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年会費無料の法人カードおすすめ12選【2026年最新】永年無料・ETC無料で比較

年会費無料の法人カードを永年無料・ETC・個人事業主対応で比較する記事のアイキャッチ

「法人カードに年会費無料はない、あっても初年度だけ」という説明を今も見かけますが、それは正確ではありません。年会費無料の法人カードは実在し、条件なしでずっと無料の永年無料が9枚、年間利用額を満たせば翌年度が無料になる条件付き無料が3枚あります。ただし2年目から有料になる初年度無料のカードも同じ「無料」の言葉で紹介されているので、中身の見分けが先です。

年会費がゼロでも、ETCカードの年会費や発行手数料、外貨決済の手数料で差がつきます。本文では12枚を実質コストで比べ、個人事業主や設立1年未満の法人が申し込めるか、登記簿謄本や決算書が要るかもマトリクスに整理しました。

自分の属性に合う1枚と、年100万円使うなら無料の一般カードからゴールドに上げるべきかまで、読み終えれば判断がつきます。

最終更新日・公式サイト確認日:2026年9月2日。掲載する年会費・還元率・限度額はすべて税込で、各カード会社の公式サイトの記載にもとづく編集部調べです。

目次

【結論】年会費無料の法人カードは12枚|属性別のおすすめ3枚と全体比較表

年会費無料の法人カードには「永年無料」「条件付き無料」「初年度無料」の3タイプがあります。このうち維持コストをゼロにできるのは、永年無料と、条件を達成し続けた場合の条件付き無料の2つです。編集部が公式サイトで確認した範囲では、条件なしで年会費がかからない法人カードは9枚(うちマネーフォワード ビジネスカードは1年間未利用の場合のみ有料)、年間利用額の条件で年会費が無料になるゴールド・プラチナは3枚ありました。

掲載基準:2026年9月2日時点で公式サイトに「年会費無料(永年無料、または年間利用額の条件で無料)」の記載があり、法人代表者または個人事業主が新規に申し込める法人・ビジネスカードを対象としました。クレジットカードサービスの終了が告知されているNTTファイナンス Bizカードは除外しています。

  • 永年無料9枚:三井住友カード ビジネスオーナーズ/JCB Biz ONE/ライフカードビジネスライトプラス/セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード/freee Mastercard/マネーフォワード ビジネスカード/UPSIDER/バクラクビジネスカード/freeeカード Unlimited
  • 条件付き無料3枚:三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド(年100万円利用で翌年以降永年無料)/JCB Biz ONE ゴールド(初年度無料+年100万円利用で翌年度無料)/apollostation PLATINUM BUSINESS(年300万円利用で次年度無料)
  • 個人事業主が申し込めるのは永年無料9枚のうち6枚。UPSIDER・バクラクビジネスカード・freeeカード Unlimitedは法人限定です
  • 年会費がゼロでも、ETCカードやリアルカードに手数料がかかるカードがあります。バクラクはリアルカード1,540円/枚、UPSIDERはETCカード発行550円/枚、マネーフォワード ビジネスカードはETC900円+税/枚です
  • 年間利用額が100万円を超えるなら、無料の一般カードよりビジネスオーナーズ ゴールド(継続特典10,000ポイント)やJCB Biz ONE ゴールドが有利になります(後述のシミュレーション参照)

個人事業主・ひとり社長なら「三井住友カード ビジネスオーナーズ」か「JCB Biz ONE」

個人事業主や従業員のいない法人の代表であれば、この2枚のどちらかで迷えば十分です。三井住友カード ビジネスオーナーズは本会員・パートナー会員とも年会費永年無料で、パートナーカードを18枚まで無料で発行できます。申込対象は満18歳以上(高校生除く)の法人代表者と個人事業主(副業・フリーランス含む)で、登記簿謄本・決算書は不要です。基本還元率は200円(税込)につき1ポイント(0.5%)ですが、対象の三井住友カード(個人カード)との2枚持ちで対象加盟店の利用が200円につき3ポイント(最大1.5%)になります。

JCB Biz ONEも年会費永年無料で、基本還元率が200円(税込)につきJ-POINT 2ポイント(1%相当)と高いのが特徴です。ただし追加カードは発行できず、本人1枚とETCカード1枚のみ。モバイル即時入会なら最短5分でカード番号が発行されます(個人名義口座限定)。

使い分けは単純です。将来的に従業員や家族にカードを持たせる可能性があるならビジネスオーナーズ、自分1枚で完結し基本還元率を重視するならJCB Biz ONEを選んでください。

三井住友カード ビジネスオーナーズの公式サイトで最新条件を確認する

JCB Biz ONEの公式サイトで最新条件を確認する

従業員カードを何枚も無料で配りたい法人なら「UPSIDER」「バクラクビジネスカード」

従業員が複数いて、部署やプロジェクトごとにカードを配りたい法人には、発行枚数に上限がないカードが向きます。UPSIDERは年会費・発行手数料が無料で、バーチャルカードもリアルカードも枚数無制限(当社都合で制限する場合あり)。利用限度額は1か月あたり最大10億円、還元率は1.0%〜で、バーチャルカードは審査完了後すぐに使えます。バクラクビジネスカードは年会費無料でバーチャルカードの発行も無料、1.0%のキャッシュバック(公式に「10月以降は0.8%」の注記あり)で、経費精算・請求書処理のバクラクシリーズと一体で運用できます。ただしリアルカードは1枚1,540円です。

注意点として、この2枚は法人限定で、個人事業主は申し込めません。UPSIDERは独自ドメインのメールアドレスも必須です。詳細は永年無料9枚の個別解説で説明します。

設立直後で決算書がないなら「ライフカードビジネスライトプラス」

設立や開業の直後で決算書も確定申告書もない場合は、ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード)が候補になります。公式サイトでは「決算資料等不要」で、必要なのはカード受け取り時の本人確認書類だけ。年会費は本人・従業員カード(最大3枚)・ETCカードすべて無料で、限度額は最大500万円、最短3営業日で発行されます。付帯保険と空港ラウンジはありませんが、維持費ゼロで「まず1枚」を持つ用途には十分です。

ライフカードビジネスライトプラスの公式サイトで最新条件を確認する

年会費無料の法人カード12枚 比較表(年会費・追加カード・ETC・還元率・限度額・個人事業主可否)

12枚を同一条件で並べた比較表です。スマホで見やすいように「コスト・還元」と「申込条件・発行」の2表に分けています。金額はすべて税込、2026年9月2日時点の公式サイト記載にもとづく編集部調べです。

カード名年会費(税込)追加カードETCカード基本還元率利用限度額の上限
三井住友カード ビジネスオーナーズ永年無料18枚まで無料年会費無料(翌年度以降、前年度未利用で550円)・1枚0.5%(2枚持ち+特約店で最大1.5%)〜500万円
JCB Biz ONE永年無料発行不可初年度無料・2年目以降利用状況に応じ無料(未達550円)・1枚1.0%相当(200円=2P)10万〜500万円
ライフカードビジネスライトプラス無料従業員カード3枚まで無料無料(代表者名義のみ)公式商品ページに数値の記載なし最大500万円
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス無料9枚まで無料無料・最大5枚(1年間未利用で手数料2,200円)0.5%相当(特定加盟店2%)公式に明記なし
freee Mastercard無料サブカード最大999枚(ワイド)対応公式に記載なしライト10万〜500万円/ワイド30万〜1,000万円超
マネーフォワード ビジネスカード無料(1年間支払実績なしで1,000円+税)無料・枚数制限なし(リアル2枚目以降900円+税)900円+税/枚1〜3%プリペイド上限なし/与信最大10億円
UPSIDER無料無制限・無料別途発行550円/枚・年会費無料1.0%〜月最大10億円
バクラクビジネスカード無料バーチャル無料・リアル1,540円/枚550円/枚1.0%(10月以降0.8%の注記)1回最大749,999USD・枠は柔軟
freeeカード Unlimited無料無制限・無料公式に記載なし0.5%(月50万円未満は0.3%)最大5億円
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド5,500円(年100万円利用で翌年以降永年無料)18枚まで無料年会費無料(前年度未利用で550円)・1枚0.5%(最大2.0%)〜500万円
JCB Biz ONE ゴールド5,500円(初年度無料・年100万円利用で翌年度無料)発行不可初年度無料・利用状況に応じ無料・1枚1.0%相当最大500万円
apollostation PLATINUM BUSINESS22,000円(年300万円利用で次年度無料)3,300円/枚(初年度無料)・最大9枚無料(追加会員も)0.8%(海外1.0%)公式に記載なし

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

カード名個人事業主登記簿謄本・決算書国際ブランド最短発行会計ソフト連携(公式記載)
三井住友カード ビジネスオーナーズ○(副業・フリーランス含む)不要Visa/Mastercard最短3営業日記載なし
JCB Biz ONE○(副業・フリーランス含む)法人の本人確認書類不要(即時入会は顔写真付き本人確認書類のみ)JCB最短5分(モバイル即時入会)記載なし(Cashmap口座連携のキャンペーン特典あり)
ライフカードビジネスライトプラス決算資料等不要Mastercard/Visa/JCB最短3営業日記載なし
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス○(個人契約カード)不要American Express最短3営業日後に発送記載なし
freee Mastercard○(個人事業主向け)公式に記載なしMastercard公式に記載なしfreee会計
マネーフォワード ビジネスカード○(副業・創業直後も可)決算書不要公式サイト参照公式に記載なしマネーフォワード クラウド
UPSIDER×(法人のみ)顔写真付き身分証1点+法人口座連携Visaバーチャル即時/リアル最短3営業日freee・マネーフォワード・勘定奉行・弥生・PCA
バクラクビジネスカード×(法人のみ)登記事項証明書(6か月以内)必要公式サイト参照公式に記載なしバクラク経費精算と一体
freeeカード Unlimited×(法人のみ)公式に記載なし(freee会計データ等で審査)Visa最短3時間(バーチャル)freee会計
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド不要Visa/Mastercard公式に記載なし記載なし
JCB Biz ONE ゴールド○(20歳以上)不要JCB最短5分(モバイル即時入会)記載なし(Cashmap口座連携のキャンペーン特典あり)
apollostation PLATINUM BUSINESS公式に記載なし公式サイト参照公式に記載なし記載なし

