「SFCカードはどれを選べばいいのか」。ANAのプラチナやダイヤモンドに到達した人が最後に迷う点です。SFCカードのおすすめは、迷ったらSFCゴールドのJCB/VISA/Mastercardです。年会費16,500円・家族会員8,250円・移行手数料無料で、全12種類のうち年会費に対する獲得マイルの効率がもっとも高い1枚です。
使い方によって最適解は変わります。ANA航空券の購入額が大きいならアメリカン・エキスプレスのSFCゴールド、家族を多く追加してプレミアム特典も欲しいならANA JCB/VISAプラチナのSFCプレミアム(家族会員4,400円)、年会費を最小にしたいならANA JCB SFC一般の1マイルコース(11,275円)が候補です。
本文では12種類を同一条件の早見表に並べ、家族1〜3人込みの年間コストと損益分岐も試算しました。2028年4月の制度変更とアメリカン・エキスプレスの改定も踏まえて、自分の1枚を決めてください。
【結論】SFCカードのおすすめはゴールドのJCB/VISA/Master。用途別ベストを30秒で
まず結論を要点だけ整理します。詳しい根拠は後半の比較表と試算で示します。
- 迷ったらSFCゴールドのJCB/VISA/Mastercard。年会費16,500円・家族会員8,250円・移行手数料無料・200円=2マイル(還元率1.0%)・フライトボーナス40%で、12種類の中で「年会費に対する獲得マイル」が最も効率的です。
- ANA航空券の購入が多い人はANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド。ANAグループ利用時は100円=2マイルと12種類の中でゴールド帯唯一の優遇があります。ただし年会費42,900円・家族21,450円と高く、年間のANAグループ利用額が大きい人向けです。
- 家族が多く、プレミアム特典も欲しいならANA JCB SFCプレミアム(77,000円)かANA VISAプラチナSFCプレミアム(96,800円)。家族会員が1人4,400円と、ゴールド帯の家族会員(8,250〜21,450円)より安く追加できます。
- 年会費を最小にするならANA JCB SFC一般の1マイルコース(11,275円・移行手数料無料)。フライトボーナスは35%、還元率は200円=1マイル(0.5%)に下がります。
- プレミアム4種は「マイルで年会費を回収する」カードではありません。ゴールドとの年会費差60,500円以上をマイルだけで埋めるには年間1,000万円規模の決済が必要になる試算です(本記事の損益分岐セクション参照)。
基準となるSFCゴールドのJCB/VISA/Mastercardが向いている人と、別のSFCカードを選ぶべき人を分けると次のとおりです。
- 向いている人: どれにするか迷っている人/年間の決済額が100万〜300万円程度の人/家族会員を1〜3人追加したい人/SFCを上級会員資格の維持コストと割り切りたい人
- 向いていない人(別の1枚を選ぶ人): ANAグループ利用が年間176万円を超える人(アメリカン・エキスプレス・ゴールドが候補)/コンシェルジュなどカード会社の上位サービスを使う人(プレミアムが候補)/年間決済100万円未満で年会費を最小にしたい人(一般の1マイルコースが候補)
用途別おすすめ早見表(コスパ/ANA航空券購入が多い/家族が多い/海外・保険重視/年会費最小)
スーパーフライヤーズカードのおすすめを使い方別に整理しました。自分の使い方に近い行から候補を絞ってください。年会費はすべて税込・本会員の金額です。
| あなたの使い方 | おすすめのSFCカード | 本会員年会費 | 家族会員年会費 | 選ぶ根拠 |
|---|---|---|---|---|
| コスパ最優先・迷ったら | ANA JCB/VISA/Master SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 200円=2マイル、移行手数料無料、継続2,000+特別2,000マイル |
| ANA航空券の購入・修行中 | ANAアメリカン・エキスプレス・SFCゴールド | 42,900円 | 21,450円 | ANAグループ利用100円=2マイル(ゴールド帯で唯一) |
| 家族が多く、プレミアム特典も欲しい | ANA JCB SFCプレミアム/ANA VISAプラチナSFCプレミアム | 77,000円/96,800円 | 4,400円 | 家族1人4,400円、入会・継続各10,000マイル、フライトボーナス50% |
| 家族が多く、年会費を抑えたい | ANA JCB/VISA/Master SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 家族3人でも合計41,250円。一般(28,105円)を除けば家族3人構成で最安 |
| 海外利用が多く、コスパも維持したい | ANA VISA/Master SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 年会費・換算率・ボーナスはJCBゴールドと同一。海外加盟店の広さで選ぶ |
| 海外利用が多い・ダイナースの特典を使う | ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | 34,100円 | 13,750円 | 100円=1マイル、移行手数料無料。ダイナース独自特典はカード会社公式で確認 |
| 年会費を最小にしたい | ANA JCB SFC一般(1マイルコース) | 11,275円 | 5,610円 | 移行手数料無料で年会費11,275円が12種類の最安。還元率は0.5% |
※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。
SFCカード全12種類の年会費・還元率一覧表
ANA公式のカードラインアップに掲載されている12種類を、年会費・家族会員年会費・換算率・フライトボーナス積算率・マイル移行手数料の5項目で並べました。「通常換算率」はショッピング利用100円または200円あたりに貯まるマイル数です。
| カード名 | 本会員年会費 | 家族会員年会費 | 通常換算率 | フライトボーナス | 移行手数料(年) |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA JCB SFC一般 | 11,275円 | 5,610円 | 200円=1マイル(1マイルコース)/2マイル(2マイルコース) | 35% | 1マイルコース無料/2マイルコース5,500円 |
| ANA VISA SFC一般 | 11,275円 | 5,610円 | 200円=1マイル(通常コース)/2マイル(2倍コース) | 35% | 通常コース無料/2倍コース6,600円 |
| ANA Master SFC一般 | 11,275円 | 5,610円 | 200円=1マイル(通常コース)/2マイル(2倍コース) | 35% | 通常コース無料/2倍コース6,600円 |
| ANA JCB SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 200円=2マイル | 40% | 無料 |
| ANA VISA SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 200円=2マイル | 40% | 無料 |
| ANA Master SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 200円=2マイル | 40% | 無料 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | 34,100円 | 13,750円 | 100円=1マイル | 40% | 無料 |
| ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド | 42,900円 | 21,450円 | 100円=1マイル(ANAグループ利用は100円=2マイル) | 40% | 無料 |
| ANA JCB SFCプレミアム | 77,000円 | 4,400円 | 1,000円=10ポイント(うち5ポイントはボーナス)=13マイル | 50% | 無料 |
| ANA VISAプラチナ SFCプレミアム | 96,800円 | 4,400円 | 200円=1ポイント=3マイル | 50% | 無料 |
| ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・プレミアム | 187,000円 | 無料(4枚まで) | 100円=1マイル(ANAグループ利用は100円=2.5マイル) | 50% | 無料 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード | 198,000円 | 無料 | 100円=1.5マイル(ANAグループ利用は100円=2.5ポイント) | 50% | 無料 |
