際ブランドはMastercard・Visa・JCBから選べます。
ETCカードは代表者名義のカードにのみ発行できると公式FAQに記載されており、従業員カードにETCを付けることはできません。社用車が1台か、代表者が主に運転する事業者向けです。ポイントはLIFEサンクスプレゼントで、還元率の数値は公式に記載がないため本記事では比較していません。ゴールドは年会費2,200円/枚(初年度無料)で、空港ラウンジと海外旅行傷害保険が付きます。
▶ ライフカードビジネスライトプラスの公式サイトで最新条件を確認する
JCB法人カード(一般):ETCカードを枚数制限なく無料発行、社用車が多い企業向け
JCB一般法人カードは使用者1名につき年会費1,375円(オンライン入会で初年度無料)で、ETCスルーカードNを複数枚、年会費無料で発行できます。JCB Biz ONEが1枚のみなのに対し、こちらは台数分をそろえられるため、社用車が5台を超える企業に向いています。申込対象は法人代表者または個人事業主(中小企業向け)で、必要書類は法人名義の支払口座情報・本人確認書類・申込書(郵送)、発行は必要書類の到着後最短2週間です。
基本還元率は200円につき1ポイント(0.5%)で、優待店では最大20倍です。使用者カードは1名追加ごとに1,375円です。2026年9月30日申込分まで、新規入会と利用で最大40,000円相当のキャンペーンが公式に掲載されています。法人名義の口座を前提とする点で、個人与信型のカードより法人としての体制が整っていることが求められると考えてください。
UC法人カード:複数枚発行と経費管理の両立
UC法人カード(一般)は1枚につき年会費1,375円(追加カードも同額)で、ETCカードは年会費永久無料・発行手数料無料、1枚のカードに対して複数枚を発行できます。公式FAQには「審査により希望枚数に添えない場合がある」と記載されているため、台数分を確実に確保したい場合は申込時に希望枚数を伝えてください。ゴールドは1枚目11,000円、2枚目以降2,200円/枚です。
還元率・利用枠・付帯保険は2026年9月2日時点で商品ページを確認できなかったため、本記事では比較対象にしていません。ETCカードの条件(永久無料・複数枚)は公式FAQで確認できるため、JCB一般法人カードと同様に「台数分のETCを年会費なしで出したい法人」の候補として掲載しています。個人事業主の申込可否も公式で確認してください。
▶ UC法人カードの公式サイト(FAQ)で年会費とETCの最新条件を確認する
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド:年100万円利用で翌年以降年会費無料
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは本会員年会費5,500円ですが、年間100万円の利用で翌年以降永年無料になり、さらに毎年、年間100万円の利用で10,000ポイントの継続特典があります。ETCカードの条件は一般と同じで、年会費無料(前年度未利用の場合550円)、カード1枚につき1枚です。パートナー会員は永年無料で、申込対象は満18歳以上の法人代表者・個人事業主、登記簿謄本・決算書は不要です。
基本還元率は0.5%で、特約店の条件達成で最大2.0%です。高速代を含めて年間100万円以上をカードで決済する事業者なら、年会費が実質無料になったうえで継続特典10,000ポイントが付くため、一般より有利になります。付帯保険は海外・国内旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)とお買物安心保険年間300万円、国内主要空港ラウンジも無料です。
▶ 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドの公式サイトで最新条件を確認する
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード:ETC20枚まで無料、出張・接待重視の経営者向け
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは年会費13,200円で、ETCカードは年会費・発行手数料とも無料、基本カード会員が20枚まで、追加カード会員は1人1枚まで発行できます。年会費はかかるものの、1つの基本カードで20枚までETCを出せる点は、社用車が多い企業にとって実用的です。追加カードは付帯特典ありが6,600円/枚、付帯特典なしは無料(判定期間内に利用がない場合は管理手数料3,300円)で、合計最大99枚です。