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。「公式に記載なし」は各社の商品ページで確認できなかった項目です。

「年会費無料」は3タイプ|永年無料・条件付き無料・初年度無料の見分け方と隠れコスト

検索して出てくる「年会費無料の法人カード」の多くは、実は3つの異なる意味で「無料」を名乗っています。公式サイトの年会費欄に「永年無料」と書かれているか、「初年度無料」「年間◯万円のご利用で翌年度無料」と書かれているかで、2年目以降の負担がまったく変わります。まずこの見分け方を押さえてください。

年会費無料の法人カードの3タイプ(永年無料・条件付き無料・初年度無料)の見分け方を示す図解

永年無料:条件なしでずっと無料(規約変更の可能性は残る)

「永年無料」は、利用額や入会経路にかかわらず年会費がかからないタイプです。三井住友カード ビジネスオーナーズ、JCB Biz ONE、ライフカードビジネスライトプラス、セゾンコバルト・ビジネス・アメックス、freee Mastercard、UPSIDER、バクラクビジネスカード、freeeカード Unlimitedがこれに当たります。マネーフォワード ビジネスカードも年会費は無料ですが、「2年目以降、直前1年間に1度も支払実績がない場合は1,000円+税」という未利用時の条件があるため、実質的には「使っていれば無料」と理解してください。

注意したいのは、永年無料はカード会社が規約を改定すれば将来変わる可能性がある点です。実際、法人カードでは年会費の改定が珍しくありません(例:セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは2025年6月1日に2年目以降の年会費が33,000円に改定、ダイナースクラブ ビジネスカードは2026年4月10日以降の口座振替分から33,000円に改定)。「永年」は「現行規約のもとで期限なし」という意味であり、永久保証ではないことを覚えておきましょう。

なお、年会費が無料でもカード会社は加盟店から受け取る手数料などで収益を得る仕組みのため、無料であること自体は珍しくありません。ただし旅行傷害保険や空港ラウンジ、ショッピング補償などの付帯サービスは、有料カードに比べて少ないのが一般的です。

条件付き無料:年間利用額◯万円以上で翌年度無料(対象外取引に注意)

「条件付き無料」は、通常は年会費がかかるゴールド・プラチナクラスのカードが、年間利用額の条件を達成すると翌年度の年会費が無料になるタイプです。本記事で扱う3枚の条件は次のとおりです。

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド(年会費5,500円):年間100万円の利用で翌年以降「永年」無料。一度達成すれば翌年からは利用額を問わず無料になります。三井住友カードつみたて投資(SBI証券)の利用分は集計対象外です
  • JCB Biz ONE ゴールド(年会費5,500円):初年度無料。年間100万円(税込)以上の利用で「翌年度」も無料。集計期間はカード有効期限月から12か月目の15日締め分までで、年会費・リボ分割手数料・キャッシング・電子マネーチャージ等は対象外。毎年の達成が必要です
  • apollostation PLATINUM BUSINESS(年会費22,000円):年間ショッピング300万円以上の利用で次年度の年会費22,000円が無料(追加会員分も無料)。集計期間は有効期限月11日〜翌年10日で、apollostation BUSINESS等の利用分は対象外です

ポイントは「翌年以降永年無料」と「翌年度無料」の違いです。ビジネスオーナーズ ゴールドは一度100万円を達成すれば以後ずっと無料ですが、JCB Biz ONE ゴールドとapollostation PLATINUM BUSINESSは毎年条件を満たす必要があります。また、集計対象から年会費やETC年会費、キャッシング、電子マネーチャージなどが除かれるのが一般的で、細かな除外項目はカードごとに異なるため、公式サイトの注記で確認してください。

初年度無料:2年目から年会費が発生するので解約・切替の期限管理が必要

「初年度無料」は入会から1年間だけ年会費がかからず、2年目から通常の年会費が請求されるタイプです。JCB一般法人カード(オンライン入会で初年度無料、2年目から1,375円)、三井住友ビジネスカード for Owners クラシック(インターネット入会で初年度無料、2年目から1,375円)、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(初年度無料、2年目から33,000円)などが該当します。

入会キャンペーンとして期間限定で初年度が無料になるタイプ(例:ダイナースクラブ ビジネスカードの2026年8月3日〜11月1日申込分は初年度無料、入会1年で300万円以上の利用と公式アプリのサインオンで次年度も無料)も、恒常的な条件ではないという点で初年度無料と同じ扱いです。申込時期によって条件が変わるため、キャンペーンの申込期間と達成条件を必ず確認してください。

「年会費無料」で検索して初年度無料のカードにたどり着いた場合、2年目の請求額と、無料化の条件があるかを必ず確認してください。継続しないなら更新月の前に解約や切り替えが必要で、その期限管理が手間になります。初年度無料カードの一覧と2年目の年会費は初年度だけ年会費無料の法人カードのセクションで表にまとめました。

年会費以外にかかるお金|追加カード・ETC・発行手数料・外貨事務手数料の早見表

年会費がゼロでも、次の4つで費用が発生することがあります。①ETCカードの年会費(前年度に利用がないと有料になる条件付きのものが多い)、②ETCやリアルカードの発行手数料、③海外・外貨決済の事務手数料、④未利用時の年会費や有料オプション。編集部が公式サイトの料金表・規約で確認できた範囲を早見表にしました。

カード名ETC年会費(条件)ETC発行手数料追加・リアルカードの費用年会費が発生する条件その他の手数料(公式記載分)
三井住友カード ビジネスオーナーズ無料。入会翌年度以降、前年度に一度も利用がない場合550円公式に記載なしパートナーカード18枚まで無料なし(永年無料)記載なし
JCB Biz ONE初年度無料。2年目以降は利用状況に応じて無料、条件未達で550円公式に記載なし追加カード発行不可なし(永年無料)記載なし
ライフカードビジネスライトプラス無料公式に記載なし従業員カード3枚まで無料なし(ゴールドは2,200円/枚・初年度無料)記載なし
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス無料(最大5枚)公式に記載なし追加カード9枚まで無料なし入会月〜翌年入会月前月末までETC利用がない場合、ETCカードサービス手数料2,200円
freee Mastercard公式に記載なし(ETC対応)公式に記載なしサブカード最大999枚(ワイド)なし(ゴールドは翌年度以降2,200円)記載なし
マネーフォワード ビジネスカード公式に記載なし900円+税/枚リアル1枚目無料・2枚目以降900円+税。バーチャル無料(2026年8月1日以降、仕入れ目的の大量発行者は年100円/枚)2年目以降、直前1年間に支払実績がない場合1,000円+税記載なし
UPSIDER無料(別商品「UPSIDER法人ETCカード」)550円/枚バーチャル・リアルとも無制限・無料なし外貨建て取引の海外サービス手数料2.2%
バクラクビジネスカード公式に記載なし550円/枚バーチャル無料・リアル1,540円/枚なし機能拡張オプション:月間決済30万円以上で無料、未満は月額13,000円(税抜)
freeeカード Unlimited公式に記載なし公式に記載なし物理・バーチャルとも発行無料・無制限なし外貨決済手数料無料
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド無料(前年度未利用で550円)公式に記載なしパートナーカード18枚まで無料年間100万円未達の年は5,500円(達成後は永年無料)記載なし
JCB Biz ONE ゴールド初年度無料・利用状況に応じ無料公式に記載なし追加カード発行不可年間100万円未達の翌年度は5,500円記載なし
apollostation PLATINUM BUSINESS無料(追加会員も)公式に記載なし追加カード3,300円/枚(初年度無料)・最大9枚年間300万円未達の次年度は22,000円記載なし

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。ETC発行手数料などの「公式に記載なし」は、商品ページで有無を確認できなかった項目です。外貨事務手数料はUPSIDER(2.2%)とfreeeカード Unlimited(無料)以外は公式商品ページで確認できなかったため、海外決済が多い場合は各社の規約で確認してください。

この表で分かるとおり、ETCカードの年会費が利用実績を問わず無料なのはライフカードビジネスライトプラスとapollostation PLATINUM BUSINESSで、セゾンコバルトも1年間未利用時の手数料2,200円を除けば無料です。三井住友カード ビジネスオーナーズとJCB Biz ONEは「前年度に利用があれば無料」で、年に1回でも高速道路を使えば実質無料になります。逆にUPSIDERやバクラクはETCカードを1枚550円で発行する仕組みなので、車両台数が多い会社は発行枚数分の初期費用を見込んでください。

年会費永年無料の法人カードおすすめ9枚を比較

ここからは永年無料の9枚を、年会費・追加カード・ETC・還元率・限度額・申込対象・必要書類・発行日数・国際ブランド・会計ソフト連携の同じ項目で解説します。数値はすべて2026年9月2日時点の公式サイト記載です。なお、年会費無料の法人カードとして紹介されることが多かったNTTファイナンス Bizカードは、公式サイトでクレジットカードサービスの終了が告知されており新規申込ができないため、本記事では掲載していません。

