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【2026年】アメックス法人カード全8種を徹底比較|年会費・特典・審査で選ぶ1枚

アメックス法人カードの年会費・特典・審査を比較するイメージ

アメックス法人カードは、年会費予算・出張頻度・従業員数の3軸で絞れば、全8種から自分の1枚が決まります。対象はアメックス自身が発行するビジネス・グリーン/ゴールド/プラチナの3種と、セゾン2種・三菱UFJニコス3種の提携発行5種です。

コスト最優先ならセゾンコバルト・ビジネス(年会費無料)、出張が多いならセゾンプラチナ・ビジネス(初年度無料でプライオリティ・パス付き)かビジネス・プラチナ(年会費165,000円)、利用可能枠と追加カードの自由度を重視するならプロパー3種が軸になります。8種の年会費・追加カード費用・ポイント・ラウンジ・保険を同一条件で並べた早見表と、年間利用額別に年会費の元が取れるラインを示す実質コスト試算表を本文に置きました。

審査で見られる4つの要素と、個人事業主・法人代表者別の必要書類もまとめているので、券種選びから申し込みまでこのページで判断できます。

最終更新日: 2026年9月2日(各公式サイトの条件を同日時点で確認)

目次

【結論】アメックス法人カードの選び方が30秒で分かる早見表

アメックスの法人カードは、発行会社の違いで「プロパー」と「提携発行」に分かれます。プロパーはアメリカン・エキスプレス・インターナショナルが発行するビジネス・グリーン/ゴールド/プラチナの3種、提携発行はクレディセゾンのセゾンコバルト・ビジネス/セゾンプラチナ・ビジネス、三菱UFJニコスのゴールドエッジ/ゴールド/プラチナ・ビジネス・アメックスの5種です。まずは8種の条件を横一列で見てください。

アメックス法人カードのプロパー3種と提携発行カードを年会費帯と特典で整理したマトリクス図

全券種の年会費・特典・審査条件 早見表(プロパー3種+提携5種)

年会費・追加カード・ETC・ポイントの「コスト面」を先にまとめます。金額はすべて税込です。

カード名発行会社年会費追加カードETCカード基本ポイント
ビジネス・グリーンアメックス(プロパー)13,200円特典あり6,600円/特典なし無料(最大99枚)無料・本会員20枚+追加会員各1枚100円=1ポイント(メンバーシップ・リワード)
ビジネス・ゴールドアメックス(プロパー)49,500円特典あり13,200円/特典なし無料(最大99枚)発行可(費用・枚数は公式で確認)100円=1ポイント(対象加盟店3ポイント)
ビジネス・プラチナアメックス(プロパー)165,000円特典あり4枚まで無料・5枚目以降13,200円/特典なし無料公式サイトで確認100円=1ポイント(対象加盟店3ポイント)
セゾンコバルト・ビジネスクレディセゾン(提携)無料無料・最大9枚無料・最大5枚1,000円=1永久不滅ポイント(特定加盟店4倍)
セゾンプラチナ・ビジネスクレディセゾン(提携)初年度無料・2年目以降33,000円3,300円・最大9枚無料・最大5枚1,000円=1永久不滅ポイント(海外2倍)
三菱UFJカード・ゴールドエッジ・ビジネス・アメックス三菱UFJニコス(提携)2,095円2枚目以降1,100円発行可1,000円=1グローバルポイント
三菱UFJカード・ゴールド・ビジネス・アメックス三菱UFJニコス(提携)11,000円2枚目以降2,200円発行可1,000円=1グローバルポイント
三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメックス三菱UFJニコス(提携)22,000円2枚目以降3,300円発行可1,000円=1グローバルポイント(月10万円以上で50%加算)

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

次に、ラウンジ・保険・利用可能枠・申込対象といった「使い勝手」の面です。旅行傷害保険は上限額のみを示し、付帯条件(利用付帯か自動付帯か)は各公式サイトの規定で確認してください。

カード名空港ラウンジ/プライオリティ・パス旅行傷害保険(海外/国内)利用可能枠の考え方申込対象向く人
ビジネス・グリーン提携空港ラウンジ海外旅行傷害保険あり(上限額は公式で確認)一律の限度額なし(個別与信)経営者・個人事業主年会費を抑えてアメックス本体の利用枠と追加カード制度を使いたい人
ビジネス・ゴールド提携空港ラウンジ最高1億円一律の限度額なし(個別与信)経営者・個人事業主国内出張・接待が多く、メタル券面とT&E特典を求める人
ビジネス・プラチナプライオリティ・パス、センチュリオン・ラウンジ羽田(同伴1名無料)、グローバル・ラウンジ・コレクションあり(上限額は公式で確認)一律の限度額なし(個別与信)経営者・個人事業主海外出張が多く、コンシェルジュとホテル特典を使い切れる人
セゾンコバルト・ビジネスなしなし明記なし(納税時の一時増額可)個人事業主・フリーランス・経営者(高校生除く)年会費ゼロでアメックスブランドと追加カード9枚を持ちたい人
セゾンプラチナ・ビジネスプライオリティ・パス無料、国内ラウンジ無料最高1億円/最高5,000万円最大9,990万円(個別審査)個人事業主・経営者・会社員(個人契約)年3万円台でプライオリティ・パスとJALマイルを両立したい人
ゴールドエッジ・ビジネス・アメックスなし2,000万円/2,000万円50万〜200万円原則、黒字決算の法人または個人事業主少額の経費決済を低年会費で分けたい人
ゴールド・ビジネス・アメックス国内主要空港+ホノルル5,000万円/5,000万円100万〜300万円原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算業歴のある法人で国内ラウンジと保険を1万円台で持ちたい人
プラチナ・ビジネス・アメックス国内+海外(プライオリティ・パス申込無料)1億円/5,000万円100万〜500万円原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算業歴のある法人で年2万円台のプライオリティ・パス付きを探す人

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

用途別の最適な1枚(コスト重視/出張が多い/従業員が多い/個人事業主・設立直後)

早見表を用途に落とし込むと、推し券種は次の4パターンに集約されます。根拠となる金額は後の章で詳しく検証します。

  • コスト重視なら「セゾンコバルト・ビジネス」: 年会費無料で追加カード9枚・ETC5枚まで無料。プロパー最安のビジネス・グリーン(13,200円)と比べ、年会費差額だけで毎年13,200円を節約できます。
  • 出張が多いなら「セゾンプラチナ・ビジネス」か「ビジネス・プラチナ」: どちらもプライオリティ・パスが付きます。年会費はセゾンプラチナ・ビジネスが初年度無料・2年目以降33,000円、ビジネス・プラチナが165,000円。海外ラウンジ目的だけなら前者、センチュリオン・ラウンジ羽田やコンシェルジュまで使うなら後者です。
  • 従業員が多いなら「ビジネス・グリーン」か「ビジネス・プラチナ」: プロパーは追加カードを最大99枚まで発行でき、付帯特典なしの追加カードは年会費無料です。提携発行はセゾンが追加カード9枚まで、三菱UFJニコスは上限枚数を公式サイトで確認する必要があるため、10名を超える組織はプロパーが有力です。
  • 個人事業主・設立直後なら「セゾンコバルト・ビジネス」か「ビジネス・グリーン」: セゾンは登記簿謄本・決算書不要の個人契約カードで、個人事業主・フリーランスが申込対象に明記されています。三菱UFJニコスのゴールド/プラチナは「原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算」が条件のため、設立直後は対象外と考えてください。