ポイントはメンバーシップ・リワードで、対象加盟店の利用100円につき1ポイントです。上位のビジネス・ゴールド(年会費49,500円)・ビジネス・プラチナ(165,000円)はETCカードの発行枚数が公式ページで確認できなかったため、本記事ではグリーンのみを比較対象にしています。3券種の年会費・特典・追加カードの違いはアメックス法人カードの年会費・特典を比較した記事で解説しています。
▶ アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードの公式サイトで最新条件を確認する
apollostation PLATINUM BUSINESS:ガソリン代とETCをまとめて経費化
apollostation PLATINUM BUSINESSは出光クレジットのプラチナビジネスカードで、本人会員の年会費は22,000円、年間300万円以上のショッピング利用で次年度の年会費が無料(追加会員も無料)になります。出光ETCカードは本人会員・追加会員とも年会費無料で、apollostationでの給油と高速代を1枚の明細にまとめられます。追加会員は3,300円(初年度無料)で最大9枚です。
ポイントは1,000円につき8ポイント(0.8%)で、税金やapollostationでの利用も対象、1,000ポイント=1,000円として利用代金に充当できます。プライオリティ・パスの無料登録(年5回まで無料)、24時間365日のコンシェルジュ、海外旅行傷害保険最高1億円も付帯します。ETCカードの発行枚数上限とガソリン・軽油の値引き額は公式ページに記載がないため、給油の値引きを目的にする場合は公式で確認してください。営業車の給油が多く、年間300万円以上の経費決済がある事業者向けです。
▶ apollostation PLATINUM BUSINESSの公式サイトで最新条件を確認する
楽天ビジネスカード:楽天プレミアムカードとセットで1.0%還元、ETC1枚目無料
楽天ビジネスカードは年会費2,200円ですが、楽天プレミアムカード(年会費11,000円)の付随カードとして発行されるため、単独では申し込めず、合計13,200円が必要です。ETCカードは1枚目無料、2枚目以降は550円/枚で上限30枚と、付帯型の中では発行枚数が多く、還元率は100円につき1ポイント(1.0%)です。申込対象は20歳以上で安定収入のある法人代表者(登記上代表権を有する方)または個人事業主で、支払口座が法人名義の場合は発行6か月以内の登記事項証明書が必要です。
注意点は、支払いが1回払いのみでキャッシング機能がないこと、1人1枚のみで従業員用の追加カードの記載が公式ページにないこと、利用可能額(最高300万円)が楽天プレミアムカードと合算されることです。ETCカードを複数枚出しても、名義上は代表者1人のカードに紐づく点を踏まえて運用してください。楽天プレミアムカードの特典(国内空港ラウンジ、プライオリティ・パス年5回無料など)も利用できます。評判や向き不向きは楽天ビジネスカードの評判と注意点をまとめた記事で詳しく解説しています。
10枚以外のETC対応法人カード8種(UPSIDER・ダイナース・freee・マネーフォワードなど)
上記10枚は「ETC条件を公式で確認でき、年会費無料または枚数・還元で明確な強みがある」ものに絞りました。ここでは、社用車が10台を超える企業や、会計ソフトと一体で経費管理したい事業者が候補に入れやすい8種を、公式ページで確認できたETC条件だけで並べます。ETC年会費や枚数の記載が公式ページになかった項目は「公式で確認」としています。
| カード名 | 本体年会費 | ETCカードの費用 | ETC発行枚数 | 申込対象 | ETC面の特徴・注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| UPSIDER法人ETCカード(UPSIDER契約者向け) | 無料 | 発行手数料550円/枚・年会費無料 | 原則無制限 | 法人のみ(個人事業主不可) | 本体カードにETC機能はなく別申込。最短2営業日後に発送 |
| ダイナースクラブ ビジネスカード | 33,000円 | 発行手数料・年会費無料 | 基本会員は車載器台数に応じ5枚まで、追加会員は各1枚 | 法人・団体の代表者・役員、個人事業主(決算書・登記簿不要) | 追加会員は4枚まで無料(3・4枚目は年5,500円の維持手数料) |
| freee Mastercard(ライト/ワイド) | 無料(ゴールドは翌年度以降2,200円) | ETC対応(費用は公式で確認) | ワイドはサブカード最大999枚 | 個人事業主向け(開業直後・法人口座開設前でも可) | freee会計との連携が前提の設計。還元率は公式に数値の記載なし |