三井住友カード ビジネスオーナーズ|個人事業主OK・追加カード無料・特定加盟店で高還元

三井住友カードが発行する、個人事業主・法人代表者向けのナンバーレス法人カードです。年会費が本会員・パートナー会員とも永年無料で、必要書類が少なく、限度額の上限も500万円と無料カードの中では高水準。迷ったらまずこの1枚、と言える標準的な選択肢です。

  • 年会費:本会員・パートナー会員とも永年無料
  • 追加カード:パートナーカード18枚まで無料(本会員と同時申込は1枚のみ、2枚目以降はカード到着後に申込)
  • ETCカード:年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度も利用がない場合は550円。カード1枚につきETCカード1枚
  • 還元率:200円(税込)につきVポイント1ポイント(0.5%)。対象の三井住友カード(個人カード)との2枚持ちで条件を達成すると、対象加盟店の利用が200円につき3ポイント(最大1.5%)。対象利用の例はAmazon.co.jp、対象道路事業者のETC、ANA・JALで直接購入した航空券
  • 利用限度額:〜500万円(所定の審査あり。同一名義の個人カードと利用枠を合算)。リボ・分割枠は0〜200万円
  • 申込対象:満18歳以上(高校生除く)の法人代表者、個人事業主(副業・フリーランス含む)
  • 必要書類:登記簿謄本・決算書の提出不要(電話認証あり)。引き落とし口座は法人名義口座または個人名義口座(屋号付き含む)。個人事業主は法人名義口座を指定できません
  • 最短発行:最短3営業日(公式キャンペーンページの表記)
  • 国際ブランド:Visa/Mastercard
  • 付帯保険:海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)。選べる無料保険への切り替えも可。ショッピング補償はなし
  • その他:年間100万円(税込)以上の利用でゴールドへ年会費永年無料でアップグレードする案内あり(審査あり)。入会キャンペーンは入会月+3か月後末までに30万円以上の利用で16,000円相当のVポイント(申込期間2025年9月1日〜、終了日は公式に記載なし)

契約形態は「カード利用の契約者は代表者個人となり、口座引落を法人に委任する形式」と公式に明記されています。つまり与信は代表者個人に対して行われ、法人の決算内容は審査書類として求められません。これが設立直後や個人事業主でも申し込みやすい理由です。

向いている人:個人事業主・ひとり社長で、将来的に従業員にもカードを持たせる可能性がある人。Amazonや航空券の利用が多く、個人の三井住友カードと2枚持ちできる人。向かない人:基本還元率1%以上を求める人(JCB Biz ONEやUPSIDERが候補)、法人名義口座で個人事業主として引き落としたい人。三井住友の法人カードは他にも複数の系統があるので、三井住友の法人カードの種類と違いもあわせて確認してください。

三井住友カード ビジネスオーナーズの公式サイトで最新条件を確認する

JCB Biz ONE|基本還元率1.0%・ひとり社長向け・追加カードなし

JCBが2024年9月にリリースした、個人事業主・フリーランス・法人代表者向けのカードです。年会費永年無料で基本還元率が1%相当と、無料の法人カードでは最高水準。その代わり追加カードは発行できず、「本人1枚で完結する人」に絞った設計です。

  • 年会費:永年無料
  • 追加カード:発行不可(本人のみ1枚)
  • ETCカード:1枚。初年度無料、2年目以降は利用状況に応じて無料(条件未達の場合550円)
  • 還元率:200円(税込)につきJ-POINT 2ポイント(1%相当・常時2倍)。優待店で最大21倍
  • 利用可能枠:10万〜500万円
  • 申込対象:18歳以上の法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)
  • 必要書類:モバイル即時入会は顔写真付き本人確認書類のみ(法人の本人確認書類は不要)。法人口座で申し込む通常入会は本人確認書類2点を返送
  • 最短発行:モバイル即時入会(個人名義口座限定、9:00〜20:00受付)で最短5分でカード番号発行。通常入会は約1週間
  • 国際ブランド:JCB
  • 付帯保険・ラウンジ:なし
  • キャンペーン:2026年4月1日〜9月30日申込分は最大77,000円相当(利用額達成で最大50,000円相当+Apple Pay・Google Pay・Samsung Wallet登録・利用で最大25,000円相当+Cashmap口座連携で2,000円分JCBギフトカード)

同じJCBでも「JCB一般法人カード」はETCカードを複数枚無料で発行でき使用者カードも追加できますが、年会費は1,375円(オンライン入会で初年度無料)です。ETCが1枚で足り、従業員カードも不要な個人事業主ならBiz ONE、車両や従業員が複数あるなら一般法人カード、という住み分けになります。

向いている人:自分1枚で経費を決済する個人事業主・ひとり社長で、還元率を最優先する人。今日中にカード番号が欲しい人。向かない人:従業員カードやETCカードを複数枚発行したい人、付帯保険を求める人。

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ライフカードビジネスライトプラス|決算書・登記簿不要で設立直後に強い

ライフカードの法人・個人事業主向けカードで、スタンダードとゴールドの2種類があります。スタンダードは本人・従業員カード・ETCカードのすべてが年会費無料で、「書類提出不要・最短3営業日」を公式に掲げているのが最大の特徴です。

  • 年会費:スタンダードは無料(従業員カード・ETCカードも無料)。ゴールドは2,200円/枚(初年度無料、従業員カードも同額)
  • 追加カード:従業員カード最大3枚
  • ETCカード:無料。代表者名義のカードのみ発行可(従業員カードには付けられない)
  • 還元:LIFEサンクスプレゼント(誕生月・ステージ・繰越の対象外)。還元率の数値は公式商品ページに記載がありません
  • 利用限度額:最大500万円
  • 申込対象:法人代表者または個人事業主
  • 必要書類:決算資料等不要。カード受け取り時に本人確認書類を提示
  • 最短発行:最短3営業日
  • 国際ブランド:Mastercard/Visa/JCB
  • 付帯:スタンダードは保険・ラウンジなし。ゴールドは空港ラウンジと海外旅行傷害保険付き(保険金額は公式ページに記載なし)

注意点は2つあります。1つ目は、同じライフカードに「ビジネスプラス」という別商品があり、ライトプラスとは条件が異なること(本記事の数値はライトプラスのものです)。2つ目は、契約が申込者個人との契約である点で、三井住友カード ビジネスオーナーズと同様に代表者個人の与信で判断されます。

向いている人:設立・開業直後で決算書や確定申告書がなく、とにかく早く維持費ゼロの法人カードを持ちたい人。従業員3枚までで足りる小規模事業者。向かない人:ポイント還元を重視する人、従業員にもETCカードを持たせたい人。

ライフカードビジネスライトプラスの公式サイトで最新条件を確認する

セゾンコバルト・ビジネス・アメックス|アメックスブランドで永年無料・特定サービスで高還元

クレディセゾンが発行するアメリカン・エキスプレス・ブランドのビジネスカードです。年会費無料で追加カードを9枚、ETCカードを5枚まで無料で発行でき、AWSやクラウドワークスなど事業者向けサービスでの高還元が特徴。アメックスブランドを年会費無料で持てる数少ない選択肢です。

  • 年会費:無料
  • 追加カード:無料・最大9枚
  • ETCカード:年会費無料・最大5枚。ただし入会月から翌年入会月の前月末までにETC利用がない場合、ETCカードサービス手数料2,200円がかかります
  • 還元率:永久不滅ポイント1,000円(税込)につき1ポイント(0.5%相当)。特定加盟店(ヤフービジネスサービス、クラウドワークス、AWSなど)は4倍(2%相当)、海外利用は2倍
  • 利用可能枠:公式に金額の明記なし(「個人用より比較的高い」「納税時に一時増額可」との記載)
  • 申込対象:個人事業主またはフリーランス、経営者(高校生除く)。個人契約カードのため名義・審査は個人で、法人口座の設定も可能
  • 必要書類:登記簿謄本・決算書不要
  • 最短発行:審査結果メールの翌日から最短3営業日後に発送
  • 国際ブランド:American Express
  • 付帯:旅行傷害保険・ショッピング保険・空港ラウンジなし。SAISON MILE CLUBは登録不可
  • キャンペーン:Amazonギフトカード最大8,000円分(入会月から翌々月末までに5万円以上利用で5,000円分、キャッシング利用で1,500円分、追加カード発行で1,500円分。公式ページは「2025年5月28日現在」の表記)

向いている人:AWSやクラウドソーシングなどの特定加盟店の支出が多いIT系・フリーランス。アメックスブランドを無料で持ちたい人。従業員やETCを複数枚無料で発行したい小規模法人。向かない人:付帯保険やラウンジを期待する人、JCBやVisaしか使えない取引先が多い人。

セゾンコバルト・ビジネス・アメックスの公式サイトで最新条件を確認する

freee Mastercard|freee会計連携・個人事業主可

会計ソフトfreeeと提携し、ライフカードが発行する個人事業主向けのカードです。「開業直後・事業所得が低くても申込可」「法人口座開設前でも可(ライト)」と公式に明記されており、開業したばかりの個人事業主が最初に持つカードとして設計されています。

  • 年会費:無料(ゴールドは翌年度以降2,200円)
  • 利用可能枠:ライト10万〜500万円/ワイド30万〜1,000万円超
  • 追加カード:サブカード最大999枚(ワイド)。ETCカード対応
  • 申込対象:個人事業主向け。開業直後・事業所得が低くても申込可。法人口座開設前でも申込可(ライトのみ)
  • 発行会社・国際ブランド:ライフカード/Mastercard
  • 会計連携:freee会計との提携カード(連携機能の詳細は公式サイトで確認してください)
  • 公式ページに記載がない項目:還元率、最短発行日数、必要書類の詳細。申込前に公式サイトで確認してください

