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三井住友カードとOliveの違いは?どっちを選ぶべきか・併用すべきかまで解説

三井住友カードとOlive(オリーブ)は、どちらも三井住友フィナンシャルグループが提供するキャッシュレス決済サービスです。

名前やデザインが似ているため「結局どう違うの?」「どっちを選べばいいの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、最大の違いは「1枚のカードで複数の支払い方法を切り替えられるかどうか」にあります。

この記事では、三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイの違いを以下の観点から徹底比較していきます。

この記事の比較ポイント

なお、両カードともに年会費永年無料のランクが用意されているため、コストをかけずに始めたい初心者の方にも安心です。

この記事を読めば、自分にとってどちらが最適なのかがはっきりわかるはずです。

この記事でわかること
  • 三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイの最大の違いは「1枚で4つの支払い方法を切り替えられるかどうか」
  • Vポイントアッププログラムの最大還元率はOliveのほうが高く、最大20%を狙える
  • メインバンクが三井住友銀行以外ならNL、三井住友銀行ユーザーならOliveが有利
  • 2枚持ち(併用)でVisa+Mastercardの使い分けやポイント合算が可能

それでは、具体的な違いを一つずつ見ていきましょう。

目次

三井住友カードとOliveの一番の違いは「1枚で4つの支払い方法が使えるかどうか」

三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイを比べるうえで、最初に理解しておきたいのが「支払い方法の数」です。

三井住友カード(NL)はクレジットカード機能のみを搭載した1機能型のカードですが、Oliveフレキシブルペイは1枚のカードにクレジット・デビット・ポイント払い・キャッシュカードの4つの機能が入っています。

つまり、Oliveフレキシブルペイは財布の中のカードを1枚に集約できる「オールインワン型」のカードと言えます。

両者の根本的な違いを表にまとめると次のとおりです。

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比較項目Oliveフレキシブルペイ三井住友カード(NL)
クレジット払い
デビット払い×
ポイント払い×
キャッシュカード機能×
支払いモード切替アプリで即時切替可能

しかし、機能が多いからといってOliveが無条件に優れているわけではありません。

Oliveフレキシブルペイを利用するには三井住友銀行の口座開設が必須となるため、すでに他行をメインバンクにしている方にとってはハードルが高い場合もあります。

それぞれのカードの特徴をもう少し深掘りしていきましょう。

Oliveフレキシブルペイは4つの支払いモードを1枚に集約したカード

Oliveフレキシブルペイは、三井住友フィナンシャルグループが2023年3月にリリースした総合金融サービス「Olive」の中核となるカードです。

最大の特徴は、三井住友銀行アプリ(Vpassアプリ)上で支払いモードを自由に切り替えられる点にあります。

具体的には、以下の4つのモードをシーンに応じて使い分けることが可能です。

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項目内容
クレジットモード通常のクレジットカード払いと同じ後払い方式
デビットモード支払いと同時に銀行口座から即時引き落としされる方式
ポイント払いモード貯まったVポイントを1ポイント=1円として買い物に使える
キャッシュカードモード三井住友銀行ATMでの入出金に使用できる

たとえば「普段はクレジットで支払いたいけど、今月は使いすぎたからデビットに切り替えよう」といった柔軟な運用ができます。

なお、Oliveフレキシブルペイには一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つのランクがあり、それぞれ年会費や特典内容が異なります。

三井住友銀行 Olive公式サイトによると、一般ランクであれば年会費は永年無料で維持できるため、初めてのカードとしても手を出しやすい設計になっています。

また、Olive限定の「選べる特典」や、Vポイントアッププログラムでの追加還元など、三井住友カード(NL)にはない独自のメリットが用意されている点も見逃せません。

ただし、繰り返しになりますが三井住友銀行の口座が必要になるため、口座をお持ちでない方は新たに開設する手間が発生します。

三井住友カード(NL)はクレジット専用のシンプルなカード

一方、三井住友カード(NL)は「NL=ナンバーレス」の名前のとおり、カード表面に番号が印字されていないセキュリティ重視のクレジットカードです。

支払い機能はクレジットカードのみとシンプルで、余計な機能がないぶん「クレジットカードだけ使いたい」という方にとっては非常にわかりやすい仕様になっています。

三井住友カード(NL)の主な特徴は以下のとおりです。

  • カード番号がカード本体に印字されていないためセキュリティが高い
  • 年会費永年無料(一般カードの場合)
  • 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元
  • 引き落とし口座は三井住友銀行以外の金融機関も指定可能
  • 最短10秒でカード番号が発行される即時発行に対応