逆に向いていないのは、還元率だけでカードを選びたい人と、Visa・Mastercardの加盟店の広さを最優先する人です。メンバーシップ・リワードは100円=1ポイントが基本で1ポイントの価値は交換先次第、国内の加盟店網もVisa・Mastercardに及ばない場面が残ります。この2点を重視するなら、年会費無料のVisa/Mastercard法人カードを主軸にし、アメックスは特典目的の2枚目として持つほうが合理的です(詳しくはデメリットの章で解説します)。

迷ったらこの判定フロー

「年会費予算」「出張頻度」「従業員数」「事業形態」の順に条件を当てはめると、1枚に絞れます。編集部が早見表と後述の試算から分岐を組んだものです。

分岐条件結論カード理由(該当する特典・コスト)
年会費は払いたくないセゾンコバルト・ビジネス年会費・追加カード・ETCすべて無料。特定加盟店(AWS、クラウドワークス等)でポイント4倍
年会費3万円台まで+海外ラウンジが必要セゾンプラチナ・ビジネスプライオリティ・パス(通常年会費469米ドル)が無料。初年度は年会費無料
年会費2万円台まで+業歴3年以上・2期黒字三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメックス22,000円でプライオリティ・パス申込無料と海外1億円の保険。ただし利用可能枠は100万〜500万円
追加カードを10名以上に配りたいビジネス・グリーン(予算重視)/ビジネス・プラチナ(特典重視)追加カード最大99枚。特典なし追加カードは無料。プラチナは特典あり追加カードも4枚まで無料
高額仕入れ・納税をカードに集約したいプロパー3種のいずれか一律の限度額を設けない個別与信。利用実績に応じて枠が変動する
海外出張が月1回以上+接待・ホテルも使うビジネス・プラチナセンチュリオン・ラウンジ羽田(同伴1名無料)、フリー・ステイ・ギフト、トラベル オンラインクレジット20,000円分
国内出張中心でメタル券面がほしいビジネス・ゴールド49,500円で旅行傷害保険最高1億円、提携空港ラウンジ、メタル製カード

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

プロパー3種の最新条件は、それぞれの公式ページで確認できます。

ビジネス・グリーンの公式サイトで最新条件を確認する

ビジネス・ゴールドの公式サイトで最新条件を確認する

ビジネス・プラチナの公式サイトで最新条件を確認する

アメックス法人カードは「プロパー3種」と「提携発行」の2系統

同じ「アメックス」のロゴが付いていても、発行会社が違えば審査の主体・ポイントプログラム・付帯特典はまったく別物です。比較に入る前に、この2系統の違いと、個人向けアメックスとの違いを押さえておきます。

プロパー(アメックス発行)と提携発行(セゾン・三菱UFJニコス)の違い

プロパーカードは、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルが自社で発行・審査し、ポイントも自社の「メンバーシップ・リワード」で運用します。一方の提携発行は、クレディセゾンや三菱UFJニコスが「アメリカン・エキスプレスの決済ネットワーク」を使って発行するカードで、審査・請求・ポイントは発行会社側の仕組みです。

項目プロパー(ビジネス・グリーン/ゴールド/プラチナ)セゾン(コバルト/プラチナ・ビジネス)三菱UFJニコス(ゴールドエッジ/ゴールド/プラチナ)
発行会社・審査主体アメリカン・エキスプレス・インターナショナルクレディセゾン(個人契約カード。名義・審査は個人)三菱UFJニコス
ポイントプログラムメンバーシップ・リワード(100円=1ポイント)永久不滅ポイント(1,000円=1ポイント)グローバルポイント(1,000円=1ポイント)
利用可能枠一律の限度額なし(個別与信)コバルトは明記なし/プラチナ・ビジネスは最大9,990万円(個別審査)50万〜500万円(券種別)
追加カード上限最大99枚最大9枚公式サイトで確認
登記簿謄本・決算書公式サイトで確認不要ゴールド・プラチナは原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算
支払方法公式サイトで確認公式サイトで確認1回払いのみ

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

実務上いちばん効くのは「利用可能枠」と「追加カード上限」の差です。プロパーは一律の限度額を設けず個別に与信するため、仕入れや納税で月に数百万円を決済する事業でも枠を相談できます。三菱UFJニコスの提携カードは最上位のプラチナでも100万〜500万円、セゾンコバルト・ビジネスは枠の金額を明記していません。追加カードも、プロパーの99枚に対しセゾンは9枚が上限です。

逆に提携発行の強みは、年会費と申込ハードルの低さです。セゾンの2種は登記簿謄本・決算書が不要で、コバルトは年会費無料、プラチナ・ビジネスは初年度無料。プロパーの特典(センチュリオン・ラウンジ、フリー・ステイ・ギフト、メンバーシップ・リワードなど)は付かない代わりに、セゾン独自の永久不滅ポイントやSAISON MILE CLUBが使えます。

「ビジネス・カード」と「コーポレート・カード」の違い

アメックスの法人向けカードには、この記事で比較する「ビジネス・カード」のほかに、法人と契約して従業員に配布する「コーポレート・カード」があります。ビジネス・カードは経営者・個人事業主が申し込み、代表者と従業員(追加カード会員)が使う形です。コーポレート・カードの申込条件・年会費・利用方法は本記事の比較対象外のため、アメックス公式サイトの法人向け案内で確認してください。検索で「アメックス ビジネスカード」と調べている中小企業・個人事業主の方は、ビジネス・カードの3種(グリーン/ゴールド/プラチナ)を見れば十分です。

個人のアメックスカードとの違い(審査対象・引落口座・追加カード)

個人向けのアメックスカードとビジネス・カードの違いは、「誰の事業のためのカードか」に尽きます。ビジネス・カードは経営者・個人事業主を申込対象とし、追加カードは家族ではなく従業員に発行します。追加カードの上限が最大99枚、ETCカードが本会員20枚まで発行できる(ビジネス・グリーン)のは、複数の従業員や車両で経費を分けて管理する前提だからです。

引落口座については、セゾンプラチナ・ビジネスが「代表者名併記の法人口座を設定可」、セゾンコバルト・ビジネスは「個人契約カード」と公式に明記されています。アメックスのプロパー3種と三菱UFJニコスの引落口座の指定方法は、公式サイトの申込ページで確認してください。年会費については、アメックス公式が「年会費は経費にできる場合があります。詳しくは税理士等にご確認ください」と案内しており、個人カードと違って事業経費として扱える余地があります。個人事業主で「そもそもビジネスカードと個人カードのどちらを事業用にするか」から迷っている場合は、個人事業主向けクレジットカードの選び方も参考にしてください。

プロパー3種を比較|グリーン・ゴールド・プラチナはどれを選ぶべきか

アメックス法人カードの中核となるプロパー3種は、年会費が13,200円→49,500円→165,000円と段階的に上がり、その差が「追加カード費用」「ラウンジ」「保険」「継続特典」に反映されます。ここでは実額で差を並べ、年間利用額別に「年会費の元が取れるライン」を試算します。