向いている人:freee会計を使っている、または使う予定の個人事業主。開業届を出したばかりで事業実績がない人。向かない人:還元率の高さで選びたい人(公式に数値がないため比較できません)、freee以外の会計ソフトを使う人。

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マネーフォワード ビジネスカード|プリペイド式で与信に依存しにくい・上限額

マネーフォワードが提供する法人・個人事業主向けカードで、先にチャージした残高で決済する「プリペイド(前払い)型」と、後払いの「与信型」の2つの使い方がある点が他のカードと異なります。プリペイド型はチャージ残高の範囲で使うため、与信審査の結果に左右されにくく、創業直後でも高額決済を通しやすいのが強みです。

  • 年会費:無料。ただし2年目以降、直前1年間に1度も支払実績がない場合は1,000円+税
  • 発行手数料:リアルカード1枚目無料・2枚目以降900円+税。バーチャルカード無料(2026年8月1日以降、商品仕入れ目的の大量発行者は年100円/枚の維持手数料)。ETCカード900円+税/枚
  • 追加カード:無料・何枚でも(当社判断で制限あり)
  • 還元率:1〜3%(マネーフォワード クラウド・マネーフォワード MEの支払いは3%。一部対象外あり)
  • 限度額:プリペイド(チャージ)は上限なし。与信型は最大10億円(決算書不要・独自与信)
  • 申込対象:個人事業主(副業・創業直後を含む)・法人とも可
  • 会計連携:マネーフォワード クラウド
  • キャンペーン:法人限定、10月31日まで(公式ページに年の記載なし)、エントリーと条件達成で最大10万円分のポイント(条件となる利用金額は公式ページに記載なし)
  • 公式ページに記載がない項目:最短発行日数、国際ブランドの詳細

プリペイド型は「チャージした金額を使う」仕組みで、後払いの信用供与とは性質が異なります。資金繰りの面では、後払いカードのような支払猶予は得られない一方、使いすぎの心配がなく、審査に不安がある創業期でも運用しやすいというメリットがあります。与信型と併用すれば、通常経費は後払い、広告費などの高額決済はチャージで、という使い分けもできます。

向いている人:マネーフォワード クラウドを使っている事業者。創業直後で与信枠が不安な人。従業員にバーチャルカードを大量に配りたい法人。向かない人:ETCカードを無料で持ちたい人、リアルカードを複数枚無料で発行したい人。

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UPSIDER|法人限定・限度額最大10億円・枚数無制限

株式会社UPSIDERが発行する法人専用カードで、スタートアップや成長企業を中心に導入社数10万社超(全サービス合計、2025年11月時点)と公式に発表されています。年会費・発行手数料が無料で枚数無制限、限度額は1か月あたり最大10億円と、無料カードの中では桁違いの決済枠が特徴です。

  • 年会費・発行手数料:無料(リアル・バーチャルとも何枚でも。初期費用・月額も無料)
  • 発行枚数:無制限(当社都合により制限する場合あり)
  • ETCカード:本体カードにETC機能はなく、別途「UPSIDER法人ETCカード」を発行。年会費無料・発行手数料550円/枚・枚数無制限・最短2営業日後に発送
  • 還元率:1.0%〜(一部利用先除く)。毎月1日に前月決済確定分を付与し、ポイント分を自動で差し引いて請求(利用期限は付与日から半年)
  • 限度額:1か月あたり最大10億円、1取引あたり最大749,999USD。限度額が足りない月は前払いも併用可、再審査は最短1営業日
  • 申込対象:法人のみ(個人事業主不可)。独自ドメインのメールアドレス必須(フリーメール不可)
  • 必要書類:顔写真付き身分証1点、法人口座のネットバンキング連携(代表者以外が手続きする場合は委任状)
  • 最短発行:バーチャルカードは審査完了後即時、リアルカードは最短3営業日でお届け。申込から最短当日利用可
  • 国際ブランド:Visa(タッチ決済・3Dセキュア対応)
  • 海外手数料:外貨建て取引は海外サービス手数料2.2%
  • 会計連携:freee会計、マネーフォワード クラウド会計/プラス、勘定奉行クラウド、弥生会計クラウド、PCAクラウド(API)
  • 補償:不正利用時の補償2,000万円まで。旅行傷害保険の記載はなし

設立直後の法人は「前払い」で利用でき、後払いへの切り替えは銀行口座情報の連携をもとにした与信審査で決まります。前払式支払手段(第三者型)発行者として関東財務局に登録しているのが前払い方式の根拠です。審査の詳しい実態や利用者の評判はUPSIDERの審査・口コミの詳細で解説しています。

向いている人:広告費やSaaS費用など月間決済額が大きい法人。部署や用途ごとにバーチャルカードを大量発行したい法人。向かない人:個人事業主(申込不可)、フリーメールしか持たない法人、車両が多くETCカードの発行費用を抑えたい法人。

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バクラクビジネスカード|法人限定・経費精算まで一体

LayerXが提供する法人専用カードで、バクラク経費精算・請求書処理と同じ基盤で明細・証憑・仕訳がつながるのが最大の特徴です。年会費無料でバーチャルカードは無料発行、1.0%のキャッシュバックが付きます。

  • 年会費:無料
  • 発行手数料:バーチャルカード無料、リアルカード1,540円/枚、ETCカード550円/枚
  • 還元:1.0%キャッシュバック(ETC・一部利用先除く)。公式に「10月以降は0.8%」の注記あり
  • 限度額:1回あたり最大749,999USD。利用可能枠は柔軟に設定(5億円以上の実績あり)
  • 申込対象:法人のみ(個人事業主不可)
  • 必要書類:履歴事項全部証明書または現在事項全部証明書(6か月以内)+本人確認書類
  • 有料オプション:機能拡張オプションは月間決済30万円以上で無料、未満の場合は月額13,000円(税抜)
  • 公式ページに記載がない項目:最短発行日数、付帯保険、発行枚数の上限、外貨事務手数料

UPSIDERとの違いは、必要書類に登記事項証明書が含まれる点と、リアルカードが有料である点、そして機能拡張オプションに月間決済額の条件がある点です。バーチャルカード中心で運用し、バクラクシリーズで経費精算を完結させたい法人に向きます。

向いている人:バクラクの経費精算・請求書処理を導入済み、または導入予定の法人。オンライン決済中心でリアルカードが少なくて済む法人。向かない人:個人事業主(申込不可)、リアルカードやETCカードを多数無料で持ちたい法人。

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freeeカード Unlimited|法人限定・発行手数料・外貨手数料無料

freeeが発行する法人専用カードで、freee会計のデータなどをもとに独自に与信する仕組みです。年会費・発行手数料が無料で物理・バーチャルとも枚数無制限、外貨決済手数料が無料なのは無料法人カードの中でも珍しい条件です。

  • 年会費・発行手数料:無料。物理・バーチャルカードとも発行無料・枚数無制限(審査が入る場合あり)
  • 外貨決済手数料:無料
  • 還元:ポイント0.5%(月間利用50万円未満は0.3%)。freee製品の支払いに利用可
  • 利用可能枠:最大5億円
  • 申込対象:法人事業者のみ(個人事業主はfreee Mastercardなどの提携カードへ案内)
  • 審査・書類:freee会計データ等をもとに発行審査(freee会計未使用でも申込可)。代表者申込時は最短3時間でバーチャルカードが利用可
  • 国際ブランド・支払日:Visa。月末締め翌月14日または20日払い
  • 公式ページに記載がない項目:ETCカード、キャンペーン

限度額の「最大5億円」は上限であり、実際の枠は会計データや入出金の状況をもとに個別に決まります。freee会計を継続利用している法人ほど事業実態を示しやすい仕組みなので、既存ユーザーには相性のよいカードです。

向いている人:freee会計を使う法人。海外SaaSや海外仕入れなど外貨決済が多い法人。向かない人:個人事業主(申込不可)、ETCカードが必要な法人(公式ページにETCカードの記載がないため、申込前に確認が必要)、還元率を重視する法人。

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条件付きで年会費が無料になる法人ゴールドカード3枚|年間利用額別の損益分岐

年間の経費決済が100万円を超えるなら、無料の一般カードに固執する必要はありません。年間利用額の条件を満たせば年会費が無料になり、しかも継続特典やラウンジ、保険が付くゴールドカードがあるからです。ここでは3枚の条件を整理し、年間利用額別にどちらが得かを試算します。

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド|年100万円利用で翌年以降永年無料

  • 年会費:本会員5,500円(税込)。年間100万円の利用で翌年以降永年無料。パートナー会員は永年無料(18枚まで)。三井住友カードつみたて投資の利用分は集計対象外
  • 継続特典:毎年、年間100万円の利用で10,000ポイント
  • 還元率:200円につき1ポイント(0.5%)。対象の個人カードとの2枚持ち+特約店の条件達成で最大2.0%
  • 利用枠:〜500万円(個人カードと合算)
  • 申込対象:満18歳以上(高校生除く)の法人代表者・個人事業主。登記簿謄本・決算書不要
  • ETCカード:年会費無料(前年度未利用で550円)・1枚
  • 付帯:海外・国内旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)、お買物安心保険年間300万円、国内主要空港ラウンジ無料
  • キャンペーン:入会月+3か月後末までに120万円以上の利用で55,000円相当のVポイント(申込期間2025年9月1日〜)