※2026年9月2日 編集部調べ(出典: ANA公式「スーパーフライヤーズカード」カードラインアップ)。年会費は税込。最新の条件は公式サイトで確認してください。ANAアメリカン・エキスプレスのSFCは2026年9月2日以降の申込分から特典・年会費等を改定するとの情報がありますが、編集部はANA公式SFCページ本文でその内容を確認できていないため、申込前にアメリカン・エキスプレス公式で最新条件を確認してください。
▶ ANA公式サイトでスーパーフライヤーズカードの最新条件を確認する
SFCカード(スーパーフライヤーズカード)とは?入会条件と特典
比較の前に、SFCの仕組みとグレード差を短く整理します。すでに理解している方は次の比較セクションへ進んで構いません。

SFCとは:ANA上級会員資格を年会費を払う限り維持できるクレジットカード
SFC(スーパーフライヤーズカード)は、ANAマイレージクラブの上級会員(プラチナサービス・ダイヤモンドサービス)に到達した人、またはANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルに到達した人だけが申し込めるクレジットカードです。通常の上級会員資格は毎年の搭乗実績で判定されますが、SFCを保有している間はスーパーフライヤーズ会員として、搭乗実績にかかわらず上級会員向けサービスを受けられます。
つまり「1年だけ集中的に搭乗して上級会員になり、その後はカード年会費を払い続けることで特典を維持する」という使い方ができるカードです。この搭乗の集中を「SFC修行」と呼ぶことがあります。カード自体はANAカードの一種なので、ショッピングでマイルが貯まり、フライトボーナスマイルも上乗せされます。
入会条件(ダイヤモンド/プラチナ/各事前サービス/100万ライフタイムマイル)
ANA公式が示すSFCの入会資格は次のとおりです。
- 「ダイヤモンドサービス」メンバー(事前サービスを含む)
- 「プラチナサービス」メンバー(事前サービスを含む)
- ANAグループ運航便の搭乗で100万ライフタイムマイルに到達した人
「事前サービス」とは、年度途中でプラチナ・ダイヤモンドの基準を満たした時点で先行して提供されるサービスです。事前サービスの開始時点でSFCに申し込めるため、修行が終わる年度末まで待つ必要はありません。プラチナサービスの達成基準(必要なプレミアムポイント数と、そのうちANAグループ運航便で獲得すべき割合)はANA公式のプレミアムメンバーサービスページに掲載されているため、修行の計画はそちらの最新基準で立ててください。
SFCは1人1枚のみで、複数ブランドの同時入会はできません。学生は申し込めず、発行にはカード会社の審査があります。審査基準は各社とも公表していません。
SFC会員の主な特典(ラウンジ・優先チェックイン・手荷物優先・優先搭乗・フライトボーナス)
ANA公式のスーパーフライヤーズ会員向けサービス一覧には、次の特典が掲載されています(2026年9月2日時点)。
- 座席クラスのアップグレード
- 国内線の座席指定優先
- 空席待ちの優先
- 空港ラウンジの利用
- 優先チェックイン
- 手荷物の優先受取・手荷物許容量の優待
- 優先搭乗
- 香港国際空港の優先レーン ほか
これらはSFC会員資格に紐づく特典で、どのブランド・グレードのSFCを選んでも共通です。なお、ANA羽田空港駐車場の優先予約サービスは2026年9月30日で終了します。カードのグレードで差が出るのは、次に説明するフライトボーナス率・ボーナスマイル・年会費・付帯サービスの部分です。
加えて、本会員はANAのライフソリューションサービス(対象サービスの利用でマイルが貯まる仕組み)で通常の2倍(200%)のボーナスマイルが積算されます。
一般・ゴールド・プレミアムの3グレードの違い
SFCの12種類は一般3種・ゴールド5種・プレミアム4種に分かれます。グレードごとの差をボーナスマイルとフライトボーナス率で整理すると次のとおりです。
| グレード | ブランド(券種数) | 本会員年会費 | 入会ボーナス | 継続ボーナス+特別ボーナス | フライトボーナス |
|---|---|---|---|---|---|
| 一般 | JCB/VISA/Master(3種) | 11,275円 | なし | 継続2,000マイル(特別ボーナスなし) | 35% |
| ゴールド | JCB/VISA/Master/ダイナース/アメックス(5種) | 16,500〜42,900円 | なし | 継続2,000マイル+特別2,000マイル | 40% |
| プレミアム | JCB/VISAプラチナ/ダイナース/アメックス(4種) | 77,000〜198,000円 | 10,000マイル | 継続10,000マイル+特別2,000マイル | 50% |
※2026年9月2日 編集部調べ。最新の条件は公式サイトで確認してください。
ボーナスマイルには条件があります。継続ボーナスは年会費を期日までに支払った場合のみ付与されます。特別ボーナス2,000マイルはダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ会員のみが対象で、これらのステータスを持たない年は付与されません。また、ANAカードからSFCへの切り替えは「継続」ではなく「新規入会」扱いとなり、その年の継続マイルは対象外です。プレミアムの入会ボーナス10,000マイルは、ANAカードプレミアムからの切り替え時には対象外です(アメリカン・エキスプレスを除く)。
家族会員は、本会員と生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子であれば、搭乗実績にかかわらず申し込めます。家族会員もスーパーフライヤーズ会員として扱われるため、「家族の分の上級会員資格をカード年会費で用意できる」点がSFCの大きな価値です。家族カードの同時申込可能枚数はカード会社ごとに異なります。
SFCカード全12種類を徹底比較【年会費・家族カード・還元率・保険・ラウンジ】
ここからがANAスーパーフライヤーズカード全12種類の比較の中核です。年会費とボーナスマイルを合わせた「実質コスト」、決済額に応じた「獲得マイル」、家族人数別の「合計コスト」を、すべて同じ前提で並べます。マイルの価値は「1マイル=1.5円」と仮定して計算しています。これは編集部の仮定であり、実際の価値は交換先(特典航空券の路線・時期など)で大きく変わります。
年会費と家族カードを比較(実質年間コスト表つき)
SFCは毎年の継続ボーナスマイルがあるため、年会費の額面だけでは比較になりません。「年会費+移行手数料−継続ボーナスの相当額(1マイル1.5円換算)」を実質年間コストとして計算しました。
| カード名 | 年会費 | 移行手数料 | 継続ボーナス | 継続ボーナス相当額 | 実質年間コスト |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA JCB SFC一般(1マイルコース) | 11,275円 | 無料 | 2,000マイル | 3,000円 | 8,275円 |
| ANA JCB SFC一般(2マイルコース) | 11,275円 | 5,500円 | 2,000マイル | 3,000円 | 13,775円 |
| ANA VISA/Master SFC一般(通常コース) | 11,275円 | 無料 | 2,000マイル | 3,000円 | 8,275円 |
| ANA VISA/Master SFC一般(2倍コース) | 11,275円 | 6,600円 | 2,000マイル | 3,000円 | 14,875円 |
| ANA JCB/VISA/Master SFCゴールド | 16,500円 | 無料 | 2,000マイル | 3,000円 | 13,500円 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | 34,100円 | 無料 | 2,000マイル | 3,000円 | 31,100円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・ゴールド | 42,900円 | 無料 | 2,000マイル | 3,000円 | 39,900円 |
| ANA JCB SFCプレミアム | 77,000円 | 無料 | 10,000マイル | 15,000円 | 62,000円 |
| ANA VISAプラチナ SFCプレミアム | 96,800円 | 無料 | 10,000マイル | 15,000円 | 81,800円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・プレミアム | 187,000円 | 無料 | 10,000マイル | 15,000円 | 172,000円 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード | 198,000円 | 無料 | 10,000マイル | 15,000円 | 183,000円 |