※ 最短10秒発行受付時間:24時間。即時発行ができない場合があります。

特に注目したいのは、引き落とし口座の自由度です。

Oliveフレキシブルペイでは三井住友銀行の口座しか引き落とし先に設定できませんが、三井住友カード(NL)であれば地方銀行やネット銀行など好きな口座を指定できます。

したがって「今のメインバンクを変えたくない」「三井住友銀行の口座を持っていない」という方には、三井住友カード(NL)のほうがスムーズに使い始められるでしょう。

なお、三井住友カード(NL)にも一般・ゴールド・プラチナプリファードの3ランクが用意されており、ゴールド以上では年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料になる特典もあります。

三井住友カード(NL)公式サイトから詳細を確認できますので、気になる方はチェックしてみてください。

三井住友カードとOliveの基本スペックを一覧で比較してみよう

ここからは、三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイの基本スペックを横並びで比較していきます。

「違いがたくさんありすぎてよくわからない」という方は、まずこの一覧表で全体像をつかんでおくと、そのあとの解説が頭に入りやすくなるはずです。

以下の表は、一般カード同士で比較した場合の主要スペックです。

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比較項目Oliveフレキシブルペイ(一般)三井住友カード(NL)(一般)
年会費永年無料永年無料
国際ブランドVisaVisa / Mastercard
引き落とし口座三井住友銀行のみ多くの金融機関に対応
基本還元率0.5%0.5%
対象コンビニ・飲食店還元率最大20%最大20%
家族カード発行不可発行可能
選べる特典あり(毎月1つ選択可)なし
キャッシュカード機能ありなし
デビット払い可能不可
即時発行スマホアプリで最短数分最短10秒でカード番号発行

上の表からわかるように、年会費や基本還元率は同じですが、対応ブランドや引き落とし口座の柔軟さ、家族カードの有無などに細かな違いがあります。

それでは、とくに差がつきやすいポイントについて詳しく見ていきましょう。

メインバンクが三井住友銀行以外の人はOliveだと不便になる可能性あり

Oliveフレキシブルペイを申し込むためには、三井住友銀行の口座が必要です。

これは単にカードの引き落とし先が三井住友銀行に限定されるという意味だけではなく、Oliveアカウント全体が三井住友銀行の口座と紐づく仕組みになっているためです。

そのため、普段の給与振込口座や生活費の管理口座が他行にある場合、次のような不便が起こりえます。

  • 毎月の引き落としに備えて三井住友銀行口座へ手動で資金移動が必要になる
  • 残高不足で引き落としができないリスクがある
  • 他行からの振込手数料が余計にかかるケースがある

もちろん、定額自動送金サービスやネット振込を活用すれば対処は可能ですが、それでも「わざわざ口座を増やしたくない」と感じる方にとっては大きなデメリットになり得ます。

一方、三井住友カード(NL)は引き落とし口座をほぼすべての金融機関から選べるため、現在のメインバンクをそのまま使い続けることができます。

したがって、すでにメインバンクが決まっていて口座をこれ以上増やしたくない方は、三井住友カード(NL)のほうがストレスなく使えるでしょう。

逆に、「これを機に三井住友銀行をメインバンクにしてもいい」と考えている方であれば、Oliveを選ぶメリットは大きくなります。

Oliveだけの「選べる特典」は地味に差がつくポイント

Oliveフレキシブルペイには、三井住友カード(NL)には存在しない「選べる特典」という独自の仕組みがあります。

これは毎月1つ好きな特典を選べるサービスで、自分のライフスタイルに合った特典を選択することで、カードのお得度を底上げできるのが魅力です。

2024年時点で選べる特典の内容は以下のようになっています(ランクによって選択肢や内容が一部異なります)。

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項目内容
給与・年金受取特典毎月200ポイントのVポイントがもらえる
コンビニATM手数料無料特典月1回のATM手数料が無料になる
Vポイントアッププログラム還元率上乗せ対象店舗での還元率が+1%される
ご利用特典毎月100ポイントのVポイントがもらえる

たとえば、給与・年金受取特典を選べば毎月200ポイントが自動的に加算されるため、年間で2,400ポイント(2,400円相当)のプラスになります。

しかし、三井住友カード(NL)にはこの「選べる特典」自体が存在しないため、同じ年会費無料のカードであってもOliveのほうが受け取れる恩恵が多くなるケースがあります。

なお、この選べる特典は毎月変更が可能なので、月ごとに自分の状況に合わせて最適な特典を選び直せる点も使い勝手が良いポイントです。

三井住友銀行の口座を持つことに抵抗がないのであれば、この「選べる特典」の存在はOliveを選ぶ大きな理由の一つになるでしょう。

対象コンビニ・飲食店のポイント還元率は本当に同じ?