最大の魅力は「一度100万円を達成すれば翌年以降ずっと無料」という条件の緩さと、無料化後も年間100万円の利用ごとに10,000ポイントがもらえる継続特典です。年会費5,500円は初年度だけの負担で、100万円使う前提なら実質的に永年無料のゴールドカードとして持てます。一般カードを持っている人には、年間100万円利用でゴールドへ年会費永年無料でアップグレードする案内も届きます。

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JCB Biz ONE ゴールド|初年度無料+年100万円利用で翌年度無料

  • 年会費:5,500円(税込)。初年度無料。年間100万円(税込)以上の利用で翌年度も無料(集計期間は有効期限月から12か月目の15日締め分まで。年会費・リボ分割手数料・キャッシング・電子マネーチャージ等は対象外)
  • 還元率:200円(税込)につきJ-POINT 2ポイント(1%相当)
  • 利用可能枠:最大500万円
  • 申込対象:20歳以上の法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業含む)
  • 追加カード:発行不可。ETCカードは1枚(初年度無料・利用状況に応じて無料)
  • 付帯:国内主要空港+ホノルルの空港ラウンジ、ショッピングガード保険(海外・国内)最高500万円、サイバーリスク保険75万円
  • 最短発行:モバイル即時入会で最短5分(個人名義口座限定)
  • キャンペーン:2026年9月30日まで、新規入会と利用で最大77,000円相当。ゴールド限定でUSJ 1デイ・スタジオ・パス(ペア)の特典あり

一般のJCB Biz ONEと還元率は同じ1%相当で、違いはラウンジ・ショッピングガード・サイバーリスク保険が付く点と、無料化に「毎年100万円」の条件がある点です。初年度は無条件で無料なので、年間100万円以上使う見込みがあるなら一般ではなくゴールドから始めても損はありません。100万円に届かなかった年の翌年度は5,500円がかかるので、その場合は一般への切り替えを検討してください。

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apollostation PLATINUM BUSINESS|年300万円利用で年会費無料

  • 年会費:本人会員22,000円(税込)。年間のショッピング利用300万円以上で次年度の年会費22,000円が無料(追加会員分も無料)。集計期間は有効期限月11日〜翌年10日、apollostation BUSINESS等の利用分は対象外
  • 追加カード:3,300円/枚(初年度無料)・最大9枚
  • ETCカード:出光ETCカード年会費無料(追加会員も)
  • 還元率:1,000円につき8ポイント(0.8%、税金・apollostationでの利用を含む)。海外利用は1,000円につき10ポイント(1.0%)。1,000ポイント=1,000円分として利用代金に充当
  • 申込対象:個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり社会的信用を有する連絡可能な方(未成年除く)
  • 付帯:プライオリティ・パス無料登録(追加会員も。無料利用は年5回まで)、24時間365日のコンシェルジュ、海外旅行傷害保険最高1億円・国内最高5,000万円、ショッピングガード年間300万円(自己負担3,000円)、サイバー保険1事故100万円
  • 公式ページに記載がない項目:利用可能枠、ガソリン値引額

年間300万円という条件は上の2枚より高いものの、達成すればプラチナ相当の特典(プライオリティ・パス、コンシェルジュ、最高1億円の海外旅行傷害保険)を年会費ゼロで維持できます。なお、以前あった「初年度年会費11,000円」の優遇は2024年3月末で終了した旧キャンペーンなので、現行は初年度から22,000円です。出張や燃料費で月25万円以上を決済する事業者向けの選択肢です。

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【シミュレーション】年100万/300万/600万円使うなら無料一般とゴールドどちらが得か

「無料の一般カードのままでよいか、ゴールドに上げるべきか」を、年間利用額別に試算しました。前提条件:基本還元率のみで計算(特約店・2枚持ちなどの加算は除外)、1ポイント=1円換算、金額は税込、ビジネスオーナーズ ゴールドは継続特典(年100万円利用で10,000ポイント)を含む、年会費は2年目以降の条件で計算。参考として年間50万円のケースも加えています。

年間利用額三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)ビジネスオーナーズ ゴールド(2年目以降)JCB Biz ONE(一般)JCB Biz ONE ゴールド(2年目以降)実質リターンが最も大きいカード
50万円還元2,500円還元2,500円−年会費5,500円=−3,000円還元5,000円還元5,000円−年会費5,500円=−500円JCB Biz ONE(一般)
100万円還元5,000円還元5,000円+継続特典10,000円−年会費0円=15,000円還元10,000円還元10,000円−年会費0円=10,000円ビジネスオーナーズ ゴールド
300万円還元15,000円還元15,000円+継続特典10,000円=25,000円還元30,000円還元30,000円(年会費0円)=30,000円JCB Biz ONE ゴールド/一般(同額)
600万円還元30,000円還元30,000円+継続特典10,000円=40,000円還元60,000円還元60,000円(年会費0円)=60,000円JCB Biz ONE ゴールド/一般(同額)

※2026年9月2日 編集部調べ。各社公式サイトの基本還元率・年会費・無料化条件から編集部が計算した試算で、実際の付与ポイントは利用先や端数処理により異なります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

試算から分かることは3つです。

  1. 年間100万円が損益分岐点。100万円未満なら年会費のかからない一般カード一択で、還元率の高いJCB Biz ONEが有利です
  2. 年間100万円ちょうど前後ならビジネスオーナーズ ゴールド。継続特典10,000ポイントが基本還元(5,000円)の2倍あるため、100万円達成時の実質リターンはJCB Biz ONE ゴールドを上回ります。初年度は年会費5,500円がかかるので、初年度の実質リターンは5,000+10,000−5,500=9,500円です
  3. 年間300万円以上なら還元率1%のJCB Biz ONEが優位。ゴールドは年100万円の条件を毎年満たせば年会費ゼロで一般と同じ1%が得られ、さらにラウンジや保険が付くので、300万円以上使う人はゴールドが有力な選択肢です

ただし、この試算は基本還元率だけの比較です。Amazonや航空券の利用が多く個人の三井住友カードと2枚持ちできる人は、ビジネスオーナーズの特約店還元(一般最大1.5%、ゴールド最大2.0%)で結果が逆転する場合があります。各社の入会特典で比較したい場合は法人カードの入会キャンペーン一覧も参考にしてください。

初年度だけ年会費無料の法人カード|2年目の年会費と切り替えの目安

「年会費無料」で検索すると初年度無料のカードも多く表示されます。これらは2年目から年会費がかかるため、本記事の12枚とは区別して扱います。ただし、1年間試してから継続を判断できる、初年度に付帯サービスを無料で使えるという使い方はあるので、代表的なカードと2年目の負担をまとめました。

JCB一般法人カード(オンライン入会で初年度無料)

年会費は使用者1名につき1,375円で、オンライン入会なら初年度無料。使用者追加は1名ごとに1,375円ですが、1枚目が無料の年は追加分も無料です。還元率は200円につき1ポイント(0.5%)、利用可能枠は10万〜500万円で、ETCスルーカードNを複数枚・年会費無料で発行できるのがJCB Biz ONEとの大きな違いです。申込は法人名義の支払口座情報と本人確認書類を郵送する方式で、必要書類到着後最短2週間で発行されます。2026年9月30日までの新規入会と利用で最大40,000円相当のキャンペーンがあります。

三菱UFJカード ビジネス/三井住友ビジネスカード for Owners クラシック

三井住友ビジネスカード for Owners クラシックは年会費1,375円で、インターネット入会なら初年度無料です。翌年度以降も「マイ・ペイすリボ」に申し込み前年に1回以上リボ手数料を支払えば無料、WEB明細の利用で550円割引という優遇があります。パートナー会員は1名につき440円(18枚まで)、利用枠は〜150万円、海外旅行傷害保険は最高2,000万円です。「ビジネスオーナーズ」とは別シリーズなので混同しないでください。

三菱UFJカード ビジネスは年会費1,375円(Visa・Mastercardの両方を持つ場合1,650円)で、申込資格は原則として黒字決算の法人(個人事業主含む)、利用可能枠は40〜80万円、支払いは1回払いのみ、ETCカードは新規発行手数料1,100円です。2026年9月2日時点の公式商品ページでは初年度無料の記載を確認できなかったため、「初年度無料」として紹介している情報を見かけた場合は公式サイトで最新条件を確認してください。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(初年度無料キャンペーンの有無)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは初年度無料、2年目以降33,000円(税込)です(2025年6月1日に改定。改定前の年会費で紹介している情報は古いので注意)。初年度無料は「予告なく変更・中止の場合あり」と公式に注記されています。追加カードは3,300円/枚(最大9枚、本カードと同時申込なら初年度無料)、ETCカードは最大5枚無料で、通常年会費469米ドルのプライオリティ・パスに無料で登録できます。2026年9月1日〜9月30日の申込で20万円以上利用するとAmazonギフトカード12,000円分の特典もあります。1年間だけプラチナ特典を無料で使い、2年目に継続を判断する使い方はセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを初年度無料で持つ方法で詳しく解説しています。

初年度無料カードの2年目年会費と無料化条件の一覧表

カード名初年度無料の条件2年目以降の年会費(税込)2年目以降の無料化条件追加カードの年会費
JCB一般法人カードオンライン入会1,375円(使用者1名)なし使用者追加1名1,375円(1枚目無料の年は追加も無料)
JCB CARD Biz 一般初年度無料(切替は対象外)1,375円なしパートナーカード永年無料
三井住友ビジネスカード for Owners クラシックインターネット入会1,375円マイ・ペイすリボ申込+前年1回以上のリボ手数料支払で無料。WEB明細で550円割引パートナー会員1名440円(18枚まで)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス初年度無料(予告なく変更の場合あり)33,000円なし3,300円/枚・最大9枚(同時申込で初年度無料)
オリコ EX Gold for Biz S/M初年度無料3,300円なしMのメンバーカード1,100円/枚・最大3名
ANA JCB法人カード 一般初年度無料2,475円(使用者1名)なし使用者追加1名825円
ダイナースクラブ ビジネスカード2026年8月3日〜11月1日申込のキャンペーン33,000円キャンペーン:入会1年で300万円以上利用+公式アプリサインオンで次年度も無料無料・4枚まで(3・4枚目は維持手数料5,500円/枚/年)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