※2026年9月2日 編集部調べ。1マイル=1.5円は編集部の仮定。ゴールド・プレミアムの特別ボーナス2,000マイル(ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ会員のみ)は対象となる年に限り、さらに3,000円相当を差し引けます。カード会社独自の年会費優遇の有無は各社公式で確認してください。最新の条件は公式サイトで確認してください。
この表から分かるのは、ゴールドのJCB/VISA/Master(実質13,500円)と一般の1マイルコース(実質8,275円)の差が年5,225円しかないことです。一般の2マイルコース・2倍コースは移行手数料が加わるため、実質コストはゴールド(13,500円)を上回ります。還元率1.0%を確保したいなら、一般の有料コースよりゴールドを選ぶ方が安く、フライトボーナスも40%に上がります。
ダイナース(実質31,100円)とアメリカン・エキスプレス・ゴールド(実質39,900円)は、ゴールドJCB/VISA/Masterの2倍以上のコストです。この差額を正当化できるのは、ANAグループ利用の還元優遇や、カード会社独自の付帯サービスを実際に使う人に限られます。
SFCゴールド5ブランドを比較(JCB/VISA/Master/ダイナース/アメックス)
SFCの中で最も選ばれるゴールド帯は5種類あります。ANA公式のラインアップに載っている条件のうち、5種類で差が出る項目だけを抜き出すと次のとおりです。フライトボーナス(40%)・継続ボーナス(2,000マイル)・特別ボーナス(2,000マイル)・移行手数料(無料)は5種類とも共通です。
| ゴールド5ブランド | 本会員年会費 | 家族会員年会費 | 通常換算率 | ANAグループ利用 | 発行会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA JCB SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 200円=2マイル(1.0%) | 同じ(1.0%) | JCB |
| ANA VISA SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 200円=2マイル(1.0%) | 同じ(1.0%) | 三井住友カード |
| ANA Master SFCゴールド | 16,500円 | 8,250円 | 200円=2マイル(1.0%) | 同じ(1.0%) | 三井住友カード |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | 34,100円 | 13,750円 | 100円=1マイル(1.0%) | 同じ(1.0%) | 三井住友トラストクラブ |
| ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド | 42,900円 | 21,450円 | 100円=1マイル(1.0%) | 100円=2マイル(2.0%) | アメリカン・エキスプレス |
※2026年9月2日 編集部調べ(出典: ANA公式「スーパーフライヤーズカード」カードラインアップ)。年会費は税込。5種類ともフライトボーナス40%・継続2,000マイル・特別2,000マイル・移行手数料無料。アメリカン・エキスプレスは2026年9月2日以降申込分の改定情報あり(ANA公式SFCページ本文では未確認)。最新の条件は公式サイトで確認してください。
ゴールド5種類の比較で分かることは3つです。1つ目は、通常のショッピング還元率は5種類すべて1.0%で差がないこと。2つ目は、年会費がJCB/VISA/Master(16,500円)、ダイナース(34,100円)、アメリカン・エキスプレス(42,900円)の3段階で、上位2つは家族会員年会費も13,750円・21,450円と高いこと。3つ目は、ANA公式の条件で唯一の優遇が「アメリカン・エキスプレスのANAグループ利用100円=2マイル」であることです。つまり、ANA航空券の決済額でアメリカン・エキスプレスの年会費差(26,400円)を回収できる人以外は、ゴールドJCB/VISA/Masterを選ぶのがマイルと年会費の面では合理的です。ダイナースとアメリカン・エキスプレスの年会費差は、ANA公式ページには載っていないカード会社独自の付帯サービス(ラウンジ・保険・ダイニングなど)で判断することになります。
マイル還元率と移行手数料を比較(通常利用/ANAグループ利用)
ショッピングで貯まるマイルは、カードによって「通常利用」と「ANAグループ利用(ANA航空券・ANA関連サービスの決済)」で換算率が変わります。ANA公式の換算率をもとに、年間決済300万円を次の2パターンで試算しました。300万円という額は、2028年4月からの制度変更で告知されている判定ライン(後述)を想定しています。
- パターンA: ANAグループ利用60万円+その他の一般加盟店240万円(年に数回ANA航空券を買う人)
- パターンB: すべて一般加盟店で300万円(日常決済が中心の人)
| カード名 | 通常還元率 | ANAグループ利用 | パターンA 獲得マイル | パターンB 獲得マイル | 年会費 |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA JCB/VISA/Master SFC一般(1マイル/通常コース) | 0.5% | 0.5% | 15,000 | 15,000 | 11,275円 |
| ANA JCB SFC一般(2マイルコース) | 1.0% | 1.0% | 30,000 | 30,000 | 11,275円+移行5,500円 |
| ANA VISA/Master SFC一般(2倍コース) | 1.0% | 1.0% | 30,000 | 30,000 | 11,275円+移行6,600円 |
| ANA JCB/VISA/Master SFCゴールド | 1.0% | 1.0% | 30,000 | 30,000 | 16,500円 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | 1.0% | 1.0% | 30,000 | 30,000 | 34,100円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・ゴールド | 1.0% | 2.0% | 36,000 | 30,000 | 42,900円 |
| ANA JCB SFCプレミアム | 1.3% | 1.3% | 39,000 | 39,000 | 77,000円 |
| ANA VISAプラチナ SFCプレミアム | 1.5% | 1.5% | 45,000 | 45,000 | 96,800円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・プレミアム | 1.0% | 2.5% | 39,000 | 30,000 | 187,000円 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード | 1.5% | 2.5% | 51,000 | 45,000 | 198,000円 |
※2026年9月2日 編集部調べ。ANA公式の換算率をもとに編集部が試算(ダイナース プレミアムのANAグループ利用は公式表記「100円=2.5ポイント」を1ポイント=1マイルとして計算)。フライトマイル・ボーナスマイル・キャンペーンは含みません。最新の条件は公式サイトで確認してください。
獲得マイルを1マイル1.5円で金額換算し、年会費(一般は移行手数料込み)を差し引いた「年間の収支」は次のとおりです。
| カード名 | パターンA 相当額 | パターンA 収支 | パターンB 相当額 | パターンB 収支 |
|---|---|---|---|---|
| ANA JCB/VISA/Master SFC一般(1マイル/通常コース) | 22,500円 | +11,225円 | 22,500円 | +11,225円 |
| ANA JCB SFC一般(2マイルコース) | 45,000円 | +28,225円 | 45,000円 | +28,225円 |
| ANA VISA/Master SFC一般(2倍コース) | 45,000円 | +27,125円 | 45,000円 | +27,125円 |
| ANA JCB/VISA/Master SFCゴールド | 45,000円 | +28,500円 | 45,000円 | +28,500円 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | 45,000円 | +10,900円 | 45,000円 | +10,900円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・ゴールド | 54,000円 | +11,100円 | 45,000円 | +2,100円 |
| ANA JCB SFCプレミアム | 58,500円 | −18,500円 | 58,500円 | −18,500円 |