| マネーフォワード ビジネスカード | 無料(2年目以降、直前1年間に支払実績がない場合1,000円+税) | ETC発行手数料900円+税/枚 | 公式で確認(追加カードは無料・何枚でも) | 法人・個人事業主(創業直後・副業も可) | プリペイド(チャージ)と与信の併用型。決算書不要の独自与信 |
| バクラクビジネスカード | 無料 | ETC 550円/枚 | 公式で確認 | 法人のみ(履歴事項全部証明書6か月以内+本人確認書類) | 1.0%キャッシュバックはETC利用分が対象外 |
| 三菱UFJカード・ビジネス(一般) | 1,375円(Visa/Mastercard両方は1,650円) | ETC新規発行手数料1,100円(年会費は公式で確認) | 公式で確認 | 原則黒字決算の法人(個人事業主含む) | ゴールド以上もETC追加可(手数料は公式で確認) |
| オリコ EX Gold for Biz S/M | 初年度無料・次年度以降3,300円 | ETC年会費無料 | 公式で確認 | S: 個人事業主/M: 法人代表者(メンバーカード最大3名) | ゴールド特典(空港ラウンジ等)付きの低年会費カード |
| Airカード | 5,500円(使用者3,300円) | ETC追加可(費用は公式で確認) | 公式で確認 | 法人・個人事業主 | 基本還元率1.5%(ETC利用分への適用は公式で確認) |
※2026年9月2日 編集部調べ。各社公式ページの記載にもとづく(金額は税込。マネーフォワードは公式表記のまま「+税」)。「公式で確認」は公式ページに記載がなかった項目。最新の条件は公式サイトで確認してください。
この8種の見どころは枚数です。UPSIDER法人ETCカードは原則無制限、freee Mastercardワイドはサブカード最大999枚、ダイナースクラブ ビジネスカードは車載器台数に応じて5枚+追加会員各1枚で、いずれも「台数が多い企業」向けです。一方で、バクラクのようにETC利用分がキャッシュバック対象外のカードや、ETC発行手数料が1枚ごとにかかるカード(UPSIDER550円・バクラク550円・マネーフォワード900円+税・三菱UFJ1,100円)もあるため、台数×手数料の合計を本記事の10枚(ETC発行手数料が無料のもの)と比べてから選んでください。UPSIDERとバクラクは法人専用で、個人事業主は申し込めません。
法人ETCカードの選び方:6つの比較軸
比較表を読み解くための判断軸を6つに整理します。順番は「審査に通るか」「いくらかかるか」「何枚出せるか」「走行手数料か還元か」「いつ届くか」「経理がラクか」で、上から順に絞り込むと候補が2〜3つに絞れます。
審査への不安:クレジット審査なしの組合か、個人与信で見る法人カードか
最初の分かれ道は審査です。クレジット審査を避けたいならETC協同組合・高速情報協同組合の法人ETCカード、法人カードの審査に挑戦するなら、設立直後でも申し込みやすい個人与信型(三井住友カード ビジネスオーナーズ・JCB Biz ONE・セゾンコバルト・ライフカードビジネスライトプラス)から始めるのが現実的です。いずれも登記簿謄本や決算書が不要で、代表者個人の本人確認書類を中心に申し込めます。法人名義の口座や登記情報を前提とするJCB一般法人カード・UC法人カード・楽天ビジネスカード(法人口座指定時)は、法人としての体制が整ってから検討してください。
設立1年未満で法人カードの審査が不安な場合は、設立1年未満で法人カードの審査に通るためのポイントを解説した記事で申込先の選び方と準備を確認してから申し込むと、無駄な申込を減らせます。カード会社の審査基準は公開されていないため、「このカードなら必ず通る」とは言えません。
初期費用と年会費:出資金・発行手数料・ETC年会費が無料になる条件
組合型は出資金10,000円(脱退時返金)と発行手数料550〜880円/枚、年会費550〜880円/枚が固定費です。付帯型はETC年会費が「無料」でも、三井住友カード ビジネスオーナーズは前年度未利用で550円、JCB Biz ONEは2年目以降の利用条件未達で550円、セゾンコバルトは1年間未利用でサービス手数料2,200円と、条件付きのものがあります。「発行したが使っていない」枚数が出ると費用が発生するため、社用車の実台数に合わせて発行してください。
発行枚数:社用車の台数分を1契約で出せるか
1台ならJCB Biz ONE(1枚)で足ります。2〜5台ならセゾンコバルト(5枚無料)が第一候補です(三井住友カード ビジネスオーナーズはカード1枚につきETC1枚で、パートナーカード分の発行可否は公式で確認)。6台以上ならJCB一般法人カード・UC法人カード(複数枚無料)、アメックス ビジネス・グリーン(20枚)、楽天ビジネスカード(30枚・2枚目以降550円)が候補です。組合型はETC協同組合・全商連とも「車両1台につき4枚まで」で、車両ごとに複数のドライバーがカードを持てます。