三井住友カード(NL)もOliveフレキシブルペイも、セブン-イレブン・ローソン・マクドナルドなどの対象コンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると、最大7%のポイント還元が受けられます。

この「最大7%」という数字だけを見ると両者に差がないように思えますが、実はVポイントアッププログラムを含めた最終的な還元率には差が出る場合があります。

まず、基本的な還元の仕組みを整理しましょう。

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還元の内訳Oliveフレキシブルペイ三井住友カード(NL)
通常ポイント0.5%0.5%
スマホのタッチ決済特典+6.5%+6.5%
小計(タッチ決済時)7%7%
Vポイントアッププログラム最大+13%最大+7%
合計最大還元率最大20%最大14%程度

上の表でわかるように、タッチ決済時の7%還元そのものは同じですが、Vポイントアッププログラムによる上乗せ分に差があります。

OliveにはOliveアカウント保有者限定の上乗せ条件が複数用意されているため、プログラム全体を最大限に活用した場合、Oliveのほうが還元率は高くなります。

ただし、最大還元率を達成するにはSBI証券や三井住友銀行との連携など複数の条件を満たす必要があるため、すべての人が最大値を達成できるわけではありません。

次のセクションで、Vポイントアッププログラムの詳細と、両カードで還元率がどう変わるのかをさらに掘り下げて解説します。

【Vポイントアッププログラム】三井住友カードとOliveで還元率はどう変わる?

Vポイントアッププログラムとは、対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率を最大+13%上乗せできる仕組みのことです。

先ほどの基本還元7%に加えて、このプログラムの条件を満たすことで合計最大20%もの還元率を実現できます。

しかし、ここで重要なのは「三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイでは達成できる上乗せ幅が異なる」という点です。

プログラムの主な上乗せ条件と、カードごとの対応状況をまとめると以下のとおりです。

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上乗せ条件上乗せ率OliveNL
Oliveアカウントの選べる特典+1%×
Oliveアカウントの契約+1%×
SBI証券(投信買付)+0.5%
SBI証券(Vポイント投資)+0.5%
SBI証券(NISA口座保有)+1%
住友生命 Vitalityスマート+2%
外貨預金+2%×
住宅ローン+1%×
SMBCモビット最大+1%
給与・年金受取+1%×

※ 条件や還元率は変更される場合があります。最新情報は三井住友カード公式サイトでご確認ください。

この表を見ると、Olive限定の上乗せ条件がいくつも存在することがわかります。

三井住友カード(NL)だけでは物理的に達成できない上乗せがあるため、最大還元率を追求するならOliveが有利です。

それでは、特にインパクトが大きい3つの条件について、順番に解説していきます。

対象のコンビニ・飲食店で最大20%還元を受けるための条件

対象のコンビニ・飲食店で最大20%のポイント還元を受けるには、基本の7%還元に加えてVポイントアッププログラムの各条件を積み上げていく必要があります。

ここで大切なのは、20%という数字はあくまで「すべての条件をクリアした場合の理論上の最大値」であり、誰もが簡単に到達できるわけではないということです。

最大20%還元の内訳を改めて確認してみましょう。

  • 通常ポイント:0.5%
  • スマホのタッチ決済特典:+6.5%(合計7%)
  • Vポイントアッププログラム(各条件の合計):最大+13%

Vポイントアッププログラムの+13%を達成するには、SBI証券でのNISA口座保有や投信積立、住友生命Vitalityへの加入、三井住友銀行での給与受取設定など、複数のサービスを横断的に利用する必要があります。

しかし、現実的にすべての条件を同時に満たせる方は限られているため、多くの場合は7%+数%程度の上乗せになるケースが多いでしょう。

なお、還元率を効率よく高めるポイントとしては、まずSBI証券との連携から始めるのがおすすめです。

SBI証券でのつみたて投資枠(NISA)の活用やVポイント投資は、投資初心者でも少額から始められるうえに、条件達成のハードルも比較的低いためです。

焦って全条件を満たそうとするよりも、自分にとって無理のない範囲で一つずつ条件をクリアしていく姿勢が大切です。

SBI証券のクレカ積立で差がつくOlive限定の上乗せポイント

SBI証券でのクレカ積立(クレジットカードを使った投信積立)は、三井住友カード(NL)でもOliveフレキシブルペイでも利用できます。

しかし、Oliveアカウントを保有している場合にのみ適用される上乗せポイントが存在するため、ここでも両者に差が生まれます。

SBI証券の積立関連で得られるVポイントアッププログラムの上乗せ内容は以下のとおりです。

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条件上乗せ率対象カード
当月の投信買付が1回以上+0.5%Olive・NL共通
当月のVポイント投資が1回以上+0.5%Olive・NL共通
NISA口座の保有+1%Olive・NL共通