切り替えの目安は「2年目の年会費に見合う付帯サービスを1年目に実際に使ったか」です。ラウンジや保険を一度も使わなかったなら、更新月の前に永年無料カードへ切り替えるのが合理的です。

年会費無料の法人カードを選ぶ6つの比較ポイント

年会費がゼロという前提が同じなら、差が出るのは次の6点です。それぞれ該当するカード名と数値を対応させて説明します。

追加カード・ETCカードまで無料か(枚数上限と前年度利用条件)

追加カードの無料枚数が最も多いのはUPSIDERとfreeeカード Unlimited(無制限・無料、いずれも法人限定)と、個人事業主も申し込めるマネーフォワード ビジネスカード(枚数制限なし、ただしリアル2枚目以降900円+税)です。それ以外で個人事業主も持てるカードでは三井住友カード ビジネスオーナーズの18枚、セゾンコバルトの9枚、ライフカードビジネスライトプラスの3枚の順です(freee Mastercardはワイドでサブカード最大999枚ですが、サブカードの年会費は公式ページに記載がありません)。JCB Biz ONEは追加カードを発行できません。

ETCカードは「無料の条件」を見てください。ビジネスオーナーズは前年度に一度も利用がないと550円、JCB Biz ONEは利用状況に応じて無料(未達550円)、セゾンコバルトは1年間未利用で手数料2,200円です。車両台数が多い事業者は、セゾンコバルト(5枚)やJCB一般法人カード(複数枚無料・年会費1,375円)が候補になります。クレジット機能のない協同組合型ETCカードまで含めた比較は法人ETCカードおすすめ13選(クレジット機能なしも)で扱っています。

利用限度額が自社の月間経費に足りるか(設立直後は低めに出やすい)

限度額の上限は、UPSIDER(月最大10億円)、マネーフォワード ビジネスカードの与信型(最大10億円)、freeeカード Unlimited(最大5億円)が突出しています。個人事業主向けのカードは三井住友カード ビジネスオーナーズ・JCB Biz ONE・ライフカードビジネスライトプラスがいずれも最大500万円、freee Mastercardはワイドで30万〜1,000万円超です。

ただし上限はあくまで上限で、実際の枠は審査で個別に決まります。設立直後や開業直後は事業実績がないため低めの枠になりやすい点は、どのカードにも共通です。月間経費が枠を超えそうな場合は、UPSIDERの前払い利用やマネーフォワード ビジネスカードのプリペイド型のように「与信枠に依存しない使い方」ができるカードを選ぶか、複数枚を併用してください。

ポイント還元率と特約店・上限(基本0.5%と1.0%の差は年間でいくらか)

基本還元率が1.0%以上なのはJCB Biz ONE(1%相当)、UPSIDER(1.0%〜)、バクラクビジネスカード(1.0%、10月以降0.8%の注記)、マネーフォワード ビジネスカード(1〜3%)です。三井住友カード ビジネスオーナーズとセゾンコバルトは基本0.5%相当、freeeカード Unlimitedは0.5%(月50万円未満は0.3%)、apollostation PLATINUM BUSINESSは0.8%です。

0.5%と1.0%の差は、年間利用額300万円なら15,000円と30,000円で年15,000円、600万円なら30,000円の差になります。年会費がゼロなので、この差がそのまま手取りの差です。一方で特約店の加算は大きく、ビジネスオーナーズは2枚持ち+対象加盟店で最大1.5%、セゾンコバルトはAWSなど特定加盟店で2%相当になるため、自社の支出先が特約店に集中しているかで判断が変わります。

会計ソフト連携・明細のリアルタイム性(freee/マネーフォワード/弥生)

公式サイトで会計ソフト連携を明記しているのは、UPSIDER(freee会計、マネーフォワード クラウド会計/プラス、勘定奉行クラウド、弥生会計クラウド、PCAクラウドとAPI連携)、freee Mastercardとfreeeカード Unlimited(freee会計)、マネーフォワード ビジネスカード(マネーフォワード クラウド)、バクラクビジネスカード(バクラク経費精算)です。三井住友カード・JCB・ライフカード・セゾンのカードも会計ソフトの明細取り込みに対応している場合が多いとされていますが、公式商品ページには連携の記載がないため、使っている会計ソフトの対応金融機関一覧で確認してください。

会計ソフトと同じ会社のカードを選ぶ最大の利点は、明細が即時に反映され、証憑や仕訳との突合が自動化されることです。ひとり社長で経理も自分でやるなら、この時間短縮効果は還元率の差より大きい場合があります。

発行スピード(最短即日〜1週間)とバーチャルカード対応

今日中に決済したいなら、JCB Biz ONE(モバイル即時入会で最短5分・個人名義口座限定)、UPSIDER(バーチャルカードは審査完了後即時)、freeeカード Unlimited(最短3時間でバーチャル利用可)が候補です。リアルカードは三井住友カード ビジネスオーナーズ・ライフカードビジネスライトプラス・UPSIDERが最短3営業日、セゾンコバルトは審査結果メールの翌日から最短3営業日後に発送です。JCB一般法人カードは必要書類到着後最短2週間で、郵送手続きの分だけ時間がかかります。

バーチャルカードは番号だけを先に発行してオンライン決済に使う仕組みで、広告費やSaaSの支払いにはリアルカードを待つ必要がありません。UPSIDER・バクラク・マネーフォワード ビジネスカード・freeeカード Unlimitedはバーチャルカードを無料で複数発行でき、用途ごとに番号を分けて不正利用のリスクを下げる運用ができます。

国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB・アメックス)と海外・サブスク決済の可否

Visa・Mastercardは国内外の加盟店が最も多く、海外SaaSや海外仕入れが多い事業者は迷わずこの2つから選んでください。三井住友カード ビジネスオーナーズはVisa/Mastercard、ライフカードビジネスライトプラスはMastercard/Visa/JCBの3種から選べ、UPSIDERとfreeeカード UnlimitedはVisaです。JCB Biz ONEはJCBブランドで国内には強い一方、海外の一部加盟店では使えないことがあります。セゾンコバルトはAmerican Expressブランドで、国内でも一部の店舗やサービスで使えない場合があるため、主要な支払先が対応しているか事前に確認してください。

外貨決済の手数料は、UPSIDERが2.2%、freeeカード Unlimitedが無料と公式に明記されています。他のカードは公式商品ページに率の記載がなかったため、海外決済が月数十万円規模になる場合は各社の会員規約で事務手数料率を確認してください。

個人事業主・設立1年未満でも年会費無料の法人カードは作れる?申込条件と必要書類マトリクス

個人事業主でも申し込める年会費無料の法人カードはあります。永年無料9枚のうち、三井住友カード ビジネスオーナーズ、JCB Biz ONE、ライフカードビジネスライトプラス、セゾンコバルト・ビジネス・アメックス、freee Mastercard、マネーフォワード ビジネスカードの6枚は個人事業主が申込対象で、多くが登記簿謄本や決算書の提出を不要としています。設立1年未満の法人も同様に、決算書がなくても申し込めるカードが大半です。

個人事業主や設立1年未満の法人が年会費無料の法人カードに申し込む際の必要書類の考え方を示す図解

個人事業主が申し込める年会費無料カードと法人限定カードの区別

公式の申込資格を根拠に区別すると、次のようになります。

  • 個人事業主が申込可:三井住友カード ビジネスオーナーズ(満18歳以上の法人代表者・個人事業主。副業・フリーランス含む)/JCB Biz ONE(18歳以上の法人代表者または個人事業主。フリーランス・副業含む)/ライフカードビジネスライトプラス(法人代表者または個人事業主)/セゾンコバルト(個人事業主またはフリーランス、経営者)/freee Mastercard(個人事業主向け)/マネーフォワード ビジネスカード(個人事業主・法人)/ビジネスオーナーズ ゴールド/JCB Biz ONE ゴールド(20歳以上)/apollostation PLATINUM BUSINESS(個人事業主・経営者など)
  • 法人限定(個人事業主不可):UPSIDER(公式FAQで個人事業主不可を明記)/バクラクビジネスカード(法人のみ)/freeeカード Unlimited(法人事業者のみ。個人事業主は提携カードへ案内)

個人事業主が個人カードも含めて選びたい場合は、個人事業主向けクレジットカード12選(個人カード含む)で事業用に使える個人カードまで広げて比較しています。

登記簿謄本・決算書・確定申告書が不要なカードはどれか

三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般・ゴールド)とセゾンコバルトは「登記簿謄本・決算書不要」を公式に明記しています。JCB Biz ONEは顔写真付き本人確認書類のみで即時入会でき、法人の本人確認書類は不要です(決算書の要否は公式ページに記載がありません)。ライフカードビジネスライトプラスは「決算資料等不要」、マネーフォワード ビジネスカードは「決算書不要・独自与信」、freee Mastercardは「開業直後・事業所得が低くても可」です。UPSIDERの公式の必要書類は顔写真付き身分証1点と法人口座のネットバンキング連携で、freeeカード Unlimitedはfreee会計データ等での審査と案内されており、どちらも公式の必要書類に登記簿謄本は挙げられていません。