社用車が10台を超える規模なら、前述の「10枚以外のETC対応法人カード8種」の表にあるUPSIDER法人ETCカード(原則無制限・発行550円/枚)、freee Mastercardワイド(サブカード最大999枚)、ダイナースクラブ ビジネスカード(車載器台数に応じ5枚+追加会員各1枚)も候補に含め、台数分のETC発行手数料の合計と本体年会費を合わせて比較してください。
走行手数料と還元率:8%上乗せか、0.5〜1.0%還元か
組合型の走行手数料8%と、付帯型の還元0.5〜1.0%相当は、方向が逆で幅は約9ポイントです。月3万円の利用なら年間で約3.4万円の差になります。付帯型の中では、JCB Biz ONE(1.0%相当)・楽天ビジネスカード(1.0%)・apollostation PLATINUM BUSINESS(0.8%)が高く、三井住友カード ビジネスオーナーズは対象個人カードとの2枚持ちで対象ETC利用が最大1.5%になる点が特徴です。ETCコーポレートカードは還元ではなく割引(車両単位10〜30%、ETC2.0は20〜40%)で、利用額が大きいほど有利です。
発行スピード:即日番号発行〜1か月の幅
本体カードの発行はJCB Biz ONEが最短5分(カード番号発行)、三井住友カード ビジネスオーナーズ・セゾンコバルト・ライフカードが最短3営業日、JCB一般法人カードが必要書類到着後最短2週間です。ETCカードが手元に届くまでの日数は公式に明記していない会社が多いため、各社で確認してください。組合型は全商連が1〜4週間、ETC協同組合・高速情報協同組合は公式に日数の記載がありません。「今週中に高速を使う」という状況なら、まず本体を即時発行できるカードで対応し、台数分は後から整える順序が現実的です。
経理との相性:利用明細・請求書・会計ソフト連携・インボイス対応
組合型は組合からの請求書で通行料金を一括処理でき、付帯型はカードの利用明細に高速代がまとまります。会計ソフトとの連携は付帯型の方が一般に充実していますが、対応ソフトはカード会社ごとに異なります。インボイス制度への対応(ETC利用分の適格請求書をどこから取得するか)は、組合の請求書・カード会社の明細・道路事業者の利用証明のいずれで要件を満たすかが発行元によって異なるため、税理士や発行元に確認してください。付帯ETCカードでもETCマイレージサービスへの登録は別途必要なので、平日朝夕割引を使う場合はカード到着後に登録の可否と手続きを各カード会社の公式サイトで確認してください。
法人ETCカードの作り方と必要書類(3タイプ別)
「法人のETCカードはどうやって作るのか」という疑問に、3タイプ別の手順と必要書類で答えます。組合型は書類提出と出資金の払込、ETCコーポレートカードは車両登録、付帯型は本体カードの審査がそれぞれの山場です。

組合発行の法人ETCカードを申し込む手順(資料請求→書類提出→出資金振込→発行)
- 公式サイトから資料請求・申込書を入手:ETC協同組合・高速情報協同組合とも公式サイトに申込導線があります。必要枚数(車両1台につき最大4枚など)を先に決めておきます。
- 必要書類をそろえて提出:法人は履歴事項全部証明書(高速情報協同組合は6か月以内)、個人事業主は確定申告書(開業直後は開業届等)。これに車検証、ETC車載器セットアップ証明書、代表者の運転免許証を添えます。
- 組合の審査・出資金の払込:組合の独自審査を経て、出資金10,000円(1社あたり)と発行手数料(550〜880円/枚)を払い込みます。
- カード発行・利用開始:以後は月末締めで翌月20日頃に請求書が届き、翌々月に口座振替されます(ETC協同組合・高速情報協同組合)。
ETCコーポレートカードを組合経由/NEXCO直接で申し込む手順(車両登録・車検証)
ETCコーポレートカードの申込窓口は「組合経由」と「NEXCOへの直接申込」の2つです。NEXCOと直接契約する場合は、ETC車載器を搭載した車両であることと支払保証があることが条件で、条件を満たさない場合は契約できません(保証の内容はNEXCOの利用案内書で確認してください)。中小企業や個人事業主は、この支払保証の部分を組合が担う組合経由で申し込むのが一般的で、手順は次のとおりです。
- 取扱組合に加入:全商連や高速情報協同組合など、ETCコーポレートカードを扱う組合に申し込みます。全商連はNEXCO利用が毎月3万円超、または首都高速・阪神高速が毎月5,000円超の事業者を対象としているため、自社の利用額が条件を満たすか先に確認します。
- 車両ごとに登録:カードは登録した車両番号の車両でのみ割引対象になるため、車検証にもとづき車両を1台ずつ登録します。車載器未搭載の車両は契約できません。