3種の年会費・追加カード・特典 比較表

項目ビジネス・グリーンビジネス・ゴールドビジネス・プラチナ
年会費(税込)13,200円49,500円165,000円
追加カード(付帯特典あり)6,600円/枚13,200円/枚4枚まで無料・5枚目以降13,200円/枚
追加カード(付帯特典なし)無料(判定期間内に利用がない場合、管理手数料3,300円)無料(同左)無料(管理手数料なし)
追加カード上限最大99枚最大99枚最大99枚
ETCカード年会費・発行手数料無料。本会員20枚まで、追加会員1人1枚発行可(費用・枚数は公式で確認)公式サイトで確認
ポイント付与100円=1ポイント(200円=1ポイントの加盟店あり)100円=1ポイント。対象加盟店で100円=3ポイント(要登録)100円=1ポイント。プログラム登録で一部対象加盟店100円=3ポイント
メンバーシップ・リワード・プラス年間参加費3,300円初年度無料(2年目より3,300円)公式サイトで確認
旅行傷害保険海外旅行傷害保険あり(上限額は公式で確認)最高1億円(家族・付帯特典あり追加会員も補償)あり(上限額は公式で確認)
空港ラウンジ提携空港ラウンジ提携空港ラウンジセンチュリオン・ラウンジ羽田(同伴1名無料)、グローバル・ラウンジ・コレクション、プライオリティ・パス、提携空港ラウンジ
継続特典・付帯サービスショッピング・プロテクション等ビジネス・フリー・ステイ・ギフト(利用金額に応じ年1回国内対象ホテル)、デル・テクノロジーズ年間最大14,000円キャッシュバック、ショッピング・プロテクション(90日)、メタル製カードフリー・ステイ・ギフト、NIKKEI OFFICE PASS 10回無料クーポン、トラベル オンラインクレジット20,000円分、東京エムケイハイヤー10%キャッシュバック、プラチナ・セクレタリー、サイバー・プロテクション
ANAマイル移行の年間参加費5,500円5,500円無料

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。入会特典(ボーナスポイント)は申込期限2026年8月31日のキャンペーンが終了しており、次回条件はアメックス公式のビジネス・カード入会キャンペーンページで確認してください。他社を含めた入会特典の横断比較は法人カードの入会キャンペーン一覧にまとめています。

参考として、2026年8月31日申込分まで実施されていた入会特典は、ビジネス・グリーンが合計最大60,000ポイント(入会後4〜8か月で40万〜120万円の利用が条件)、ビジネス・ゴールドが合計最大170,000ポイント(4〜10か月で80万〜300万円)、ビジネス・プラチナが合計最大260,000ポイント(4〜10か月で100万〜500万円)と、いずれも利用額の段階条件が付く形式でした。この形式は今後も続く可能性が高いため、「入会後の数か月で達成できる利用額」を先に見積もってから申し込むと無駄がありません。

ビジネス・グリーン|年会費13,200円で持てる標準モデル

ビジネス・グリーンは、プロパー3種の中で最も年会費が低い13,200円で、アメックス本体の「一律の限度額を設けない個別与信」「追加カード最大99枚」「ETCカード20枚無料」という基盤機能を丸ごと使えるカードです。ポイントは100円=1ポイントのメンバーシップ・リワードで、提携空港ラウンジもグリーンから利用できます。ゴールド以上との差は「保険の上限額・ラウンジの種類・継続特典の厚み」に集中しています。

追加カードは、付帯特典ありが1枚6,600円、付帯特典なしが無料です。付帯特典なしの追加カードには「判定期間内に利用がない場合、管理手数料3,300円」の条件があるため、実際には使わない従業員に配ると年3,300円のコストになります。判定期間の具体的な定義は公式サイトで確認してください。ETCカードは年会費・発行手数料とも無料で、本会員が20枚まで、追加カード会員が1人1枚まで発行できます。営業車が複数ある事業には、この20枚枠だけでも十分な価値があります。

向いているのは「年会費は抑えたいが、セゾンやニコスの提携カードでは利用枠や追加カード枚数が足りない」事業者です。逆に、ラウンジ・保険を重視するならゴールド以上、年会費ゼロを最優先するならセゾンコバルト・ビジネスのほうが合います。

ビジネス・グリーンの公式サイトで最新条件を確認する

ビジネス・ゴールド|ダイニング・ラウンジなどT&E特典の中核

ビジネス・ゴールドは年会費49,500円で、グリーンとの差額36,300円が「旅行傷害保険最高1億円(家族・付帯特典あり追加会員も補償)」「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」「対象加盟店で100円=3ポイント」「メタル製カード」「メンバーシップ・リワード・プラス初年度無料」に相当します。提携空港ラウンジはグリーンでも使えるため、ゴールドを選ぶ決め手は保険とホテル特典です。T&E(出張・接待)が多い事業者向けの中核モデルです。

保険は旅行傷害保険が最高1億円で、家族と付帯特典あり追加会員も補償対象です。カードで購入した商品の破損・盗難を補償するショッピング・プロテクションは90日間です。従業員に付帯特典あり追加カード(13,200円/枚)を持たせると、その従業員の出張にも同じ保険が及ぶため、出張の多い従業員の分だけ特典ありを選び、内勤の従業員は特典なし(無料)にする配分がコスト効率の高い使い方です。

ポイント面では、対象加盟店で100円=3ポイント(要登録)のボーナスと、メンバーシップ・リワード・プラス(2年目以降3,300円)の初年度無料が付きます。デル・テクノロジーズの年間最大14,000円キャッシュバックは、PCを定期的に購入する事業なら年会費の一部を相殺できる規模です。ビジネス・フリー・ステイ・ギフトは「利用金額に応じて年1回、国内対象ホテルに宿泊できる」継続特典ですが、条件となる利用金額は公式サイトで確認してください。

ビジネス・ゴールドの公式サイトで最新条件を確認する

ビジネス・プラチナ|プライオリティ・パス・コンシェルジュ付きの最上位

ビジネス・プラチナは年会費165,000円の最上位カードです。ゴールドとの差額115,500円で得られるのは、プライオリティ・パス、センチュリオン・ラウンジ羽田(同伴者1名まで無料)、アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション、プラチナ・セクレタリー(コンシェルジュ)、フリー・ステイ・ギフト、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインクレジット20,000円分、NIKKEI OFFICE PASS 10回無料クーポン、東京エムケイハイヤー10%キャッシュバックといった、海外出張・接待に直結する特典群です。

追加カードの条件も3種の中で最も緩く、付帯特典ありの追加カードが4枚まで無料(5枚目以降13,200円/枚)、付帯特典なしは無料で管理手数料もかかりません。役員4名までなら追加費用ゼロでプラチナ特典を共有できる計算です。ANAマイル移行に必要なメンバーシップ・リワードANAコースの年間参加費5,500円も、プラチナは無料になります。

注意点は、付帯していたゴルフ保険が2026年3月1日で終了していることと、プライオリティ・パスのランクや同伴者料金が公式ページ上で明示されていないことです。プライオリティ・パスの利用条件は、カード到着後の会員向け案内で確認してください。アメックス以外のブランドも含めてプラチナ法人カードを横断比較したい場合は、アメックス以外も含めたプラチナ法人カードの比較を参照してください。

ビジネス・プラチナの公式サイトで最新条件を確認する

年間利用額別の実質コスト試算|年会費の元が取れる目安

「年会費に見合うか」を判断する最も単純な方法は、年間利用額から得られるポイントで年会費を回収できるかを見ることです。アメックスのメンバーシップ・リワードは交換先によって1ポイントの価値が変わるため、ここでは「年会費を回収するために必要な1ポイント当たりの価値」を逆算しました。セゾンの永久不滅ポイントは、セゾンプラチナ・ビジネス公式の「200ポイント=900円分」(利用代金充当)で1ポイント4.5円として円換算しています。