| ANA VISAプラチナ SFCプレミアム | 67,500円 | −29,300円 | 67,500円 | −29,300円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・プレミアム | 58,500円 | −128,500円 | 45,000円 | −142,000円 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード | 76,500円 | −121,500円 | 67,500円 | −130,500円 |
※2026年9月2日 編集部調べ。1マイル=1.5円は編集部の仮定であり、利益を保証するものではありません。継続・特別ボーナスは含みません。最新の条件は公式サイトで確認してください。
年間300万円の決済では、ゴールドのJCB/VISA/Masterがどちらのパターンでも収支トップ(+28,500円)です。12種類のうち無料コースの一般3種(JCB 1マイルコース・VISA/Master通常コース)は年会費が最も安いにもかかわらず、換算率0.5%のため収支は+11,225円にとどまります。アメリカン・エキスプレス・ゴールドはANAグループ利用60万円のパターンAでも+11,100円にとどまり、ゴールドJCB/VISA/Masterを上回るにはANAグループ利用の比率をさらに高める必要があります。ANAグループ利用1万円あたりの差は100マイル(1.5円換算で150円)なので、年会費差26,400円を埋めるには年間176万円のANAグループ利用が損益分岐になります。
移行手数料についても整理しておきます。一般カードのJCBは2マイルコースが年5,500円、VISA/Masterは2倍コースが年6,600円かかり、無料のコースでは200円=1マイル(0.5%)です。ゴールド以上は12種類すべてで移行手数料が無料です。一般カードで有料コースを選ぶくらいなら、ゴールドの方が年会費込みで安いという結論は、先の実質コスト表と一致します。
付帯保険を比較(自動付帯・利用付帯の違い)
ANA公式のSFCラインアップに記載されている付帯保険の範囲は次のとおりです。補償額(死亡・後遺障害の最高額)と、自動付帯(持っているだけで補償)か利用付帯(旅行代金をカードで決済した場合に補償)かの条件は、券種ごとにカード会社の保険ページで案内されています。編集部がANA公式SFCページ本文で確認できたのは付帯の有無までのため、金額と付帯条件は必ず各カード会社の公式ページで確認してください。
| グレード | 国内航空傷害保険 | 海外旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険 | 補償額・付帯条件の確認先 |
|---|---|---|---|---|
| 一般(JCB/VISA/Master) | 付帯 | 付帯 | 付帯なし | JCB/三井住友カード公式 |
| ゴールド(JCB/VISA/Master) | 付帯 | 付帯 | 各カード会社公式で確認 | JCB/三井住友カード公式 |
| ゴールド(ダイナース/アメックス) | 付帯 | 付帯 | 各カード会社公式で確認 | 三井住友トラストクラブ/アメリカン・エキスプレス公式 |
| プレミアム(4種) | 付帯 | 付帯 | 各カード会社公式で確認 | 各カード会社公式 |
※2026年9月2日 編集部調べ(出典: ANA公式「スーパーフライヤーズカード」付帯保険の注記)。最新の条件は公式サイトで確認してください。
公式に明記されている差は「国内旅行傷害保険はSFC一般カードには付帯しない」という点です。国内出張や国内旅行での補償を重視するなら、一般ではなくゴールド以上が候補になります。ただし、ゴールド以上でも国内旅行傷害保険の有無・条件は券種により異なるため、申込前に該当カードの保険ページを確認してください。
保険で比較するときの注意点を2つ挙げます。1つ目は、自動付帯と利用付帯の違いです。利用付帯の場合、航空券やツアー代金を該当カードで決済していないと補償されません。2つ目は、家族会員が補償対象かどうかです。補償の範囲が本会員のみか家族会員も含むかは券種によって異なる可能性があるため、家族で使う人は各カード会社の保険ページで対象者を確認してください。アメリカン・エキスプレスのSFCについては2026年9月2日以降の申込分から特典・年会費等を改定するとの情報があるため(編集部はANA公式SFCページ本文では未確認)、保険の付帯条件も申込時点の内容をアメリカン・エキスプレス公式で確認してください。
空港ラウンジ・プライオリティパスの対応状況
空港ラウンジは、SFCカード選びで最も誤解が多い項目です。ANAラウンジの利用は「スーパーフライヤーズ会員の特典」であり、カードのグレードやブランドに関係なく、SFC会員であれば利用できます(2026年9月2日時点の現行制度)。したがって「ANAラウンジに入るためにプレミアムを選ぶ」必要はありません。
一方、カード会社が提供する空港ラウンジサービス(提携のカードラウンジ、プライオリティ・パスなどの海外ラウンジプログラム)は、券種ごとにカード会社が定めています。これらはANA公式のSFCページには記載されておらず、JCB・三井住友カード・三井住友トラストクラブ・アメリカン・エキスプレスの各公式ページで、対象空港・同伴者の扱い・回数制限を確認する必要があります。ANA便以外の利用や海外の乗り継ぎ空港でラウンジを使いたい人は、この点をカード会社公式で比較してください。法人でプライオリティ・パス付きカードを探している場合は、プライオリティパス付き法人カードの比較も参考になります。
もう1つ重要なのは、2028年4月から告知されている制度変更です。ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円未満の区分(SFC LITE)ではANAラウンジが利用できなくなる、とANA公式は告知しています。制度の詳細は2026年9月末までにあらためて案内されるとしており、執筆時点で未確定の部分があります。詳しくは後半の制度変更セクションで解説します。
家族1〜3人込みの年間コスト早見表
家族会員もスーパーフライヤーズ会員として扱われるため、家族の人数によって最適なカードは変わります。本会員年会費と家族会員年会費を合計した年間コストを、家族0〜3人で計算しました。
| カード名 | 本会員のみ | 家族1人 | 家族2人 | 家族3人 | 家族1人あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA JCB/VISA/Master SFC一般 | 11,275円 | 16,885円 | 22,495円 | 28,105円 | 5,610円 |
| ANA JCB/VISA/Master SFCゴールド | 16,500円 | 24,750円 | 33,000円 | 41,250円 | 8,250円 |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズカード | 34,100円 | 47,850円 | 61,600円 | 75,350円 | 13,750円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・ゴールド | 42,900円 | 64,350円 | 85,800円 | 107,250円 | 21,450円 |
| ANA JCB SFCプレミアム | 77,000円 | 81,400円 | 85,800円 | 90,200円 | 4,400円 |
| ANA VISAプラチナ SFCプレミアム | 96,800円 | 101,200円 | 105,600円 | 110,000円 | 4,400円 |
| ANAアメックス スーパーフライヤーズ・プレミアム | 187,000円 | 187,000円 | 187,000円 | 187,000円 | 無料(4枚まで) |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード | 198,000円 | 198,000円 | 198,000円 | 198,000円 | 無料 |
※2026年9月2日 編集部調べ。年会費のみの合計で、移行手数料・ボーナスマイルは含みません。家族カードの同時申込可能枚数はカード会社ごとに異なります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
この表で注目したいのは2点です。1点目は、家族3人でもゴールドJCB/VISA/Master(41,250円)は一般(28,105円)に次いで安く、還元率1.0%を確保できる券種の中では最安で、家族の人数が増えてもコスパ最優先の結論は変わらないことです。2点目は、家族3人ならJCBプレミアム(90,200円)がアメリカン・エキスプレス・ゴールド(107,250円)より安くなることです。家族が多い人がアメリカン・エキスプレスやダイナースのゴールドを選ぶと、家族会員年会費(21,450円/13,750円)の負担が重くなります。