- 手数料の支払い・発行:629円/枚(全商連はこれに保守サービス料500円/枚/年)。全商連の発行目安は1〜4週間です。保証金の有無は組合とNEXCOの利用案内書で確認してください。
- 利用開始後の管理:車両の入替・廃車時は登録変更が必要です。登録車両以外での利用は割引の対象外になります。
法人カード付帯のETCカードを申し込む手順(新規申込と追加発行)
- 法人カード本体に申し込む:個人与信型(三井住友カード ビジネスオーナーズ・JCB Biz ONE・セゾンコバルト・ライフカード)は代表者の本人確認書類が中心で、登記簿謄本・決算書は不要です。法人名義口座を指定するカード(JCB一般法人カードなど)は法人口座の情報と本人確認書類、郵送の申込書が必要です。
- ETCカードを同時申込または追加発行:多くのカードは申込時にETCカードを同時に申し込めます。あとから追加する場合は会員サイトから申し込み、通常は本体とは別に届きます。
- 台数分を追加する:三井住友カード ビジネスオーナーズはカード1枚につきETC1枚(パートナーカード分は公式で確認)、セゾンコバルトは最大5枚、JCB一般法人カード・UC法人カードは複数枚を追加できます。JCB Biz ONEは1枚のみです。
- ETCマイレージサービスに登録:平日朝夕割引を受けるには登録が必要です。登録できるETCカードの範囲や手続きは、ETCマイレージサービスと各カード会社の公式サイトで確認してください。
必要書類チェックリスト(法人/個人事業主×3タイプ)
| 書類 | 組合ETC(法人) | 組合ETC(個人事業主) | ETCコーポレート | 付帯ETC(個人与信型) | 付帯ETC(法人口座型) |
|---|---|---|---|---|---|
| 履歴事項全部証明書(登記簿謄本) | 必要(高速情報協同組合は6か月以内) | 不要 | 組合の案内による | 不要(三井住友・JCB Biz ONE・セゾン・ライフカード) | 会社により異なる(楽天は法人口座指定時に6か月以内の登記事項証明書) |
| 確定申告書控え・開業届 | 不要 | 必要(開業直後は開業届等) | 組合の案内による | 不要 | 不要 |
| 車検証 | 必要 | 必要 | 必要(車両登録) | 不要 | 不要 |
| ETC車載器セットアップ証明書 | 必要 | 必要 | 組合の案内による(車載器搭載が条件) | 不要 | 不要 |
| 代表者の本人確認書類(運転免許証等) | 必要 | 必要 | 組合の案内による | 必要(JCB Biz ONE即時入会は顔写真付き1点) | 必要 |
| 法人名義口座の情報 | 口座振替用に必要 | 事業用口座で可 | 組合の案内による | 不要(個人口座可。三井住友は法人口座も可) | 必要(JCB一般法人カード) |
| 出資金の払込 | 10,000円/社(ETC協同組合・高速情報協同組合) | 同左 | 高速情報協同組合は10,000円 | 不要 | 不要 |
※2026年9月2日 編集部調べ。各組合・各カード会社の公式ページの記載にもとづく。「組合の案内による」「会社により異なる」は公式に一覧の記載がない項目。最新の条件は公式サイトで確認してください。
申し込みから届くまでの日数の目安
- 組合ETC:全商連は発行まで1〜4週間。ETC協同組合は「スピード発行」の表記のみ、高速情報協同組合は日数の記載なし。書類不備があると往復で日数が延びるため、車検証とセットアップ証明書は最初にそろえてください。
- ETCコーポレート:全商連経由で1〜4週間。車両登録が必要なため、組合型より時間がかかる前提で計画してください。
- 付帯ETC:本体はJCB Biz ONEが最短5分(カード番号)、三井住友カード ビジネスオーナーズ・セゾンコバルト・ライフカードが最短3営業日、JCB一般法人カードが最短2週間。ETCカードが届くまでの日数は公式で確認してください。
ETC割引を最大化する使い方(時間帯割引・マイレージ・大口多頻度)
法人ETCカードのメリットは、立替がなくなることだけではありません。NEXCOの時間帯割引・ETCマイレージサービス・大口・多頻度割引を、カードのタイプに応じて使い分けると、通行料金そのものを下げられます。制度は見直しが行われる領域なので、2026年9月2日時点の公式内容で整理します。
休日割引・深夜割引・平日朝夕割引の適用条件とカードタイプ別の可否
| 割引名 | 組合ETC | ETCコーポレート | 付帯ETC | 適用条件(2026年9月2日時点) |
|---|---|---|---|---|
| 深夜割引 | 対象 | 対象 | 対象 | 毎日0〜4時、30%、全車種。見直し後は22時〜翌5時の走行分のみ3割引(22時台流出は2割引)で後日還元型、運用開始日は未定 |