年間利用額ビジネス・グリーン(13,200円)ビジネス・ゴールド(49,500円)ビジネス・プラチナ(165,000円)セゾンプラチナ・ビジネス(33,000円)セゾンコバルト・ビジネス(無料)
300万円30,000P/1P=0.44円以上で回収30,000P/1P=1.65円以上で回収30,000P/1P=5.50円以上で回収3,000P≒13,500円/実質19,500円の負担3,000P≒13,500円/実質13,500円の得
600万円60,000P/1P=0.22円以上で回収60,000P/1P=0.83円以上で回収60,000P/1P=2.75円以上で回収6,000P≒27,000円/実質6,000円の負担6,000P≒27,000円/実質27,000円の得
1,200万円120,000P/1P=0.11円以上で回収120,000P/1P=0.41円以上で回収120,000P/1P=1.38円以上で回収12,000P≒54,000円/実質21,000円の得12,000P≒54,000円/実質54,000円の得
2,400万円240,000P/1P=0.06円以上で回収240,000P/1P=0.21円以上で回収240,000P/1P=0.69円以上で回収24,000P≒108,000円/実質75,000円の得24,000P≒108,000円/実質108,000円の得

※2026年9月2日 編集部試算。前提: アメックスは100円=1ポイント(200円=1ポイントの加盟店・対象外加盟店・ボーナスポイントは考慮せず)、セゾンは1,000円=1ポイントを1ポイント4.5円(200ポイント=900円分の利用代金充当レート)で換算。海外2倍・特定加盟店4倍・入会特典・ラウンジ等の特典価値は含めていません。実質コスト=年会費−ポイント価値。最新の条件は公式サイトで確認してください。

この表から読み取れるのは3点です。第一に、ビジネス・グリーンは年間300万円の利用でも1ポイント0.44円で年会費を回収できるため、ポイントを何に使っても元が取れやすい水準です。第二に、ビジネス・ゴールドは年間600万円で1ポイント0.83円、1,200万円で0.41円が回収ラインになり、利用額が年600万円を超えるあたりから「ポイントだけで年会費を賄い、ラウンジ・保険・フリー・ステイ・ギフトは純粋な上乗せ」になります。第三に、ビジネス・プラチナはポイントだけで回収しようとすると年2,400万円でも1ポイント0.69円が必要で、年会費の正当化はポイントではなく特典側(プライオリティ・パス、センチュリオン・ラウンジ、トラベルクレジット20,000円分、コンシェルジュ)で行うカードだと分かります。

セゾン側は、セゾンプラチナ・ビジネスが年会費33,000円のため、永久不滅ポイントの利用代金充当だけで年会費を回収するには年間約733万円の利用が必要です。ただし同カードにはプライオリティ・パス(通常年会費469米ドル・公式表記)が無料で付くため、海外ラウンジを年に数回でも使う人なら、その時点で年会費以上の価値が出ます。セゾンコバルト・ビジネスは年会費がかからないので、獲得ポイントがそのまま利益です。

もう一つ、従業員に追加カードを配る場合のコストも券種選びを左右します。従業員(追加カード)人数を3名・10名・30名として、付帯特典あり追加カードを人数分発行したときの年間コストを試算しました。

追加カード人数ビジネス・グリーンビジネス・ゴールドビジネス・プラチナセゾン(コバルト/プラチナ・ビジネス)三菱UFJニコス(ゴールドエッジ/ゴールド/プラチナ)
3名19,800円39,600円0円(4枚まで無料)0円/9,900円3,300円/6,600円/9,900円
10名66,000円132,000円79,200円(5枚目以降6枚×13,200円)上限9枚のため不可(9枚なら0円/29,700円)11,000円/22,000円/33,000円(枚数上限は公式で確認)
30名198,000円396,000円343,200円(26枚×13,200円)上限9枚のため不可33,000円/66,000円/99,000円(枚数上限は公式で確認)

※2026年9月2日 編集部試算。アメックスは付帯特典あり追加カードの年会費(グリーン6,600円・ゴールド13,200円・プラチナ4枚まで無料、5枚目以降13,200円)で計算。付帯特典なし追加カードなら3種とも無料(グリーン・ゴールドは判定期間内未利用時に管理手数料3,300円)。三菱UFJニコスは「2枚目以降」の年会費(1,100円/2,200円/3,300円)を人数分で計算。最新の条件は公式サイトで確認してください。

付帯特典なしの追加カードで足りるなら、アメックスのプロパーは30名でも追加費用ゼロ(未利用者の管理手数料を除く)で運用できます。保険やラウンジを従業員にも付けたい場合は、プラチナが「4名まで無料」の分だけ少人数の役員構成で有利、10名を超えるとグリーンが最も安くなります。セゾンは9枚の上限があるため、組織規模が10名を超える見込みなら最初からプロパーを選ぶのが無難です。

メンバーシップ・リワード・プラス(有料)は登録すべきか

メンバーシップ・リワード・プラスは年間参加費3,300円(2年目以降自動更新)の有料オプションで、登録するとポイントの有効期限が無期限になり、提携航空会社のマイルやその他交換先へのレートが上がります。加えて、対象加盟店ボーナスポイントプログラム(100円=3ポイント、上限は年10万ポイント)の対象にもなります。ビジネス・ゴールドは初年度無料です。

登録の価値が最も分かりやすいのがANAマイルへの移行です。ANAマイル移行にはメンバーシップ・リワードANAコース(年間参加費5,500円、ビジネス・プラチナは無料)が別途必要で、年間の移行上限は40,000マイルです。このとき、メンバーシップ・リワード・プラス未登録だと80,000ポイント=40,000マイル(1ポイント0.5マイル)、登録済みだと40,000ポイント=40,000マイル(1ポイント1マイル)と、同じ40,000マイルを得るのに必要なポイントが半分になります。

年間利用額(獲得ポイント)プラス未登録で得られるANAマイルプラス登録済みで得られるANAマイル登録による差
300万円(30,000P)15,000マイル30,000マイル+15,000マイル
600万円(60,000P)30,000マイル40,000マイル(上限)+10,000マイル
800万円以上(80,000P以上)40,000マイル(上限)40,000マイル(上限)差なし(上限で頭打ち)

※2026年9月2日 編集部試算。前提: 100円=1ポイント、ANAマイル移行上限は年間40,000マイル(1月1日〜12月31日、複数カード合算)、移行は1日1回。メンバーシップ・リワード・プラス3,300円とANAコース5,500円の参加費は別途。最新の条件は公式サイトで確認してください。

年間300万〜600万円の利用でANAマイルを狙うなら、3,300円の参加費で1万〜1万5,000マイルの上乗せになるため登録する価値があります。一方、年間800万円以上使う人はどちらでも上限の40,000マイルに達するので、マイル目的だけならプラス登録の差は出ません。その場合でも「ポイント有効期限が無期限になる」効果は残るため、ポイントを貯めてまとめて使いたい人には依然として有効です。JALマイルへの移行も提携航空会社リストにありますが、レートは公式サイトで確認してください。

マイル目的でカードを選ぶなら、アメックス以外のマイル系法人カードも含めた比較をマイルが貯まる法人カード比較にまとめています。

年会費を抑えるなら提携発行のアメックス法人カード

「アメックスの法人カードがほしいが、年会費13,200円以上は払いたくない」という人の受け皿が提携発行の5種です。年会費無料のセゾンコバルト・ビジネスから、初年度無料でプライオリティ・パスが付くセゾンプラチナ・ビジネス、2,095円〜22,000円の三菱UFJニコス3種まで、プロパーより低い年会費帯に並びます。

セゾンコバルト・ビジネス・アメックス|年会費無料・対象サービスでポイント4倍

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費無料・追加カード無料(最大9枚)・ETCカード最大5枚無料と、コスト面が徹底しています。申込対象は個人事業主またはフリーランス、経営者(高校生除く)で、登記簿謄本・決算書は不要。個人契約カードなので、設立直後の法人代表者や開業したばかりの個人事業主でも申し込み条件を満たします。