家族4人以上になると、家族会員が4枚まで無料のアメリカン・エキスプレス・プレミアム(187,000円固定)や家族会員無料のダイナース プレミアム(198,000円固定)との差は縮まりますが、それでもJCBプレミアム(家族4人で94,600円)の約2倍です。家族の人数だけで上位プレミアムが有利になることはなく、上位プレミアムはカード会社独自の付帯サービスに価値を感じる人向けと考えてください。
SFCカードのブランド別おすすめ|あなたに合う1枚の選び方
ここまでの試算をもとに、用途別に「この1枚」を確定させます。分岐の順番は「家族の人数」→「ANAグループ利用の額」→「海外利用・付帯サービス」です。

コスパ最優先: SFCゴールド JCB/VISA/Master
年会費16,500円・家族会員8,250円・移行手数料無料・200円=2マイル(1.0%)・フライトボーナス40%・継続2,000マイル+特別2,000マイル。12種類のうち、年間決済300万円のシミュレーションでパターンA・Bともに収支トップ(+28,500円)で、実質年間コストも13,500円と一般の有料コースより安い、という結果です。SFCを「上級会員資格の維持コスト」と割り切るなら、この3枚のどれかが基準になります。
JCB・VISA・Masterの3ブランド間は、ANA公式に掲載されている年会費・換算率・ボーナスマイル・フライトボーナス率がすべて同一です。差が出るのはカード会社独自の部分で、JCBはJCB、VISA/Masterは三井住友カードが発行します。付帯保険の補償額・付帯条件、カードラウンジの対象空港、年会費優遇の仕組みは各社の公式ページで確認してください。海外での加盟店の多さを重視するならVISA/Master、国内のJCB優待を使うならJCBという選び方になります。
ANA航空券の購入・修行中: ANAアメックス・SFCゴールド
ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールドは、ANAグループ利用時に100円=2マイル(2.0%)と、ゴールド帯で唯一ANAグループ利用の優遇があります。年会費42,900円・家族会員21,450円はゴールド帯で最も高いため、向いているのは「ANA航空券やANA関連サービスの決済が年間176万円を超える人」です。これは、ゴールドJCB/VISA/Masterとの年会費差26,400円を、ANAグループ利用1万円あたりの差100マイル(1.5円換算で150円)で割った損益分岐です。
修行中の人がANA航空券を集中的に買う年は、この条件を満たしやすい時期です。一方で修行が終わり、搭乗が減った後は年会費42,900円の負担だけが残ります。「修行中はANAグループ利用の還元が高いカード、修行後はコスパ重視のカードへ切り替える」という持ち方も選択肢です(切り替え手続きは後述)。なお、アメリカン・エキスプレスのSFCは2026年9月2日以降の申込分から特典・年会費等を改定するとの情報がありますが、編集部はANA公式SFCページ本文でその内容を確認できていません。還元率・年間利用特典・保険条件は申込前にアメリカン・エキスプレス公式で確認してください。編集部がANA公式SFCページで確認できた年会費は42,900円・家族会員21,450円です。
家族3人以上: プレミアム(JCB/VISAは家族4,400円、アメックス/ダイナースは家族無料)
家族が3人以上いて、フライトボーナス50%・入会10,000マイル・継続10,000マイル・特別2,000マイルというプレミアムの特典も欲しいなら、ANA JCB SFCプレミアム(77,000円)かANA VISAプラチナ SFCプレミアム(96,800円)が候補です。家族会員は1人4,400円で、ゴールド帯の家族会員(8,250〜21,450円)より安く追加できます。家族3人ならJCBプレミアムは合計90,200円で、アメリカン・エキスプレス・ゴールドの家族3人(107,250円)より安くなります。
ただし、家族の人数だけが理由なら、ゴールドJCB/VISA/Master(家族3人で41,250円)の方が半分以下のコストです。プレミアムを選ぶ根拠は「家族会員が安い」ことではなく「プレミアムの特典を使う」ことに置いてください。アメリカン・エキスプレス・プレミアム(家族4枚まで無料)とダイナース プレミアム(家族無料)は、家族が5人以上いて、かつカード会社独自の上位サービスを使う人向けの位置づけです。
海外利用・保険重視: ダイナース/VISA・Master
海外利用が多い人は、加盟店の多さと付帯サービスの2軸で考えます。加盟店の広さではVISA/Masterが有利で、ゴールドJCB/VISA/Masterの中からVISAかMasterを選べば、コスパを落とさずに海外利用に備えられます。
ANAダイナース スーパーフライヤーズカード(34,100円・家族13,750円)は、100円=1マイル(1.0%)でゴールドJCB/VISA/Masterと同じ還元率ですが、年会費は約2倍です。選ぶ理由は、三井住友トラストクラブが提供するダイナースクラブ独自の付帯サービス(空港ラウンジ、ダイニング、旅行傷害保険など)にあります。これらの内容・条件はANA公式SFCページには記載がないため、三井住友トラストクラブの公式ページで確認し、年会費差17,600円に見合うかを判断してください。保険の補償額を重視する人も同様に、各社公式の保険ページで「自動付帯か利用付帯か」「家族会員も対象か」を確認したうえで選ぶのが確実です。
年会費を最小にしたい: 一般JCB(1マイルコース)
「SFCを寝かせる」(日常決済には別のカードを使い、SFCは上級会員資格の維持だけに持つ)という持ち方をするなら、ANA JCB SFC一般の1マイルコース(年会費11,275円・移行手数料無料)が最安です。ANA VISA/Master SFC一般の通常コースも同額の11,275円で、実質年間コストは継続2,000マイルを差し引いて8,275円になります。
一般カードを選ぶときの注意点は3つあります。1つ目は、ゴールドとの年会費差が5,225円しかないこと。2つ目は、フライトボーナスが35%(ゴールドは40%)、還元率が0.5%(ゴールドは1.0%)に下がること。3つ目は、国内旅行傷害保険が付帯しないことです。年間の決済額が100万円を超えるなら、ゴールドとの還元率差0.5%(5,000マイル=7,500円相当)が年会費差5,225円を上回るため、ゴールドの方が得になります。一般カードが向いているのは「年間決済100万円未満で、SFC資格の維持コストを最小化したい人」です。
▶ ANA公式サイトでスーパーフライヤーズカードの入会・切り替え案内を確認する
SFCプレミアムをあえて選ばなくていい理由と、選ぶべき人
「せっかくSFCを持つならプレミアムにした方がいいのか」という疑問に、数値で答えます。結論は「マイルや年会費の観点ではプレミアムを選ぶ理由はなく、カード会社の上位サービスを使う人だけが選ぶべき」です。
ゴールドとの差は『継続10,000マイル・フライトボーナス50%・コンシェルジュ』
ANA公式のラインアップで確認できる、ゴールドとプレミアムの差は次の4点です。
- 入会ボーナス: プレミアムは10,000マイル(ゴールドはなし)。ただしANAカードプレミアムからの切り替えは対象外(アメリカン・エキスプレスを除く)
- 継続ボーナス: プレミアム10,000マイル(ゴールドは2,000マイル)。特別ボーナス2,000マイルは両グレード共通
- フライトボーナス: プレミアム50%(ゴールドは40%)
- 換算率: JCBプレミアム1.3%、VISAプラチナ1.5%、ダイナース プレミアム1.5%(ANAグループ2.5%)、アメリカン・エキスプレス・プレミアム1.0%(ANAグループ2.5%)
これに加えて、各カード会社がプラチナ級のカードに用意しているコンシェルジュやダイニング、ラウンジなどの付帯サービスがプレミアムには付きます。ただしその内容はANA公式SFCページには記載がなく、カード会社ごとに異なるため、各社公式で確認が必要です。SFC会員としての特典(ANAラウンジ・優先チェックインなど)はゴールドと同じで、プレミアムだから増えるものではありません。
年会費差が回収できるのはどんな利用額か(損益分岐の試算)
ゴールドJCB/VISA/Master(16,500円)とJCBプレミアム(77,000円)の年会費差は60,500円です。1マイル=1.5円と仮定すると、この差を埋めるには年間40,334マイルの上乗せが必要です。プレミアムの上乗せ要素を分解すると次のようになります。
| 上乗せ要素 | ゴールドとの差 | 年間の上乗せマイル | 1.5円換算 |
|---|---|---|---|
| 継続ボーナス | 10,000−2,000マイル | 8,000マイル | 12,000円 |
| ショッピング換算率(JCB) | 1.3%−1.0%=0.3% | 決済100万円あたり3,000マイル | 100万円あたり4,500円 |
| フライトボーナス | 50%−40%=10% | 区間基本マイレージの10% | 搭乗実績に依存 |
※2026年9月2日 編集部調べ。1マイル=1.5円は編集部の仮定。最新の条件は公式サイトで確認してください。