上の表を見ると、SBI証券に関する上乗せ条件自体はOliveとNLで共通しています。

ただし、Oliveアカウントを開設していると「Oliveアカウントの契約」という条件で別途+1%が上乗せされるため、SBI証券を利用しつつOliveを持っている人のほうがトータルの還元率が高くなるという仕組みです。

さらに、クレカ積立そのものにもポイントが付与されます。

SBI証券公式サイトによると、三井住友カード(NL)の一般カードの場合、積立額に対して0.5%のVポイントが還元されます。

したがって、毎月の積立でポイントを貯めながら、さらにVポイントアッププログラムの上乗せも受けるという「二重取り」が可能になるわけです。

投資をすでに始めている方やこれから始めようとしている方にとっては、クレカ積立を軸にした還元の最適化は検討する価値が大いにあります。

給与・年金の受取口座設定でポイントを底上げする方法

Vポイントアッププログラムには「三井住友銀行で給与または年金を受け取る」ことで+1%の上乗せが受けられる条件があります。

この条件はOliveアカウント保有者(つまり三井住友銀行の口座保有者)限定のため、三井住友カード(NL)だけでは達成できません。

給与・年金受取によるポイント底上げのポイントを整理すると以下のようになります。

  • 三井住友銀行口座を給与または年金の振込先に設定するだけで達成可能
  • 上乗せ率は+1%(対象コンビニ・飲食店利用時)
  • さらに「選べる特典」で給与・年金受取特典を選べば毎月200ポイントも加算

つまり、給与の受取先を三井住友銀行に変更するだけで、コンビニやマクドナルドなどでの還元率が1%アップし、さらに選べる特典と合わせれば月200ポイントも上乗せされるという二段構えの仕組みです。

なお、給与の振込先を変更するには勤務先での手続きが必要になりますが、会社によってはオンラインの社内システムで簡単に変更できるケースも多いため、それほど大きな手間にはならないでしょう。

しかし、勤務先によっては振込先の金融機関が指定されていたり、変更に時間がかかったりするケースもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

給与受取口座の設定は一度行えば毎月自動的に条件が達成されるので、手間をかけずにポイントを積み上げたい方にとっては非常にコストパフォーマンスの高い方法です。

三井住友カードとOliveはどっちを選ぶべき?タイプ別おすすめ診断

ここまで両カードの違いを細かく見てきましたが、「結局どっちが自分に合っているの?」と感じている方もいるかもしれません。

正直なところ、万人に共通する正解はなく、ライフスタイルや銀行口座の状況によって最適な選択肢は変わります。

そこで、タイプ別にどちらのカードが向いているかを以下の3つの視点から整理してみました。

それぞれのタイプに当てはまるかどうかをチェックしながら読み進めてみてください。

自分の状況と照らし合わせることで、どちらを選ぶべきかがクリアになるはずです。

Oliveフレキシブルペイは、三井住友銀行を軸にした金融サービスの一体化を重視する方に特に向いています。

以下の項目に多く当てはまる方は、Oliveを選ぶメリットを感じやすいでしょう。

Oliveフレキシブルペイが向いている人
  • 三井住友銀行の口座をすでに持っている、またはメインバンクにしてもよいと考えている
  • クレジット払いだけでなく、デビット払いやポイント払いも使い分けたい
  • 「選べる特典」で毎月のポイントや手数料の優遇を受けたい
  • SBI証券でのつみたて投資や資産運用をすでに行っている、または始める予定がある
  • Vポイントアッププログラムの還元率を最大限に高めたい
  • 財布の中のカード枚数をなるべく減らしたい

特に、三井住友銀行をメインバンクにしている方にとっては、キャッシュカードとクレジットカードを1枚にまとめられるだけでも大きな利便性があります。

また、SBI証券との連携でクレカ積立や投資を行っている場合は、Oliveアカウントの契約だけでVポイントアッププログラムの上乗せが追加されるため、投資と日常の買い物の両方でポイント効率が向上します。