| 休日割引 | 対象(対象車種のみ) | 対象(対象車種のみ) | 対象(対象車種のみ) | 土日祝、30%、地方部。普通車・軽自動車等(二輪含む)が対象で、中型車以上の事業用トラックは対象外 |
| 平日朝夕割引 | ETCマイレージ登録が必要(登録可否は組合に確認) | 組合・NEXCOに確認 | ETCマイレージ登録で対象 | 6〜9時/17〜20時、月5〜9回で30%相当、10回以上で50%相当を還元。ETCマイレージサービスへの登録が条件 |
| 大口・多頻度割引 | 対象外 | 対象 | 対象外 | 車両単位10〜30%(ETC2.0事業用は20〜40%、2027年3月末まで)、契約単位10%(月間500万円超かつ1台平均3万円超) |
※2026年9月2日 編集部調べ。NEXCO東日本ドラぷら・NEXCO西日本・ETCマイレージサービスの公式ページの記載にもとづく。割引制度は見直しが予定されているため、最新の条件は公式サイトで確認してください。
深夜割引はカードのタイプを問わず適用され、2026年9月2日時点では毎日0〜4時に30%です。NEXCOは22時〜翌5時の走行分のみを3割引(22時台に流出した場合は2割引)とし、ETCマイレージサービスまたはETCコーポレートカードへ後日還元する方式への見直しを公表していますが、運用開始日は未定です。「2025年に変更済み」という情報は誤りなので注意してください。休日割引は普通車・軽自動車等が対象で、事業用の中型・大型トラックには適用されません。
ETCマイレージサービスの登録と還元率(組合ETC・付帯ETCは登録を確認)
ETCマイレージサービスは、NEXCO東/中/西日本と宮城県道路公社の通行料金10円につき1ポイントが貯まり、1,000ポイント=500円分、3,000ポイント=2,500円分、5,000ポイント=5,000円分の無料通行分に交換できます(自動還元の設定も可)。ポイントの有効期限は付与された年度の翌年度の同月末です。5,000ポイント単位で交換すると10%相当の還元になります。月5万円の利用なら年間の通行料金は60万円で、6万ポイントが貯まる計算になるため、5,000ポイント単位に到達しやすくなります。
付帯ETCカードをETCマイレージサービスに登録できれば、カード会社のポイントとETCマイレージのポイントを二重に受け取れます。登録可否は各カード会社の公式サイトで確認してください。組合発行の法人ETCカードは、マイレージ登録の可否が組合の公式ページで確認できなかったため、申込時に確認してください。平日朝夕割引はマイレージ登録が条件なので、通勤時間帯の高速利用が多い事業者は登録の可否が選択の決め手になります。
ETCコーポレートカードの大口・多頻度割引早見表とETC2.0拡充
| 1台の月間利用額(高速国道) | 車両単位割引(ETC1.0) | 車両単位割引(ETC2.0事業用車両・2027年3月末まで) |
|---|---|---|
| 5,000円以下の部分 | 割引なし | 割引なし |
| 5,000円超〜1万円の部分 | 10% | 20% |
| 1万円超〜3万円の部分 | 20% | 30% |
| 3万円超の部分 | 30% | 40% |
| 契約単位割引(上乗せ) | 契約者全体の月間利用額500万円超かつ1台平均3万円超で10%(割引対象の一般有料道路は5%) | 同左 |
※2026年9月2日 編集部調べ。NEXCO西日本「大口・多頻度割引」公式ページの記載にもとづく。伊勢湾岸道路は車両単位割引のみ(6.9%または13.8%)。最新の条件は公式サイトで確認してください。
ETC2.0の事業用車両は各帯の割引率が10ポイント上乗せされます。月5万円の車両なら、ETC1.0で月10,500円、ETC2.0で月15,000円の割引になり、年間で5.4万円の差です。この拡充は2027年3月末までの措置とされているため、車載器の入替を割引目的で行う場合は、投資回収を期限内に見込めるかを試算してください。首都高速・阪神高速には別の割引体系があるため、都市高速の利用が多い事業者は各社の公式サイトで割引率を確認してください。
経費精算の効率化:立替ゼロ・明細一元化・会計ソフト連携
法人ETCカードを導入すると、従業員が個人カードで立て替えて精算する手間がなくなり、通行料金は組合の請求書またはカードの利用明細で車両別・カード別に一元化されます。付帯型なら会計ソフトへの取込で仕訳の自動化も進めやすく、高速代とガソリン代(apollostation PLATINUM BUSINESSなど)を1枚にまとめる運用も可能です。組合型は請求書ベースの処理になるため、月次で請求書を受け取って計上するフローを社内で決めておくと、経理の負担が減ります。
法人ETCカードの注意点・デメリット