継続ボーナスの差12,000円を差し引いても、残り48,500円をショッピングの換算率差だけで埋めるには年間およそ1,078万円の決済が必要です。フライトボーナスの差10%を加味しても、区間基本マイレージで年間数十万マイル規模の搭乗が必要になるため、一般的な利用者がマイルだけで年会費差を回収するのは現実的ではありません。VISAプラチナ SFCプレミアム(96,800円・換算率1.5%)でも、年会費差80,300円に対し継続ボーナス差12,000円を引いた68,300円を0.5%の換算率差で埋めるには年間約911万円の決済が必要です。
入会初年度に限れば、入会ボーナス10,000マイル(15,000円相当)が加わるため差は縮まりますが、これは1回限りです。ANAカードプレミアムからの切り替えでは入会ボーナスの対象外(アメリカン・エキスプレスを除く)である点も注意してください。
プレミアムが向く人(家族多数・年間決済額が大きい・ANAグループ利用が多い)
それでもプレミアムが向くのは、次のいずれかに当てはまる人です。
- カード会社のコンシェルジュやプラチナ級の付帯サービスを実際に使う予定があり、その価値に年会費を払える人
- 家族が3人以上いて、家族会員4,400円(JCB/VISAプラチナ)または無料(アメリカン・エキスプレス/ダイナース)の恩恵が大きい人
- 年間の決済額が1,000万円規模で、換算率差だけでも年会費差を埋められる人
- ANAグループ利用が非常に多く、ダイナース プレミアムやアメリカン・エキスプレス・プレミアムの100円=2.5マイルを活かせる人
プレミアム4種のANA公式条件を並べると次のとおりです。入会10,000マイル・継続10,000マイル・特別2,000マイル・フライトボーナス50%・移行手数料無料は4種類とも共通です。
| プレミアム4種 | 本会員年会費 | 家族会員年会費 | 通常換算率 | ANAグループ利用 | 発行会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA JCB SFCプレミアム | 77,000円 | 4,400円 | 1,000円=13マイル(1.3%) | 同じ(1.3%) | JCB |
| ANA VISAプラチナ SFCプレミアム | 96,800円 | 4,400円 | 200円=3マイル(1.5%) | 同じ(1.5%) | 三井住友カード |
| ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・プレミアム | 187,000円 | 無料(4枚まで) | 100円=1マイル(1.0%) | 100円=2.5マイル(2.5%) | アメリカン・エキスプレス |
| ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード | 198,000円 | 無料 | 100円=1.5マイル(1.5%) | 100円=2.5ポイント(2.5%) | 三井住友トラストクラブ |
※2026年9月2日 編集部調べ(出典: ANA公式「スーパーフライヤーズカード」カードラインアップ)。年会費は税込。ダイナース プレミアムのANAグループ利用は公式表記「100円=2.5ポイント」を1ポイント=1マイルとして換算。最新の条件は公式サイトで確認してください。
プレミアム4種の中でどれを選ぶかは、年会費の順(JCB 77,000円→VISAプラチナ 96,800円→アメリカン・エキスプレス 187,000円→ダイナース 198,000円)に、上位ほどカード会社独自のサービスが手厚くなる構造です。コスパで選ぶならJCBプレミアム、ショッピング換算率で選ぶならVISAプラチナ(1.5%)、ANAグループ利用と家族無料を重視するならアメリカン・エキスプレスかダイナース、という整理になります。SFCに限らずステータス性の高いカードを比較したい場合は、ステータスが高いクレジットカードのランキングやかっこいいクレジットカードのランク別比較も参考にしてください。
SFCカードの入会・切り替え手順とベストなタイミング
スーパーフライヤーズカードへの切り替えや新規入会は、通常のクレジットカードと違い、ANAの会員資格の確認を伴う申込手続きになります。新規入会・切り替え・家族会員追加のそれぞれで手続き先が異なるため、早見表にまとめました。
新規入会の流れ(申込書請求→カード会社審査→カード到着)
ANAカードを持っていない人、またはANAカードからSFCへ切り替える人は、ANA公式のスーパーフライヤーズカードページから入会案内に進み、申込手続きを行います。ANAの会員資格確認後にカード会社の審査があり、審査に通ればカードが発行されます。申込方法(申込書の郵送・オンライン)と所要日数はブランドと時期で異なるため、ANA公式の入会案内で最新の手順を確認してください。
すでにANAカードを持っている場合も、SFCへの切り替えはANA公式上「継続」ではなく「新規入会」として扱われます。そのため、切り替えた年の継続ボーナスマイルは対象外です。既存のANAカードからブランドを変えて入会する場合はカード番号が変わりますが、申込書に現在のお客様番号を記入すればマイル口座は自動的に統合されます。
切り替えパターン別の手続き早見表(同ブランド上位・下位/異ブランド/家族会員→本会員)
ANA公式の「入会・切り替えのご案内」をもとに、ケース別の手続き先と注意点を整理しました。
| ケース | JCB | VISA/Master | ダイナース | アメリカン・エキスプレス | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| ANAカード→SFCへ切り替え(新規入会扱い) | ANA公式の入会案内から | ANA公式の入会案内から | ANA公式の入会案内から | ANA公式の入会案内から | 切り替え年の継続ボーナスは対象外。カード会社審査あり |
| 同ブランド内で上位グレードへ(例: ゴールド→プレミアム) | MyJCBから | 切り替え申込(同ランク切替はカード番号不変) | カード会社へ電話 | カード会社へ電話(カード番号は下4桁のみ変更) | 年会費は改めて請求(ダイナースは差額請求)。プレミアムの入会ボーナスはANAカードプレミアムからの切替は対象外(アメックスを除く) |
| 異なるブランドへ変更 | 新規入会 | 新規入会 | 新規入会 | 新規入会 | SFCは1人1枚のため、現在のSFCと重複保有はできない。カード番号変更、お客様番号記入でマイル口座は自動統合 |
| 家族会員の追加 | JCB公式 | 三井住友カード公式 | 三井住友トラストクラブ公式 | アメリカン・エキスプレス公式 | 生計同一の配偶者・両親・18歳以上の子は搭乗実績不問。同時申込可能枚数はカード会社ごとに異なる |
| 法人カード利用者 | 法人用SFCなし・個人名義で新規入会 | 法人用SFCなし・個人名義で新規入会 | 法人用SFCなし・個人名義で新規入会 | 法人用SFCなし・個人名義で新規入会 | 引落は個人名義口座。法人カードでのANAマイル獲得は別途検討 |
※2026年9月2日 編集部調べ(出典: ANA公式「入会・切り替えのご案内」)。最新の条件は公式サイトで確認してください。
法人カードでANAマイルを貯めている人は、法人用SFCが存在しないため、個人名義でSFCに新規入会する形になります。法人・個人事業主でのマイル獲得は、ANAマイルが貯まる法人カードの比較やマイルが貯まる法人カードのおすすめで扱っています。
切り替えのベストタイミング(プラチナ確定・事前サービス開始・年会費支払月)
SFCへの切り替えは、次の3つのタイミングを意識すると無駄が出にくくなります。
- 事前サービスの開始直後に申し込む。プラチナの基準を満たした時点で事前サービスが始まり、SFCに申し込めます。年度末まで待つ必要はなく、早く申し込むほど早くSFC会員としての特典が始まります。
- 現在のANAカードの継続ボーナス付与後に切り替える。ANAカード→SFCは新規入会扱いで、切り替え年の継続ボーナスは対象外です。年会費の支払月と継続ボーナスの付与時期を確認し、付与を受けてから切り替えると取りこぼしを防げます。
- 同ブランド内のグレード変更は年会費の請求時期を確認する。同ブランドの上位・下位への切り替えでは年会費が改めて請求されます(ダイナースは差額請求)。年会費を二重に払う形にならないよう、切り替え前にカード会社へ請求の扱いを確認してください。
切り替えできないANAカードと注意点
すべてのANAカードにSFCが用意されているわけではありません。ANA公式によると、次のカードにはSFCの用意がなく、SFCを持つには新規発行扱い(お客様番号が変わる)になります。
- ANA VISA Suicaカード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA nimocaカード
これらのカードで修行をしている人は、SFC申込時に新規発行となり、お客様番号が変わる点を理解しておいてください。そのほかの注意点として、SFCは1人1枚のみで複数ブランドの同時入会はできないこと、法人用SFCはないこと、発行にはカード会社の審査があることを押さえておきましょう。
2028年4月の制度変更とアメックス改定でSFCカード選びはどう変わる?