しかし、逆に言えば三井住友銀行を使う予定がない方にとっては、Oliveの恩恵を十分に受けられないこともあるため、無理にOliveを選ぶ必要はありません。

三井住友カード(NL)は、シンプルにクレジットカードだけが欲しい方や、銀行口座の制約を受けたくない方に適しています。

以下のような条件に当てはまる方は、NLを選んだほうが満足度が高い可能性があります。

三井住友カード(NL)が向いている人
  • メインバンクが三井住友銀行以外で、変更する予定もない
  • クレジットカード機能だけあればデビットやポイント払いは不要
  • 家族カードを発行して配偶者や子どもと一緒にポイントを貯めたい
  • 国際ブランドをMastercardにしたい(OliveはVisaのみ)
  • 銀行口座とカードを切り離して管理したい

なお、家族カードの発行は三井住友カード(NL)にはあってOliveフレキシブルペイにはない重要な違いの一つです。

三井住友カード(NL)では、本会員と生計を同一にする配偶者・親・子ども(高校生を除く18歳以上)に対して家族カードを年会費無料で発行可能です。

※ 出典:三井住友カード 家族カードについて

家族でポイントを効率よく貯めたい方にとっては、家族カードの有無はカード選びの決定的なポイントになります。

また、Mastercardブランドを選べるのもNLならではのメリットです。

Visaが使えないお店でもMastercardなら対応しているケースがあるため、ブランドの使い分けを重視する方にとっては大きなアドバンテージになるでしょう。

迷ったら「一般・ゴールド・プラチナプリファード」のランクから考えるのもアリ

OliveにもNLにも、一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つのランクが存在します。

どちらのカードにするか決めきれない場合は、まず「自分がどのランクを使いたいか」を先に考えてみるのも有効なアプローチです。

各ランクの年会費と主な特徴を一覧にまとめると次のとおりです。

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ランク年会費年間100万円利用特典基本還元率
一般永年無料なし0.5%
ゴールド5,500円(税込)
※年間100万円利用で翌年以降永年無料
10,000ポイント0.5%
プラチナプリファード33,000円(税込)10,000〜40,000ポイント1.0%

※ 年会費や特典内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

たとえば「年間100万円は問題なく使える」という方であれば、ゴールドランクを選んで翌年以降の年会費を永年無料にするのが非常にコスパが良い選択です。

この場合、ゴールドの年間100万円利用特典(10,000ポイント)はOliveでもNLでも同様に受け取れるため、ランクが同じであればカードによる差は小さくなります。

しかし、ゴールド以上のランクでもOlive限定の「選べる特典」やVポイントアッププログラムの上乗せ条件は適用されるため、三井住友銀行をメインバンクにできる方はOliveゴールドのほうがお得度は上になります。

まずはランクを決めてから、銀行口座の条件やライフスタイルに合わせてOliveかNLかを選ぶと、迷いなく判断できるでしょう。

三井住友カードとOliveは2枚持ちできる?併用のメリットと活用術

「OliveとNLのどちらか一方しか持てないの?」と疑問に思っている方もいるかもしれませんが、実は両方を持つ「2枚持ち」は可能です。

OliveフレキシブルペイはあくまでOliveアカウントに紐づくカードであり、三井住友カード(NL)とは別の契約として扱われるため、両方を同時に保有・利用できます。

2枚持ちの主なメリットは以下の3つです。

  • VisaとMastercardの2ブランドを使い分けて決済の幅を広げられる
  • Vポイントを合算して効率よくポイントを貯められる
  • 年間利用額をそれぞれのカードで管理して年間100万円特典を2重に狙える

なお、2枚持ちすることで年会費が2倍になるのではと心配される方もいますが、一般カード同士であればどちらも年会費永年無料のため、維持コストは一切かかりません。

それでは、2枚持ちの具体的な活用術を見ていきましょう。

2枚持ちでVisa+Mastercardの使い分けが可能になる

Oliveフレキシブルペイの国際ブランドはVisaのみですが、三井住友カード(NL)であればVisaに加えてMastercardも選択できます。

つまり、OliveでVisaを持ちつつ三井住友カード(NL)でMastercardを選べば、1人で2つの国際ブランドを持つことができるわけです。

2ブランド体制のメリットを具体的に挙げると以下のようになります。

  • Visa非対応の店舗でもMastercardで決済できる
  • 海外旅行時にどちらかのブランドがシステム障害を起こしても、もう一方で対応可能
  • 一部の海外オンラインショップではMastercardのほうが為替レートが有利になるケースがある
  • サブスクリプションの引き落とし先をカードごとに分けて管理しやすくなる