3タイプにはそれぞれ費用面・運用面のデメリットがあります。申込後に「思っていたより高い」「割引が効かない」とならないよう、あらかじめ押さえておいてください。
組合型は出資金と走行手数料8%が上乗せ、少額利用だと割高
組合発行の法人ETCカードは、出資金10,000円と発行手数料・年会費に加え、通行料金の8%が毎月上乗せされます。月1万円の利用でも年間で約1万円の追加コストになり、付帯型との差は利用額に比例して広がります。組合型の価値はクレジット審査を経ずに法人名義でそろえられることにあるので、法人カードの審査に通る見込みがあるなら、まず付帯型を検討するのが費用面では合理的です。全商連ETCカードは発行手数料が無料ですが、出資金や走行手数料の有無が公式ページに記載されていないため、総額は申込先で確認してください。
ETCコーポレートカードは登録車両以外で使うと割引の対象外
ETCコーポレートカードの割引は「カードに表示された車両番号の車両で利用したときのみ」が条件です。別の車両で使った分は割引の対象になりません。登録車両以外で利用した場合の契約上の扱いは、契約時にNEXCOの利用案内書と組合の規約で確認し、車両の入替時は必ず登録変更を行ってください。車載器を搭載していない車両や支払保証のない事業者は契約自体ができない点も、申込前に確認が必要です。
付帯型は法人カード本体の審査に落ちるとETCも作れない
付帯ETCカードは本体カードの付随サービスなので、本体の審査に通らなければ発行されません。カード会社の審査基準は公開されておらず、「必ず通る」カードはありません。設立直後や決算前で不安がある場合は、登記簿謄本・決算書が不要な個人与信型から申し込み、それでも難しければ組合型に切り替えるという順序が現実的です。設立1年未満の法人カード審査で見られるポイントも参考にしてください。短期間に複数のカードへ同時申込すると、申込情報が信用情報機関に6か月間残るため、申込先は絞るのが無難です。
解約・脱退時の出資金返還と残債の扱い
組合型の出資金は、ETC協同組合・高速情報協同組合とも公式に「脱退時に返金」と記載されていますが、返還の時期や条件は各組合の規約に従います。通行料金は組合が立て替える仕組みのため、脱退時に未精算の通行料金があれば出資金と相殺される可能性があります。付帯型はETCカードを解約しても本体カードは残るため、ETC年会費の条件(未利用時の550円や2,200円)だけ確認しておけば十分です。紛失・不正利用時の補償は、組合型とカード会社で条件が異なるため、それぞれの規約で確認してください。
法人ETCカードに関するよくある質問
法人向けのETCカードは審査なしで発行できますか?
カード会社のクレジット審査なしで作れるのは、ETC協同組合や高速情報協同組合などの事業協同組合が発行する法人ETCカードです。ETC協同組合は公式に「クレジット審査なし」、高速情報協同組合は「組合独自審査」と記載しています。ただし組合の加入審査と書類確認(履歴事項全部証明書または確定申告書、車検証、ETC車載器セットアップ証明書、代表者の本人確認書類)、出資金10,000円の払込は必要で、完全な無審査ではありません。法人カードに付帯するETCカードは本体カードの審査に通ることが前提です。
個人事業主でも法人ETCカードは作れますか?
作れます。組合型はETC協同組合・高速情報協同組合とも個人事業主が対象で、確定申告書(開業直後は開業届等)を提出します。付帯型では、JCB Biz ONE(18歳以上、フリーランス・副業含む)、三井住友カード ビジネスオーナーズ(18歳以上、副業・フリーランス含む)、セゾンコバルト、ライフカードビジネスライトプラス、楽天ビジネスカード(20歳以上)などが個人事業主の申込を公式に認めています。個人事業主向けのカード全体の選び方は個人事業主におすすめのクレジットカードを比較した記事で解説しています。
法人カードでETCカードの年会費が無料のカードはありますか?
あります。法人カード(ビジネスカード)に付帯するETCカードは、クレジット機能付きの法人向けETCカードにあたり、通行料金はカードの利用明細にまとまり、走行手数料なしでポイント還元の対象になります。本体もETCも年会費無料なのはJCB Biz ONE 一般(ETC1枚・2年目以降は利用が条件)、三井住友カード ビジネスオーナーズ(前年度未利用時のみ550円)、セゾンコバルト・ビジネス・アメックス(最大5枚・1年間未利用でサービス手数料2,200円)、ライフカードビジネスライトプラス(代表者名義のみ)です。本体に年会費がかかるものでは、JCB一般法人カード(1,375円)とUC法人カード(1,375円/枚)がETCカードを複数枚とも無料で発行できます。
法人ETCカードは複数の車で使い回しできますか?