ポイントは永久不滅ポイントが1,000円=1ポイント、海外利用で2倍です。特定加盟店(ヤフービジネスサービス、クラウドワークス、AWSなど)では4倍となり、還元率換算で最大2%相当になります。クラウドサービス費用や外注費がこれらの加盟店に集中している事業なら、年会費ゼロで2%相当という数字はプロパー3種を含めても最も効率的です。

一方で、旅行傷害保険・ショッピング保険・空港ラウンジはいずれも付帯せず、SAISON MILE CLUBにも登録できません。利用可能枠の金額は公式ページに明記がなく、「個人用より比較的高い」「納税時に一時増額可」の案内があるにとどまります(他社サイトで見かける具体的な上限額は公式表記ではありません)。ETCカードは入会月から翌年の入会月前月末までに利用がないと、ETCカードサービス手数料2,200円がかかる点も覚えておいてください。発行は審査結果メールの翌日から最短3営業日後の発送です。入会特典はAmazonギフトカード最大8,000円分(入会月から翌々月末までに5万円以上利用で5,000円、キャッシング利用で1,500円、追加カード発行で1,500円)ですが、公式ページの表記は2025年5月28日時点の内容のため、申込時に最新条件を確認してください。

セゾンコバルト・ビジネスの公式サイトで最新条件を確認する

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス|初年度無料でプライオリティ・パス付き

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、初年度年会費無料・2年目以降33,000円で、プライオリティ・パス(通常年会費469米ドルのプレステージプラン相当、同伴者1人35米ドル)が無料で付帯します。海外旅行傷害保険は最高1億円、国内は最高5,000万円、ショッピング安心保険は年間最高300万円で、国内空港ラウンジも無料です。追加カードは1枚3,300円で最大9枚(本カードと同時に申し込めば初年度無料)、ETCカードは最大5枚無料。発行は最短3営業日です。プライオリティ・パスはカード到着後にデジタル会員証の申込が別途必要で、自動では有効になりません。

入会資格は「個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり社会的信用を有する連絡可能な方(学生・未成年除く)」で、会社員も申し込めます。公式FAQで「個人契約カードのため、名義・審査は個人」と明記されており、代表者名を併記した法人口座を引落口座に設定できます。決算書・登記簿は不要です。利用可能枠は最大9,990万円(個別審査)と公式ページに記載があります。

ポイントは永久不滅ポイント1,000円=1ポイント(1ポイント最大5円相当)、海外2倍。JALマイルを貯めたい人は、SAISON MILE CLUB(年会費5,500円)に登録すると1,000円=10マイル、さらに2,000円=1永久不滅ポイント(200ポイント=500マイル)が加わり、JALマイル還元率は最大1.125%になります。移行上限は年間150,000マイルで、上限到達で翌年のサービス年会費が無料になります。このほか、コンシェルジュ、招待日和、最大56日の支払猶予、空港での手荷物1個の無料一時預かりとコート1着の最長30日無料預かり、サイバー保険・ゴルファー保険の付帯など、プロパーのゴールド以上に近い特典が3万円台で揃う点が支持される理由です。会員向けのビジネスサポートローン(最大950万円・金利4.3〜13.0%、貸金業登録にもとづく融資で年収の3分の1以内の総量規制の対象)も用意されていますが、カードの支払猶予とは別の借入である点は区別してください。

2026年9月1日〜9月30日の申込では、20万円以上の利用でAmazonギフトカード12,000円分、入会後3か月間の永久不滅ポイント2%還元(上限80万円)といった特典も出ています。初年度無料の条件や特典の取り方は、セゾンプラチナ・ビジネスの入会キャンペーンと初年度無料の条件で詳しく解説しています。

セゾンプラチナ・ビジネスの公式サイトで最新条件を確認する

三菱UFJニコス発行のビジネス・アメックス(ゴールドエッジ/ゴールド/プラチナ)

三菱UFJニコスが発行する法人向けアメックスは、2026年9月2日時点で「三菱UFJカード・ゴールドエッジ・ビジネス・アメックス(2,095円)」「三菱UFJカード・ゴールド・ビジネス・アメックス(11,000円)」「三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメックス(22,000円)」の3券種です。無印の「三菱UFJカード・ビジネス・アメックス」は現行ラインアップにありません。プラチナの年会費は公式申込ページの現行表記で22,000円です。別の金額を示す情報を見かけた場合は、公式ページの表記を優先してください。

項目ゴールドエッジ・ビジネス・アメックスゴールド・ビジネス・アメックスプラチナ・ビジネス・アメックス
年会費2,095円(2枚目以降1,100円)11,000円(2枚目以降2,200円)22,000円(2枚目以降3,300円)
申込資格原則、黒字決算の法人または個人事業主原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算の法人または個人事業主同左
利用可能枠50万〜200万円100万〜300万円100万〜500万円
支払方法1回払いのみ1回払いのみ1回払いのみ
ポイントグローバルポイント1,000円=1ポイント同左同左。月10万円以上で50%加算、入会初年度は国内1.5倍・海外2倍
旅行傷害保険(海外/国内)2,000万円/2,000万円5,000万円(自動付帯)/5,000万円(利用付帯)1億円(自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円)/5,000万円
ショッピング保険年間100万円(海外購入のみ)年間300万円年間300万円
その他の保険公式サイトで確認航空便遅延保険(2万円)犯罪被害傷害保険(1,000万円)
空港ラウンジなし国内主要空港+ホノルル国内+海外(プライオリティ・パス申込無料)、コンシェルジュ24時間
ETC発行可発行可発行可

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

三菱UFJニコス系の最大の特徴は「年会費の安さ」と「申込条件の厳しさ」が同居している点です。プラチナ・ビジネス・アメックスは22,000円でプライオリティ・パスの申込が無料、海外旅行傷害保険が最高1億円と、セゾンプラチナ・ビジネス(33,000円)より安い価格で近い特典を持ちます。ただし申込資格が「原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算」のため、設立直後の法人や赤字決算の年には申し込めません。ゴールドエッジも「原則、黒字決算」が条件です。

もう一つの制約は利用可能枠と支払方法です。プラチナでも100万〜500万円の枠で、支払いは1回払いのみ。高額仕入れや納税をカードに集約したい事業には物足りず、「役員の出張用に低年会費で保険とラウンジを付ける」用途に向いています。ポイントはグローバルポイントが1,000円=1ポイントで、プラチナは月10万円以上の利用で50%加算、入会初年度は国内1.5倍・海外2倍です。

三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメックスの公式サイトで最新条件を確認する

プロパーと提携発行はどちらを選ぶべきか(判断基準)

プロパーと提携発行の選び分けは、次の4つの質問に答えると決まります。

  1. 月の決済額が数百万円規模になるか: なるならプロパー(一律の限度額なし)。三菱UFJニコスは最大500万円、セゾンコバルトは枠を明記していません。
  2. 追加カードを10枚以上配るか: 配るならプロパー(最大99枚)。セゾンは9枚が上限です。
  3. ほしい特典は「海外ラウンジ」だけか: それだけならセゾンプラチナ・ビジネス(33,000円)か三菱UFJニコスのプラチナ(22,000円)で足ります。センチュリオン・ラウンジ、フリー・ステイ・ギフト、コンシェルジュ、トラベルクレジットまで使うならビジネス・プラチナです。
  4. 設立直後・決算書なしで申し込みたいか: セゾン2種は登記簿謄本・決算書不要と公式に明記。三菱UFJニコスのゴールド・プラチナは業歴3年以上・2期連続黒字が原則条件です。

提携発行の弱点として覚えておきたいのは、アメックス本体のビジネス特典(メンバーシップ・リワード、センチュリオン・ラウンジ、フリー・ステイ・ギフト、追加カード99枚、一律の限度額なしの与信)は対象外だという点です。アメックス本体の特典を期待して提携カードを選ぶと、想定と違う結果になりかねません。提携発行は「アメックスの決済ネットワークが使える、発行会社独自のカード」と理解しておけば、期待とのズレは起きません。