2026年9月時点でSFCカードを選ぶうえで避けて通れないのが、ANAが告知している2028年4月からの制度変更と、アメリカン・エキスプレスのSFC改定です。いずれも執筆時点で未確定の部分があるため、ここでは「公式が告知している内容」と「まだ確定していないこと」を分けて整理します。
2028年4月〜: 年間決済300万円で『SFC PLUS』『SFC LITE』に区分(※2026年9月時点で見直し検討中)
ANA公式の「ANAスーパーフライヤーズカードの制度変更」ページ(2026年9月2日時点)で告知されている内容は次のとおりです。
| 項目 | 現行(2026年9月時点) | 2028年4月〜(告知内容) | 備考・未確定事項 |
|---|---|---|---|
| 会員区分 | スーパーフライヤーズ会員のみ | 「SFC PLUS」と「SFC LITE」の2区分 | 区分の判定は毎年行われる |
| 区分の基準 | なし(SFC保有で一律) | 判定期間のANAカード・ANA Pay決済額が年間300万円以上→SFC PLUS、未満→SFC LITE | 判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日 |
| ANAラウンジ | SFC会員は利用可 | SFC PLUSは利用可、SFC LITEは利用不可 | LITEのその他のサービスは従来どおりと告知 |
| マイル進呈 | なし | SFC PLUSは年5,000マイル進呈(本会員のみ) | — |
| スターアライアンスのステータス | — | SFC LITEはスターアライアンス・シルバー相当 | — |
| 新規入会者 | — | 一律SFC LITEからスタート(100万ライフタイムマイル到達者を除く) | 申込条件は変更なし |
| 100万ライフタイムマイル到達者 | — | 決済額にかかわらずSFC PLUS | — |
| 決済額に含まないもの | — | 年会費・各種手数料・キャッシング・ANA Payへのチャージ額 | — |
| 退会の扱い | — | SFC LITEになっても退会扱いにはならない | — |
| 制度の詳細 | — | 2026年9月末までにあらためて案内 | 執筆時点で未確定の部分あり |
※2026年9月2日 編集部調べ(出典: ANA公式「ANAスーパーフライヤーズカードの制度変更」)。告知内容は変更される可能性があります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
重要なのは、ANA公式が「詳細は2026年9月末までにあらためて案内する」としている点です。本記事の表は2026年9月2日時点の告知内容であり、確定した制度として断定できるものではありません。SFCを申し込む前、あるいは2028年に向けた決済の計画を立てる前に、必ずANA公式の制度変更ページで最新の案内を確認してください。
判定期間・対象になる決済/ならない決済
告知どおりであれば、判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日で、この期間のANAカードとANA Payの決済額が年間300万円以上かどうかで2028年4月からの区分が決まります。年会費・各種手数料・キャッシング・ANA Payへのチャージ額は決済額に含まれません。区分の判定は毎年行われるため、一度SFC PLUSになっても翌年の決済額が300万円未満ならSFC LITEになる、という仕組みです。
「SFC LITEになるとSFCが取り消される」と誤解されがちですが、ANA公式は退会扱いにはならないと明記しています。SFC LITEでもANAラウンジ以外のサービスは従来どおり提供されると告知されています。何が対象決済に含まれるかの細かな線引きは、9月末に予告されている再案内で確認してください。
アメリカン・エキスプレス2026年9月2日改定の要点
ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールドと同プレミアムについては、2026年9月2日以降の申込分からカードデザイン・特典・年会費等を改定するとの情報があります。ただし、SEIMEIメディア編集部はこの改定内容をANA公式SFCページ本文では確認できていません。編集部が2026年9月2日時点でANA公式のSFCラインアップで確認できた年会費は、ゴールドが42,900円(家族会員21,450円)、プレミアムが187,000円(家族会員は4枚まで無料)で、本記事の表はこの数値を使っています。
改定の詳細(改定後の特典内容、付帯保険の付帯条件、年間利用に応じた特典、既存会員への適用時期)はANA公式SFCページ本文では確認できなかったため、本記事では扱っていません。アメリカン・エキスプレスのSFCを検討している人は、申込前にアメリカン・エキスプレス公式の改定案内を必ず確認し、「自分が申し込む時点の条件」で判断してください。
300万円ラインを見据えたブランド選び
2028年の制度が告知どおりに実施される場合、ANAラウンジを使い続けたい人は「ANAカード・ANA Payで年間300万円を決済する」ことが条件になります。この観点でカード選びを考えると、次の3点が言えます。
- 年間300万円を決済するなら、還元率1.0%以上のカードにする。300万円の決済で一般の1マイルコース(0.5%)は15,000マイル、ゴールド(1.0%)は30,000マイルと、15,000マイル(1.5円換算で22,500円相当)の差が出ます。年会費差5,225円を大きく上回るため、300万円を目指す人に一般カードの無料コースは不向きです。
- ゴールドJCB/VISA/Masterが300万円決済でも収支トップ。先のシミュレーションのとおり、パターンA・Bともに+28,500円で最も効率的です。
- 家族カードの決済が本会員の判定に含まれるかは再案内で確認する。家族の決済を合算して300万円に届かせたい人は、9月末に予告されている再案内で合算の扱いを確認してください。
年間300万円の決済が現実的でない人は、SFC LITEになった場合の特典(ANAラウンジ以外は従来どおり)で満足できるかを基準に、年会費最小の一般カードを選ぶ判断もあります。いずれにしても、制度の詳細が確定する2026年9月末以降にあらためて判断材料を確認するのが安全です。
SFC修行とカード選びの関係(修行前に作るべき理由)
まだプラチナに到達していない人向けに、修行とカードの関係を短く整理します。修行の費用や最短ルートは本記事の範囲外で、ここでは「カードをいつ、どう用意するか」だけを扱います。
修行前にANAカードを作っておく理由(切り替えがスムーズ・入会キャンペーン)
SFCの申込資格は「プラチナサービス以上(事前サービスを含む)またはダイヤモンドサービス、もしくは100万ライフタイムマイル到達」です。修行中はまだSFCに申し込めないため、修行の間に使うのは通常のANAカードになります。修行前にANAカードを作っておく理由は2つあります。
- 修行中の航空券決済でマイルとフライトボーナスが貯まる。ANAカードは搭乗ごとにフライトボーナスが上乗せされ、航空券の決済でもショッピングマイルが貯まります。修行中はANA航空券の決済額が大きいため、ANAグループ利用の還元が高いカードほど効果があります。
- SFCへの切り替えがスムーズ。ANAカードを持っていれば、プラチナの事前サービス開始後にSFCへ切り替える形になり、マイル口座も引き継げます。ただし、ANA VISA Suicaなど一部のANAカードにはSFCの用意がなく新規発行扱いになるため、修行前に作るカードは「SFCが用意されているブランド・グレード」から選んでください。
ANAカード各社の入会キャンペーンは時期によって内容・条件・期限が変わります。本記事では固定のマイル数を示さず、申込時に各カード会社の公式ページで最新のキャンペーン内容を確認することをおすすめします。
修行中と修行後でカードを分ける考え方
修行中はANA航空券の決済が集中するため、ANAグループ利用時の換算率が高いカード(各カード会社公式の換算率で確認)が有利になりやすい時期です。修行後は搭乗が減り、日常決済が中心になるため、年会費と通常還元率のバランスが良いゴールドJCB/VISA/Masterが有利になります。この2つを分けて考えると、「修行中はANAグループ利用の還元が高いANAカード、SFC取得後はゴールドJCB/VISA/MasterのSFCへ」という持ち方が合理的です。
ただし、異なるブランドへの変更は新規入会扱いでカード番号が変わり、SFCは1人1枚のため元のSFCを残すことはできません。ブランドをまたぐ切り替えの手間を避けたい人は、最初からゴールドJCB/VISA/Masterで修行を始め、そのままSFCゴールドへ切り替える方法が最も手続きが少なくなります。プレミアムポイントの積算率は運賃種別や路線で異なり、積算対象外の運賃もあるため、修行計画はANA公式のプレミアムポイント積算条件を確認して立ててください。
SFCカードに関するよくある質問
ANA一般カード(ワイドでない)からSFCに切り替えできる?