特に海外では、Visaしか使えない店とMastercardしか使えない店が地域によって分かれていることがあります。

したがって、海外出張や旅行が多い方にとっては2ブランド体制の安心感は非常に大きいでしょう。

なお、どちらのカードもApple PayやGoogle Payに登録できるため、スマホ1台で2枚のカードをスムーズに使い分けることが可能です。

日常的には還元率の高いほうをメインに使い、メインが使えない場面ではサブカードに切り替えるという運用が最も効率的です。

ポイント合算で還元効率をさらに高めるコツ

三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイで貯まるポイントは、どちらも「Vポイント」です。

同じポイントプログラムのため、2枚のカードで別々に貯まったポイントは自動的に合算されます。

ポイント合算によるメリットを整理すると以下のとおりです。

  • 2枚のカードの利用額に応じたポイントが1つのVポイント残高にまとまる
  • ポイントの有効期限管理が1つで済むためポイントの失効リスクが減る
  • 合算された大きなポイント残高でまとめて使えるため、交換先の選択肢が広がる

たとえば、OliveのクレジットモードとNLのそれぞれで月に3万円ずつ利用すると、合計6万円分の利用ポイントが1つの残高に蓄積されます。

※ Vポイントは、三井住友カードが提供するポイントプログラムであり、対象カードで貯めたポイントは同一のVpass IDに紐づけることで合算が可能です。出典:三井住友カード Vポイント

しかし、ポイントを効率よく合算するためには、両方のカードを同じVpass IDに紐づけておく必要があります。

VpassアプリやWebサイトからカードの追加登録ができるため、2枚持ちを始めたらまずID連携を済ませておきましょう。

この一手間を忘れるとポイントがバラバラに管理されてしまい、合算のメリットを活かしきれないので注意が必要です。

年間利用額100万円×2枚で特典を最大化する考え方

三井住友カードのゴールドランクには「年間100万円の利用で10,000ポイントが還元され、翌年以降の年会費が永年無料になる」という非常に魅力的な特典があります。

この特典はカードごとに判定されるため、理論上はOliveゴールドとNLゴールドの2枚でそれぞれ年間100万円を達成すれば、合計20,000ポイントを獲得することが可能です。

2枚持ちでの年間利用特典を最大化するイメージは以下のとおりです。

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カード年間利用額目標達成時の特典
Oliveフレキシブルペイ ゴールド100万円10,000ポイント+翌年以降年会費永年無料
三井住友カード(NL)ゴールド100万円10,000ポイント+翌年以降年会費永年無料
合計200万円20,000ポイント

ただし、年間200万円の利用はすべての方にとって現実的とは限りません。

家賃や光熱費のカード払い、日常の食費・交通費、サブスクリプション料金など、固定費をカードに集約することで100万円は意外と達成しやすくなりますが、2枚で200万円となるとかなり計画的な振り分けが求められます。

なお、年間100万円の集計対象にならない支払い(一部の電子マネーチャージやモバイルSuicaなど)もあるため、何が対象になるかは事前に確認しておきましょう。

現実的なアプローチとしては、まず1枚目のゴールドで100万円を確実に達成し、余裕があれば2枚目でも狙うというステップが無理のない進め方です。

Oliveアカウントの開設手順と三井住友カード(NL)の申込方法

カード選びの方向性が決まったら、次は実際の申込方法を確認しておきましょう。

OliveフレキシブルペイもNLも、どちらもオンラインで完結する手軽さが魅力です。

しかし、申込の流れや必要なものには微妙な違いがあるため、事前に知っておくとスムーズに手続きを進められます。

2つのカードの申込方法の違いを簡単に比較すると以下のとおりです。

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項目Oliveフレキシブルペイ三井住友カード(NL)
申込経路三井住友銀行アプリ三井住友カード公式サイト
必要なもの本人確認書類+三井住友銀行口座本人確認書類+引き落とし口座情報
発行までの目安最短数分(デジタルカード)最短10秒(カード番号のみ)
プラスチックカード後日郵送後日郵送

どちらもデジタル(カード番号のみ)であれば即日利用開始が可能なため、急いでカードを使いたい方にも対応しています。

それでは、それぞれの申込手順を詳しく見ていきましょう。

Oliveアカウントはスマホアプリから最短数分で開設できる

Oliveアカウントの開設は、三井住友銀行アプリ(SMBCダイレクト)を通じて行います。

すでに三井住友銀行の口座を持っている方であれば、アプリ上で数ステップの手続きを行うだけでOliveアカウントの開設とフレキシブルペイカードの申込が同時に完了します。