アメックス法人カードのメリット|経営で効く5つの実務機能

アメックス法人カード、特にプロパーのビジネス・カードが中小企業経営者に選ばれる理由は、ステータス性よりも「資金繰り・経費管理の実務」にあります。ここでは公式の説明に沿って、経営に直接効く5つの機能を実額で整理します。

一律の上限がない利用可能枠|高額仕入れ・納税をカード払いにできる

アメックスのビジネス・カードは、公式が「一律の限度額なし(個別与信)」と説明しているとおり、カード会員ごとに利用実績や支払い状況に応じて利用可能枠を設定します。これは「無制限に使える」という意味ではありません。あらかじめ決まった上限額を券面ランクで固定するのではなく、個々の会員の実績で枠が変動する仕組みで、入会直後から高額決済が無条件に通るわけではない点は理解しておいてください。

この仕組みの実務上の利点は、事業の成長に合わせて枠が育つことです。三菱UFJニコスのプラチナ・ビジネス・アメックスが100万〜500万円、セゾンコバルト・ビジネスが「納税時に一時増額可」と案内しているのに対し、プロパーは券種による枠の天井がありません。高額の仕入れや設備購入、まとまった納税をカードに集約してポイントと支払猶予を得たい事業ほど、プロパーの与信方式が向いています。大きな決済の予定があるときは、事前にカード会社へ相談しておくと決済が止まるリスクを減らせます。

国税・地方税のカード納付と決済手数料の考え方

国税には、国税庁が案内する「国税クレジットカードお支払サイト」を通じてクレジットカードで納付する仕組みがあります。対象となる税目や利用条件は同サイトの最新案内で確認してください。地方税も自治体ごとにカード納付に対応している場合があります。カード納付のメリットは、納付日から実際の引落日までの支払猶予が得られることと、決済額に応じたポイントが貯まることです。

ただし、カード納付には納付額に応じた決済手数料が納税者負担でかかります。手数料額、対応する国際ブランド、ポイント付与の扱いは変わることがあるため、国税庁の国税クレジットカードお支払サイトと各カード会社の最新案内で確認してください。判断の目安は「手数料の負担額」と「得られるポイント価値+支払猶予の資金繰り効果」の比較です。年会費無料のセゾンコバルト・ビジネスには「納税時の一時増額可」の案内があり、納税用途を想定した設計になっています。

追加カードごとに利用枠を設定し経費を一元管理できる

ビジネス・カードの追加カードは最大99枚まで発行でき、付帯特典なしなら年会費無料です。従業員一人ひとりにカードを持たせて経費を本会員の請求にまとめれば、立替精算の手間と現金の受け渡しがなくなります。ETCカードもビジネス・グリーンで本会員20枚、追加カード会員は1人1枚まで無料で発行できるため、営業車両ごとの高速料金も同じ請求に集約できます。

コスト設計のポイントは、前章の試算のとおり「保険・ラウンジが必要な従業員だけ付帯特典あり、それ以外は付帯特典なし」に分けることです。ビジネス・グリーンなら特典あり6,600円、ゴールドなら13,200円、プラチナは4枚まで無料。付帯特典なしの追加カードはグリーン・ゴールドで「判定期間内に利用がない場合、管理手数料3,300円」がかかるため、使わない従業員に配りっぱなしにしない運用が必要です。

締め日・支払日と支払い猶予で資金繰りに余裕が出る

法人カードの資金繰り効果は、「利用日から引落日までの支払猶予」の長さで決まります。例えばセゾンプラチナ・ビジネスは公式に「最大56日の支払猶予」を明示しており、月初に決済した経費の引落が翌月末近くまで先送りできます。アメックスのプロパー3種の締め日・支払日は公式サイトの会員規約や申込ページで確認してください。

支払猶予を活かすコツは、家賃・広告費・仕入れ・サブスクなどの固定費を月初にまとめてカード決済に切り替えることです。売上入金が月末や翌月に集中する事業ほど、カードの支払猶予が運転資金の代わりになります。ただしカードの請求は一括で来るため、引落日の残高管理は必須です。三菱UFJニコスの3券種は「1回払いのみ」で、リボ払いや分割払いによる先送りはできません。

会計ソフト連携・経費管理ツールで経理を省力化できる

法人カードの利用明細を会計ソフトに取り込めば、仕訳の手入力が減り、経費の証憑管理も楽になります。アメックスのビジネス・カードで会計ソフト・経費管理ツールとの連携がどこまで使えるか(対応ソフトの一覧や連携方法)は時期によって更新されるため、公式サイトの最新案内で確認してください。追加カードの明細も本会員の明細に紐づくため、従業員ごとの経費を部門別に集計するのも容易です。提携発行でも同様に、クレディセゾン・三菱UFJニコスの会員サイトから利用明細をダウンロードして会計ソフトへ取り込む運用ができます。連携の可否や対応ソフトは「カード会社」ではなく「会計ソフト側の対応金融機関一覧」で確認すると確実です。

このほか、ビジネス・ゴールド/プラチナには出張・接待向けのサービス(ラウンジ、ホテル特典、コンシェルジュ)のほか、会員向けのビジネスサービスが用意されています。特典の内容は券種と時期で変わるため、自社で「実際に使う特典」だけを金額換算して年会費と比べることが、元を取るための唯一の方法です。

申し込み前に知るべきデメリットと対策

アメックス法人カードには、年会費・還元率・特典の偏り・加盟店網という4つの弱点があります。いずれも対策があるので、申し込み前に把握しておきましょう。

年会費が高い|元が取れる利用額と提携発行での代替

プロパー3種の年会費13,200円/49,500円/165,000円は、他社の法人カードと並べると高い水準です。2026年9月2日時点の公式年会費で比べると、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは5,500円(年間100万円の利用で翌年以降永年無料)、JCBゴールド法人カードと三井住友ビジネスカード for Owners ゴールドは各11,000円、プラチナ帯でも三井住友カード ビジネスオーナーズ プラチナプリファード・JCBプラチナ法人カード・ダイナースクラブ ビジネスカードは各33,000円です。なお「一律の制限なし」の与信方式はアメックスだけの仕組みではなく、ダイナースクラブ ビジネスカード(33,000円、追加カード4枚まで無料)も公式に同じ考え方を掲げています。利用枠の柔軟さだけが目的なら、そちらも比較対象に入れてください。

対策は2つです。1つは前章の試算のとおり、ポイントと実際に使う特典で年会費を回収できる利用額かを事前に見積もること。年間300万円ならグリーン、600万円超ならゴールドが目安です。もう1つは、アメックスブランドにこだわりつつ年会費を下げたいなら、セゾンコバルト・ビジネス(無料)やセゾンプラチナ・ビジネス(初年度無料・33,000円)に代替すること。三井住友系の法人カードとの年会費差を細かく見たい場合は、三井住友の法人カードとの年会費比較を参照してください。

基本還元率は高くない|有料オプションと使い道で補う

メンバーシップ・リワードは100円=1ポイントが基本で、200円=1ポイントの加盟店や対象外もあります。1ポイントの円換算価値は交換先で変わり、高還元をうたう他社カードのように「1%」と単純に言い切れないのが実情です。三菱UFJニコスのグローバルポイント、セゾンの永久不滅ポイントはいずれも1,000円=1ポイントで、円換算ではセゾンが1ポイント最大5円相当(利用代金充当は200ポイント=900円分)です。