できます。ANA一般カード(ワイドカードではない通常のANAカード)を含め、ANAカードからSFCへの切り替えは、ANA公式上「継続」ではなく「新規入会」として扱われ、ANA公式の入会案内から申込手続きを行います。プラチナサービス(事前サービスを含む)以上、または100万ライフタイムマイル到達という入会資格を満たしていれば申し込めますが、切り替えた年の継続ボーナスマイルは対象外です。なお、ANA VISA Suica、ANA To Me CARD PASMO JCB、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、ANA VISA nimocaにはSFCの用意がなく、新規発行扱い(お客様番号が変更)になります。
SFCカードは1人1枚しか持てない?家族カードは何枚まで?
SFCは1人1枚のみで、複数ブランドの同時入会はできません。別のブランドに変える場合は新規入会扱いとなり、カード番号が変わります。家族会員は、本会員と生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子であれば搭乗実績にかかわらず申し込めますが、同時に申し込める家族カードの枚数はカード会社ごとに異なります。アメリカン・エキスプレス・プレミアムは家族会員が4枚まで無料と公式に明記されています。
発行後にブランドを変えられる?
変えられますが、異なるブランドへの変更は新規入会扱いです。SFCは1人1枚のため、現在のSFCと新しいSFCを同時に持つことはできず、カード番号も変わります。申込書に現在のお客様番号を記入すればマイル口座は自動的に統合されます。同じブランド内でのグレード変更(例: JCBゴールド→JCBプレミアム)は、JCBはMyJCB、ダイナースとアメリカン・エキスプレスはカード会社への電話、VISA/Masterは切り替え申込で手続きし、年会費は改めて請求されます(ダイナースは差額請求)。
年会費を一番安く抑える持ち方は?
年会費が最も安いのは、ANA JCB SFC一般の1マイルコースまたはANA VISA/Master SFC一般の通常コースで、いずれも年会費11,275円・移行手数料無料です。継続ボーナス2,000マイル(1マイル1.5円換算で3,000円相当)を差し引いた実質年間コストは8,275円になります。ただし、ゴールドJCB/VISA/Master(16,500円)との差は5,225円で、ゴールドは還元率1.0%・フライトボーナス40%のため、年間決済が100万円を超える人はゴールドの方が得になります。
SFCカードの審査は厳しい?
SFCの発行には各カード会社(JCB、三井住友カード、三井住友トラストクラブ、アメリカン・エキスプレス)の審査があり、審査基準は各社とも公表していません。ANAの上級会員資格を満たしていても、カード会社の審査に通らなければ発行されません。一般にクレジットカードの審査では信用情報機関への照会が行われるため、他のカードやローンの支払い遅れがないかを申込前に確認しておくと、審査で不利になる要因を減らせます。プレミアムはプラチナ級のカードであり、カード会社ごとに申込条件が設けられているため、各社公式の申込条件を確認してください。
2028年の制度変更で今のSFC会員はどうなる?
ANA公式の告知(2026年9月2日時点)では、2028年4月から「SFC PLUS」「SFC LITE」の2区分となり、2026年12月16日〜2027年12月15日のANAカード・ANA Pay決済額が年間300万円以上ならSFC PLUS(ANAラウンジ利用可・年5,000マイル進呈)、未満ならSFC LITE(ANAラウンジ利用不可・その他のサービスは従来どおり)になるとされています。SFC LITEになっても退会扱いにはなりません。100万ライフタイムマイル到達者は決済額にかかわらずSFC PLUSです。ただし、制度の詳細は2026年9月末までにあらためて案内するとANAが告知しており、執筆時点で未確定の部分があります。最新の案内はANA公式の制度変更ページで確認してください。
まとめ:SFCカードはゴールドのJCB/VISA/Masterを基準に、用途で上位ブランドを選ぶ
SFCカード(スーパーフライヤーズカード)のおすすめを、全12種類のANA公式確定値で比較した結論を再掲します。
- 基準はSFCゴールドのJCB/VISA/Master(16,500円)。年間決済300万円の試算で収支トップ、家族3人でも41,250円と一般を除けば最安。
- ANAグループ利用が年間176万円を超えるならアメリカン・エキスプレス・ゴールド(42,900円)。ただし2026年9月2日以降の申込分に改定情報があるため、条件をアメリカン・エキスプレス公式で確認。
- 家族が多く、プレミアム特典も使うならJCBプレミアム(77,000円・家族4,400円)。マイルだけで年会費差を回収するには年間約1,078万円の決済が必要。
- 年会費最小はANA JCB SFC一般の1マイルコース(11,275円)。年間決済100万円未満の人向け。
- 2028年4月の制度変更(年間決済300万円でSFC PLUS/LITE区分)は詳細が2026年9月末までに再案内予定。申込前に最新の告知を確認。
次の行動としては、すでにプラチナ(事前サービスを含む)以上の人はANA公式のスーパーフライヤーズカードページから入会・切り替え案内に進んでください。まだ修行中の人は、SFCが用意されているブランド・グレードのANAカードを用意し、事前サービスの開始後に切り替える計画を立てましょう。
▶ ANA公式サイトでスーパーフライヤーズカードの申込案内を確認する
この記事の情報源
本記事の数値・条件は、SEIMEIメディア編集部が以下の公式ページを2026年9月2日時点で確認したものです。

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