組合発行の法人ETCカードと法人カード付帯のETCカードは、特定の車両に紐づいていないため、複数の車で使えます。ただし組合型は車両1台につき最大4枚など、登録車両を基準に発行枚数が決まります。ETCコーポレートカードは車両番号を登録するカードで、登録車両以外で使った分は大口・多頻度割引の対象外になり、契約上の扱いもNEXCOの利用案内書で定められているため、使い回しはできないと考えてください。
法人用ETCカードと個人用ETCカードは何が違いますか?
名義と支払口座が違います。個人用は個人のクレジットカードに紐づき、通行料金は個人が立て替えて経費精算する形になります。法人用は組合の請求書やビジネスカードの利用明細に通行料金がまとまり、法人口座(個人事業主は事業用口座)から引き落とされるため、立替がなくなり、車両別・カード別の管理ができます。時間帯割引やETCマイレージサービスの仕組みはどちらも同じですが、大口・多頻度割引はETCコーポレートカードだけの制度です。
ETCカードはどこの会社(組合)がいいですか?最強の1枚は?
ETCの条件に限れば、クレジット審査を避けるなら1枚あたりの費用が最も低い高速情報協同組合(発行550円・年550円・走行手数料8%)、1台で年会費ゼロなら還元率1.0%相当のJCB Biz ONE、複数枚を年会費ゼロで出すならセゾンコバルト(5枚)またはJCB一般法人カード(複数枚無料)、1台あたり月3万円超の高速国道利用があるなら組合経由のETCコーポレートカードが有力です。本体の還元率や特典を含めた総合的な法人カードの評価は、法人カードのおすすめランキングを総合的に比較した記事で確認してください。
まとめ:月の高速代と台数で3タイプから選び、公式で最新条件を確認する
- 法人ETCカードは「組合発行のクレジット機能なし」「ETCコーポレートカード」「法人カード付帯」の3タイプ。クレジット審査を避けたいなら組合型、年会費ゼロで複数枚なら付帯型、1台あたり月3万円超の高速国道利用があるならETCコーポレートカードです。
- 組合型は出資金10,000円+発行手数料・年会費550〜880円/枚+走行手数料8%。費用面では付帯型に勝てないため、選ぶ理由は審査です。
- 付帯型はJCB Biz ONE(1枚・1.0%相当)、セゾンコバルト(5枚無料)、JCB一般法人カード(複数枚無料)が枚数別の第一候補です。
- ETCコーポレートカードの車両単位割引は10〜30%(ETC2.0事業用は20〜40%、2027年3月末まで)。登録車両限定の制約を踏まえて検討してください。
本記事の費用・割引率・キャンペーンは2026年9月2日時点で各公式サイトを確認した内容です。組合の手数料やNEXCOの割引制度は年度替わりに改定されることがあるため、申込前に公式サイトで最新条件を確認してください。付帯型を選ぶ場合は、法人カードの入会キャンペーンをまとめた記事で申込時期の特典も確認しておくと、初年度の費用をさらに抑えられます。
▶ 高速情報協同組合の公式サイトで法人ETCカードの最新条件を確認する
▶ セゾンコバルト・ビジネス・アメックスの公式サイトで最新条件を確認する
この記事の情報源
SEIMEIメディア編集部が2026年9月2日時点で確認した公式情報です。
- ETC協同組合「法人ETCカード」
- 高速情報協同組合「法人ETCカード」/同「ETCコーポレートカード」
- 全国商工事業協同組合連合会「法人ETCカード・ETCコーポレートカード」
- NEXCO西日本「大口・多頻度割引について」
- NEXCO東日本ドラぷら「ETC割引情報」/同「深夜割引の見直しについて」
- ETCマイレージサービス「ポイントについて」
- JCB「JCB Biz ONE」/同「JCB一般法人カード」
- 三井住友カード「ビジネスオーナーズ」/同「ビジネスオーナーズ ゴールド」/同「ETCカード(法人用)」
- クレディセゾン「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」/同「年会費・手数料について」
- ライフカード「ライフカードビジネスライトプラス」
- UCカード「UC法人カードの年会費(FAQ)」
- アメリカン・エキスプレス「ビジネス・グリーン・カード」
- 出光クレジット「apollostation PLATINUM BUSINESS」
- 楽天カード「楽天ビジネスカード」
- UPSIDER「UPSIDER法人ETCカード」/ダイナースクラブ「ダイナースクラブ ビジネスカード」
- freee「freee Mastercard」/マネーフォワード「マネーフォワード ビジネスカード」/LayerX「バクラクビジネスカード」
- オリコ「EX Gold for Biz M」/リクルート「Airカード」
- 消費者庁「ステルスマーケティング規制」

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