補い方は、①メンバーシップ・リワード・プラス(3,300円)でマイル移行レートと有効期限を改善する、②ゴールド・プラチナの対象加盟店ボーナス(100円=3ポイント)を使う、③セゾンコバルト・ビジネスなら特定加盟店4倍(2%相当)に決済を寄せる、の3通りです。還元率だけを最優先するなら、アメックスは第一候補になりにくいと正直に言っておきます。アメックスを選ぶ理由は、還元率よりも与信の柔軟さと特典にあります。

プライオリティ・パスはプラチナ限定|セゾンプラチナ・ビジネスで代替できる

プロパー3種でプライオリティ・パスが付くのはビジネス・プラチナ(165,000円)だけで、ゴールドは提携空港ラウンジのみです。海外ラウンジが目的なら、セゾンプラチナ・ビジネス(初年度無料・33,000円、プライオリティ・パス無料、同伴者35米ドル)や三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメックス(22,000円、プライオリティ・パス申込無料)で代替できます。アメックス以外も含めた一覧はプライオリティ・パス付き法人カードの一覧にまとめました。

Visa・Mastercardより加盟店が少ない|2枚持ちの考え方

アメックスは国内でも幅広い店舗で使えますが、Visa・Mastercardに比べると使えない加盟店に当たる場面は残ります。国内の加盟店網の範囲は、アメックス公式の最新案内で確認してください。特に地方の小規模店舗や一部のオンラインサービスで「Visa/Mastercardのみ」となるケースです。対策はシンプルで、年会費無料のVisa/Mastercard法人カードを1枚併用しておくことです。Visa/Mastercardが選べる三井住友カード ビジネスオーナーズ(永年無料)のように年会費のかからない法人カードは多く、2枚持ちのコストはほぼゼロです(JCBブランドで良ければJCB Biz ONE一般も永年無料です)。候補は法人カード全体のおすすめ比較で確認できます。

アメックス法人カードの審査基準と申し込みの流れ

「アメックス 法人カード 審査」で調べている人が知りたいのは、「自分は通るのか」「何を用意すればよいか」「何日で届くのか」の3点です。アメックスを含む各社は審査基準を公開していないため、ここでは公式サイトで確認できる申込条件と法令上の本人確認要件を整理し、非公開部分は一般論として区別して書きます。

アメックス法人カードの申込から発行までの流れと個人事業主・法人代表者別の必要書類

審査で見られる4つの要素(設立時期・財務状況・事業実態・代表者の信用情報)

法人カードの審査基準は各社とも公式には公開されていません。一般に、法人カードの審査では「設立時期(業歴)」「財務状況(決算の内容)」「事業実態(事業内容・所在地・連絡先の確認)」「代表者個人の信用情報」の4つが総合的に見られるとされています。三菱UFJニコスがゴールド・プラチナで「原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算」を申込資格に掲げているのは、前2つの要素を明示した例です。

一方、セゾンの2種は「個人契約カード(名義・審査は個人)」で登記簿謄本・決算書が不要なため、審査の重心は代表者個人の信用情報と収入に寄ります。アメックスのプロパー3種は申込対象を「経営者・個人事業主」とし、設立年数の要件を公式ページに明記していません。「設立◯年以上でないと通らない」といった数字を断定することはできず、代表者個人の信用情報の状態が大きな要素になると考えるのが妥当です。

代表者個人の信用情報は、CIC・JICCなどの信用情報機関に登録されています。クレジットやローンの契約・返済状況は契約期間中および契約終了後5年以内、カードやローンの申込情報は照会日から6か月間保有されます。過去に延滞があると審査で不利になる要因になるため、心当たりがある人は本人開示(CICはインターネット開示500円、JICCはスマホアプリ開示700円)で事前に確認しておくと安心です。

設立1年未満・個人事業主でも申し込める?公式の申込条件

結論として、8種のうち「設立直後でも申込条件を満たす」と公式表記から言えるのはセゾンコバルト・ビジネスとセゾンプラチナ・ビジネスです。どちらも登記簿謄本・決算書不要で、個人事業主・フリーランスが申込対象に明記されています。アメックスのプロパー3種は、公式ページに設立年数の要件がなく、申込対象に個人事業主を含めているため、設立直後や開業直後でも申込自体は可能です。ただし審査に通るかは個別判断で、公式は基準を公表していません。

三菱UFJニコスの3券種は逆で、ゴールドエッジが「原則、黒字決算の法人または個人事業主」、ゴールド・プラチナが「原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算」を条件にしています。設立1年未満では決算自体が出ていないため、原則として対象外です。設立1年未満の法人がカードを作るときの一般的な審査対策は、設立1年未満で法人カードを作るときの審査対策で解説しています。

必要書類と引落口座(個人事業主/法人代表者別マトリクス)

クレジットカード会社は犯罪収益移転防止法上の特定事業者に当たり、契約時に「本人特定事項(氏名・住居・生年月日)」「取引を行う目的」「職業(法人は事業内容)」「法人の実質的支配者」を確認する義務があります。そのため、どのカードでも代表者の本人確認書類は必須で、法人名義で申し込む場合は法人の事業内容と実質的支配者の申告が求められます。確認記録は契約終了日等から7年間保存されます。確認事項を偽ることは同法で禁じられており(隠蔽目的の虚偽申告には罰則があります)、事業内容や所在地は正確に記入してください。

カード申込対象設立年数・決算の要件登記簿謄本・決算書引落口座発行までの目安
ビジネス・グリーン/ゴールド/プラチナ経営者・個人事業主公式ページに設立年数要件の明記なし公式サイトで確認公式サイトで確認公式サイトで確認
セゾンコバルト・ビジネス個人事業主・フリーランス・経営者(高校生除く)要件なし(個人契約)不要個人契約(口座の指定は公式で確認)審査結果メール翌日から最短3営業日後に発送
セゾンプラチナ・ビジネス個人事業主・経営者・会社員(学生・未成年除く)要件なし(個人契約)不要代表者名併記の法人口座を設定可最短3営業日
ゴールドエッジ・ビジネス・アメックス法人または個人事業主原則、黒字決算公式サイトで確認公式サイトで確認公式サイトで確認
ゴールド/プラチナ・ビジネス・アメックス法人または個人事業主原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算公式サイトで確認公式サイトで確認公式サイトで確認

※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。

本人確認書類として使えるのは、犯罪収益移転防止法施行規則が定める運転免許証・マイナンバーカードなどの写真付き本人確認書類が基本です。オンライン申込では、スマートフォンで本人確認書類と本人の容貌を撮影して送信する方法(同規則のいわゆる「ホ」方式)や、マイナンバーカードのICチップ情報を読み取る方法(「ヘ」方式)が認められており、この場合は書類の郵送が不要になります。このほか、書類画像の送信と本人名義口座への振込確認を組み合わせる方法(「ト」方式)や、書類の写しを送付してカードを転送不要郵便で受け取る方法(「チ」方式)も同規則で定められており、郵送で確認する場合はこの流れになります。どの方式を採用しているかはカード会社ごとに異なるため、申込フォームの案内に従ってください。

個人事業主と法人代表者で分けて考えると、次のように準備が変わります。

  • 個人事業主: 代表者本人の本人確認書類が中心です。セゾン2種は決算書・登記簿謄本が不要と公式に明記されています。屋号付き口座や個人口座を引落口座にできるかは、各社の申込ページで確認してください。
  • 法人代表者: 代表者の本人確認書類に加え、犯罪収益移転防止法にもとづく法人の事業内容・実質的支配者の申告が必要です。法人口座を引落口座にする場合、登記事項証明書などの法人確認書類を求められる場合があります。三菱UFJニコスのゴールド・プラチナでは2期分の決算内容が申込資格の前提になります。