Oliveアカウント開設の手順
  • 三井住友銀行アプリをスマートフォンにダウンロードする
  • アプリ内で「Olive」の申込メニューを選択し、本人確認書類をスマホで撮影してアップロードする
  • 希望するランク(一般・ゴールド・プラチナプリファード)を選択し、審査完了後にデジタルカードがアプリ上で即時発行される

三井住友銀行の口座を持っていない方は、Oliveアカウント開設と同時に口座開設も行えるため、別途銀行窓口に足を運ぶ必要はありません。

なお、プラスチックカード(物理カード)は審査完了後に後日郵送されますが、届く前でもデジタルカードでApple PayやGoogle Payを通じた決済は可能です。

開設手続き自体は最短数分で完了しますが、審査状況によってはカード発行までに数日かかる場合もある点は留意しておきましょう。

三井住友カード(NL)は最短10秒の即時発行に対応

三井住友カード(NL)は、申込から最短10秒でカード番号が発行される「即時発行」に対応しています。

この即時発行は三井住友カードの公式サイトから24時間いつでも申込可能で、審査が完了するとVpassアプリ上にすぐカード番号が表示されます。

三井住友カード(NL)即時発行の流れ
  • 三井住友カード(NL)公式サイトにアクセスして申込フォームに必要情報を入力する
  • 本人確認書類の情報を入力し、審査完了後に最短10秒でVpassアプリにカード番号が表示される
  • カード番号を使ってすぐにオンラインショッピングやスマホ決済が利用可能になる

※ 最短10秒発行受付時間は24時間ですが、即時発行ができない場合があります。

しかし、即時発行されるのはあくまでカード番号のみで、プラスチックカードは後日郵送となります。

実店舗で物理カードを使いたい場合は、カードが届くまでの間はApple PayやGoogle Payにカード情報を登録してスマホ決済で対応するのがおすすめです。

なお、引き落とし口座として三井住友銀行以外の金融機関を指定することもできるため、口座開設の手間なく申込が完結するのもNLの大きな利点です。

すでにNLを持っている人がOliveへ切り替える際のポイント

現在すでに三井住友カード(NL)を持っている方が「やっぱりOliveにしたい」と思った場合、NLを解約せずにOliveアカウントを新たに開設するのが基本的な進め方です。

ここで押さえておきたいポイントを整理しましょう。

  • NLとOliveは別々の契約のため、Oliveを開設してもNLは自動的に解約されない
  • 三井住友銀行の口座を持っていない場合は、Olive申込時に口座開設が必要
  • NLで貯めたVポイントはそのまま引き継がれる(同じVpass IDで管理すれば合算可能)
  • NLのカード番号とOliveのカード番号は異なるため、固定費の支払い先変更が必要になる場合がある

特に注意したいのが、固定費やサブスクリプションの支払い先をNLに設定している場合です。

Oliveに切り替えた後もNLの支払い設定はそのまま残るため、支払い先をOliveに変更したい場合は各サービスで個別にカード情報を更新する必要があります。

なお、NLとOliveを両方持ち続ける「2枚持ち」という選択肢もあるため、必ずしもNLを解約する必要はありません。

むしろ、先述のとおり2枚持ちにはVisaとMastercardの使い分けやポイント合算などのメリットがあるため、余裕があれば併用を検討してみるのもよいでしょう。

三井住友カードとOliveの違いに関するよくある疑問Q&A

最後に、三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイの違いについて、読者からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

ここまでの内容と重複する部分もありますが、ピンポイントで知りたい情報をすぐに確認できるようにしているので、気になる項目をチェックしてみてください。

よくある疑問の一覧は以下のとおりです。

  • OliveにしたらNLは解約しないといけないのか
  • 家族カードはどちらでも発行できるのか
  • デビットモードだけ使いたい場合もOliveがお得なのか
  • キャッシュカード機能は本当に必要なのか

OliveにしたらNLは解約しないといけない?