逆に登記事項証明書が必要なのはバクラクビジネスカード(履歴事項または現在事項全部証明書、6か月以内)と、法人名義口座で申し込む場合の楽天ビジネスカードです。また三菱UFJカード ビジネスは「原則黒字決算の法人」が申込資格のため、設立1年未満で決算を迎えていない法人には向きません。

引き落とし口座は個人名義でよいか(屋号口座・法人口座の要否)

三井住友カード ビジネスオーナーズは、法人名義口座のほか個人名義口座(屋号付きを含む)を指定できます。ただし個人事業主は法人名義口座を指定できません。JCB Biz ONEのモバイル即時入会は個人名義口座限定で、法人口座を使う場合は通常入会(本人確認書類2点を返送)になります。セゾンコバルトは個人契約カードのため名義と審査は個人ですが、法人口座の設定も可能です。freee Mastercardのライトは法人口座開設前でも申し込めます。

一方、UPSIDERは法人口座のネットバンキング連携が申込要件で、法人口座がないと使えません。開業したばかりで屋号口座も法人口座もない段階なら、個人名義口座で申し込めるビジネスオーナーズ・JCB Biz ONE・freee Mastercardが現実的な選択肢です。

カード名個人事業主設立1年未満・開業直後(公式表現)登記簿謄本・決算書引き落とし口座本人確認書類
三井住友カード ビジネスオーナーズ○(登記簿謄本・決算書不要)不要法人名義または個人名義(屋号付き可)。個人事業主は個人名義必要(電話認証あり)
JCB Biz ONE○(法人本人確認書類不要で即時入会可)法人本人確認書類不要(決算書は記載なし)個人名義(モバイル即時入会)/法人口座(通常入会)顔写真付き本人確認書類(即時入会)/2点返送(通常入会)
ライフカードビジネスライトプラス○(書類提出不要)決算資料等不要公式商品ページに記載なしカード受取時に提示
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス○(決算書・登記簿謄本不要)不要個人契約(法人口座設定可)必要
freee Mastercard○(開業直後・事業所得が低くても可)公式に記載なし法人口座開設前でも可(ライト)公式に記載なし
マネーフォワード ビジネスカード○(副業・創業直後、決算書不要)決算書不要公式に記載なし公式に記載なし
UPSIDER×○(設立直後は前払い利用可)公式の必要書類に記載なし法人口座(ネットバンキング連携)顔写真付き身分証1点
バクラクビジネスカード×公式に記載なし登記事項証明書(6か月以内)が必要公式に記載なし必要
freeeカード Unlimited×freee会計データ等で審査公式に記載なし(freee会計データ等で審査)公式に記載なし公式に記載なし

※2026年9月2日 編集部調べ。各社公式サイトの申込資格・必要書類ページにもとづく整理で、「公式に記載なし」は商品ページで確認できなかった項目です。最新の条件は公式サイトで確認してください。

設立1年未満・開業直後の審査で見られる点(代表者の信用情報・固定電話・事業実態)

各社とも審査基準は公開していないため、「何点あれば通る」といった断定はできません。ただし公式の申込資格と契約形態から、次の点は読み取れます。三井住友カード ビジネスオーナーズやライフカードのように「契約者は代表者個人」と明記されているカードは、代表者個人の信用情報(クレジットやローンの返済状況)が判断材料になると考えられます。また、ビジネスオーナーズには電話認証があり、UPSIDERは独自ドメインのメールアドレスと法人口座の連携を求めるなど、事業実態を確認する手続きがそれぞれ設けられています。

設立直後に不利になる要因を減らすには、代表者個人のカードやローンの支払いを遅らせないこと、申込内容(所在地・電話番号・事業内容)を登記や開業届と一致させること、複数のカードを同時期に申し込みすぎないことが基本です。審査から発行までの流れと各カードの所要日数は申し込みから発行までの手順で整理しています。

年会費無料の法人カードの申し込みから発行までの手順

申込から利用開始までは、どのカードもおおむね4ステップです。カードによって必要書類の提出タイミングと発行日数が違うので、急ぐ場合はステップ3の日数を基準に選んでください。

STEP1 申込対象・必要書類を確認する(法人/個人事業主別)

まず自分が法人代表者か個人事業主かで候補を絞ります。個人事業主はUPSIDER・バクラク・freeeカード Unlimitedを除外します。法人は個人事業主向けのfreee Mastercardを除く11枚が候補です(freee Mastercardの法人での申込可否は公式サイトで確認してください)。次に用意する書類を確認します。個人事業主向けカードの多くは運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類だけで足りますが、バクラクは登記事項証明書(6か月以内)、JCB一般法人カードは法人名義の支払口座情報が必要です。引き落とし口座を個人名義にするか法人名義にするかも、この段階で決めておきます。

STEP2 オンライン申込(代表者情報・事業情報・引き落とし口座)

公式サイトの申込フォームで代表者の氏名・住所・生年月日、事業の名称・所在地・業種、引き落とし口座を入力します。JCB Biz ONEのモバイル即時入会は個人名義口座をオンラインで設定する方式で、UPSIDERは法人口座のネットバンキングを連携します。三井住友カード ビジネスオーナーズは電話認証があるため、日中に連絡が取れる電話番号を登録してください。入力内容は登記や開業届と一致させ、屋号や法人名の表記ゆれを避けます。

STEP3 審査(最短即日〜数日)と在籍・事業実態の確認

審査の所要日数と発行日数は次のとおりです。公式サイトに記載がないカードは「記載なし」としています。

カード名最短発行(公式表記)バーチャルカードの即日発行申込時の口座備考
三井住友カード ビジネスオーナーズ最短3営業日記載なし(ナンバーレスでVpassアプリから番号確認)法人名義または個人名義電話認証あり
JCB Biz ONE最短5分でカード番号発行(モバイル即時入会)。通常入会は約1週間あり(モバイル即時入会)個人名義口座限定(即時入会)受付9:00〜20:00
ライフカードビジネスライトプラス最短3営業日記載なし記載なし受取時に本人確認書類
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス審査結果メール翌日から最短3営業日後に発送記載なし個人契約(法人口座設定可)
マネーフォワード ビジネスカード記載なしあり(バーチャル無料)記載なしプリペイド(チャージ)型あり
UPSIDERバーチャル即時・リアル最短3営業日あり法人口座(ネットバンキング連携)申込から最短当日利用可
バクラクビジネスカード記載なしあり(バーチャル無料)記載なし登記事項証明書が必要
freeeカード Unlimited最短3時間でバーチャル利用可(代表者申込時)あり記載なしfreee会計データ等で審査

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

審査では、本人確認書類の内容確認に加え、電話認証(ビジネスオーナーズ)や法人口座の連携(UPSIDER)など、事業実態と申込者の本人性を確認する手続きが行われます。審査基準そのものは各社非公開です。設立直後で不安な場合は、審査対策を設立1年未満でも作れる法人カードの審査ポイントで確認してから申し込んでください。

STEP4 カード受け取り後の初期設定(追加カード・ETC・会計ソフト連携)

カードが届いたら、まず会員サイトやアプリで利用枠と支払日を確認します。追加カードは、三井住友カード ビジネスオーナーズの場合は本会員と同時申込できるのが1枚のみで、2枚目以降はカード到着後に申し込みます。ETCカードは、ビジネスオーナーズやJCB Biz ONEのように「前年度に利用がないと有料」の条件があるカードでは、発行したら年に1回は必ず使うか、使わないなら発行しないのが無駄を防ぐコツです。UPSIDERのETCカードは別途申込で最短2営業日後に発送されます。

最後に会計ソフトと連携し、明細が自動で取り込まれることを確認してください。ここまで設定しておくと、経費の仕分けと証憑の管理がカード利用と同時に進み、確定申告や決算の手間が大きく減ります。

年会費無料の法人カードのデメリット・注意点

維持費ゼロには相応の割り切りがあります。申し込んでから「こんなはずでは」とならないよう、7つの注意点を該当カード名とあわせて確認してください。「年会費無料でも実務で十分に使えるのか」という疑問には、最初の項目で同じシリーズの無料・条件付き無料・有料カードを並べて答えます。

旅行傷害保険・空港ラウンジ・コンシェルジュはほぼ付かない

永年無料9枚のうち、公式商品ページで旅行傷害保険の付帯を確認できたのは三井住友カード ビジネスオーナーズ(海外旅行傷害保険最高2,000万円・利用付帯)だけです。JCB Biz ONE、ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード)、セゾンコバルトは保険・ラウンジとも付帯なしと公式に明記されており、UPSIDERも旅行傷害保険の記載はありません(不正利用補償2,000万円のみ)。freee Mastercard・マネーフォワード ビジネスカード・バクラクビジネスカード・freeeカード Unlimitedは公式商品ページに付帯保険の記載がありませんでした。空港ラウンジやコンシェルジュが必要なら、条件付き無料のビジネスオーナーズ ゴールド(国内主要空港ラウンジ)、JCB Biz ONE ゴールド(国内+ホノルル)、apollostation PLATINUM BUSINESS(プライオリティ・パス年5回無料・コンシェルジュ)を検討するか、有料カードも含めた法人カード総合ランキングで比較してください。

年会費で何が変わるかは、同じシリーズの無料・条件付き無料・有料カードを並べると分かりやすくなります。三井住友カード ビジネスオーナーズの3グレードを、公式サイトの記載で比較しました。