申し込みから発行までの日数と手順

申込から発行までの流れは、券種を問わず「オンライン申込→本人確認・法人確認書類の提出→審査→カード発行・郵送」の4ステップです。

  1. オンライン申込: 公式サイトの申込フォームで代表者情報・事業情報・希望する追加カード枚数などを入力します。
  2. 書類提出: 本人確認書類をアップロードまたは郵送します。法人口座を使う場合は法人確認書類の提出を求められることがあります。
  3. 審査: 申告内容と信用情報をもとに審査が行われます。内容に不明点があると電話確認が入る場合があります。
  4. 発行・受取: セゾンプラチナ・ビジネスは最短3営業日、セゾンコバルト・ビジネスは審査結果メールの翌日から最短3営業日後の発送です。アメックスのプロパー3種と三菱UFJニコスの発行日数は、編集部が確認した公式ページでは取得できなかったため、急ぐ場合は申込前に公式サイトや窓口で確認してください。

発行を早めるコツは、申込フォームの記載内容(会社名・所在地・電話番号・代表者名)を登記や本人確認書類と一字一句そろえること、引落口座を申込時点で決めておくこと、追加カードは本カードの発行後に申し込むことです。申込状況や審査についての問い合わせ先は、各社公式サイトの問い合わせページ(カード到着後はカード裏面の電話番号)で確認してください。番号は変更されることがあるため、本記事には転記していません。

審査に落ちる主な原因と再申し込みの目安

審査に落ちた理由は各社とも開示しませんが、一般に次のような要因が不利に働くとされています。

  • 代表者個人の信用情報に延滞・債務整理などの記録がある(契約終了後5年以内は保有される)
  • 短期間に複数のカード・ローンへ申し込んでいる(申込情報は照会日から6か月間保有される)
  • 申込内容と本人確認書類・登記内容の不整合(所在地・代表者名・事業内容の食い違い)
  • 事業実態の確認が取れない(固定電話・ウェブサイト・所在地の確認ができない)
  • 三菱UFJニコスのように業歴・黒字決算が申込資格に明記されているカードで、その条件を満たしていない

再申込の目安は、信用情報機関の申込情報の保有期間である6か月です。CIC・JICCとも申込情報は照会日から6か月間保有されるため、その期間内に同じカードへ再申込しても状況は変わっていないと判断されやすくなります。落ちた原因に心当たりがない場合は、まず本人開示で信用情報を確認し、延滞の解消や申込内容の修正をしてから6か月後に再申込するのが現実的です。その間にアメックスブランドのカードを持ちたいなら、申込条件の広いセゾンコバルト・ビジネスやビジネス・グリーンを検討してください。

ビジネス・グリーンの公式サイトで最新条件を確認する

セゾンコバルト・ビジネスの公式サイトで最新条件を確認する

アメックス法人カードのよくある質問

年会費無料のアメックス法人カードはある?

あります。クレディセゾン発行の「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は年会費無料で、追加カード最大9枚・ETCカード最大5枚も無料です。アメックス自身が発行するプロパーカードで最も安いのはビジネス・グリーンの13,200円(税込)で、年会費無料のプロパーカードはありません。セゾンプラチナ・ビジネスは初年度のみ無料(2年目以降33,000円)です。アメックス以外も含めた年会費無料の法人カードは年会費無料の法人カード一覧で比較できます。

利用限度額はいくらまで?「一律の上限なし」の意味は?

アメックスのビジネス・カード(グリーン/ゴールド/プラチナ)は、公式が「一律の限度額なし(個別与信)」と説明しています。券種ごとに固定の上限額を設けず、会員ごとの利用実績や支払い状況に応じて利用可能枠を個別に設定する仕組みで、無制限に使えるという意味ではありません。提携発行では、三菱UFJニコスの3券種が50万〜500万円(券種別)、セゾンプラチナ・ビジネスが最大9,990万円(個別審査)と公式に記載されています。

追加カード・ETCカードは何枚まで発行できる?

アメックスのビジネス・カードは追加カードを最大99枚まで発行できます。付帯特典なしの追加カードは無料(グリーン・ゴールドは判定期間内に利用がない場合、管理手数料3,300円)、付帯特典ありはグリーン6,600円・ゴールド13,200円・プラチナは4枚まで無料で5枚目以降13,200円です。ETCカードはビジネス・グリーンで本会員20枚まで、追加カード会員は1人1枚まで無料で発行できます。セゾンの2種は追加カード最大9枚・ETC最大5枚です。ETCカードの枚数や費用を他社と比べたい場合は法人ETCカードの発行枚数・費用比較を参照してください。

締め日と支払日はいつ?変更できる?

アメックスのビジネス・カードの締め日・支払日は、公式サイトの会員規約や申込ページで確認してください。変更の可否も同様に公式の案内に従います。提携発行では、セゾンプラチナ・ビジネスが「最大56日の支払猶予」を公式に明示しています。三菱UFJニコスの3券種は支払方法が1回払いのみで、分割・リボ払いによる支払いの先送りはできません。

個人事業主が法人カードを持つと確定申告はどう変わる?

事業用の支出を法人カード(ビジネスカード)に集約すると、私用の支出と明細が分かれ、経費の集計と証憑の保管が楽になります。カード明細を会計ソフトに取り込めば、確定申告時の仕訳作業も減らせます。ただし、カードを分けたからといって経費の範囲が広がるわけではなく、事業に必要な支出かどうかの判断は従来どおりです。具体的な処理は税理士等に確認してください。

年会費は経費にできる?

アメックス公式は「年会費は経費にできる場合があります。詳しくは税理士等にご確認ください」と案内しています。事業のために使うカードの年会費は経費として計上できる場合がありますが、私用との按分や勘定科目の扱いは事業の実態によって異なるため、税理士等に確認したうえで処理してください。

まとめ|アメックス法人カードは「年会費に見合う特典を使い切れるか」で選ぶ

アメックス法人カードは、プロパー3種と提携発行5種の計8種から、年会費予算・出張頻度・従業員数・事業形態で選ぶのが最短ルートです。要点を再掲します。

  • コスト重視・設立直後・個人事業主: セゾンコバルト・ビジネス(年会費無料、追加カード9枚・ETC5枚無料、特定加盟店でポイント4倍)
  • 出張が多く海外ラウンジが必要: セゾンプラチナ・ビジネス(初年度無料・33,000円、プライオリティ・パス無料)。センチュリオン・ラウンジやコンシェルジュまで使うならビジネス・プラチナ(165,000円)
  • 従業員が多い・高額決済を集約したい: ビジネス・グリーン(13,200円)を軸に、保険とT&E特典が必要ならビジネス・ゴールド(49,500円)へ。追加カード99枚・一律の限度額なしの与信はプロパーだけの機能
  • 年会費の元が取れるラインは、グリーンが年間300万円で1ポイント0.44円、ゴールドが年間600万円で0.83円。プラチナはポイントではなく特典で回収するカード
  • 三菱UFJニコスのゴールド・プラチナは原則、業歴3年以上・2期連続黒字決算が条件。設立直後はセゾンかプロパーを検討する

年会費・特典・キャンペーンは変更されることがあります。申し込みの直前に、選んだカードの公式サイトで最新条件を確認してください。

セゾンコバルト・ビジネスの公式サイトで最新条件を確認する

セゾンプラチナ・ビジネスの公式サイトで最新条件を確認する

ビジネス・グリーンの公式サイトで最新条件を確認する

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本記事の数値・条件は、SEIMEIメディア編集部が以下の公式サイト・法令を2026年9月2日時点で確認したものです。

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