結論から言うと、OliveフレキシブルペイとNLは別々のカード契約であるため、Oliveを開設してもNLを解約する必要はありません。

この点は誤解されやすいポイントなので、改めて整理しておきましょう。

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項目内容
Olive開設時にNLは自動解約されるかされない
2枚を同時に保有できるかできる
ポイントの合算は可能か同じVpass IDで管理すれば可能
2枚持ちに追加の年会費はかかるか一般同士なら両方とも永年無料

したがって、「試しにOliveを使ってみたいけど、NLを手放すのは不安」という方は、まずは両方を持った状態で使い比べてから判断するのがおすすめです。

しかし、利用頻度の低いカードを放置しておくとポイント管理が煩雑になったり、不正利用に気づきにくくなったりするリスクもあります。

使わなくなったカードがあれば、適切なタイミングで整理することも大切です。

家族カードはどちらでも発行できる?

家族カードについては、三井住友カード(NL)では発行可能ですが、Oliveフレキシブルペイでは発行できません。

これは両カードの明確な違いの一つであり、家族カードを重視する方にとってはカード選びの決め手になり得るポイントです。

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項目Oliveフレキシブルペイ三井住友カード(NL)
家族カードの発行不可可能
家族カードの年会費永年無料
家族の利用分のポイント本会員に合算

三井住友カード(NL)の家族カードは年会費無料で発行でき、家族が利用した分のポイントも本会員のVポイントに加算されます。

したがって、配偶者やお子さん(高校生を除く18歳以上)にもカードを持たせて家族全体でポイントを効率的に貯めたい場合は、NLを選ぶほうが合理的です。

なお、Oliveを持つ家族がそれぞれ個別にOliveアカウントを開設すれば別々にカードを持つこと自体は可能ですが、家族カードのようにポイントが自動合算される仕組みにはならない点は注意が必要です。

デビットモードだけ使いたい場合もOliveがお得?

「クレジットカードは使いすぎが怖いから、デビット払いだけで使いたい」と考えている方にとっても、Oliveフレキシブルペイは有力な選択肢になります。

Oliveフレキシブルペイのデビットモードは、通常のデビットカードと同じく支払い時に銀行口座から即時引き落としされる仕組みです。

デビットモードで利用した場合の特徴をまとめると以下のとおりです。

  • 還元率はクレジットモードと同様に0.5%(対象コンビニ・飲食店での上乗せも適用)
  • 口座残高の範囲内でしか使えないため、使いすぎを防止できる
  • 審査不要でデビットモードが利用可能(クレジットモードの審査に通らなくても利用できる)
  • Vポイントアッププログラムの対象にもなる

特に「使いすぎ防止」という観点では、デビットモードは非常に優れた選択肢です。

しかし、デビットモードにはクレジットカードのような分割払いやリボ払いには対応していないため、高額な買い物を分けて支払いたい場合にはクレジットモードへの切り替えが必要になります。

なお、三井住友カード(NL)はクレジット専用カードのため、デビット払いの機能は搭載されていません。

デビット払いを利用したいのであれば、現時点ではOliveフレキシブルペイを選ぶのが唯一の選択肢になります。

キャッシュカード機能は本当に必要?

Oliveフレキシブルペイにはキャッシュカード機能が搭載されていますが、「キャッシュレス時代にATMを使う機会が減っている」という方も多いのではないでしょうか。

実際、キャッシュカード機能が必要かどうかはライフスタイルによって大きく異なります。

キャッシュカード機能のメリットとデメリットを整理してみましょう。

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観点内容
メリット財布に入れるカードが1枚減る
メリット急に現金が必要になったときにすぐATMで引き出せる
メリット三井住友銀行ATMでの利用なら手数料が優遇される場合がある
デメリット普段キャッシュレス決済のみの人には不要な機能
デメリットカードを紛失した場合、銀行口座へのアクセスも失うリスクがある

なお、キャッシュレス決済がメインの方にとっては、キャッシュカード機能がなくても日常生活で困ることはほとんどないでしょう。

しかし、冠婚葬祭や災害時など「どうしても現金が必要になる場面」はゼロではありません。

そうした万が一の場面に備えて、1枚でATM利用もできるOliveフレキシブルペイを持っておくと安心感があるのは事実です。

一方で、カード紛失時のリスクを考えると「クレジットカードとキャッシュカードは分けておきたい」という考え方にも合理性があります。

自分がATMをどのくらいの頻度で利用しているかを振り返ってみて、必要性を判断するのがよいでしょう。

この記事を書いた人

SEIMEI株式会社は保険×テクノロジーのInsurTechスタートアップです。保険会社と保険代理店をつなぐ情報プラットフォーム「ソリシター君」の開発・運営や、保険営業特化の生成AI研修事業などを通じて、保険を中心とした金融業界で知っておくべき知識について解説しています。

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