項目ビジネスオーナーズ(一般)ビジネスオーナーズ ゴールドビジネスオーナーズ プラチナプリファード
年会費(税込)永年無料5,500円(年100万円利用で翌年以降永年無料)33,000円
基本還元率/特約店最大0.5%/最大1.5%0.5%/最大2.0%1.0%/最大10%
継続特典なし年100万円利用で毎年10,000ポイント前年100万円ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)、年500万円以上でDragonpassチケット2枚
利用枠の上限〜500万円〜500万円〜9,999万円
旅行傷害保険海外最高2,000万円(利用付帯)海外・国内最高2,000万円(利用付帯)国内・海外最高5,000万円(利用付帯)
お買物安心保険なし年間300万円年間500万円
ラウンジ・コンシェルジュなし国内主要空港ラウンジ空港ラウンジ+Visaプラチナ・コンシェルジュ(24時間365日)
パートナーカード・ETC18枚無料・ETC無料(前年度未利用550円)同左同左
申込対象満18歳以上の法人代表者・個人事業主同左満20歳以上の法人代表者・個人事業主

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。特約店の還元率は「対象の三井住友カードとの2枚持ち」など条件達成時の上限です。

この表のとおり、経費決済・パートナーカード18枚・ETCカード・登記簿謄本や決算書が不要という実務上の条件は、無料の一般カードでも有料のプラチナプリファードでも同じです。年会費で変わるのは保険金額、ショッピング補償、ラウンジ・コンシェルジュ、利用枠の上限、基本還元率の5点です。海外出張が多い、月間の決済額が500万円を超える、基本還元率1.0%と継続特典で年会費33,000円を回収できる利用額がある、といった事情がなければ、無料の一般カードか年100万円利用で無料になるゴールドで実務は十分に回ります。

限度額が低め・設立直後はさらに低く出やすい

個人事業主向けの無料カードは上限が500万円前後(ビジネスオーナーズ〜500万円、JCB Biz ONE 10万〜500万円、ライフカード最大500万円)で、有料のプラチナクラス(例:ビジネスオーナーズ プラチナプリファードは〜9,999万円)とは桁が違います。しかも実際の枠は審査で個別に決まり、設立直後は低めになりがちです。JCB Biz ONEの下限が10万円であることからも分かるとおり、最初は数十万円の枠から始まると想定し、広告費など高額決済にはUPSIDERの前払いやマネーフォワード ビジネスカードのプリペイド型を併用する設計が現実的です。

追加カードが発行できないカードがある(JCB Biz ONEなど)

JCB Biz ONE(一般・ゴールド)は追加カードを発行できず、本人1枚とETCカード1枚のみです。従業員を雇った時点でカードを持たせられないため、その段階で別カードの追加が必要になります。ライフカードビジネスライトプラスも従業員カードは3枚まで、ETCカードは代表者名義のみで、従業員の車両分のETCは発行できません。従業員が増える見込みがあるなら、最初から18枚まで無料のビジネスオーナーズや9枚無料のセゾンコバルトを選んでおくと切り替えの手間が省けます。

ETC年会費が「前年度利用なし」で発生するケース

三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般・ゴールド)のETCカードは、入会翌年度以降、前年度に一度も利用がない場合550円がかかります。JCB Biz ONEも2年目以降は利用状況に応じて無料で、条件未達なら550円です。セゾンコバルトは入会月から翌年入会月の前月末までETC利用がないとETCカードサービス手数料2,200円がかかります。「念のため」でETCカードを作ると、使わなかった年に費用が発生するので、車を使う予定がなければ発行しないのが正解です。

1年間使わないと年会費がかかるカード・発行手数料がかかるカードがある

「年会費無料」の表記でも、未利用時の年会費や発行手数料が別に定められているカードがあります。マネーフォワード ビジネスカードは、2年目以降、直前1年間に1度も支払実績がない場合に年会費1,000円+税がかかります。サブカードとして作ったまま使わない運用だと、この条件に該当します。

発行手数料は法人限定カードに多く、バクラクビジネスカードはリアルカード1,540円/枚とETCカード550円/枚、UPSIDERはETCカード550円/枚(本体カードは無料)、マネーフォワード ビジネスカードはリアルカード2枚目以降900円+税とETCカード900円+税/枚がかかります。マネーフォワードのバーチャルカードは無料ですが、2026年8月1日以降、商品仕入れ目的の大量発行者には年100円/枚の維持手数料が設けられました。年会費が無料でも、従業員10人にリアルカードとETCカードを配ると、バクラクなら発行時に20,900円かかる計算です。枚数が多い法人は、発行手数料まで無料のUPSIDER(リアルカード)やfreeeカード Unlimited、追加カード18枚無料のビジネスオーナーズを候補に入れてください。

キャッシング枠は原則なし・分割/リボ払い非対応のカードが多い

法人カードは経費決済専用という位置づけのため、支払方法や借入機能が個人カードより限定されています。三菱UFJカード ビジネスは1回払いのみ、楽天ビジネスカードは1回払いのみでキャッシング機能なし、UPSIDERとfreeeカード Unlimitedも月末締めの翌月一括払いです。一方、三井住友カード ビジネスオーナーズにはリボ・分割枠(0〜200万円)があり、セゾンコバルトにはキャッシングの記載があるなど、カードによって異なります。資金繰りのために分割やキャッシングを前提にするのではなく、支払日までに残高を確保できる範囲で使うのが法人カード運用の基本です。

永年無料でも規約改定で有料化される可能性はある

「永年無料」は現行の会員規約における条件で、カード会社が規約を改定すれば将来変更されることがあります。2025〜2026年にかけても、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(2年目以降33,000円へ)、ダイナースクラブ ビジネスカード(基本会員33,000円へ)と年会費改定が続きました。また、バクラクビジネスカードのように還元率が「10月以降0.8%」へ変わる例もあります。年に1回は公式サイトの年会費・還元率を確認し、条件が変わったら切り替えを検討する習慣をつけておくと安心です。

年会費無料の法人カードに関するよくある質問

法人口座がなくても個人名義の口座で申し込めますか?

カードによります。三井住友カード ビジネスオーナーズは個人名義口座(屋号付きを含む)で申し込めます。JCB Biz ONEのモバイル即時入会は個人名義口座限定です。freee Mastercard(ライト)は法人口座開設前でも申し込めます。セゾンコバルト・ビジネス・アメックスは個人契約カードのため名義・審査は個人で、法人口座の設定も可能です。一方、UPSIDERは法人口座のネットバンキング連携が必要で、バクラクビジネスカードとfreeeカード Unlimitedも法人限定です。

年会費無料の法人カードは審査が甘いですか?

各社とも審査基準は公開しておらず、「甘い」「厳しい」と断定できる根拠はありません。言えるのは、申込条件が広いカードがあるという事実です。三井住友カード ビジネスオーナーズとセゾンコバルトは登記簿謄本・決算書の提出が不要、JCB Biz ONEも法人の本人確認書類が不要で、いずれも副業・フリーランスも申込対象です。ライフカードビジネスライトプラスも決算資料が不要です。ただし書類が不要でも審査自体はあり、代表者個人の信用情報などが確認されます。

楽天の法人カード(楽天ビジネスカード)は年会費無料で持てますか?

無料では持てません。楽天ビジネスカードの年会費は2,200円(税込)で、さらに楽天プレミアムカード(年会費11,000円)の付随カードのため単体では申し込めず、合計13,200円かかります。支払いは1回払いのみ、キャッシング不可、1人1枚です。ETCは1枚目無料、2枚目以降550円/枚です。

楽天市場での仕入れが多い事業者にはポイント面のメリットがあるので、詳しくは楽天ビジネスカードの評判と注意点を確認してください。

アメックスの法人カードを年会費無料で持てますか?

アメリカン・エキスプレス発行のビジネス・カードは有料で、グリーン13,200円、ゴールド49,500円、プラチナ165,000円(いずれも税込)です。アメックスブランドを年会費無料で持ちたいなら、クレディセゾン発行のセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが年会費無料・追加カード9枚無料・ETC5枚無料です。

アメックス発行カードの特典や追加カードの費用体系はアメックス法人カードの年会費・特典比較で整理しています。

法人カードの年会費・ETC年会費は経費にできますか?勘定科目は?

事業用カードの年会費は経費にできる場合があると、カード会社の公式サイト(アメリカン・エキスプレス、ラグジュアリーカード)でも案内されています。勘定科目は一般に「諸会費」や「支払手数料」で処理されることが多いですが、会社の経理規程によって異なります。消費税の扱いを含め、最終的な処理は税理士に確認してください。

年会費無料の法人カードは2枚持ちしてもいいですか?

問題ありません。年会費がかからないので、用途別に2枚持っても維持コストは増えません。たとえば三井住友カード ビジネスオーナーズは対象の個人カードとの2枚持ちで特約店の還元率が最大1.5%になります。追加カードを発行できないJCB Biz ONEを使いながら、従業員用にライフカードビジネスライトプラスやセゾンコバルトを持つ組み合わせも考えられます。ただし利用枠の管理と経費の仕分けは複雑になるため、会計ソフト連携で明細を一元管理しましょう。

まとめ|年会費無料の法人カードは「永年無料か」「追加・ETCまで無料か」「個人事業主可か」で選ぶ

年会費無料の法人カードを選ぶときは、「永年無料か条件付きか初年度だけか」「追加カードとETCカードまで無料か」「自分の属性(個人事業主・設立直後)で申し込めるか」の3点を順に確認すれば失敗しません。最後に属性別の結論を再掲します。

12枚のスペックは比較表に戻って確認できます。年会費や還元率は改定されることがあるので、申込前に必ず各カードの公式サイトで2026年9月2日以降の最新条件を確認してください。

この記事の情報源

本記事の年会費・還元率・限度額・申込条件は、SEIMEIメディア編集部が2026年9月2日時点で以下の公式サイトを確認して作成しました。

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